定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2011年6月号(No.039)
●●● トピックス ●●●
《電子部材・部品シリーズ》
●中国における鉛蓄電池市場~中国では市場拡大中、環境保全のためのソリューション需要も
中国では市場の拡大により鉛蓄電池産業が急速に成長している。この5年間、生産量は年率20%以上の伸び率を維持しており、生産、消費ともに世界最大規模となっている。
例えば、日本では電動アシスト自転車用のバッテリーはNi-Cd電池から始まり、Ni-MH電池を経て、今ではリチウムイオン電池が全盛となっている。リチウムイオン電池は特性が優れているだけでなく、その軽量性も電動アシスト自転車にぴったりマッチしたといえる。
一方、自転車大国の中国では、電動アシスト自転車が日本以上に普及しているが、そのバッテリーのほとんどは鉛蓄電池である。それらが、いずれ先進電池に置き替わるときが来るとしても、まだまだ先のことであり、当分、鉛蓄電池全盛時代が続きそうである。
中国では、米国や日本のグローバルメーカーによる合弁企業を含め、約1,500社もの鉛蓄電池メーカーがしのぎを削っている。
その一方で、鉛蓄電池による水質汚染や粉塵汚染に対する関心も高まっており、鉛蓄電池メーカーに対し環境保全ソリューションを提供する環境保全設備メーカーも活発に活動している状況である。
《半導体》
●スパッタリングターゲット市場~震災の影響による停滞が懸念されるが、需要は確実に回復
2008年に落ち込んだスパッタリングターゲット市場は、2009年後半より半導体市場が回復、液晶パネルは在庫が拡大し、調整局面があったものの市場は持ち直しつつあった。しかしながら震災で、スパッタリングターゲットメーカー自身の被災と、ユーザーである半導体メーカーの被災、生産調整により、今後スパッタリングターゲット市場は停滞する可能性がある。しかし、現在、中国を始めとするアジア諸国が牽引するかたちで世界経済は好転しており、パソコンや薄型TVなどの電子機器生産が急速に拡大している。今後は欧州も市場が回復し、需要は確実に回復している。そのようなことから、2011年のスパッタリングターゲット市場は通年では成長を続けると予測。現在は半導体市場が過去最高の水準にあり、パソコン、スマートフォンといった電子機器も好調であることから、今後しばらくは順調な拡大を続けていくものとみられる。
●●● 内容目次 ●●●
《電子部材・部品シリーズ》
- 圧電セラミックス市場 (3~13ページ)
~大きな成長は難しくとも、利益の出る安定市場 非鉛化、圧電発電はキラーアプリにはなれず~
1.圧電セラミックスの概要
2.圧電セラミックスの応用
【表】圧電セラミックス材料選定ポイント
3.圧電セラミックスの市場概況と予測
【表・グラフ】圧電セラミックスの生産額推移(金額:2005年-2011年予測)
4.非鉛圧電セラミックス
5.振動発電
6.メーカー動向
6-1.株式会社村田製作所
6-2.TDK株式会社
6-3.日本ガイシ株式会社
6-4.太陽誘電株式会社
- LIBセパレーター市場 (14~28ページ)
~2009年度の一時的な落ち込みも、2010年度以降は成長加速 2012年度には7億㎡にも~
1.LIBセパレーター世界市場規模
【表】LIBセパレーター 世界市場規模推移(金額・数量:2008年度-2012年度予測)
【グラフ】LIBセパレーター 世界市場規模推移(数量:2008年度-2012年度予測)
【グラフ】LIBセパレーター 世界市場規模推移(金額:2008年度-2012年度予測)
2.メーカーシェア
【表・グラフ】LIBセパレーター世界市場規模 メーカーシェア(数量:2010年度見込)
【表・グラフ】LIBセパレーター世界市場規模 メーカーシェア(金額:2010年度見込)
3.メーカー動向
3-1.旭化成イーマテリアルズ
3-2.東レ東燃合機能膜
3-3.セルガード
3-4.SKエナジー
3-5.星源材質
3-6.宇部興産
3-7.エンテック
3-8.住友化学
3-9.W-SCOPE
3-10.三菱化学
3-11.ニッポン高度紙
3-12.帝人
3-13.チッソ
3-14.日本バイリーン
3-15.三菱製紙
3-16.エボニック
4.国別推移
【表・グラフ】LIBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移(数量:2008年度-2010年度見込)
【表・グラフ】LIBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移(金額:2008年度-2010年度見込)
- 鉛蓄電池市場 (29~38ページ)
~日本では成熟商品も、中国では市場拡大中!~
1.鉛蓄電池の概要
1-1.いま、なぜ鉛蓄電池なのか!
【表】鉛蓄電池の種類
1-2.中国における鉛蓄電池の状況
2.鉛蓄電池の市場規模推移と予測
【表】鉛蓄電池の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2008年-2013年予測)
【グラフ】鉛蓄電池の国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
【グラフ】鉛蓄電池の国内市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表】鉛蓄電池のワールドワイド市場規模推移と予測(数量・金額:2008年-2013年予測)
【グラフ】鉛蓄電池のワールドワイド市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
【グラフ】鉛蓄電池のワールドワイド市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】鉛蓄電池の用途別国内市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】鉛蓄電池の用途別ワールドワイド市場規模推移と予測(金額:2008年-2013年予測)
3.鉛蓄電池のメーカーシェア
【表・グラフ】鉛蓄電池の国内メーカーシェア(金額:2010年)
【表・グラフ】鉛蓄電池のワールドワイドメーカーシェア(金額:2010年)
4.鉛蓄電池の主要取組企業の新製品状況
4-1.ジーエス・ユアサコーポレーション
4-2.新神戸電機
4-3.パナソニックストレージバッテリー
4-4.古河電池
5.鉛蓄電池の今後の見通し
《耐熱・絶縁シリーズ(2)》
- 高耐熱基板関連市場 (39~53ページ)
~サブストレート基板を中心に需要が拡大~
1.はじめに
1-1.高耐熱リジッド基板の動向
(1)メイン基板の耐熱材料
①FRグレード
【表】リジッド基板の主要材料の特長
②CEM-3その他
(2)サブストレート基板の耐熱材料
(3)高耐熱プリント配線板の市場動向
①主要4分野の市場規模
【表・グラフ】高耐熱プリント配線板(主要4分野)の市場規模推移・予測(金額:2008年-2012年予測)
【表・グラフ】高耐熱プリント配線板/マザーボードとサブストレートの比率(金額:2010年)
②個別分野の動向
【表・グラフ】高耐熱プリント配線板/主要4分野の内訳(2010年)
1-2.LED用放熱基板の動向
(1)放熱基板の概要
(2)今後の市場見通し
【表】LED用放熱基板の主要参入企業
【表・グラフ】LED照明用放熱基板の市場規模推移・予測(材料ベース:2009年-2013年予測)
【表・グラフ】LED照明用放熱基板の材料別構成比(金額:2011年度、2013年度予測)
2.注目企業の動向
2-1.日立化成工業
2-2.三菱ガス化学
2-3.宇部日東化成
2-4.中興化成
2-5.プリンテック
2-6.アイレックス
2-7.日本シイエムケイ
2-8.メイコー
2-9.TSS
2-10.日本マルチ
《無線モジュールシリーズ(5)》
- その他近距離無線通信市場(1) (54~68ページ)
~次世代規格を標榜する争いや、ニッチにこだわる用途別規格などの百花繚乱の行方は?~
1.その他の近距離通信
1-1.60GHz帯の近距離無線通信
(1)WirelessHD(WiHD)
【表】WiHDの規格
(2)WiGig
【表】WiGigの規格
1-2.NFC (Near Field Communication)
【表】NFCの規格
【表】NFCの規格と採用例
1-3.PLC(Power Line Communication)
【表】PLCの概要
(1) HD-PLC
【表】HD-PLCの規格
(2) UPA
【表】UPAの規格
(3) HomePlug AV
【表】HomePlug AVの規格
1-4.DSRC(Dedicated Short Range Communications:専用狭域通信)
【表】DSRCの規格
1-5.UWB(Ultra Wide Band)
【表】UWBの規格
1-6.Z-Wave
【表】Z-Waveの規格
1-7.可視光通信
【表】可視光通信の規格
1-8.特定小電力、微弱無線
【表】特定小電力の規格
【表】微弱無線の規格
《半導体シリーズ》
- スパッタリングターゲット市場 (69~76ページ)
~震災の影響による停滞が懸念されるが、需要は確実に回復~
1.市場概況
2.市場規模の推移とシェア
2-1.市場規模の推移
【表・グラフ】スパッタリングターゲット市場規模の推移と予測(金額ベース:2006年-2011年予測)
2-2.市場シェア
【表・グラフ】スパッタリングターゲット市場のシェア推移(金額ベース:2008年-2010年)
3.製品動向
3-1.高集積化・微細化への対応
3-2.大型化
3-3.低パーティクル化
4.各社の動向
4-1.JX日鉱日石金属
4-2.東ソー
4-3.三菱マテリアル
4-4.アルバック
4-5.日立金属
5.今後の見通し
《装置シリーズ》
- レーザ発振器・加工機 (77~90ページ)
~高効率・高出力のファイバーレーザ、産業用レーザとして高い優位性~
1.はじめに
【表】高出力レーザの種類と特徴
【図】わが国の技術開発プロジェクトの変遷
2.CO2レーザの動向
【図】三菱電機のCO2レーザ加工機
3.YAG(ディスク)レーザの動向
【図】ディスクレーザの構造
4.ファイバーレーザの動向
【図】パラレルサイド励起ファイバーレーザの構造
4-1.IPGフォトニクス
【図】IPGの高出力ファイバーレーザ装置(20kW)
4-2.浜松ホトニクス
【図】ファイバーディスクレーザの構造と外観
4-3.ミヤチテクノス
【図】ミヤチテクノスの3kWファイバーレーザ装置外観
4-4.古河電気工業
【図】古河電工の1kWファイバーレーザの構成
4-5.アイシン精機
【図】アイシン精機(IMRA)のフェムト秒ファイバーレーザ
5.今後の展望
- 工業用X線装置市場 (91~102ページ)
~設備投資抑制による低迷も、アプリケーションの広がりから需要拡大へ~
1.工業用X線装置と用途
2.工業用X線装置の市場規模推移と予測
【表・グラフ】工業用X線装置の国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】工業用X線装置の種類別国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】工業用X線装置の需要分野別国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
3.工業用X線装置のメーカーシェア
【表・グラフ】工業用X線装置の種類別国内メーカーシェア(ポータブル・ラインセンサ:数量:2010年)
【表・グラフ】工業用X線装置の種類別国内メーカーシェア(X線透過装置:数量:2010年)
【表・グラフ】工業用X線装置の種類別国内メーカーシェア(X線CT:数量:2010年)
【表・グラフ】工業用X線装置の種類別国内メーカーシェア(X線TV:数量:2010年)
4.工業用X線装置の主要取組企業の状況
4-1.イシダ
4-2.エクスロン・インターナショナル
4-3.島津製作所
4-4.GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ
4-5.ソフテックス
4-6.東研
4-7.東芝ITコントロールシステム
4-8.名古屋電機工業
4-9.ポニー工業
4-10.松定プレシジョン
4-11.リガク
5.工業用X線装置の今後の見通し
《コラム》
- 健康診断 (103~105ページ)
関連マーケットレポート
- D53100806 Yano E plus 2011年6月号(No.039)