定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2012年2月号(No.047)
●●● トピックス ●●●
《放射線関連特集》
●高機能活性炭市場 ~繊維状活性炭の新たな用途展開も
ここ数年の高機能活性炭市場は経済全般の低迷状態を反映し、1990年代後半をピークに横ばい、または僅かに減少傾向となっており、2000年から2001年にかけて下げ止まりの傾向を一時みせたが、それ以降もその時々の経済情勢などによって、高機能活性炭の出荷数量は上下に動く傾向をたどってきたものの、大きく成長する要因を見出すのは難しい状況であった。
分野別にみると、溶剤回収や触媒分野では化学工業の低迷の影響を受けて減少傾向が続いており、また食品分野では精糖・醸造などの分野が減少しているものの、アミノ酸関連はやや増加傾向となっており、食品全体としてはほぼ横這い状態となっている。そうした中にあって、水処理関連分野は暫増傾向を示している。上水処理システムの中で高機能活性炭を活用する高度浄水処理が定着しており、その使用量が安定して増加していることが起因しているとみられる。
また、自動車用キャニスターの規制強化が実施された結果、ガソリンの蒸発防止のために使用される高機能活性炭の数量は増加傾向となっている。規制強化に対応するためには、活性炭の性能を大幅にアップさせるか、あるいはキャニスターの容量を大きくするしか選択方法がなく、スペース的な制約が大きい自動車においては、高機能活性炭の使用量増加で対応する方向が強まったためである。高機能活性炭の比較的新しい用途として、高い比表面積を持っていることを生かした新たな機能材料としてのアプリケーション展開が期待されている。また、高機能活性炭の新しい形態として繊維状活性炭の登場が挙げられる。
元々、繊維状炭素は古くから存在した材料ではあるが、適切な用途開発が進まず、放置されてきた経緯がある。ところが、ここにきて様々な用途開発が進むことによって、次第に市場に受け入れられつつある。繊維状活性炭は機能的には優れているが、コストが高いという欠点があったが、最近では製造方法を工夫することによって、コストをこれまでより大幅に低減したタイプも提案されており、コストが安く機能の優れた繊維状活性炭が市場に出回るようになってきており、今後のアプリケーションの広がりが注目されている。
●●● 内容目次 ●●●
《放射線関連特集》
●高機能活性炭市場 (3~16ページ)
~放射性物質の除去に有効。繊維状活性炭の新たな用途展開も見込まれる~
1.高機能活性炭とは
【図】高機能活性炭の典型的な顕微鏡写真
【表】高機能活性炭の種類と特徴
【表】高機能活性炭の利用分野と主要除去対象物
2.高機能活性炭をめぐる全般的状況
3.高機能活性炭の需要分野別動向
3-1.水処理分野
【図】高度上水処理の典型的な模式図
3-2.空気浄化分野
3-3.脱臭分野
4.高機能活性炭の市場規模推移と予測
【表・グラフ】高機能活性炭の国内市場規模推移(数量・金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】高機能活性炭の種類別国内市場規模推移(数量:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】高機能活性炭の種類別国内市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】各種高機能活性炭の国内市場における需要分野構成比(数量:2010年)
5.高機能活性炭のメーカーシェア
【表・グラフ】高機能活性炭の国内メーカーシェア(数量:2010年)
6.高機能活性炭の主要取組企業の動向
6-1.日本エンバイロケミカルズ株式会社
6-2.フタムラ化学株式会社
6-3.クラレケミカル株式会社
6-4.カルゴンカーボンジャパン株式会社
7.高機能活性炭市場の今後の見通し
●放射線測定機器市場 (17~27ページ)
~原子力発電所事故により成熟市場から長期的な成長市場となる可能性あり~
1.放射線とは
2.放射線測定機器の動向
3.放射線測定機器の種類と特徴
3-1.シンチレーション検出器
3-2.半導体検出器
3-3.ガイガーミュラー計数管
4.放射線測定機器の市場規模推移と予測
【表・グラフ】放射線測定機器の国内市場規模推移(数量・金額:2008年-2013年予測)
【表・グラフ】放射線測定機器の種類別国内市場規模推移(金額:2008年-2013年予測)
5.放射線測定機器のメーカーシェア
【表・グラフ】放射線測定機器の国内メーカーシェア(2010年)
6.放射線測定機器の主要取組企業の動向
6-1.応用光研工業株式会社
6-2.株式会社システムトークス
6-3.日立アロカメディカル株式会社
6-4.株式会社堀場製作所
7.放射線測定機器の今後の見通し
《車載用電子デバイスシリーズ(5)》
●車載電子部品市場(電源IC) (28~42ページ)
~進展する車の電子化対応。EV・PHVの新技術が期待される~
1.電動化は省エネの流れ
2.自動車の電源回路
2-1.自動車の電源回路・デバイス
2-2.自動車に求められる電源ICの条件
3.自動車の電源回路の実態
3-1.用途別の利用形態
3-2.EVとPHV
3-3.電源ECU
3-4.ネットワーク化されたECU
3-5.暗電流の抑制
3-6.EMC対策
3-7.リニア電源とスイッチング電源
4.アイドリング・ストップの電源設計(具体例)
5.参入メーカー一覧(扱い製品、注目分野など)
【表】自動車分野への電源関連半導体デバイスメーカー一覧
5-1.Texas Instruments Incorporated
5-2.Maxim Integrated Products
5-3.Linear Technology
6.まとめ
《電子デバイスシリーズ》
●RF-MEMSスイッチの開発動向と市場展望 (43~49ページ)
~スマートフォンに本格搭載され市場が飛躍的に拡大~
1.ワイヤレス環境の技術のボトルネックをナノテクノロジーで解決
2.半導体メーカー各社が量産化を計画
【表】オムロン株式会社のRF-MEMSスイッチの仕様(2010年開発タイプ)
3.「iPhone4」のアンテナトラブルがRF-MEMSスイッチの採用に拍車をかけた
4.国際標準化への規格が韓国メーカー先行で進められる
5.次世代(3~5GHz帯域)携帯電話向けにはRF-MEMSスイッチが必要となる
【表】各種高周波スイッチの比較
【表・グラフ】RF-MEMSスイッチのWW市場規模推移(数量・金額:2010年-2015年予測)
●単分子トランジスタの開発動向と将来展望 (50~53ページ)
~近い将来、分子レベルのトランジスタが登場~
1.グラフェンなど炭素系素材での開発が先行
【表】グラフェンとその他半導体との比較
2.実用化研究・開発にブレイクスルー
3.ベンゼン分子による試みも成果を上げる
4.電子コンポーネントにダイナミックな変化をもたらす
●タンタルコンデンサ市場 (54~72ページ)
~市場の縮小に歯止めがかかり、新アプリも期待される~
1.最近の市場動向
1-1.タンタルコンデンサの特長
(1)基本構造
【図】タンタルコンデンサ/タンタル素子の構造
(2)利点と課題
1-2.総市場規模推移・予測
【表・グラフ】タンタルコンデンサのWW市場規模推移
1-3.タイプ別市場規模推移・予測
【表・グラフ】二酸化マンガン系タンタルコンデンサのWW市場規模推移(金額:2009年-2013年予測)
【表・グラフ】導電性高分子系タンタルコンデンサのWW市場規模推移(金額:2009年-2013年予測)
1-4.タンタルコンデンサの小型・大容量化
【図】タンタルコンデンサの構造
1-5.主要アプリとマーケット・シェア
【表・グラフ】タンタルコンデンサの主要アプリ別WW市場構成比(金額:2010年)
【表・グラフ】タンタルコンデンサ全体のWW市場メーカーシェア(金額:2010年)
【表・グラフ】導電性高分子タンタルコンデンサのWW市場メーカーシェア(金額:2010年)
1-6.タンタルコンデンサ用材料市場の概要
2.注目企業の動向
2-1.コンデンサメーカー
(1)京セラグループ
【図】AVX 「TAJシリーズ」
(2)NECトーキン株式会社
【図】NECトーキン株式会社「ネオキャパシタ®」の構造
(3)ローム株式会社
【図】ローム株式会社 / 新下面電極用パッケージの構造
(4)ホリストン ポリテック株式会社
2-2.コンデンサ材料メーカー
(1)グローバルアドバンストメタルジャパン株式会社
(2)エイチ・シー・スタルク株式会社
(3)プランゼージャパン株式会社
(4)OPPC株式会社
【図】素子成形機 TAP-1RⅡ
《半導体シリーズ》
●2012年世界半導体市場 (73~79ページ)
~世界経済の低迷により、低い成長にとどまる~
1.市場概況
2.市場規模の推移とシェア
2-1.市場規模の推移
【表】世界の半導体市場規模の推移(金額:2008年-2012年予測)
2-2.市場シェア(全世界)
【表】半導体世界市場のシェア推移(金額:2009年-2011年見込)
【図】半導体世界市場のシェア(金額:2010年、2011年見込)
3.各社の動向
3-1.インテル株式会社
3-2.サムスン電子株式会社
3-3.株式会社東芝
3-4.テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments Incorporated)
3-5.ルネサス エレクトロニクス株式会社
3-6.STマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)
3-7.株式会社ハイニックス半導体(Hynix Semiconductor Inc.)
3-8.その他
4.今後の見通し
《再生可能エネルギーシリーズ》
●風力発電システム市場 (80~97ページ)
~日系企業の巻き返しなるか~
1.国内市場規模推移
1-1.風力発電システムの導入量推移(~2010年度)と動向
【図】風力発電システム 国内累積導入量の推移(数量:~2010年度)
【図】風力発電による発電量と設備利用率の推移(数量:2003年度-2010年度)
1-2.風力発電システムの産業規模と市場動向
(1)国内新規導入量の推移(設備容量)
【図】風力発電システム 国内新規導入量(設備容量)の推移(数量:~2010年度)
【図】風力発電システム 国内新規導入量のメーカーシェア(数量:2010年度)
【図】風力発電システム 国内新規導入量のメーカーシェア(数量:2009年度)
(2)国内市場規模推移
【図】風力発電システム 国内市場規模の推移(金額:1997年度-2010年度)
【図】風力発電による国内売電市場規模の推移(金額:2003年度-2010年度)
【図】風力発電による電気プラスRPS相当量の取引価格の推移(数量・金額:2003年度-2010年度)
(3)輸出市場の推移
【図】国産風車の輸出市場の推移(金額:2001年度-2010年度)
【図】日系風力発電関連機器メーカーの輸出市場の推移(金額:2008年度-2010年度)
【図】国産風車の輸出市場の内訳(金額:2008年度)
【図】国産風車の輸出市場の内訳(金額:2010年度)
2.市場参入企業の整理・分類
2-1.概要
2-2.主要企業の動向
(1)風車メーカー
①三菱重工業株式会社
②株式会社日本製鋼所
③富士重工業株式会社
④Vestas社(ヴェスタスウインドテクノロジージャパン株式会社)
⑤ENERCON社(株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービス)
(2)部品メーカー
①株式会社日立製作所
②富士電機株式会社
③株式会社明電舎
④NTN株式会社
⑤ナブテスコ株式会社
⑥株式会社石橋製作所
(3)風力発電事業者
①株式会社ユーラスエナジーホールディングス
②電源開発株式会社
③日本風力開発株式会社
④コスモ石油株式会社(エコ・パワー株式会社)
⑤住友商事株式会社(サミットエナジー株式会社)
《コラム》
●KTX (98~99ページ)
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- D54100802 Yano E plus 2012年2月号(No.047)