定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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最新号

Yano E plus 2016年11月号(No.104)

 トピックス 

《次世代市場トレンド》
多孔質金属市場
~ポーラスであることをメリットに転化 新しい素材として大きく成長する可能性を秘める

多孔質金属とは・・・
ほとんどの金属材料は、基本的に緻密構造であることによって、強度をはじめとする種々の特性を得ている。

ただ、鋳造などで製造された金属には巣ができることがあり、形成された巣は、強度劣化の原因となる。また、焼結金属は、粉末を成形した後に焼結する粉末冶金法で得られるが通常ある程度の空隙の存在は避けられず、空隙が多くなるほど低強度となる。こうした巨視的な気孔は、金属材料にとってネガティブな要因と認識されている。

一方、多孔質金属は、意図的に気孔が存在することを特徴とする金属材料である。金属材料が材質ごとに持っている独自の特性と、多孔質であることに伴うさまざまな特徴を併せ持つ新たなタイプの金属材料といえる。

含油軸受などは、そうした多孔質金属の特徴を活かしたアプリケーションの一例として古くから存在しているが、最近ではそれ以外にもさまざまな材質でかつ、さまざまな方法で、多孔質金属を得ることができるようになってきている。

そうして得られた多孔質金属は、金属材質の種類と気孔の形態等によって、異なる機能を発現するため電極材料、フィルター、放熱部品など幅広い分野での利用が期待されている。

 内容目次 

《RFID関連シリーズ》
●RFIDタグの利用動向(1)アパレル関連市場編 (3~26ページ)
  ~「異常な伸び方」と表する声も出るほど需要急増
    関連ベンダーは急ピッチの生産設備増強&フル稼働状態が続く~

  1.はじめに
  1-1.アパレル業界向けRFIDの利用形態
  【表1.アパレル業界におけるRFIDの主な利用効果】
  1-2.アパレル用ICタグの供給ルート
  (1)ICタグの封止型とシール型
  【表2.アパレル用ICタグの3タイプ】
  (2)副資材ベンダーとソースタギングへの対応
  【表3.ICタグ事業に注力している日系副資材ベンダー】
  2.アパレル用ICタグの市場動向
  2-1.ザラやユニクロでも導入を開始
  【表4.国内でRFIDを導入した主なアパレル企業】
  2-2.1~2年後に10億枚を突破する可能性
  【図・表1.アパレル向けICタグの国内市場規模予測(数量:2015-2020年度予測)】
  【図・表2.アパレル向けICタグの国内市場規模予測(金額:2015-2020年度予測)】
  【図・表3.アパレル向けICタグの平均単価の国内市場推移・予測
  (金額:2015-2020年度予測)】
  2-3.タイプ別動向とベンダーシェア
  【図・表4.封止型とシール型の国内市場数量比較(2016年度見込)】
  【図・表5.アパレル向けICタグの国内ベンダーシェア(2015-2016年度見込)】
  3.注目企業・機関の最新動向
  3-1.アパレル副資材 / 関連システムベンダー
  (1)株式会社チェックポイントシステムジャパン
  【図1.物流センター向けRFIDトンネルソリューション】
  (2)テンタック株式会社
  【図2.オリジナルプリンターと封止型タグの事例】
  (3)ナクシス株式会社
  【図3.折り畳み式の物流用通い箱(EcoBizBox)】
  (4)株式会社パワーエッジ
  【図4.「FlagShip」によるRFID対応PC-レジシステム(概念図)】
  (5)東京吉岡株式会社
  【図5.ブランドタグ封止型ICタグの事例】
  3-2.関連機関の取り組み
  (1)一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会
  (2)一般財団法人流通システム開発センター

《注目市場フォーカス》
●高機能断熱セラミック材市場 (27~39ページ)
  ~“イニシャル”を“ランニング”で吸収するビジネスモデルを構築
    認知度の向上に伴い市場は増加基調に~

  1.高機能断熱セラミック材とは
  2.市場構造と市場規模推移
  【図・表1.高機能断熱セラミック材国内市場規模推移(金額:2011年-2015年)】
  【図・表2.高機能断熱セラミック材国内需要分野別シェア(金額:2015年)】
  3.主要企業動向
  3-1.株式会社日進産業
  3-2.株式会社日進中部
  【図1.ガイナ塗膜拡大図(断面)】
  【表1.2014年度施工施設別ガイナ案件数(日進産業全体)】
  3-3.有限会社ウエダアルファ
  【表2.有限会社ウエダアルファ企業概要】
  3-4.有限会社トーユウ
  【表3.有限会社トーユウ企業概要】
  3-5.日本中央研究所株式会社
  3-6.株式会社オンテックス
  3-7.日本特殊塗料株式会社
  4.今後の市場動向
  【図・表3.高機能断熱セラミック材国内市場規模予測(金額:2016- 2020年予測)】
  【図・表4.高機能断熱セラミック材国内需要分野別シェア(2020年予測)】

《次世代市場トレンド》
●IoTと産業用ネットワークの動向(1) (40~47ページ)
  ~「スマート+つながる工場」の実現に向け本格的な前進も
    イメージ先行のこの領域に今までにない選択と方向性を示す~

  1.動き出したオムロンとトヨタ自動車
  2.産業用ネットワーク
  2-1.産業用Ethernetとフィールドバスとは?
  3.主要な産業用Ethernet
  3-1.Ethernet/IP
  (1)Ethernet/IPとは
  (2)配置、配線
  (3)Ethernet/IPの特徴
  3-2.PROFINET
  (1)PROFINETとは
  (2)配置、配線
  (3)PROFINETの特徴
  3-3.EtherCAT/EtherCAT P
  (1)EtherCAT/EtherCAT Pとは
  (2)配置、配線
  (3)EtherCAT/EtherCAT Pの特徴
  3-4.Ethernet POWERLINK
  (1)Ethernet POWERLINKとは
  (2)配置、配線
  (3)Ethernet POWERLINKの特徴
  3-5.FL-net
  (1)FL-netとは
  (2)配置、配線
  (3)FL-netの特徴

●多孔質金属市場 (48~68ページ)
  ~ポーラスであることをメリットに転化
    新しい素材として大きく成長する可能性を秘める~

  1.多孔質金属とは
  2.多孔質金属の製造方法
  2-1.焼結法
  2-2.発泡法
  2-3.繊維法
  2-4.3Dプリンティング法
  3.多孔質金属の用途
  3-1.軸受材料
  3-2.構造材料
  3-3.触媒担体材料
  3-4.電極材料
  3-5.フィルター材料
  3-6.放熱材料
  3-7.その他材料
  4.多孔質金属の市場規模
  【図・表1.多孔質金属の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2014-2019年予測)】
  【図・表2.多孔質金属の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2014-2019年予測)】
  5.多孔質金属のシェア
  【図・表3.多孔質金属の国内市場における企業シェア(2015年)】
  6.多孔質金属にかかわる企業・団体の取組動向
  6-1.株式会社インテリューション
  6-2.国立大学法人大阪大学
  6-3.太盛工業株式会社
  6-4.国立大学法人香川大学
  6-5.株式会社クボタ
  6-6.国立大学法人群馬大学
  6-7.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  6-8.公立大学法人首都大学東京
  6-9.住友電気工業株式会社
  6-10.国立大学法人電気通信大学
  【図1.多孔質金属を用いた試験片の概略図】
  【図2.多孔質金属を用いた流路の構成図】
  6-11.東邦チタニウム株式会社
  6-12.国立大学法人東北大学
  6-13.国立大学法人名古屋大学
  6-14.株式会社日工テクノ
  【図3.各種金属繊維の外観(左からチタン、黄銅、アルミ、銅、ステンレス)】
  【図4.繊維断面の拡大写真】
  【図5.日工テクノの金属繊維から作られた製品例】
  6-15.日立化成株式会社
  【図6.日立化成が開発したポーラス金属のSEM写真】
  6-16.ポーライト株式会社
  6-17.三菱マテリアル株式会社
  6-18.ロータスアロイ株式会社
  7.多孔質金属の展望

●空間投影ディスプレイ技術動向 (69~90ページ)
  ~自動運転車が意志表示するための手段として活用する構想が急浮上!~

  1.Dディスプレイと空間投影ディスプレイ
  【図1.ディスプレイの位置関係による違いを模式的に示した図】
  2.自動運転車への空間投影ディスプレイ活用
  3.空間投影ディスプレイの典型的な技術例
  3-1.ホログラフィー技術
  3-2.レーザー照射技術
  3-3.透明プレート型空間投影技術
  3-4.再帰性投影技術
  4.空間投影ディスプレイの応用分野
  4-1.エンターテインメント
  4-2.表示機能
  4-3.自動車のディスプレイ
  5.空間投影ディスプレイの市場規模
  【図・表1.空間投影ディスプレイの国内およびWW市場規模予測(金額:2020-2040年予測)】
  【図・表2.空間投影ディスプレイの分野別国内市場規模予測(金額:2020-2040年予測)】
  6.空間投影ディスプレイにかかわる企業・団体の取組動向
  6-1.株式会社アスカネット
  6-2.有限会社石川光学造形研究所
  6-3.国立大学法人宇都宮大学
  【図2.AIRRの原理を示した模式図】
  【図3.3D空間に実像を形成する空間表示】
  【図4.触ると暖かいサーマル3Dディスプレイ】
  6-4.公立大学法人大阪市立大学
  6-5.オムロン株式会社
  6-6.学校法人慶應義塾大学
  6-7.国立研究開発法人産業技術総合研究所
  6-8.国立研究開発法人情報通信研究機構
  6-9.大日本印刷株式会社
  6-10.国立大学法人筑波大学
  6-11.国立大学法人電気通信大学
  6-12.国立大学法人東京工業大学
  6-13.国立大学法人東京大学
  【図5.テーブルトップシステムの仕組みを示した模式図】
  【図6.テーブル面上の水平映像の上に直立した空間像を表示した写真】
  【図7.実物体の上を空間映像が影を落としながら飛び回る様子を示した写真】
  6-14.株式会社バートン
  【図8.車載した「Aerial 3D display」の実演場面】
  【図9.デスクトップ型高精細3Dディスプレイ「Super Real Vision」】
  6-15.三菱電機株式会社
  7.空間投影ディスプレイは、そう遠くない将来に社会のスタンダードになる!

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (91ページ)