発想されたアイデアについて、テーマを念頭にある分類を行い、かつ各分類群の中で重要度を評価する整理方法で、7つの分類、7段階の重要度評価を行うことからセブンクロス法と言われます。(必ずしも7×7である必要はありませんが、この前後が適当です)
例えば、顧客という切口で7分類し、それらを重要な顧客ごとに左から右へ並べます。
次に各アイデアを各顧客の適合性から分類、振り分けていきます。
さらに顧客ごとに、分類されたアイデアを7段階の重要度に評価分類し、上から下へと重要なアイデア順に並べていきます。
これにより表の左上のアイデアほど重要で、反して右下ほどどうでも良いアイデアであるということを可視化できます。
この整理法のポイントは、どのような切口で分類するか?ということにあります。
これら切口がテーマに対して最適でなければ、アイデアの整理法として上手く機能性しません。
切口の事例としては、先のような顧客や事業者/プレイヤー、商品・サービスタイプや、チャネル、理由・背景、機能、部品など、千差万別です。
ただし、できるだけ同一カテゴリーかつ同水準で分類を行う方が望ましいと言えます。(なぜならこれらの重要度を比較評価しなければならないためです)
以上のようなことにより、検討されて出てくるアイデアについて、そのタイプや水準のバラつきがあまりに大きい場合、少々整理が困難になる可能性が高まります。
また、多くのアイデアが個別に分類できず、横断的になってしまうケースでは、分類の切口を再考する必要があります。
したがって、これら整理法はある方向性を持って、アイデア検討できるような発想法との親和性が高い整理法と言うことができます。
また、最初からこの分類×重要度によるマトリックスを作成しておき、これに従ってアイデア検討するケースもあります。
これはセブンクロス法の異なる使い方であり、本質的な整理法としての使い方とは言えません。(どちらかと言えば、整理法ではなく発想法に応用しているものとなります)
注)主観的な整理であり、必ずしもこれが正しいというものではありません
活用フォーマット (サンプル) |
(あくまでも一つの事例ですがご参考下さい) |
他の準備物 |
ホワイトボード+マーカーペン (もしくは付箋+筆記用具+貼付け可能な場所) |
注)一般的な手順を示したものであり、必ずしもこれに従う必要はありません