定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。
年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント
年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。
Yano E plus に対するご意見
『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。
最新号
Yano E plus 2012年5月号(No.050)
●●● トピックス ●●●
《エネルギー関連シリーズ》
●人感センサ市場~省エネに有効との認識広がる
産業技術の根幹を担うべきエネルギー問題の解決が焦眉の課題として浮上してきている。エネルギー問題の解決のためにはエネルギーの供給方法だけでなく、消費抑制方法の観点も欠かすことができない。
経済低迷や自治体の財政難などを反映し、省エネに向けた投資や支出は低調であった。新設機器を導入する場合、ユーザーはイニシャルコストを重視する傾向が強く、機器の省エネ性能は必ずしも気にされてはいない。
しかし、産業界は旧来の考え方を根本から改める必要性に迫られており、最近では、省エネ性能を機器の基本的な性能としてより重視する傾向が次第に優勢になりつつある。こうした状況下、大きなイニシャルコストは不要で、手軽に省エネが実現できる「人感センサ」に期待が高まっている。
人感センサとは文字通り人間を感知するセンサであり、赤外線センサ、超音波センサなどがある。利用目的は防犯などセキュリティ用途から始まったが、最近では様々な電気機器の省エネ効果に大きく寄与するようになってきている。
省エネ用途の場合、電気製品などに人感センサを設置し、人の所在を判断して電源のオンオフを行う。電力を無駄に消費することを避け、省エネ効果を高めようということである。
そうした発想に基づき、既に照明、エアコン、温水便座、換気扇、テレビ、電気こたつ、自動販売機などに人感センサが用いられてきており、その用途範囲は更に広がる勢いを示している。
産業界ではオフィス等の事業所において、人が不在の際には不要な照明や機器の電源を管理するツールとして用いる動きも出始めており、人感センサは本格的な省エネツールとしての役割を担う段階になりつつある。
●●● 内容目次 ●●●
《エネルギー関連シリーズ》
●人感センサ市場 (3~15ページ)
~省エネに有効との認識広がる~
1.待ったなしの省エネ
2.省エネに貢献する人感センサ
3.人感センサとしての赤外線センサ
【表】赤外線センサの種類
3-1.焦電型赤外線センサ
3-2.サーモパイル型赤外線センサ
3-3.ボロメータ型赤外線センサ
4.人感センサの需要分野
4-1.省エネ
4-2.セキュリティ
5.人感センサの市場規模推移と予測
【表・グラフ】人感センサの国内市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】人感センサのWW市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】人感センサの分野別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】人感センサの分野別WW市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)
6.人感センサのメーカーシェア
【表・グラフ】人感センサの国内メーカーシェア(数量:2011年)
7.人感センサの主要メーカーの取組動向
7-1.日本セラミック(株)
7-2.パナソニック(株)エコソリューションズ社
7-3.(株)村田製作所
7-4.Excelitas Technologies Corp.(ドイツ)
8.人感センサの今後の見通し
●PPS事業動向(3) (16~26ページ)
~PPSの供給に限界、苦悩する需要家~
1.新電力(PPS)導入概況と事例
1-1.自治体のPPS導入
(1)東京都
(2)横浜市
(3)その他
(4)難航するPPS導入
1-2.民間企業のPPS導入
1-3.代表的なPPS導入ユーザー
2.大手自家発電概況と事例
2-1.政府による規制緩和
【表】各電力会社への卸電力事業者一覧
【表・グラフ】国内における自家発電設備の活用状況と構成比(2011年7月)
3.PPS導入ユーザーの対応策
4.電力取引供給システムの今後の展望
5.電力自由化の今後の展望
《車載用電子デバイスシリーズ(8)》
●車載電子部品市場(画像認識LSI) (27~39ページ)
~拡大するADAS、キーは画像認識技術と高速なグラフィック・チップ~
1.ADAS
【図】運転支援システムの構成
2.車載カメラの画像認識
2-1.車載カメラでできること
2-2.画像認識
(1)必要なシステム要件
【図】画像認識に要求される処理性能
(2)基本的な認識方法
①パターン認識・パターンマッチング
②ジェスチャー認識
③動体(歩行者等)認識
④位置・距離認識
2-3.関連半導体メーカー
(1)各社の動向
①Mobileye N.V.およびSTMicroelectronics社
②ルネサス エレクトロニクス(株)(Renesas Electronics Corporation)
③東芝(株)
④富士通セミコンダクター(株)
⑤シャープ(株)
(2)各社の製品一覧
【表】各社の車載画像認識・画像処理LSI
2-4.応用分野
(1)自動運転
(2)HMIへの応用
(3)ハイブリッド化による多重認識
3.市場規模
3-1.車載カメラの普及と利用分野
【図】運転支援システムの動向
3-2.車載画像認識LSIの市場規模
【表・グラフ】画像認識LSIのWW市場規模推移(数量:2010年-2017年予測)
4.まとめ
4-1.現状とこれから
4-2.課題
●自動車メーカーのエンプラ採用(2) (40~50ページ)
~三菱自動車工業(株):樹脂フェンダーの採用で先行、
PXの判断の下で開発と生産担当者がチームを組む~
1.自動車生産台数の推移と次世代自動車への取組み
【表・グラフ】三菱自動車工業(株)国内生産台数の推移(数量:2001年-2011年)
2.燃費規制への対応、軽量化についての考え方
3.主要部品の樹脂化状況と今後の見通し
3-1.エンジン回り
(1)インテークマニホールド
(2)ラジエータタンク
(3)ラジエータコアサポート
(4)シリンダーヘッドカバー
(5)ウォーターインレット・アウトレット
(6)その他
【グラフ】三菱自動車工業(株)主要部品の樹脂化状況(エンジン回り)
3-2.燃料回り
(1)燃料タンク(フューエルタンク)
(2)燃料チューブ(フューエルチューブ)
(3)フューエルデリバリーパイプ
(4)フューエルキャップ
(5)フューエルインジェクタ
(6)フューエルフィルターケース
(7)キャニスターケース
【グラフ】三菱自動車工業(株)主要部品の樹脂化状況(燃料回り)
3-3.コックピット系・パワートレイン
(1)クロスカービーム
(2)アクセルペダル部品
(3)プロペラシャフト
【グラフ】三菱自動車工業(株)主要部品の樹脂化状況(コックピット系、
パワートレイン)
3-4.外板・外装部品
(1)フェンダー
(2)窓ガラス・サンルーフ
(3)アウトサイドミラーステイ
(4)ドアロックケース
(5)外板パネル
【グラフ】三菱自動車工業(株)主要部品の樹脂化状況(外板・外装部品)
4.電気自動車に使われる樹脂の動向について
5.新技術導入の意思決定について
6.海外生産と素材選択について
《電子デバイスシリーズ》
●電気二重層キャパシタ市場 (51~73ページ)
~高特性のチップ製品も登場し、新アプリの開拓が期待される~
1.最近の市場動向
1-1.EDLCの特長
(1)水溶液系と有機系
【図】EDLCの原理
(2)単セル型・積層型・捲回型
(3)EDLCの領域
【図】EDLCの静電容量のカバー領域
1-2.EDLCの市場動向
(1)総市場規模推移・予測
【表・グラフ】EDLCのWW市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】EDLC容量別 WW市場構成比(金額:2011年)
(2)小容量EDLCの市場概況
【表・グラフ】小容量EDLCのWW市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)
【表・グラフ】小容量EDLCのWW市場に占める日系メーカーシェア(金額:2011年)
(3)小容量EDLCのタイプ別動向
【表・グラフ】小容量EDLCのタイプ別WW市場構成比(金額:2011年)
(4)利用分野とメーカーシェア
【表・グラフ】小容量EDLCの利用分野別WW市場構成比(金額:2011年)
【表・グラフ】小容量EDLCのWW市場におけるメーカーシェア(金額:2011年)
(5)EDLCの材料市場の概要
2.注目企業の動向
2-1.キャパシタメーカー
(1)セイコーインスツル(株)
【図】セイコーインスツル(株)チップ形EDLC新製品「CPXシリーズ」
(2)NECトーキン(株)
【図】NECトーキン(株)「FCシリーズFCSタイプ」
(3)エルナー(株)
【図】惑星探査機「はやぶさ」搭載のエルナー(株)製EDLC「DZシリーズ」
(4)日本ケミコン(株)
【図】日本ケミコン(株)自動車向け「DLCAPTM」
(5)アドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(株)
【図】通常の活性炭と「ナノゲートカーボン®」の電子顕微鏡写真
2-2.EDLC用材料メーカー
(1)日本ゴア(株)
【図】日本ゴア(株)EDLC用シート電極
(2)日本バルカー工業(株)
(3)三洋化成工業(株)
(4)東洋合成工業(株)
●セルロースナノファイバー技術 (74~86ページ)
~高強度材料やエレクトロニクス材料等としての実用化が期待~
1.セルロースナノファイバーの概要
1-1.ナノファイバーとは
1-2.セルロースナノファイバーとは
【図】セルロースの階層構造の模式図
2.セルロースナノファイバーの性質と用途
2-1.超比表面積効果
2-2.ナノサイズ効果
2-3.超分子配列効果
3.セルロースナノファイバーの作成方法
3-1.電界紡糸法
【図】電界紡糸法の模式図
3-2.溶融紡糸法
【図】溶融紡糸法の模式図
3-3.メルトブロー法
【図】メルトブロー法の模式図
4.セルロースナノファイバーの市場規模推移と予測
【表・グラフ】セルロースナノファイバーの国内市場規模予測
(数量・金額:2015年予測-2030年予測)
【表・グラフ】セルロースナノファイバーの需要分野別国内市場規模予測
(金額:2015年予測-2030年予測)
5.セルロースナノファイバーの主要取り組み企業の動向
5-1.旭化成せんい(株)
5-2.王子製紙(株)
5-3.花王(株)
5-4.凸版印刷(株)
5-5.三菱化学(株)
6.セルロースナノファイバーの公的研究機関の動向
6-1.大阪大学産業科学研究所
6-2.京都大学生存圏研究所
6-3.産業技術総合研究所バイオマス研究センター
6-4.北海道大学大学院工学研究院
7.セルロースナノファイバーの今後の見通し
●韓国光拡散フィルム・材料市場 (87~94ページ)
~光拡散フィルムは中国を始め韓国国外向け販売量拡大が課題
マイクロビーズは国産品の採用が進む~
1.韓国光拡散フィルム市場
1-1.概要
【表・グラフ】韓国メーカーによる光拡散フィルムタイプ別販売量推移
(ワールドワイド)(数量:2009年-2012年見込)
1-2.研究開発動向
1-3.メーカー動向
(1)概要
(2)SKC ハースディスプレイフィルムズ(有)(SKC Haas Display Films LLC)
(3)(株)サンボ(Sang Bo Corporation)
(4)親和インターテック(株)(SHINWHA INTERTEK CORP.)
(5)コーロン インダストリー(株)(KOLON Industries,Inc.)
(6)東レ先端素材(株)(Toray Advanced Materials Korea Inc.)
2.マイクロビーズ
2-1.概要
2-2.メーカー動向
(1)概要
(2)コーロン インダストリー(株)(KOLON Industries,Inc.)
(3)第一毛織(株)(CHEIL INDUSTRIES INC.)
●ポータブル機器向け小型LIB市場 (95~108ページ)
~いまだ成熟せず。「高容量化」「長寿命化(サイクル特性向上)」ニーズ高まる~
1.ポータブル機器市場概要
【表・グラフ】民生ポータブル主要機器 ワールドワイド市場規模推移
(数量:2009年-2015年予測)
2.ポータブル機器向けLIB市場規模
【表・グラフ】民生ポータブル機器用LIB ワールドワイド規模推移
(数量・金額:2010年度-2015年度予測)
3.ポータブル機器向けLIB市場メーカー動向
3-1.サムスンSDI(Samsung SDI Co.,Ltd)
3-2.三洋電機(株)
3-3.LG化学(LG CHEM,LTD)
3-4.ソニー(株)
3-5.パナソニック(株)
3-6.日立マクセルエナジー(株)
3-7.その他
4.ポータブル機器向けLIB技術動向
4-1.サムスンSDI(Samsung SDI Co.,Ltd)
4-2.三洋電機(株)
4-3.LG化学(LG CHEM,LTD)
4-4.パナソニック(株)
4-5.ソニー(株)
4-6.日立マクセルエナジー(株)
5.ワイヤレス充電動向
6.今後の展望
《コラム》
●海外で日本 (109~110ページ)
関連マーケットレポート
- D54100805 Yano E plus 2012年5月号(No.050)