代表者あいさつ
1958年、矢野経済研究所は、矢野雅雄(1923-2021)によって創業されました。以来、日本の市場調査会社のパイオニアとして常に日本経済の発展とともに歩んでまいりました。
エレクトロニクス、環境・エネルギー、化学素材、医療、住宅、食品、モビリティ、ICT、金融、生命科学、ファッション、スポーツ、レジャー、教育、物流、オタク市場から航空宇宙産業まで、私たちが蓄積してきた市場情報は、それぞれの産業分野で活躍している1社1社の事業活動を理解することが出発点となります。
私たちが提供する情報、私たちが提案する戦略が、顧客企業の意思決定の現場で高い信任を得ているのは、日々変化する市場のダイナミズムを、個々の企業活動の視点から捉えているからに他なりません。机上の空論を排し、徹底して現場にこだわる市場調査会社であること、ここに私たちの原点があります。
『調査能力をもって日本の産業に参画する』という創業の理念は、色褪せることなく私たちのDNAとして息づいています。私たちは日本におけるパイオニアとしての自負と責任において情報の客観性、中立性の維持に注力してまいりました。産業調査ネットワークの強化をはかるとともに、最先端のデータサイエンスを活用した予測手法や解析技術の開発に努力してまいりました。
また、アジアにおける拠点づくりにも取り組んでまいりました。世界経済におけるアジアの重要性は今後ますます高まりつつあります。私たちはアジアを代表する総合調査機関として顧客企業の期待に応えてゆく所存です。
そして、今、私たちは総合調査機関として培ってきたコア・コンピタンスをベースに、独自のコンサルティング領域の開拓にチャレンジしています。
高度な調査ノウハウ、膨大な市場情報、6万社を超える情報ネットワーク、そして、半世紀を越える市場調査活動の中で培われた産業界との強固な信頼関係、これらこそが私たちの経営資源であり、すなわち、私たちの企業価値そのものです。
私たちはこのような唯一無二の経営資源を活用し、地方創生、ベンチャー育成、中小企業の成長支援、新規事業開発、ビジネスマッチング仲介、海外進出アドバイザー業務など、顧客の事業活動を直接的に支援するコンサルティング事業の強化を図るとともに、AIを活用した新たなビジネスソリューションの開発に取り組んでいます。
生きた市場情報と現場で磨かれたマーケティング・ノウハウ、私たちの競争優位の根幹はここにあります。今、私たちは創業の理念を『グローバルな調査能力をもって、持続可能な未来づくりに参画する』と書き換え、その実現に向けて全力を尽くす所存です。
今後ともご指導、ご鞭撻、どうぞよろしくお願い申し上げます。
代表者からのメッセージ
年頭所感
日本マーケットシェア事典巻頭言
今週の"ひらめき"視点
当社代表が最新のニュースを題材に時代の本質、変化の予兆に切り込みます。
60周年記念事業
2018年、当社は創立60周年を迎えました。当社を支えてくださった皆様に深く感謝申し上げます。