2018年版 臨床検査センター経営総鑑
本調査レポートは受託臨床検査市場の実態を、主要企業・中堅企業の決算状況、最新経営動向を踏まえ調査、分析いたしました。とくに大手企業による系列化などがポイントになる業界であり、本トレンドを詳細に捉えております。また、検体検査のアウトソーシング視点のみならず、予防医療、個別化医療分野を支える中核サービス業としての今後の事業方向性を探求、成長の道筋を示しました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的
受託臨床検査は、医療機関等で行う検体検査(血液、尿、組織などの検査)を受託代行するサービス。
事業者が開設した検査センター等に検体を運び、検査を実施するタイプと病院内にある検査設備を活用して行う院内対応型に大別される。
受託臨床検査に関する市場動向、主要参入企業動向などを調査し当該業界の現状および将来性を明らかにすることを目的とする。
大手企業による系列化、再編が進展しており、同グループ化変遷、事業戦略などの調査にも重点をおいている。
調査対象:受託臨床検査事業
調査対象企業数:国内の受託臨床検査事業者約300社、個別表掲載は79社、原稿掲載は6社
対象エリア:日本
調査方法:直接面接取材、対象企業等への郵送アンケート調査、文献調査、その他データ収集
調査期間:2018年5月~2018年7月
- 受託臨床検査の市場規模推移・予測
- 主要企業の業界ポジショニング、市場シェア
- 大手グループによる系列化動向、事業戦略
- 主要6社の受託臨床検査事業の概要と将来展望
- 中堅センターを含めた事業者(79件)の実態個別表を作成
- 受託臨床検査事業者ディレクトリ(全国300件)。医師会系臨床検査センター、病理専門施設なども掲載
第1章 受託臨床検査市場の実態と展望
第2章 大手臨床検査センターの展望と戦略
第3章 全国臨床検査センター調査個表
第4章 関連分析資料
調査結果のポイント
第1章 受託臨床検査市場の実態と展望
・市場規模は微増推移
(図表)受託臨床検査の市場規模推移(2006年度~2017年度)
(図表)国民医療費と検体検査市場の推移(1991年度~2016年度)
・一般診療所の開設数は比較的堅調
(図表)年齢層別の人口推移(平成2年~平成27年)
(図表)一般診療所数の推移(2004年~2016年)
(図表) SRL、BMLにおける院内検査(ブランチ/FMS)事業 売上の推移
(表)大学病院における院内検査型委託の一例
・国内市場は上位2社のシェアが拮抗
(表)受託臨床検査事業の売上上位ランキングおよびシェア(2017年度)
(図)2017年度 受託臨床検査市場における企業シェア
・医師会センターとのタイアップなどが進展
(表)5ヵ所以上の拠点をもつ主な臨床検査センター
(図表)株式公開4社の受託臨床検査事業売上推移(2011年度~2017年度)
(図表)株式公開4社の受託臨床検査事業、その他事業売上比較(2017年度)
・2020年以降、首都圏市場の力関係などは注目ポイントに
(図表)主な病理検査受託企業の売上推移
(表)大手検査センターにおける受託臨床検査事業に関する主なM&A、
企業再編の流れ(1998年~2018年)
(表)ISO 15189の認定取得をしている主な臨床検査センター
(表)受託実績が高いと見られる医師会等運営の主要臨床検査センター
(表)医師会系施設と受託臨床検査企業の提携、受託、協業事例など
(表)主要受託臨床検査事業者の2014年度~2016年度 売上推移(2016年度売上順、50社)
(表)主要受託臨床検査事業者の2014年度~2016年度 売上推移(管理№順、50社)
(表)都道府県別衛生検査所数の推移(1996年~2018年)
(図)衛生検査所数の推移(全国)
(表)経営主体別の衛生検査所数推移(2014年~2018年)
(表)従事者数別の衛生検査所数推移(2014年~2018年)
(表)登録検査業務別の衛生検査所数推移(2014年~2018年)
(表)大手臨床検査センターの主な関係会社、子会社など
(表)主要臨床検査センターにおける主なブランチラボ施設
(表)受託臨床検査事業者のグループ状況、特徴など
第2章 大手臨床検査センターの展望と戦略
(1)(株)エスアールエル
・札幌臨床との業務資本提携による協業化を検討
・(図表)みらかグループ(連結)の受託臨床検査事業 院外・院内別売上推移
・(表)みらかグループ(連結)事業分野別業績の概況
・(図)みらかグループの事業分野別営業利益推移
・総事業費750億円の新セントラルラボは2020年竣工予定
・(図)みらかグループ 受託臨床検査事業の環境認識と取り組み
・(表)みらかホールディングス(SRLグループ)新セントラルラボラトリー概要
・(図表)SRLグループのブランチラボ(FMS含む)受託施設数、売上推移
・2017年11月、米MLSを売却
・(表)エスアールエルにおける企業発足、連携、M&A等の主な事例
(2)(株)LSIメディエンス
・臨床検査、診断薬、創薬支援の3つの事業本部で構成
・(図)グループ内でのLSIメディエンスの位置づけ
・(図表)LSIメディエンスの売上高、利益高推移
・(表)LSIメディエンスの関連会社
・(図)つくば臨床検査教育・研究センター事業スキーム図
・(表)LSIメディエンスの沿革
・(表)LSIメディエンスの主な事業内容
・2017年、フィリピンのメディ・リンクス ラボを稼動
・(表)LSIメディエンスの登録衛生検査所
・(図)LSIメディエンス組織概略
(3)(株)江東微生物研究所
・総合南東北病院グループとは信頼関係を構築
・2017年、最高益を更新
・(表)総合ラボおよび地域ラボ
・(図表)江東微生物研究所 業績推移(2007年~2017年)
・各種医療サービスのコーディネートなども視野に
・(図)微研グループの主な企業
(4)(株)ビー・エム・エル
・グループ企業戦略が奏功
・(図)QOLセントラルラボラトリーズ(QCL)の位置づけ
・(表)BML連結対象子会社一覧
・(図表)BML臨床検査事業の検査区分別売上推移(連結)
・2017年10月に名古屋ラボを移転拡張
・(図表)BMLにおけるFMS・ブランチラボの売上、施設数推移
・(表)ビー・エム・エルの沿革
・中期経営計画においてもアライアンス強化などを掲げる
・(表)BMLの業績推移(2007年度~2017年度)
・(図)BML売上高、臨床検査事業売上推移
(5)(株)ファルコホールディングス
・臨床検査と調剤が2大事業
・(図表)ファルコホールディングス連結売上高推移
・(図表)旧ファルコバイオシステムズの業績推移(単体、連結)
・(図表)旧ファルコバイオシステムズ 2事業部門別の売上推移(連結)
・大阪、名古屋などの都市部営業を強化
・(表)ファルコホールディングスの連結子会社概要
・システム系ではODKソリューションズと連携
・(表)旧ファルコバイオシステムズ、ファルコホールディングス
子会社等の発足、再編に関する変遷、沿革
・(図表)ファルコHD HBOC遺伝子検査の受託契約施設数推移
(6)(株)保健科学研究所
・特殊検査領域の拡充なども意識
・保健科学グループ内調剤薬局事業は富士薬品系企業に譲渡
・(表)保健科学研究所 登録衛生検査所一覧
第3章 全国臨床検査センター調査個表
企業個別表における掲載内容
・企業概要、業績推移(2015年~2017年)
・検査薬の主要仕入れ先
・保有している主要分析装置
・主な連携企業。企業の特徴、注力内容、分野など
≪79社の個表≫
札幌臨床検査センター(株)、(株)ジェネティックラボ、(株)第一岸本臨床検査センター、弘前市医師会健診センター、(株)盛岡臨床検査センター、(株)日本微生物研究所、宮城県医師会健康センター、(株)セントラル医学検査研究所、つくばi-Laboratory有限責任事業組合、(株)エスアーエル北関東検査センター、(株)アムル、(株)第一臨床医学検査センター、(株)保健科学東日本、(株)武蔵臨床検査所、(株)サンリツ、(株)アイル、(株)エスアールエル、(株)LSIメディエンス、(株)江東微生物研究所、(株)昭和メディカルサイエンス、一般財団法人 東京顕微鏡院、(株)東京公衆衛生研究所、(株)東京セントラルパソロジーラボラトリー、一般財団法人 東京保健会、(株)ビー・エム・エル、(株)ピーシーエルジャパン、(株)北里大塚バイオメディカルアッセイ研究所、(株)京浜予防医学研究所、(株)組織科学研究所、(株)保健科学研究所、(株)メコム、一般財団法人 下越総合健康開発センター、(株)アルプ、(株)北陸シーピーエル、(株)ジャパンメディカル、(株)北信臨床、(株)ミロクメディカルラボラトリー、(株)東海細胞研究所、(株)東洋検査センター、岡崎市医師会公衆衛生センター、一般社団法人半田市医師会健康管理センター、(株)近畿予防医学研究所、(株)メディック、一般社団法人 京都微生物研究所、(株)日本医学臨床検査研究所、(株)ファルコバイオシステムズ、(株)保健科学西日本、(株)オーピーエル、(株)大阪血清微生物研究所、(株)サカイ生化学研究所、一般社団法人 泉州メディカ、(株)ニチヤク医学検査研究所、日本医学(株)、(財)加古川総合保健センター、(社医)愛仁会 杏和総合医学研究所、一般社団法人 姫路市医師会、(株)兵庫県臨床検査研究所、奈良市総合医療検査センター、(有)エフエムエルサービス、(株)岡山医学検査センター、岡山市医師会総合メディカルセンター、一般社団法人福山市医師会健康支援センター、(株)福山臨床検査センター、(株)四国中検、(株)愛媛メディカルラボラトリー、(株)愛媛臨検、(株)キューリン、(株)QOLセントラルラボラトリーズ、(株)協同医学研究所、(有)久留米臨床検査センター、(株)シー・アール・シー、一般社団法人福岡市医師会臨床検査センター、(株)臨床病態医学研究所、(株)リンテック、(有)長崎医学中央検査室、(株)CIS、(社)鹿児島市医師会臨床検査センター、(株)クリニカルパソロジーラボラトリー、中部地区医師会検診センター
第4章 関連分析資料
(表)受託臨床検査を実施する主要事業者リスト
<事業者名、住所、電話>[300事業者]
(表)平成29年「社会医療診療行為別統計」における検体検査実施状況、
平成28年分同統計との回数比較、大項目抽出
(表)平成29年「社会医療診療行為別統計」における検体検査実施状況
平成28年分同統計との回数比較
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