定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。
年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント
年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。
Yano E plus に対するご意見
『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。
最新号
Yano E plus 2017年8月号(No.113)
トピックス
《次世代市場トレンド》
IoTモデルとセキュリティ動向
音声通話からデータ通信へ
2008年頃から、欧州の通信業界で「ホッケーステック・カーブ」というキーワードが語られるようになった。
音声通話主体の時代においてデータ通信需要が急増する変化が起きて設備の費用負担をまかなえなくなる方向になるが、当時は従価制が標準な課金方法だったので、トラフィックの増加に伴う費用負担は利用者からの収入で十分にまかなえていた。
しかし、データ通信の割合が増えトラフィックの増加と収入が乖離し、費用をまかなうには十分ではない状況が起こり始めた。この乖離が外向きに握った2本のホッケーステックのように見えるため、そのような名前がついたものである。付加価値の少ない既存の通信網は、激しい競争とともにコモディティ化し、やがて損益分岐点を下回る採算性の低いサービスになってしまう。
※この傾向については様々な議論があるが、直接人が介在しないIoTに対して、(受益者が)コストを負担しなくなる、という説明は説得力がある。
これに対する対策は設備維持費の適正化、メンテナンス業務のアウトソーシング化など、各社の事業の中で対応することが求められるが、最も有効な手段は通信の4G・5G化で、これにより劇的にトラフィック量を確保できることになる。そのように世界の通信キャリア各社は、次世代通信網の確保が危急の課題となっている。
内容目次
《産業用センサーシリーズ》
●産業用センサーの動向 内界用①:回転変位センサー市場 (3~30ページ)
~ロータリーエンコーダーの新方式や高CP品、
多機能型などの注目製品が登場し、さらに需要が拡がる見通し~
1.はじめに
1-1.回転変位センサーの種類
【表1.変位センサー(直線変位/回転変位)の種類】
1-2.主な回転変位センサーの特徴
(1)ポテンショメーター
【図1.接触式ポテンショメーターの構造(導電性樹脂型の製品事例)】
(2)非接触式角度センサー
【表2.ポテンショメーター/非接触式角度センサーの利用分野】
(3)ロータリーエンコーダー
【図2.ロータリーエンコーダーの構造(光学式インクリメンタル形)】
2.回転変位センサーの市場動向
2-1.接触式・非接触式角度センサーの現状と見通し
(1)国内の市場規模推移・予測
【図・表1.国内のポテンショメーター関連市場の内訳(2016年度)】
【図・表2.産業用ポテンショメーター関連国内市場の推移・予測
(金額:2016-2021年度予測)】
(2)利用分野とタイプ別動向
【図・表3.産業用・業務用角度センサーの国内利用分野(金額:2016年度)】
2-2.ロータリーエンコーダーの現状と見通し
(1)総需要と外販市場
【図・表4.ロータリーエンコーダーの総需に占めるサーボモーター用の比率(数量:2016年)】
【図・表5.ACサーボ用ロータリーエンコーダーの内製品比率(数量:2016年)】
【図・表6.ロータリーエンコーダーの総需に占める外販品比率(数量:2016年)】
(2)外販市場の構造
【図・表7.ロータリーエンコーダーの外販品市場の構造(数量:2016年)】
【図・表8.ロータリーエンコーダーの外販品市場の構造(金額:2016年)】
【表3.ロータリーエンコーダー参入企業(日系/欧米系)】
(3)「中~高価格品」の市場規模と利用分野
【図・表9.外販用ロータリーエンコーダーの市場規模推移・予測(金額:2016-2021年予測)】
【図・表10.「中~高価格帯」ロータリーエンコーダーの利用分野】
3.注目企業の最新動向
3-1.TURCK(ターク)Group
【図3.TURCKの電磁結合式ロータリーエンコーダー(QR24シリーズ)】
3-2.ハイデンハイン株式会社
3-3.ボーンズ株式会社(Bourns Inc.)
【図4.Bournsの回転変位センサー(製品事例)】
3-4.日本電産コパル株式会社
【図5.ジョイスティックエンコーダーCJ25の機能】
3-5.宝商株式会社
【図6.ハネウェルの非接触型ホール効果ポテンショメーター】
3-6.株式会社緑測器
【図7.緑測器の「Orange Pot」の製品事例】
【図8.緑測器のロータリーエンコーダー(製品事例)】
《注目市場フォーカス》
●真空蒸着装置市場 (31~40ページ)
~スマートフォン、有機EL市場拡大を追い風に順調に推移~
1.真空蒸着装置とは
2.業界動向と市場規模推移
【図・表1.真空蒸着装置市場国内メーカー出荷規模推移(金額:2013年-2016年)】
【図・表2.真空蒸着装置市場国内メーカー出荷分野別シェア(金額:2016年)】
3.参入メーカー動向及び真空工業会見解
3-1.日本真空工業会
3-2.株式会社アルバック
3-3.株式会社昭和真空
3-4.株式会社シンクロン
3-5.キヤノントッキ株式会社
4.今後の市場動向
【図・表3.真空蒸着装置市場国内メーカー出荷規模予測(金額:2017年-2020年予測)】
【図・表4.真空蒸着装置市場国内メーカー出荷分野別シェア(金額:2020年予測)】
●小型・精密減速機市場 (41~61ページ)
~小型・軽量の次世代ロボットがより身近な存在としてクローズアップ
ロボット用をはじめとする需要拡大が見込まれる!~
1.小型・精密減速機とは
2.小型・精密減速機のタイプ
2-1.遊星歯車減速機
2-2.ウォーム減速機
2-3.ハーモニックドライブ®
2-4.サイクロ減速機
3.小型・精密減速機の市場規模推移と予測
【図・表1.小型・精密減速機の国内およびWW市場規模推移と予測
(金額:2015-2020年予測)】
【図・表2.小型・精密減速機の分野別国内市場規模推移と予測(金額:2015-2020年予測)】
4.小型・精密減速機の市場シェア
【図・表3.小型・精密減速機の国内市場における企業シェア(金額:2016年)】
5.小型・精密減速機に関する企業・団体の取組動向
5-1.アペックスダイナミックスジャパン株式会社
5-2.ヴィッテンシュタイン株式会社
5-3.国立大学法人大阪大学
5-4.加茂精工株式会社
5-5.坂西精機株式会社
5-6.株式会社三共製作所
【図1.「ローラドライブ」の構造】
【図2.「ライナーユニット」の構造】
5-7.株式会社庄司歯車エンジニアリング
5-8.株式会社伸好舎
5-9.住友重機械工業株式会社
5-10.国立大学法人東京工業大学
【図3.開発した小型・静粛減速機の原理と対応する部品を示した模式図】
5-11.国立大学法人東京大学
5-12.ナブテスコ株式会社
5-13.株式会社ニッセイ
【図4.サーボモーター用高精度減速機(直交軸タイプ)の外観】
5-14.日本電産シンポ株式会社
5-15.株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ
5-16.株式会社前田精密製作所
5-17.株式会社マキシンコー
5-18.マテックス株式会社
5-19.株式会社ミューラボ
5-20.国立大学法人横浜国立大学
【図5.ロボット用複合遊星歯車減速機の構造】
6.小型・精密減速機の将来見通し
《次世代市場トレンド》
●先進硬質材料技術動向 (62~82ページ)
~従来は硬さと強さがトレードオフ、開発されたバインダーレス
&ナノ多結晶硬質材料は新たな地平を切り拓きつつある!~
1.硬質材料とは
2.先進硬質材料の典型事例
2-1.結晶粒の微細化
2-2.結晶の相変態
2-3.バインダーレス化
3.硬質材料の市場規模推移と予測
【図・表1.硬質材料の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2015-2020年予測)】
【図・表2.硬質材料の種類別国内市場規模推移と予測(金額:2015-2020年予測)】
4.硬質材料の市場シェア
【図・表3.硬質材料の国内市場における企業シェア(金額:2016年)】
5.先進硬質材料に係わる企業・団体の取組動向
5-1.株式会社アライドマテリアル
5-2.国立大学法人愛媛大学
5-3.鋼鈑工業株式会社
【図1.硬質材料「KH」の焼結プロセスを示す模式図】
5-4.住友電気工業株式会社
5-5.ダイジェット工業株式会社
5-6.国立大学法人東京工業大学
【図2.スピネル型Si3N4の外観とTEM写真】
【図3.ビッカース硬度と破壊靱性の関係】
【図4.二酸化ケイ素の結晶構造】
5-7.国立大学法人東京大学
5-8.日本タングステン株式会社
5-9.冨士ダイス株式会社
【表1.ナノ微粒WC-M2C焼結体「TJS01」の特性値】
【図5.ナノ微粒WC-M2C焼結体「TJS01」の組織写真】
5-10.国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
5-11.三菱マテリアル株式会社
5-12.学校法人立命館大学
6.先進硬質材料は、硬質材料市場全体の底上げとなる!
●IoTモデルとセキュリティ動向(1) (83~91ページ)
~日本が最先端で牽引するIoTセキュリティ分野の動向~
1.通信ビジネスの動きとIoT
1-1.音声通話からデータ通信へ
【図1.ホッケーステック・カーブ】
1-2.LPWAは市場の要求に応える仕組み
1-3.顕在化したIoTのセキュリティ問題
1-4.実際の感染事例
2.IoTのセキュリティ
2-1.IoTのモデルとその脅威
【図2.IoTのモデル:CPS)】
《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3 予想 (92ページ)