定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2013年1月号(No.058)
●●● トピックス ●●●
《環境・エネルギー関連シリーズ》
●バイオマス発電市場 ~再生可能エネルギーにおける唯一の有機性資源への期待が高まる~
バイオマス発電とは、生物資源であるバイオマスを燃料として直接燃焼したり、あるいは、固形物であったバイオマスを嫌気性処理によってメタン発酵させガス化し、それを燃料として燃焼し、タービンを回して発電をする方式などを指している。
バイオマスから発生する「バイオガス」の組成は、通常、メタン60~70%、二酸化炭素30~40%、その他0.1~0.3%程度となっている。その他の中には、腐食性の硫化水素ガスが含まれているため、それらを除去するだけで、ほぼそのままで非常に効率のよい燃料となるのがバイオガスの特徴である。
バイオマスは、再生可能エネルギーの中でも唯一の有機性資源であるのが特徴である。このことから、化石エネルギーの代替資源として、古くから有望視されている一方で、エネルギー密度が低く、一部、食糧確保と競合するケースなどもあり、また、収集・運搬が容易でないなどの欠点も指摘されている。
現時点では、日本国内のバイオマスの利用率はきわめて低い状態のままである。しかし、今後、可能な限り、再生可能エネルギーに対する取り組みを強めることが想定された場合、バイオマスは有力な候補の一つとなるはずである。すでに、メタン発酵システムや、バイオマス発電などの基本的な技術は十分確立しているので、今後は、バイオマスの効率的な収集・運搬、得られたエネルギーの活用方法などの周辺の態勢を固めることが主要な課題になりそうである。
●●● 内容目次 ●●●
《トップ年頭所感》
●2013年 政治の時代に終わりを。主役は「民」である (3~6ページ)
株式会社矢野経済研究所 代表取締役社長 水越 孝
《環境・エネルギー関連シリーズ》
●バイオマス発電市場 (7~25ページ)
~再生可能エネルギーにおける唯一の有機性資源への期待が高まる~
1.バイオマスとは
【表1.新エネルギー発電の導入目標】
2.バイオマスの分野別状況
2-1.木質廃棄物
2-2.生ゴミ
2-3.畜産廃棄物
2-4.農業廃棄物
2-5.下水汚泥
2-6.産業廃棄物
3.バイオマス発電の現状
【表2.バイオマスの分野別対象物および関連産業】
【表3.分野別バイオマス発生量およびそこから発生する潜在的バイオガスの推定値】
【表4.実際に活用されている分野別バイオマス発電用バイオガス】
【表5.主要バイオマス発電施設の一覧】
【図1.メタン発酵のフローチャートの典型事例】
4.バイオマス発電の市場規模推移と予測
【表6.バイオマス発電の国内累積発電容量の推移と予測(数量:2009年-2014年予測)】
【図2.バイオマス発電の国内累積発電容量の推移と予測(数量:2009年-2014年予測)】
【表7.バイオマス発電プラントの国内市場規模推移と予測(金額:2009年-2014年予測)】
【図3.バイオマス発電プラントの国内市場規模推移と予測(金額:2009年-2014年予測)】
【表8.バイオマス発電プラントの分野別国内市場規模推移と予測(金額:2009年-2014年予測)】
【図4.バイオマス発電プラントの分野別国内市場規模推移と予測(金額:2009年-2014年予測)】
5.バイオマス発電の企業シェア
【表9.バイオマス発電プラントの国内市場における企業シェア(2011年)】
【図5.バイオマス発電プラントの国内市場における企業シェア(2011年)】
6.バイオマス発電の主要企業の取組動向
6-1.荏原環境プラント(株)
6-2.JFEエンジニアリング(株)
6-3.(株)神鋼環境ソリューション
6-4.(株)タクマ
6-5.月島機械(株)
7.バイオマス発電の今後の見通し
●氷蓄熱空調システム市場 (26~36ページ)
~電力ピークカット効果を図るシステム需要は今後も手堅い~
1.氷蓄熱空調システムの市場概況
【表1.氷蓄熱空調出荷推移(数量・容量1996年~2011年)】
【表2.氷蓄熱パッケージエアコン出荷推移(数量・容量:1996年~2011年)】
2.氷蓄熱空調市場の構造
【図1.氷蓄熱市場の構造】
3.参入メーカー動向
3-1.三菱電機(株)
3-2.三菱重工業(株)
3-3.日立アプライアンス(株)
3-4.ダイキン工業(株)
3-5.東芝キヤリア(株)
3-6.パナソニック(株)
3-7.日本スピンドル製造(株)
【表3.氷蓄熱ユニット(大型ビル・施設対応タイプ)主要参入メーカー製品特徴一覧】
4.氷蓄熱システムの課題と方向性
5.参入各社のシェア状況
【表4.氷蓄熱空調の市場規模とシェア(数量・金額・金額ウエイト:2012年見込)】
【図2.氷蓄熱空調の市場のメーカーシェア(金額:2012年見込)】
6.今後の市場性
《添加剤シリーズ(3)》
●リン系難燃剤市場 (37~55ページ)
~根強いノンハロ需要があり、反応型やイントメッセント系も好調~
1.はじめに
1-1.リン系難燃剤の概要
1-2.リン系難燃剤の市場動向
(1)市場規模の推移・予測
【表1.リン系難燃剤のWW市場規模推移と予測(数量:2010年-2014年予測)】
【図1.リン系難燃剤のWW市場規模推移と予測(数量:2010年-2014年予測)】
(2)リン系難燃剤のタイプ別内訳
①芳香族リン酸エステル
【表2.リン系難燃剤のWW市場タイプ別市場規模と構成比(数量:2011年)】
【図2.リン系難燃剤のWW市場タイプ別構成比(数量:2011年)】
②芳香族縮合リン酸エステル
③イントメッセント系難燃剤
【表3.イントメッセント系難燃剤の用途別WW市場規模と構成比用途別内訳(数量:2011年)】
【図3.イントメッセント系難燃剤のWW市場用途別内訳構成比(数量:2011年)】
④反応型難燃剤
⑤その他のリン系難燃剤
(3)用途別内訳とメーカー・シェア
【表4.リン系難燃剤の用途別WW市場規模と構成比(数量:2011年)】
【図4.リン系難燃剤のWW市場用途別構成比(数量:2011年)】
【表5.リン系難燃剤のWW市場メーカー・シェア(数量:2011年)】
【図5.リン系難燃剤のWW市場メーカー・シェア(数量:2011年)】
2.注目企業の動向
2-1.大八化学工業(株)
2-2.(株)ADEKA
【表6. ADEKAの「アデカスタブFP」シリーズの特徴】
2-3.三光(株)
【表7. 三光の「HCA」(DOPO)の特徴】
2-4.クラリアントインターナショナル リミテッド(Clariant International Ltd.)
2-5.大塚化学(株)
2-6.日本化学工業(株)
2-7.味の素ファインテクノ(株)
2-8.CBC(株)(Chemische Fabric Budenheim KG)
《無線モジュールシリーズ(8)》
●無線LAN(Wi-Fi)市場(その2) (56~71ページ)
~無線LANモジュールソリューションの提供が市場を活性化する~
1.新たな無線LAN機器市場
1-1.スマートフォンなど以外の市場
1-2.無線LAN構築のノウハウ
1-3.無線LANチップメーカー
1-4.無線LAN Directの利用
1-5.無線LAN(モジュール)ソリューション
2.無線LANモジュール
2-1.スマートフォンでは小型化
2-2.無線LANモジュールの参入メーカー
【表1.無線LANモジュール参入ベンダー】
(1)(株)村田製作所
①ポーティングサポート
②評価解析サポート
③Q&Aソフトサポート
④電波法認証取得サポート
⑤無線LAN認証取得サポート
(2)韓国SAMSUNG ELECTRO-MECHANICS CO.,LTD(SEMCO)
(3)太陽誘電(株)
(4)TDK(株)
(5)ローム(株)
(6)サイレックス・テクノロジー(株)
(7)(株)ユビキタス
(8)イコネス(eConais S.A.)
2-3.無線LANモジュールの特徴
3.無線LAN市場
3-1.企業向け無線LAN市場
3-2.公衆無線LANサービス市場
3-3.M2M無線LAN市場
3-4.コンシューマー向け無線LAN市場
《リチウムイオン電池副部材シリーズ(4)》
●電解液添加剤市場 (72~84ページ)
~機能性電解液の出現を演出しLIBの高性能化を積極的にサポート~
1.リチウムイオン二次電池の電解質と電解液
1-1.電解質
1-2.電解液
2.電解液添加剤
【図1.LIBにおける反応模式図】
【表1.電解液と電解液添加剤の組成】
3.電解液添加剤の市場規模推移と予測
【表2.電解液溶媒の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2009年2014年予測)】
【図2.電解液溶媒の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2009年-2014年予測)】
【表3.電解液添加剤の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2009年-2014年予測)】
【図3.電解液添加剤の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2009年-2014年予測)】
4.電解液添加剤の企業シェア
【表4.電解液溶媒の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【図4.電解液溶媒の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【表5.電解液添加剤の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【図5.電解液添加剤の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
5.電解液添加剤の主要企業の取組動向
5-1.宇部興産(株)
5-2.ダイキン工業(株)
5-3.富山薬品工業(株)
5-4.三井化学(株)
5-5.三菱化学(株)
6.電解液添加剤の今後の見通し
《単結晶シリーズ)》
●GaN単結晶市場 (85~97ページ)
~LEDスペシャル照明への本格参入で逆転シナリオの推敲へ、
それは必須項目であると同時に剣が峰~
1.概要
【表1.ブルーレイディスクレコーダーとプレーヤーの国内出荷台数推移(2009年~2011年)】
【図1.プレイステーション3全世界売上台数推移(2007年~2011年)】
2.アプリケーション動向
~今後の市場参入者は青紫色レーザー以外の用途を狙うLEDスペシャル照明がその入り口に~
~SiCを凌ぐポテンシャルが活かせる電子デバイス用途研究者へのアプローチが進む~
3.メーカー動向
~注目すべき液相法、その事業化時期が迫る~
【表2.GaN単結晶ウエハー市場参入メーカーの主な動向(または概要)】
4.価格動向
~4インチでLEDスペシャル照明へ、価格は早期に1インチ=1万円に向かう~
5.市場規模推移
~今後の市場は4インチが牽引、2015年には縮小傾向にブレーキかかる~
【表3.GaN単結晶市場推移と予測(金額、数量:2006年~2015年予測)】
【図2.GaN単結晶市場推移と予測(金額、数量:2006年~2015年予測)】
【表4.口径別GaN単結晶市場推移と予測(面積:2010年~2015年予測)】
【図3.口径別GaN単結晶市場推移と予測(面積:2010年~2015年予測)】
《モーターシリーズ(1)》
●小型ブラシ付きDCモータ(コアード)市場 (98~105ページ)
~激化する価格競争、検討すべきは「協業」と「提案領域の拡大」~
1.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)市場規模推移
【表1.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)市場世界主要モータメーカー市場規模推移
(数量:2008年度~2013年度予測)】
【図1.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)市場世界主要モータメーカー市場規模推移
(数量:2008年度~2013年度予測)】
2.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)需要分野別内訳
【表2.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)需要分野別内訳(数量:2011年度見込み)】
【図2.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)需要分野別内訳(数量:2011年度見込み)】
3.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)メーカーシェア
【表3.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)世界主要メーカーシェア(数量:2010年度)】
【図3.ブラシ付きDCモータ(コアード)世界主要メーカーシェア(数量:2010年度)】
4.小型ブラシ付きDCモータ(コアード)市場の展望
《コラム》
●2013年のYano E plusは”プチ”コンシュルジュ (106ページ)
関連マーケットレポート
- D55100801 Yano E plus 2013年1月号(No.058)
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