定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2013年6月号(No.063)

 トピックス 

《電子デバイス》
●電子カウンター市場
~FA現場の必須アイテム ワールドワイドでは拡大基調継続中も国内では今後の更新需要を見込む

FAなどの生産現場において、生産数量を正確にカウントするための機器として、カウンターが用いられている。
現在のカウンターのタイプは、電子カウンターが圧倒的に多いが、電子カウンターに対して、同様な機能を持つがタイプの異なるものとして、電磁カウンターや機械式カウンターなどもある。
このうち、電磁カウンターは電圧をかけた際に内部マグネットコイルが励磁してカウントする仕組みのカウンターである。電磁カウンターの最大の特徴は電源が不要であるという点で、電子カウンターにも電池式で電源不要のものはあるが、一定の需要がある。
また、機械式カウンターは、ギアの組み合わせで軸の回転や傾きを感知してカウントするタイプのものである。当然、電源は不要で、軸の連結やレバーとの連動によりさまざまな機械の動作数の積算表示を可能にしている。
ただ、このような電磁カウンターや機械式カウンターは、電子カウンターに比べて圧倒的に数量が少なく、現在では、カウンターといえば、電子カウンターを指すことが多い。

日本の製造業は、これまで、安定した品質や、生産プロセスの効率化によって、グローバルな競争を勝ち抜き、世界経済をリードしてきた。
そうした生産現場において、大きな役割を果たしてきたのがFA機器であり、電子カウンターは、そうしたFA機器の中の制御機器の代表的な一つである。
電子カウンター市場は、国内需要の低迷で設備投資が抑制される中で、国内市場においては成熟度合いを増してきており、今後、経済が回復基調を強めて、設備投資が上向きに転じれば、それなりの数量増が見込まれるものの、基本的にはグローバルな視点での展開が不可欠となっている。
現在の電子カウンターの仕組みは、近接センサなどの各種制御センサからの出力信号を入力パルスとして計数するタイプが一般的となっている。このような制御センサは、検出体を検出するためのセンサヘッドを備えているが、これらセンサヘッドは、一般に、検出対象の近傍に配置されるので、制御センサは、電子カウンターに内蔵されないで、別構成になることが多い。そのため、制御センサの出力信号を入力パルスとして電子カウンターで計数する場合、制御センサと電子カウンターとは信号伝送ケーブルなどを用いて接続されている。
こうした一連の接続方式等を簡略化することによって、全体のコンパクト化に貢献することができる。たとえば、制御センサの出力信号を入力パルスとして計数する際、そのカウンターパネル内に制御センサを設置すると共に、制御センサ側の主回路と電子カウンター側の主回路とを直接接続して一体化することによって、周辺回路の設計、配線等が不要となり、その分、大幅に費用を低減することができると同時に、コンパクト化にも貢献することができる


 内容目次 

《宇宙・航空関連シリーズ(4)》

  ●地上支援システム市場 (3~16ページ)
    ~華やかな宇宙事業を支えるとともに鍵を握る重要領域~
    1.地上支援システムの概要
    【表1.地上支援システムの対象と機能一覧】
    2.地上支援システムの構成
    【図1.地上支援システムの典型的な構成例】
    2-1.管制システム
    【図2.筑波宇宙センターの外観】
    【図3.JAXA筑波宇宙センターの典型的な運用管制室】
    2-2.受信施設
    【図4.JAXAの送受信ネットワークの概略】
    【図5.探査機向け通信およびデータ送信用アンテナの外観】
    3.地上支援システムの市場規模推移と予測
    【図・表1.地上支援システムの国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
    【図・表2.地上支援システムのWW市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
    【図・表3.地上支援システムの構成部分別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
    4.地上支援システムの企業シェア
    【図・表4.地上支援システムの国内市場における企業シェア(2012年)】
    5.地上支援システムの主要取組企業の動向
    5-1.日本電気株式会社
    5-2.富士通株式会社
    5-3.三菱電機株式会社
    5-4.株式会社CIJネクスト
    5-5.TIS株式会社
    6.地上支援システムの今後の見通し

《電子デバイス》

  ●電子カウンター市場 (17~24ページ)
    ~FA現場の必須アイテムWWでは拡大基調継続中も国内では今後の更新需要を見込む~
    1.FAにおけるカウンターの役割と種類
    2.電子カウンターとは
    【図1.典型的な電子カウンターの外観】
    3.電子カウンターのタイプ
    4.電子カウンターの市場規模推移と予測
    【図・表1.電子カウンターの国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
    【図・表2.電子カウンターのWW市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
    【図・表3.電子カウンターの用途別国内市場規模推移と予測(金額:2010-2015年予測)】
    5.電子カウンターの企業シェア
    【図・表4.電子カウンターの国内市場における企業シェア(2012年)】
    6.電子カウンターの主要取組企業の動向
    6-1.オムロン株式会社
    6-2.光洋電子工業株式会社
    6-3.パナソニック株式会社
    6-4.ライン精機株式会社
    7.電子カウンターの課題と今後の見通し

《無線モジュールシリーズ(13)》

  ●用途別・近距離無線市場 (25~41ページ)
    ~用途別近距離無線市場のまとめと市場動向を総括~
    1.用途別近距離無線市場
    1-1.近距離データ通信に関連した通信方式
    【表1.近距離データ通信に関連した通信方式】
    1-2.映像配信(Video)に関連した通信方式
    【表2-1.映像配信(Video)に関連した通信方式】
    【表2-2.映像配信(Video)に関連した通信方式】
    1-3.音楽(Audio)に関連した通信方式
    【表3.音楽(Audio)に関連した通信方式】
    1-4.認証を容易にする通信方式
    【表4.認証を容易にする通信方式】
    1-5.ヘルスケア、医療分野での利用に優れた通信方式
    【表5-1.ヘルスケア、医療分野での利用に優れた通信方式】
    【表5-2.ヘルスケア、医療分野での利用に優れた通信方式】
    1-6.産業分野での利用に優れた通信方式
    【表6.産業分野での利用に優れた通信方式】
    1-7.交通・自動車分野での利用に優れた通信方式
    【表7.交通・自動車分野での利用に優れた通信方式】
    1-8.決済分野での利用に優れた通信方式
    【表8.決済分野での利用に優れた通信方式】
    1-9.規格や規制にとらわれない利用に優れた通信方式
    【表9-1.規格や規制にとらわれない利用に優れた通信方式】
    【表9-2.規格や規制にとらわれない利用に優れた通信方式】
    1-10.スマートグリッドなどの利用に優れた通信方式
    【表10.スマートグリッドなどの利用に優れた通信方式】
    2.近距離無線市場動向まとめ
    2-1.2016年までの想定されるイベント
    【表11.2016年までの想定されるイベント】
    【図・表1.近距離無線方式別国内市場規模推移と予測(金額:2011-2016年予測)】

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ(3)》

  ●磁性シート関連市場 (42~66ページ)
    ~RFID用はフェライトシートが伸長、今後はNFC向けがさらに拡大~
    1.はじめに
    1-1.ノイズ抑制シートの種類
    【表1.ノイズ抑制用磁性シートの特徴】
    1-2.ノイズ抑制のメカニズム
    1-3.RFID用磁性シートの種類
    (1)複合材料型シート
    (2)焼結フェライトシート
    2.磁性シート関連市場の動向
    2-1.複合材料型磁性シートの市場規模
    【図・表1.複合材料型磁性シートWW市場推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
    【図・表2.複合材料型磁性シートの用途別WW市場内訳(2012年)】
    2-2.NSSの利用分野とブランド・シェア
    【図・表3.NSSの利用分野別WW市場内訳(2012年)】
    【図・表4.NSSのブランド・シェアWW市場(2012年)】
    2-3.RFID用磁性シートの市場規模推移
    【図・表5.RFID用磁性シートのWW市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
    【図・表6.RFID用磁性シートの種類別WW市場売上比率(金額:2012年)】
    【図・表7.RFID用焼結型フェライトシートのWW市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
    【図・表8.RFID用複合材料型磁性シートのWW市場規模推移と予測(金額:2011-2017年予測)】
    2-4.RFID用焼結型フェライトシートのメーカー・シェア
    【図・表9.RFID用焼結フェライトシートのWW市場におけるメーカー・シェア(金額:2012年)】
    3.注目企業の動向
    3-1.FDK株式会社
    3-2.NECトーキン株式会社
    【図1.NECトーキン/「バスタレイド」の用途別比率(推定値:2012年度)】
    3-3.TDK-EPC株式会社
    3-4.旭化成せんい株式会社
    3-5.北川工業株式会社
    3-6.株式会社新日本電波吸収体
    3-7.株式会社タイカ
    3-8.大同特殊鋼株式会社
    3-9.株式会社タケチ
    3-10.デクセリアルズ株式会社
    3-11.戸田工業株式会社
    【表2.戸田工業/フェライトシートの仕様(FLX-950シリーズ)】
    3-12.有限会社ポーラステクノ
    3-13.ポリマテック・ジャパン株式会社
    3-14.株式会社ワイドワーク

《半導体》

  ●SRAM市場 (67~75ページ)
    ~モバイルコミュニケーション市場の拡大により底堅い需要~
    1.市場概況
    2.市場規模の推移とシェア
    2-1.市場規模の推移
    【図・表1.SRAM WW市場規模推移(金額:2009年-2013年予測)】
    2-2.市場シェア(全世界)
    【図・表2.SRAM WW市場のシェア推移(金額:2010年-2012年)】
    3.製品動向
    3-1.大容量化、高速化、低電圧化
    3-2.擬似SRAM、FRAM、MRAMとの競合
    4.各社の動向
    4-1.サイプレス セミコンダクタ(Cypress Semiconductor Corporation.)
    4-2.ルネサス エレクトロニクス株式会社
    4-3.ISSI(Integrated Silicon Solution Inc.)
    4-4.オン・セミコンダクタ(ON Semiconductor)
    4-5.サムスン電子(Samsung Electronics Co., Ltd.)
    4-6.株式会社東芝
    5.今後の見通し

  ●液晶テレビバックライト用白色LED市場 (76~83ページ)
    ~高電流化パッケージによる「低価格直下型」でCCFLを駆逐
     1台あたり使用個数の減少で2012年以降は一転市場縮小に~

    1.全般動向
    2.市場規模推移と予測
    【図1.液晶テレビ市場予測(数量ベース:2011-2015年予測)】
    【図・表1.LEDバックライト搭載液晶テレビ市場予測(数量ベース:2011-2015年予測)】
    【表1.バックライト方式・インチサイズ大別LEDバックライト搭載液晶テレビ市場予測
    (数量ベース:2011-2015年予測)】
    【図2.液晶テレビバックライト用白色LED市場セグメント別市場予測
    (2011~2015年予測、金額、バックライト方式・画面サイズ大別)】
    【図・表2.液晶テレビバックライト用白色LED市場予測(金額・数量:2011-2015年予測)】


《製造装置関連》

  ●産業用ロボット市場(その3)塗装ロボット (84~96ページ)
    ~国内は近年縮小続く成熟市場だが、2012年はエコカー需要による
     設備投資回復を背景に反転~

    1.塗装ロボットとは
    【図1.塗装ロボットの基本構成】
    【図2.塗装ロボットの一例】
    【図3-1.活用事例】
    【図3-2.活用事例】
    【図3-3.活用事例】
    2.市場概況
    2-1.塗装ロボットの市場概況
    【図・表1.塗装溶接ロボット国内及び輸出市場規模推移(金額:2008年-2012年)】
    2-2.塗装ロボットの2011年及び2012年需要分野別構成比
    【図・表2.塗装ロボット需要分野別構成比(2011年)】
    【図・表3.塗装ロボット需要分野別構成比(2012年)】
    【図4.塗装断面の構造と主要機能】
    【図5.従来塗装とアクアテック塗装の工程比較】
    2-3.塗装ロボットの2011年及び2012年輸出仕向地別出荷額
    【図・表4.塗装ロボットの年輸出仕向地別シェア(2011年)】
    【図・表5.塗装ロボットの年輸出仕向地別シェア(2012年)】
    3.主要参入メーカーの動向と国内におけるメーカーシェア
    3-1.株式会社安川電機
    3-2.川崎重工業株式会社
    3-3.その他
    【図・表6.塗装ロボット国内市場メーカーシェア(2012年)】
    4.塗装ロボット国内及び市場規模予測
    【図・表7.塗装ロボット国内及び市場規模推移と予測(金額:2013-2020年予測)】

《あとがき》

  ●矢野経済研究所の定刊誌はオールスターの布陣 (97ページ)

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