定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。
最新号
Yano E plus 2016年1月号(No.094)
トピックス
《次世代市場トレンド》
●高色再現ディスプレイ技術動向
~2020年の8K実現に向けた取り組みに全力を傾倒するディスプレイ関連業界!
できるだけ自然に近い色を忠実に再現する高色再現ディスプレイの実現は、ディスプレイが出現して以来の継続的な課題であり、それに向けた進歩は連綿と続いている。とりわけ、2020年東京オリンピックに向けたBT.2020規格に絡む高色再現ディスプレイの実現に向けて、懸命な技術開発が行なわれている。
また、用途的には、広く一般に利用されているデジタル放送やブロードバンドにおける映像配信以外にも、遠隔医療、バイオテクノロジー、電子商取引、美術品の映像保存など、さまざまな分野での利用が期待されている。こうした応用分野では、映像が単に鑑賞されるだけでなく、診断結果や商取引結果などに影響することもあることから、映像情報自体が特別な価値を持つことになる。
ところが、従来の映像システムでは、実物の色を十分忠実に再現することができていない。その点、高い精度で自然な色を再現した高色再現ディスプレイは、従来の赤(R)、緑(G)、青(B)という3 原色を超える新しい映像通信システムを開発し、実物に限りなく近い色、光沢、質感等を持つ映像を再現することを目指している。
RGBの3原色の代りに、マルチスペクトルカメラ等を用いて、光のスペクトルの情報を入力することで、撮影時と異なる照明環境の下でも、実物を直接見る場合と同様に忠実な色を再現することができるようになる。さらに、表示側でも、多原色ディスプレイにより、従来のディスプレイでは表現できない鮮やかな色表示を可能にできる。そして、これらの入出力機器間で忠実な色情報を交換するため、多原色映像信号の伝送・保存技術等の研究が進んでいる。
内容目次
《トップ年頭所感》
●~2016年“創造的成長”の実現に向けて~ (3~5ページ)
株式会社矢野経済研究所 代表取締役社長 水越 孝
《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●近傍界シールド材と導電材の最新動向 (6~39ページ)
~シールド材では高周波対応品、導電材では新型銅ペーストが急伸中~
1.はじめに
1-1.近傍界と遠方界の境界
【表1.電磁波シールドの種類】
1-2.近傍界シールド材の市場動向
(1)オンボード用シールド材
①シールドケース
【図・表1.基板用シールドケースのWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表2.基板用シールドケースのWW市場利用分野(2014年)】
②FPC用シールドフィルム
【図・表3.FPC用シールドフィルムのWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表4.FPC用電磁波シールドフィルムのメーカー・シェア(2014年)】
(2)多用途シールド材
①EMIガスケット
(a)フィンガー
(b)ソフトガスケット
【図・表5.EMIガスケットのWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表6.ソフトガスケットとフィンガーのWW市場売上構成(2014年)】
②導電性テープ
(3)ケーブル用シールド材
①シールドチューブ
【表2.主な近傍界シールド材のWW市場売上比率(2014年)】
②FFC用シールドフィルム
【図・表7.主要近傍界シールド材・国内市場の売上構成(2014年)】
1-3.主な導電性材料の市場動向
(1)ポリマー型導電性ペーストの概況
【図・表8.導電性ペースト(金属フィラー系)のWW市場規模推移・予測
(金額:2014-2020年予測)】
【図・表9.導電性ペーストの利用分野別WW市場売上構成(2014年)】
(2)新型銅ペーストの需要が急拡大
(3)カーボン系導電性ペーストの動向
【表3.導電性能の区分と主要導電材料の使用分野】
【表4.黒鉛系ペーストの用途とWW市場規模(中間原料用は除外)】
(4)その他の導電性材料と電磁波シールド
2.電磁波シールド材・導電性材料の注目企業
2-1.近傍界シールド材関連企業の動向
(1)タキロン株式会社
【図1.「エミカ」の電磁波シールド効果】
(2)トーヨーケム株式会社
【表5.高周波対応「LIOELM® TSS 510」の性能】
(3)星和電機株式会社
【図2.自動実装ガスケット(E02Jシリーズ)】
(4)日本ジッパーチュービング株式会社
【図3.配線結束の「高シールド性タイプ」】
(5)日本レアードテック株式会社
【図4.レアード・テクノロジーのEMIシールド材の事例】
2-2.導電材料関連企業の動向
(1)デクセリアルズ株式会社
(2)ハリマ化成株式会社
(3)ベカルト・ジャパン株式会社
【図5.ステンレス繊維フィラー「ベキシールド」】
(4)日本黒鉛工業株式会社
(5)藤倉化成株式会社
《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(7) (40~56ページ)
~自動車の自動運転技術の進展で激しく変化する地図と位置情報市場~
1.自動車と空間認識
1-1.ナビゲーション
(1)車の機能とカーナビの連携
①外部より情報取得する方法
②車メーカーが情報系端末で利用する場合
1-2.車に搭載された通信機能と位置情報
(1)車載通信ユニット
(2)緊急通報サービス(Helpnet、ecall)
(3)V2X
1-3.位置情報が利用できないケース
(1)GPS一時的な位置情報の中断や誤差増大
(2)GPSを用いない方法
2.自動車分野における位置情報市場
2-1.国内の市場環境
2-2.国内各社の動き
(1)地図ベンダー
(2)自動車メーカー
(3)ソリューションベンダー
2-3.市場規模
●フォトニック結晶技術動向 (57~74ページ)
~ハイパワーレーザー、高効率LED、各種デバイスなどを
飛躍的に高めるアイテムとして期待されるナノ結晶構造体~
1.フォトニック結晶とは
2.フォトニック結晶の構造
2-1.1次元フォトニック結晶
2-2.2次元フォトニック結晶
2-3.3次元フォトニック結晶
3.フォトニック結晶の需要分野
3-1.LED
3-2.レーザー
3-3.光ファイバー
3-4.ディスプレイ
3-5.太陽電池
3-6.センサー
4.フォトニック結晶の市場規模予測
【図・表1.フォトニック結晶の国内およびWW市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
【図・表2.フォトニック結晶の用途別国内市場規模予測(金額:2016-2026年予測)】
5.フォトニック結晶関連の企業および団体等の取組動向
5-1.国立大学法人京都大学
5-2.SCIVAX株式会社
5-3.国立研究開発法人情報通信研究機構
5-4.国立大学法人筑波大学
5-5.国立大学法人東京大学
5-6.公立大学法人名古屋市立大学
5-7.浜松ホトニクス株式会社
5-8.ファイバーラボ株式会社
5-9.株式会社フォトニックラティス
5-10.国立研究開発法人物質・材料研究機構
5-11.丸文株式会社
【図1.深紫外LEDにおけるサファイア裏面PhCプロセス】
5-12.国立大学法人横浜国立大学
【図2.スローライトが生じる模式図】
【図3.ナノレーザーの模式図】
5-13.国立研究開発法人理化学研究所
【図4.フォトニック結晶を用いた光学迷彩の模式図】
6.注目されるコロイドフォトニック結晶
●高色再現ディスプレイ技術動向 (75~91ページ)
~2020年の8K実現に向けた取り組みに全力を傾倒する
ディスプレイ関連業界!~
1.高色再現ディスプレイとは
2.高色再現ディスプレイの入力系と出力系
2-1.入力系
2-2.出力系
3.高色再現ディスプレイを支える技術
3-1.量子ドット
3-2.カラーフィルタ用顔料
3-3.液晶ディスプレイの高色域化
4.高色再現ディスプレイの市場規模予測
【図・表1.高色再現ディスプレイの国内およびWW市場規模予測(数量:2015-2020年予測)】
【図・表2.高色再現ディスプレイの国内およびWW市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
5.高色再現ディスプレイ関連の企業および団体等の取組動向
5-1.NECディスプレイソリューションズ株式会社
【図1.「SpectraView®エンジン」の外観(左)三次元ルックアップテーブル(右)】
5-2.NLTテクノロジー株式会社
5-3.キヤノン株式会社
5-4.JSR株式会社
5-5.株式会社ジャパンディスプレイ
5-6.シャープ株式会社
5-7.大日本印刷株式会社
5-8.DIC株式会社
5-9.国立大学法人東京工業大学
【図2.複合解像度型分光イメージングの模式図】
5-10.日本電信電話株式会社(NTT)
【図3.マルチバンドの原理を示したカメラの分光感度の模式図】
【図4.3バンドカメラと9バンドカメラの色度図】
5-11.有限会社パパラボ
6.高色再現ディスプレイを左右する量子ドット技術
《注目市場フォーカス》
●回転センサー(検査装置用途)市場 (92~104ページ)
~産業のコア製品であり、今後も経済動向に並走する~
1.回転センサー(検査装置用途)とは
【図1.電磁式回転検出器動作原理】
【図2.磁電式回転検出器動作原理】
【図3.光電式回転検出器動作原理】
2.回転センサー業界構造
3.市場規模と需要分野別市場規模
【図・表1.回転センサー(検査装置用途)国内市場規模推移実績
(数量・金額:2012-2015年)】
【図・表2回転センサー(検査装置用途)需要分野別比率(2015年)】
4.主要企業取組動向
4-1.株式会社小野測器
4-2.株式会社マツシマメジャテック
【図4.スピードスイッチと取り付け事例】
4-3.ココリサーチ株式会社
【図5.同社中核技術「ベルマティック」回転解析用途】
4-4.株式会社緑測器
4-5.株式会社マコメ研究所
4-6.株式会社電子応用
4-7.株式会社サンエテック
4-8.その他
5.回転センサー(検査用途)今後の市場動向
【図・表3.回転センサー(検査装置用途)国内及び国外輸出市場規模予測
(数量・金額:2016年-2020年予測)】
●Bluetooth Smart ICの現状と展望~プレーヤー動向編~ (105~112ページ)
~Bluetooth Smart技術の中心となる注目のICプレーヤー3社~
1.半導体メーカーの企業動向
1-1.ラピスセミコンダクタ株式会社
(1)Bluetooth Smart IC事業の現況
(2)製品のラインナップと特徴
【図1.ML7125の送受信電流】
(3)アプリケーションの動向
【図2.Bluetooth Smart とBluetooth Smart Readyの差異】
(4)売上高推移と予測
【図3.対前年比売上比率の推移と予測(2014-2017年予測)】
(5)今後の事業戦略
【図4.ラピスセミコンダクタの注目のセンサネットワーク】
1-2.NORDIC SEMICODUCTOR
(1)Bluetooth Smart IC事業の現況
(2)製品のラインナップと特徴
【図5.nRF52シリーズ】
(3)今後の事業戦略
【図6.アプリケーションとソリューションとの関係】
1-3.STマイクロエレクトロニクス株式会社
●中国のxEV政策 (113~124ページ)
~拡大する新エネルギー自動車市場~
1.はじめに
2.中国のxEV政策
【表.新エネルギー車拡大のための政府補助金(乗用車)】
【表.新エネルギー車拡大のための政府補助金(商用車)】
【表.新エネルギー車拡大のための政府補助金(その他EV及びFCV)】
【表.新エネルギー車充電設備の奨励標準(2013年~2015年)】
3.中国における新エネルギー車生産・免税台数
【表.各自動車生産企業の新エネルギー車の車両購入税の免除状況2014年9月~2015年2月】
4.主要企業動向
4-1.比亜迪汽車工業有限公司(BYD)
【表.BYDの主な取扱い新エネルギー車】
【図.BYD売上比率(2014年)】
【図.BYD販売台数比率(2014年)】
4-2.北京汽車集団有限公司
【図.北京集団の主な自動車製造企業】
【表.北京集団の主な取扱いの新エネルギー自動車】
4-3.上海汽車集団股份有限公司
【表.上汽の主な取扱いの主な新エネルギー自動車】
【図.上汽の販売台数比率(2014年)】
4-4.奇瑞汽車股份有限公司
【表.奇瑞の主な取扱いの主な新エネルギー自動車】
《あとがき》
「plus α」~読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3予想~ (125ページ)