2014年版 農薬産業白書
本調査レポートでは、農薬市場の需要分野別市場動向(農耕地、非農耕地、家庭園芸等の需要分野毎に種類別市場構成比、需要動向等)、及び種類別市場動向(殺虫剤、殺菌剤、殺虫・殺菌剤、除草剤の種類別市場における需要分野別市場構成比、参入企業動向等)を調査。また、2014年版では、近年、多くのITベンダーからのシステム提案がなされてきているICTを取り入れた新しい農業についても特集。こうした新しい営農経営スタイルは農薬業界にも無関係ではありません。農薬メーカー各社が展開する総合ソリューションビジネス動向と併せ、今後の農薬事業戦略検討への資料提供を目的として企画いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:農薬市場参入企業の農薬事業の方向性と企業戦略、及び取扱商品の動向を調査・分析することにより、農薬市場を展望することを目的として実施した。
調査対象製品:農薬[原体、製剤](殺虫剤、殺菌剤、殺虫・殺菌剤、除草剤、微生物・生物農薬、他)
調査対象先:農薬市場参入企業(国内農薬原体・製剤メーカー、外資系メーカー・商社)/農薬関連業界団体・官公庁、他
調査方法:直接面接取材、及び電話及びアンケート調査を実施。
調査期間:2014年4月~2014年6月
- 特集掲載「注目されるICTを活用した新しい農業」
- 法人営農増加で従来の営業・流通は行き詰まり感
- 厳しさ続く国内市場を背景に各社アジアマーケットに注力
- 各社取組が進む家庭菜園向け商品の充実
- 農家ニーズを掴み普及拡大する「省力化薬剤」
- セグメント別営業力強化に取組む外資系メーカー動向
- 原体・製剤、農・非農耕地等、総合農薬メーカー戦略
- 需要分野(農・非農・家庭)別の種類別農薬構成比
- 種類別農薬の需要分野市場構成比を掲載
- 需要分野別・種類別農薬市場規模・市場予測
- 参入企業の農薬事業戦略分析(国内外・生産・流通他)
- 有力農薬市場参入28社の詳細個別企業動向
第Ⅰ章 農薬マーケットの関連動向
第Ⅱ章 マーケットの現状分析と展望
第Ⅲ章 有力農薬メーカーの事業戦略分析
第Ⅳ章 <特集> 注目されるICTを活用した新しい農業
第Ⅴ章 有力農薬メーカーの個別実態(28社)
■掲載内容
調査資料のポイント
1.農薬市場概況(農薬の総市場規模推移:2009~2013年度)
2.企業動向
(1)国内向け農薬製剤市場におけるメーカーシェア(2013年度)
(2)国内農薬メーカー動向
①国内原体メーカー動向
②国内製剤メーカー動向
③外資系メーカーの国内展開動向
3.農薬市場の課題と展望
(1)農薬の市場拡大要因と阻害要因
(2)国内原体・製剤市場の市場規模予測
第Ⅰ章 農薬マーケットの関連動向
1.ICTを活用した農業の新しい方向性 ~目指すべき農業ICT活用と懸念~
2.拡大する法人営農の展望 ~農業就業構造の変化と法人営農の拡大~
(1)農業就業人口の推移(2003~2013年)~農業就業人口の61.8%が65歳以上~
(2)組織形態別農業生産法人数の推移(2001~2013年)
~農業生産法人数は13,000法人を突破~
(3)主要生産作物別農業生産法人数の推移(2005~2013年)
~米・麦作&そ菜業種で2005年対比2.5倍以上の大幅増加~
3.各社が注力する海外マーケット ~自社剤のグローバルな普及を目指して~
4.普及拡大する水稲育苗用播種同時箱処理剤 ~生産者の更なる省力化ニーズに対応~
5.水稲用除草剤の変遷と市場動向 ~大型剤の相次ぐ上市により市場は活性化~
6.定着化するか、水稲直播栽培 ~高齢化による省力化と低コスト化ニーズにより拡大傾向~
7.急成長する家庭菜園市場 ~家庭用農薬マーケットへの追い風~
(1)家庭菜園市場が好調な背景
(2)貸し農園・市民農園の状況
(3)家庭菜園向け野菜苗の動向
(4)家庭菜園市場において、拡大する接木苗の動向
(5)家庭菜園関連事業に新規参入した企業の動向
8.注目研究動向 ~収量増加への技術開発と食料問題解決への総合的な貢献を指向~
(1)注目研究領域
(2)カルタヘナ法に基づく第一種使用規定が承認された遺伝子組換え農作物一覧
9.農薬各社のユーザーとのリレーション強化策~農家の生の声(ニーズ)を製剤化・事業戦略に反映~
第Ⅱ章 マーケットの現状分析と展望
1.農薬の市場規模推移
(1)総市場規模推移(2009~2013年度)
(2)総市場構成比(2013年度)
(3)農薬原体市場規模推移(2009~2013年度)
①原体市場規模推移(2009~2013年度)
②輸入原体・製剤市場規模推移(2009~2013年度)
(4)農薬製剤市場規模推移(2009~2013年度)
2.農薬メーカーシェア(2013年度)
(1)農薬原体市場(2013年度)
①原体市場構成比(国内/輸出)
②国内原体市場(2013年度)
③輸出原体市場(2013年度)
(2)農薬製剤市場(2013年度)
3.参入企業動向
(1)国内原体メーカー動向
(2)国内製剤メーカー動向
(3)外資系メーカーの国内展開動向
(4)微生物・生物農薬メーカー動向
※微生物・生物農薬登録・出荷状況一覧
(生物農薬殺虫剤/BT剤/生物農薬殺菌剤/生物農薬除草剤/合成フェロモン剤)
4.注目流通チャネル動向 ~ホームセンター業界の動向と有力企業~
(1)ホームセンター業界の概況
(2)ホームセンター業界の展望と農業資材扱い上の課題
5.農薬メーカーの提携関係・合弁事業
6.需要分野別市場動向
(1)農耕地分野
①市場概況(農作物の作付面積推移:2007~2012年)
②市場規模推移(2009~2013年度)
(2)非農耕地分野
①市場概況(種類別市場構成比:2013年度)
②市場規模推移(2009~2013年度)
(3)家庭園芸分野
①市場概況(種類別市場構成比:2013年度)
②市場規模推移(2009~2013年度)
7.種類別市場分析
(1)殺虫剤
①市場概況(需要分野別市場構成比:2013年度)
②参入企業動向とメーカーシェア(2013年度)
③市場規模推移(2009~2013年度)と市場見通し
(2)殺菌剤
①市場概況(需要分野別市場構成比:2013年度)
②参入企業動向とメーカーシェア(2013年度)
③市場規模推移(2009~2013年度)と市場見通し
(3)殺虫・殺菌剤
①市場概況(需要分野別市場構成比:2013年度)
②参入企業動向とメーカーシェア(2013年度)
③市場規模推移(2009~2013年度)と市場見通し
(4)除草剤
①市場概況(需要分野別市場構成比:2013年度)
②参入企業動向とメーカーシェア(2013年度)
③市場規模推移(2009~2013年度)と市場見通し
8.微生物・生物農薬市場
(1)市場概要
(2)参入企業動向とメーカーシェア(2013年度)
(3)市場規模推移(2009~2013年度)と市場見通し
9.農薬の市場拡大要因と阻害要因
10.農薬市場の市場規模予測(2014~2022年度)
(1)国内原体・製剤市場
(2)需要分野別市場
(3)種類別市場
(4)微生物・生物農薬市場
第Ⅲ章 有力農薬メーカーの事業戦略分析
1.国内戦略
2.海外戦略
3.新製品と開発動向
4.生産・商品仕入れ体制
5.流通・販売対策
6.現状の問題点と課題
7.今後の事業戦略
第Ⅳ章 <特集> 注目されるICTを活用した新しい農業
1.農業ICTの市場概況
(1)農業分野にICTソリューションが増えている背景
(2)農家におけるICTの利用動向(農林水産省の調査より)
(3)農業ICTの主な導入事例
2.農業ICTソリューションを展開している主な企業の取組み内容
3.農業ICT関連製品・技術関連の動向
4.農業ICTの課題・問題点
5.農業ICT事業の今後の方向性
6.農業ICT市場の今後の方向性
第Ⅴ章 有力農薬メーカーの個別実態(28社)
<国内農薬メーカー(21社)>
アグロカネショウ
~茨城工場の新規開設と生産拠点のリスク分散により生産・研究開発体制の再構築を図る~
エス・ディー・エスバイオテック
~インド「Ramcides社」買収による海外展開力の強化と特色ある「原体」「製剤」の開発~
OATアグリオ
~バイオスティミュラント等の新たなる食糧増産技術(アグリテクノロジー)の開発を目指す~
協友アグリ
~「農・人・環境のハーモニーを奏でる」をテーマとして市場ニーズに適合した製品戦略を展開する~
クミアイ化学工業
~「ピリミスルファン」等、同社オンリーワン技術による安全で環境負荷の少ない農薬開発に注力~
クレハ
~「メトコナゾール」と「イプコナゾール」の世界展開により、農薬事業の更なる強化・拡大を進める~
サンケイ化学
~ニッチマーケットや地域密着型の製品開発と普及活動により、キメの細かい農業支援活動を推進~
信越化学工業
~生態系のバランスを回復させる総合防除(IPM)として、今後もフェロモン剤の普及拡大に注力~
住友化学
~海外販路拡充と「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを積極的に展開~
住化グリーン
~ゴルフ場、森林等非農耕地分野における「緑による潤いのある環境づくり」に貢献~
ニッソーグリーン
~日本曹達商品を中心に緑化分野でのニーズに合致した農薬・資材を提供して環境緑化に貢献~
日本化薬
~オンリーワン技術を集積し、世界になくてはならない付加価値の高いアグロ関連製品の開発推進~
日産化学工業
~「アルテア」を新たな基幹薬剤として、「ラウンドアップ」と共に除草剤分野での市場優位性の向上~
日本曹達
~技術指向型の特色ある化学会社として、独創的な高機能高付加価値製品の市場への提供~
日本農薬
~「研究開発型企業」として技術革新を進め、安全で環境に配慮した製品の創出と価値創造を図る~
フマキラー
~「日用品質」のスローガンの下、顧客ニーズに応える自然派、安全性志向の園芸関連商品を提供~
北興化学工業
~「安全・省力・長く効く」をコンセプトに自社開発新規除草剤「イプフェンカルバゾン剤」の普及推進~
保土谷アグロテック
~保土谷化学グループのシナジー効果の実現と事業強化~
丸和バイオケミカル
~現場重視の商品開発と技術提案によって、豊かな実りをサポートし、自然環境の保全に貢献~
三井化学アグロ
~「明日の農を支える力でありたい」の考え方の下、安全性高く環境に優しい独自開発薬剤の供給~
Meiji Seika ファルマ
~「オリゼメート」「ザクサ」を軸に新規自社開発品目での事業拡大を目指す~
<外資系メーカー・商社(7社)>
アリスタライフサイエンス
~バイオスティミュレーション等のIPMの上位手法である「総合的作物管理体系」の推進~
シンジェンタ ジャパン
~農薬・種苗事業を統合し、総合ソリューション提案に注力~
住商アグロインターナショナル
~「農」「生活環境」「癒し」のフィールドに専門特化したグローバルで高付加価値なビジネス展開~
デュポン
~「リナキシピル」「サイアジピル」等新剤の市場投入と迅速な展開により価値最大化を図る~
ナガセサンバイオ
~ナガセグループ再編による新体制の下、食の安全・安心に貢献するビジネスソリューションの提供~
バイエル クロップサイエンス
~革新的な新規作物保護製品の開発を続け、世界規模での農業生産性向上を支援~
丸紅
~ガビロン社買収等の強力な販売バリューチェーン構築によるグローバルなアグリビジネスの拡大~
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