ディスプレイにおけるグリーンプロセス革命(3)フラットパネルディスプレイ(FLAT PANEL DISPLEY:FPD)
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
ディスプレイにおけるグリーンプロセス革命<全3回>
(1)グリーンプロセスとは(2016年2月発刊)
(2)グリーンプロセスによる薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor-TFT)(2016年3月発刊)
(3)グリーンプロセスによるフラットパネルディスプレイ(Flat Panel Display:FPD)(2016年3月発刊)
(4)ディスプレイにおけるグリーンプロセス革命~現行製造システムの限界とグリーンプロセス導入による生産イノベーション~(2016年5月発刊)※(1)~(3)を1編にまとめたレポートです
エキスパートシリーズとは
矢野経済研究所では、2016年より大手企業等でご活躍されたシニアの方々を当社の「社外マイスター」としてお迎えし、現役時代に培った経験、知見、人脈などを矢野経済研究所の事業活動を通じて、社会に還元していただくための新たな組織を立ち上げました。エキスパートシリーズは、社外マイスターの方が執筆した、新たな切り口によるオリジナルレポートです。長年培った経験・知見による技術や開発、市場への目利き力で、従来の市場調査資料とは一味違った情報をご提供いたします。
本レポートは、弊社社外マイスターであり、ホシデンやソニーで主に液晶ディスプレイの開発に携わってきた工学博士である鵜飼育弘氏(客員研究員)がとりまとめました。
■掲載内容
フレキシブルディスプレイの本命は、OLEDという声はよく聞かれるが、現実のプロセスはとてもグリーンプロセスと言えるものではない。本レポートで紹介するEPD(電気泳動ディスプレイ)およびLCDはグリーンプロセスによるフレキシブル化への技術障壁は低いので、執筆者は一日も早く消費者がわくわくするような商品を世に出してもらいたいとしている。
「グリーンプロセスによるフラットパネルディスプレイ(FLAT PANEL DISPLEY:FPD)」
1.はじめに
2.ディスプレイの種類と部材への要求性能(1)
2.1 TFT
(表1)各種ディスプレイの駆動に要求されるTFT特性
2.2 ガスバリア性
(表2)ディスプレイに要求されるガスバリア性
3.フレキシブルLCD実現への課題と開発状況
3.1 フレキシブルLCDの基本構造
(図1)フレキシブルLCDの基本構造(東北大学資料提供)
(図2)フレキシブル薄型ローカル・ディミングバックライトシステム(東北大学資料提供)
3.2 塗布法によるLCDパネル製造
(図3)スリットコーター法の概略図(参考文献3)
(図4)ノズルの吐出口付近のせん断力流による液晶モデル(参考文献3)
3.3 フレキシブル液晶ディスプレイを支える技術(IDW2015の講演から)
(1) SUSフォイルを基板材料に用いた反射型LCD(5)
(図5)SUS基板を用いたフレキシブル反射型VAモードLCDの断面構造(東北大学資料提供)
(図6)SUS基板を用いたフレキシブル反射型VAモードLCD表示例(東北大学資料提供)
(2)In-Cell型偏光板(6)
(図7)従来のフレキシブルLCDとIn-Cell偏光板を用いた場合の構造比較(東北大学資料提供)
(図8)In-Cell偏光板を用いたTN-LCD(a)電圧OFF(b)電圧ON(東北大学資料提供)
(3)延伸可能な基板レス液晶ディスプレイ(7)
(図9)TNモードLCドロプレットの動作(東北大学資料提供)
(図10)TN-LCドロプレットとTN-LCDの特性比較(東北大学資料提供)
(4)フレキシブル基板用平坦化処理SUSフォイル(8)
3.4 有機TFT駆動フレキシブルIPSモードLCD(9)
4.EPDの特徴とグリーンプロセス対応状況
4.1 電気泳動ディスプレイ(EPD)の特徴
(図11)マイクロカプセル型電気泳動方式の表示原理(E-Ink資料)
4.2 グリーンプロセス対応状況
4.3 グリーンプロセスによるEPDの開発・実用化
(1)凸版印刷(11)
①有機薄膜トランジスタ駆動EPD
(図12)高精細銀配線パターン(NEDO資料)
②フレキシブルEPDを用いた棚札の試作
(図13)レール型電子棚札ESL(凸版印刷資料)
(2)Plastic Logic(12)
(表3)Plastic Logicフレキシブルディスプレイのサイズ別一覧(Plastic Logicの資料を基に著者作成)
(3)Polyera(13)
(図14)Wave Band(Polyera資料)
(4)Visionect(14)
(図15)E-Inkを用いた道路交通標識(Visionect資料)
5.おわりに
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。