定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2014年5月号(No.074)
●●● トピックス ●●●
《電子デバイス》
●人感センサ市場
~手軽な省エネツールの代表格としての期待が高まる
人感センサは人間を感知するセンサである。人間を感知するセンサ・プローブにはさまざまな種類があるが、現実的に最も多く実用化されているのは、赤外線センサである。
赤外線センサは、基本的に熱を感知するセンサである。人体は通常36~37℃程度の体温を有するため、人体から放出される熱輻射を赤外線センサが検知することによって、人感センサとしての役割を果たすことができる。
赤外線センサの原理は、通常、センサ視野内の人体と背景との温度差によるエネルギー量の変化を検知することによって、人を検出するものである。したがって、風呂のように人体温度と背景温度が接近している場合には、人を感知することができない。また、人間に近い体温を持つペットなどの動物も誤認識しやすい。こうした誤作動を防ぐために、センサの精度を高めたり、センサの数量を増やしたり、異なる種類のセンサを組み合わせたりするなどの工夫がされている。
人感センサは、防犯などセキュリティ用途から始まったが、最近では、さまざまな電気機器の省エネ効果に大きく寄与するようになってきている。
省エネ用途としては、個別電気製品に人感センサを設置し、人を感知して、こまめに電源のオン・オフを行なうことにより、省エネ効果を高めようというものである。
すでに、照明はもとより、エアコン、温水便座、換気扇、テレビ、パソコン、電気こたつ、自動販売機などに、人感センサが用いられてきており、その用途範囲はさらに広がる勢いを示している。
さらに、こうした動きは、家庭だけでなく、職場にも広がってきている。これまで省エネ機器の開発など、省エネ対策を先進的に進めてきた産業界では、従来見逃されてきたオフィスなどの事業所において、人がいないときには不要な照明や機器の電源を管理するツールとして、人感センサを用いる動きが活発になってきている。人感センサは、手軽だが、本格的な省エネツールとしての役割を担える段階になりつつある。
●●● 内容目次 ●●●
《次世代デバイス・ソリューション》
●屋内位置情報システム市場 (3~15ページ)
~国内はまだ混沌とした黎明期だが、ニーズは明確で市場性大~
1.はじめに
2.室内位置情報とは
3.室内位置情報の取得
3-1.屋内位置情報の取得手段
【表1.屋内位置情報取得一覧】
【表2.屋内位置情報に関する各方式一覧】
(1)携帯基地局
(2)PHS基地局
(3)無線LAN(Wi-Fi)
(4)BLE(Bluetooth Low Energy)
(5)二次元コード、ARなど
(6)RFID、専用無線送信機など
(7)専用無線標識(Dedicated Beacons)
(8)ImpulseUWB
(9)可視光
(10)赤外線
(11)超音波
(12)無線ビーコン
(13)高感度GPS
(14)GPSリピータ
(15)Pseudolite
(16)IMES
(17)自律航法(PDR)
3-2.想定される利用形態
【表3.室内位置情報のアプリケーション例】
4.市場概況
4-1.市場構造とその動き
4-2.「情報銀行」という考え方
5.市場規模
●ナノエレクトロニクスデバイス市場 (16~36ページ)
~微細化の限界に達しつつある従来デバイスに替わって登場
当面微細化技術を軸に進展も、先々は未知の概念の発想が重要~
1.ナノテクノロジーとナノエレクトロニクスデバイス
2.ナノエレクトロニクスデバイスの必要性と可能性
【図1.シリコン半導体素子の性能のトレンド予測】
3.ナノエレクトロニクスデバイスの応用事例
3-1.量子コンピュータ
3-2.DNAコンピュータ
【図2.DNAコンピュータの概念図】
3-3.分子ナノエレクトロニクスデバイス
4.ナノエレクトロニクスデバイス発展に欠かせない周辺技術の進歩
4-1.原子を観る顕微鏡による表面解析
【図3.AFMの模式図】
【図4.SPMの模式図】
4-2.ナノリソグラフィ
【図5.DPNの模式図】
4-3.自己組織化
4-4.分子モデリング
5.ナノエレクトロニクスデバイスの市場規模推移と予測
【図・表1.ナノエレクトロニクスデバイスの国内・WW市場規模推移と予測(金額:2011-2016年予測)】
【図・表2.ナノエレクトロニクスデバイスの需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2011-2016年予測)】
【図・表3.ナノエレクトロニクスデバイスの需要分野別WW市場規模推移と予測(2011-2016年予測)】
6.ナノエレクトロニクスデバイスのメーカーシェア
【図・表4.ナノエレクトロニクスデバイスの国内市場における企業シェア(2013年)】
7.ナノエレクトロニクスデバイスの主要取組企業・団体の動向
7-1.慶応義塾大学
7-2.経済産業省
7-3.独立行政法人産業技術総合研究所
7-4.東京大学生産技術研究所
7-5.株式会社東芝
7-6.東北大学電気通信研究所
7-7.名古屋大学大学院
7-8.パナソニック株式会社
7-9.株式会社日立製作所
7-10.富士通株式会社
7-11.独立行政法人物質・材料研究機構
7-12.北海道大学
7-13.三重大学極限ナノエレクトロニクスセンター
7-14.独立行政法人理化学研究所
【図6.シリコンナノワイヤ量子ドットデバイス】
8.ナノエレクトロニクスデバイスの将来展望
《EMC・ノイズ対策関連シリーズ(14)》
●ノイズ対策用コンデンサ市場(2) (37~64ページ)
~フィルムコンデンサを中心とする安全規格コンデンサは堅調に推移~
1.はじめに
1-1.フィルムコンデンサとノイズ対策
(1)現在は金属化フィルム型が主流
【図1.積層形金属化フィルム型コンデンサの構造】
(2)フィルムコンデンサの利点と課題
(3)安全規格認定コンデンサ
【図2.AC電源のノイズ対策の事例】
1-2.電解コンデンサとノイズ対策
(1)アルミ電解コンデンサの概要
(2)アルミ電解コンデンサの周波数特性
【図3.主要コンデンサの周波数特性】
(3)タンタル電解コンデンサの概要
(4)タンタル電解コンデンサの主要用途
【表1.主要コンデンサの代表的な用途】
2.フィルムコンデンサと電解コンデンサの市場動向
2-1.主要コンデンサの総市場規模
【図・表1.コンデンサの種類別WW市場売上比率(2013年)】
2-2.フィルムコンデンサとノイズ対策関連市場
【図・表2.フィルムコンデンサのWW市場規模推移(金額・数量:2012-2017年予測)】
【図・表3.フィルムコンデンサに占める安全規格品のWW市場比率(2013年)】
【図・表4.安全規格認定コンデンサの種類別WW市場内訳(2013年)】
2-3.電解コンデンサとノイズ対策関連市場
(1)アルミ電解コンデンサ市場の現状
【図・表5.電解液型アルミ電解コンデンサのWW市場規模推移(金額・数量:2012-2017年予測)】
【図・表6.機能性アルミ電解コンデンサのWW市場規模推移(金額・数量:2012-2017年予測)】
(2)タンタル電解コンデンサ市場の現状
【図・表7.マンガン系タンタル電解コンデンサのWW市場規模推移(金額・数量:2012-2017年予測)】
【図・表8.導電性高分子系タンタル電解コンデンサのWW市場規模推移(金額・数量2012-2017年予測)】
【図・表9.ノイズ対策絡みの電解コンデンサのWW市場需要(2013年)】
3.注目企業の動向
3-1.フィルムコンデンサ関連
(1)パナソニック株式会社AIS社(オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)
【図4.HEV/EVインバータ等用フィルムコンデンサ(Type1)】
(2)岡谷電機産業株式会社
【図5.岡谷電機産業/安全規格ンデンサ(事例)】
(3)株式会社指月電機製作所
3-2.電解コンデンサ関連
(1)NECトーキン株式会社
(2)Vishay Intertechnology, Inc.
【図6.湿式タンタルコンデンサのモールド型SMD形製品】
(3)エルナー株式会社
【図7.車載用チップ形アルミ電解コンデンサの耐振動構造】
(4)日本ケミコン株式会社
《装置関連》
●VOC処理装置市場 (65~87ページ)
~国内由来のものもかなりあるとされるPM2.5との関連で
さらに導入がナノエレクトロニクスデバイス市場後押しされる!~
1.VOCとは
【図1.PM2.5の発生メカニズム】
【図2.国内のPM2.5測定結果例】
2.VOC排出対策の状況
3.VOC処理方法
【表1.VOC処理方法と特徴】
3-1.燃焼法
【図3.典型的な直接燃焼法によるVOC処理装置のフロー】
【図4.典型的な蓄熱燃焼法によるVOC処理装置のフロー】
【図5.典型的な触媒燃焼法によるVOC処理装置のフロー】
3-2.吸着法
【図6.典型的な活性炭吸着法によるVOC処理装置のフロー】
3-3.その他の処理方法
4.VOC処理装置の市場規模推移と予測
【図・表1.VOC処理装置の国内市場規模推移と予測(数量・金額:2011-2016年予測)】
【図・表2.VOC処理装置のWW市場規模推移と予測(数量・金額:2011-2016年予測)】
【図・表3.VOC処理装置の方式別国内市場規模推移と予測(金額:2011-2016年予測)】
【図・表4.VOC処理装置の需要分野別国内市場規模推移と予測(金額:2011-2016年予測)】
5.VOC処理装置の企業シェア
【図・表5.VOC処理装置の国内市場における企業シェア(2013年)】
6.VOC処理装置の主要取組企業の動向
【表2.処理方法別VOC処理装置メーカー一覧】
6-1.アルストム株式会社
6-2.株式会社クレハエンジニアリング
6-3.コスモエンジニアリング株式会社
6-4.日本エア・リキード株式会社
6-5.株式会社神鋼環境ソリューション
6-6.株式会社大気社
6-7.中外炉工業株式会社
6-8.月島機械株式会社
6-9.ミウラ化学装置株式会社
6-10.株式会社モリカワ
7.VOC処理装置の課題
8.VOC処理装置の今後の見通し
《電子デバイス》
●人感センサ市場 (88~107ページ)
~手軽な省エネツールの代表格としての期待が高まる~
1.エネルギー戦略の見直しを迫られる日本
2.省エネに貢献する人感センサ
3.人感センサとしての赤外線センサ
4.赤外線センサの種類
4-1.焦電型赤外線センサ
【図1.焦電型赤外線センサの外観と回路図】
4-2.サーモパイル型赤外線センサ
【図2.サーモパイル型赤外線センサの断面模式図】
4-3.ボロメータ型赤外線センサ
【図3.ボロメータ型赤外線センサの模式図と顕微鏡写真】
5.人感センサの用途
5-1.省エネ
【図4.エアコンに用いられる人感センサの事例】
5-2.セキュリティ
6.人感センサの市場規模推移と予測
【図・表1.人感センサの国内市場規模推移と予測(数量・金額:2011-2016年予測)】
【図・表2.人感センサのWW市場規模推移と予測(数量・金額:2011-2016年予測)】
【図・表3.人感センサの分野別国内市場規模推移と予測(数量:2011-2016年予測)】
【図・表4.人感センサの分野別WW場規模推移と予測(数量:2011-2016年予測)】
7.人感センサのメーカーシェア
【図・表5.人感センサの国内メーカーシェア(2013年)】
8.人感センサメーカーの取組動向
8-1.NECトーキン株式会社
8-2.日本セラミック株式会社
8-3.パナソニック株式会社
8-4.富士セラミックス株式会社
8-5.株式会社村田製作所
8-6.Excelitas Technologies Corp.(米国)
9.人感センサ応用製品メーカーの取組動向
9-1.NECライティング株式会社
【図5.NECライティングの照明システムの模式図】
9-2.東芝ライテック株式会社
9-3.三菱重工業株式会社
10.人感センサの今後の見通し
《ストアオートメーション(4)》
●カード決済端末市場 (108~118ページ)
~電子マネー対応、銀聯(ぎんれん)カード対応などもあり、市場は堅調に推移~
1.カード決済端末とは
【表1.OCT端末の種類と概要】
【図1.カード決済端末システム】
【図2.カード決済端末機】
2.市場概況
2-1.カード決済端末市場概況
2-2.カード決済利用状況(事例)
(1)地方中堅スーパー
(2)中堅カジュアル衣料品販売
(3)中堅薬局チェーン店
【図・表1.カード決済端末国内市場推移(数量・金額:2010-2013年度)】
【図3.消費者の電子商取引決済方法別構成比(2009年)】
【図4.流通業界におけるクレジットカード決済端末導入状況(2012年6月)】
3.主要参入メーカー取組動向
3-1.東芝テック株式会社
3-2.オムロンソフトウェア株式会社
3-3.パナソニック システムネットワークス株式会社
【図5.キャッシュレス化対応】
【図6.業務効率化対応】
3-4.エスアイアイ・データサービス株式会社
【図7.タクシーメーター連動型電子マネーシステム】
3-5.富士通フロンテック株式会社
【図8.ドクターシーラボ導入システム事例】
4.カード決済端末国内市場規模予測
【図・表2.カード決済端末国内市場推移(台数・金額:2014年度-2020年度予測)】
【図9.カード会社の安全性取組動向】
《あとがき》
韓国電子展への出店ご案内 (119ページ)