成長する世界のハラール市場と日本の加工食品の可能性（世界イスラム経済レポート2023/24発刊イベントセミナー）

2024年5⽉28⽇、株式会社⽮野経済研究所と⽶国とドバイを拠点とする調査および経営コンサルティング会社DinarStandard^注1は「成長する世界のハラール市場^注2と日本の加工食品の可能性」と題したウェビナーを開催しました。2022年のムスリム消費支出は2.3兆ドルに達し、2021年の2兆ドルから9.5％増加する中、日本の食品原料を中心にハラール認証を取得し輸出が好調なところがあります。ハラール認証価格競争に巻き込まれないマーケティングとハラール認証を含む現地法規制対応を商品開発の段階から取り組むことが輸出市場で日本の加工食品が競争力を持つための重要なポイントとなります。ハラール認証には統一規格はありませんが、世界の主要認証機関は相互承認という形を通じて標準化の流れとなっており、従来に比べて取得しやすくなってきています。

注1. DinarStandard：米国とUAEに拠点を持つ「世界イスラム経済レポート」作成・発行会社 

注2. ハラール市場：イスラム法の影響を受け順守する製品・サービスの市場