定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。
年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント
年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。
Yano E plus に対するご意見
『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。
最新号
Yano E plus 2015年12月号(No.093)
トピックス
《注目市場フォーカス》
●Bluetooth Smart ICの現状と展望
~低消費電力化により駆動電源への負荷低減を実現
応用分野は広がり、電子機器の開発経験を持たない企業の参入も~
Bluetoothは全世界で共通仕様となっており、免許不要で利用でき、世界統一規格でもあり、2.4~2.485GHzで動作する。
Bluetoothの新たな仕様であるBluetooth Smartには“低消費電力”が新開発機能として付加されている。このため、同規格に準じた機器はボタン電池駆動でも数年間の動作寿命を実現している。そして、Bluetoothは近年、世界中で普及している代表的な近距離無線通信技術の一つとなっている。もともとはEricsson社の社内プロジェクトとして開発がスタートされた。その後、1998年に通信およびコンピュータ業界の大手5社(IBM・Intel・Ericsson・東芝・Nokia)によってBluetooth SIGが設立され、そしてMicrosoft、Motorola、Apple、NORDIC SEMICODUCTORが加わり、9社がボードメンバーとなり、中心となっている。次に位置するのは、アソシエイトメンバーで、その次に位置するのは、アダプタメンバーで、いわゆる初期メンバーである。会員数も一番多い。当然、仕様もBluetooth SIG内で定めるわけであるが、ボードメンバーとアソシエイトメンバーによって定められる。仕様の種類別にワーキンググループが結成され、v4.0以降のコアスペックのグループ、各プロファイルのグループ、認証のテストのグループ、その他のグループに分けられる。
そして、Bluetooth Smartとは、健康管理、フィットネス、セキュリティ、エンタメなどの応用が期待される技術の一つである。バージョン3.0までのBluetoothと比較して、Bluetooth Smartは同一の通信を省電力かつ省コストで行うことを意図している。
BluetoothはWi-Fiに比べると低速で短距離間の無線通信技術であり、音声や音楽データの伝送、簡単なデータ交換、リモート・コントロールなどに使われてきた。低消費電力版Bluetoothとして2010年に標準化されたBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy/Bluetooth 4.0)は、スマートフォンやタブレット端末などの周辺機器に利用されており、さまざまなアクセサリを生みだしている。
Bluetooth Smartは、応用の裾野は広く、玩具メーカーやスマートフォン用アプリを手掛けるベンチャーなど、電子機器の開発経験を持たない企業も市場に参入している。
内容目次
《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●遠方界電磁シールドとその関連市場 (3~35ページ)
~車載関連・通信機器評価用の電波暗室、官公庁のシールド対策が堅調~
1.はじめに
1-1.電波暗室の種類と新タイプ
【表1.電波暗室の用途別の種類】
1-2.MIMO-OTA測定用の「次世代型暗室」も登場
【図1.MIMO-OTA測定のフェージング・エミュレータ方式概念図】
1-3.電磁波シールドルームの種類と性能
【表2.シールド性能とその効果】
1-4.TEMPEST対策と磁気対策が増加する
【表3.TEMPEST(電磁波盗聴)対策の基本】
1-5.電磁波シールド材と電波吸収体
【表4.主な遠方界用電磁シールド材料】
【表5.電波吸収体の主要材料と利用分野】
2.遠方界シールド関連市場の最新動向
2-1.電波暗室市場の現状と見通し
(1)ワールドワイド市場の近況
【図・表1.電波暗室のWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表2.WW電波暗室市場のタイプ別内訳(2015年見込)】
(2)国内市場の近況
【図・表3.電波暗室国内市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表4.国内の電波暗室市場のメーカーシェア(2015年見込)】
【図・表5.国内の電波暗室の施工法別内訳(2015年見込)】
【表6.電波吸収体市場の現状(国内:2015年見込)】
2-2.シールドルーム市場の現状と見通し
(1)国内の総市場規模推移・予測
【図・表6.国内のシールドルーム市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
【図・表7.国内のシールドルーム市場の分野別内訳(2015年見込)】
(2)非医療系シールドルーム市場の注目動向
【図・表8.非医療系シールドルームの分野別内訳(国内:2015年見込)】
【図・表9.非医療系電磁波シールドのメーカーシェア(国内:2015年見込)】
(3)医療系シールドルーム市場の注目動向
【図・表10.医療系シールドルームの分野別内訳(国内:2015年見込)】
【表7.各種シールドルームの施工法と主要材料(国内:2015年見込)】
3.遠方界電磁シールド関連企業の取り組み
3-1.電波暗室市場の注目企業
(1)E&Cエンジニアリング株式会社
【図2.テーパー型暗室の基本構造】
(2)TDK株式会社
【表8.TDKの電波暗室関連ソリューション】
(3)株式会社トーキンEMCエンジニアリング
(4)日本イーティーエス・リンドグレン株式会社
(5)日本シールドエンクロージャー株式会社
【表9.日本シールドエンクロージャーの小型・簡易型電波暗室】
3-2.シールドルーム市場の注目企業
(1)株式会社テクネット
(2)医建エンジニアリング株式会社
【表10.無鉛ボードXpと鉛付き石膏ボードの比較】
(3)技研興業株式会社
【表11.技研興業/テンペスト対応シールドルームの標準仕様 】
(4)東京計器アビエーション株式会社
(5)日本板硝子環境アメニティ株式会社
《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(6) (36~51ページ)
~「見守り」市場は様々な可能性を秘めているが離陸は数年後~
1.はじめに
2.「見守り」の区分
2-1.インフラ系の考え方と事例
(1)国や地方自治体等の取り組み
(2)民間企業など
①セコム株式会社(SECOM)
②綜合警備保障株式会社(ALSOK)
③株式会社NTTドコモ
(3)新たな試みとして注目されるIoT(モノのインターネット)
①NTTコミュニケーションズ株式会社
②RT.ワークス株式会社
2-2.ビジネスユースの考え方と事例
(1)ドコモ・システムズ株式会社
(2)株式会社日立ソリューションズ
2-3.プライベート利用の考え方と事例
(1)Facebook
(2)Google
(3)LINE
3.使用するデバイスと通信の課題
4.市場規模
【図・表1.「見守り」国内市場規模見込・予測(金額:2015-2020年予測)】
●超電導ケーブル市場 (52~65ページ)
~2025年頃から送電線として実用化スタートか~
1.超電導線材及びケーブルとは
【図1.超電導の歴史】
【図2.超電導線材の主な種類と主な基盤】
2.参入企業概要と超電導ケーブルプロジェクト動向
【表1.高温超電導ケーブルプロジェクトの状況】
3.参入企業動向
3-1.田中貴金属工業
【図3.「銅配向金属基板」を用いたY系超電導線材の構造】
3-2.古河電気工業株式会社
【図4.低温超電導または高温超電導を利用した超電導製品・技術】
【図5.同社高温超電導ケーブルの構造】
3-3.昭和電線ホールディングス株式会社
3-4.住友電気工業株式会社
【図6.CT-OPプロセスの特長】
【図7.三心一括型高温超電導ケーブル】
【図8.安全性検証プロジェクトの課題と分担表】
3-5.株式会社フジクラ
4.今後の市場動向
【図・表1.超電導ケーブル国内市場規模予測 (2020年-2030年予測)】
【図・表2.超電導ケーブル構築分野別国内市場規模(2025年)】
●次世代自動車向け高効率モーター (66~84ページ)
~官民挙げた国家プロジェクトが文科省と経産省で始動中~
1.高効率モーターの必要性
2.アキシャルギャップ型モーターとは
3.電気自動車と高効率モーター
4.高効率モーターを実現するための磁石材料開発と国家プロジェクト
5.次世代自動車向け高効率モーターの市場規模予測
【図・表1.次世代自動車向け高効率モーターの国内およびWW市場規模予測
(金額:2014-2030年予測)】
【図・表2.次世代自動車向け高効率モーターの需要分野別国内市場規模予測
(金額:2014-2030年予測)】
6.高効率モーター関連の企業および団体等の取組動向
6-1.公立大学法人大阪府立大学
6-2.川崎重工業株式会社
6-3.国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
【図1.高効率モーターの研究目標とアプローチ】
6-4.国立大学法人信州大学
6-5.国立大学法人東北大学
6-6.国立大学法人名古屋工業大学
6-7.日本電産株式会社
6-8.株式会社日立製作所
6-9.株式会社富士通ゼネラル
6-10.国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
【図2.NdFe12Nの結晶構造】
6-11.国立大学法人北海道大学
6-12.本田技研工業株式会社
6-13.国立大学法人横浜国立大学
【図3.スパイラルモーターの構造】
7.次世代自動車向け高効率モーターの将来展望
《注目市場フォーカス》
●Bluetooth Smart ICの現状と展望 (85~90ページ)
~低消費電力化により駆動電源への負荷低減を実現
応用分野は広がり、電子機器の開発経験を持たない企業の参入も~
1.現状のBluetooth Smart ICの市場動向
1-1.Bluetooth Smart IC全体の市場動向と予測
(1)Bluetooth Smart の概略
【図1.Bluetooth SmartとBluetooth Smart ReadyのLogo】
(2)現状の市場規模と予測
【図・表1.用途別にみたBluetooth製品搭載WW市場の予測(数量:2015-2018年予測)】
(3)メーカーシェア
【図2.Bluetooth Smart扱う半導体メーカーシェア (2015-2018予測)】
(4)IoTについて
●韓国・非ITO系透明導電性フィルム市場の最新動向~プレーヤー向編~ (91~122ページ)
~独自用途の積み重ねこそが韓国・非ITOフィルムメーカーの活路となる~
はじめに
1.企業動向
1-1.NAWOO TECH CO., LTD. (ナウテック)
【表1.NAWOO TECH ITOフィルム生産拠点と能力】
【表2.NAWOO TECH ITOフィルム販売量推移】
1-2.COSMO AM&T CO., LTD.(コスモ新素材株式会社)
【表3.コスモ新素材 非ITO系透明伝導性フィルム生産拠点と能力】
【表4コスモ新素材 AgNWフィルム主要スペック】
【表5.コスモ新素材 AgNWフィルム主要スペック】
【表6.コスモ新素材における用途開発ロードマップ】
1-3.Carestream Advanced Materials
【表7.ケアストリーム AgNWフィルム生産拠点と能力】
【表8.ケアストリーム AgNWフィルム「FLEXX」の主要スペック】
【表9.ケアストリーム AgNWフィルム生産量推移】
1-4.SANGBO Corp.
【表10.SANGBOのCNTタッチセンサーのスペック表】
【図1.SANGBOのCNTタッチセンサー各種】
【表11.SANGBOのハイブリッド型タッチセンサーの主要特性】
【図2.無エッチングパターニングのプロセス】
1-5.TOP NANOSYS
【表12.透明電極フィルムにおける素材別性能比較】
【表13.「TOP TransTM」シリーズのスペック表】
1-6.DONGJIN SEMICHEM CO., LTD.
【表14.DONGJIN SEMICHEM透明導電性フィルム生産拠点と能力】
1-7.MExplorer Co., Ltd
【表15.MExplorer グラフェン製品の主要スペック】
【図3.G-paste(グラフェン水分散ペースト)の透過電子顕微鏡写真】
1-8.KOREA INSTITUTE OF MACHINERY&MATERIALS(韓国機械研究院)
【表16.韓国機械研究院 Roll to Roll生産設備の概要】
【図4.Roll to Roll転写によるグラフェン透明導電性フィルムの生産プロセス】
《あとがき》
読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (123ページ)
関連マーケットレポート
- D57100812 Yano E plus 2015年12月号(No.093)