定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。
最新号
Yano E plus 2019年3月号(No.132)
トピックス
「オートモーティブワールド2019」レポート
自動車を作る会社からモビリティカンパニーへの変貌
MaaS シフトする自動車産業
「オートモーティブ ワールド 2019」は、2019年1月16日~18日の3日間、東京ビッグサイトにて開催された。同展示会は「第48回 ネプコン ジャパン」「第5回 ウェアラブルEXPO」「第3回 ロボデックス」「第3回 スマート工場EXPO」の4つと同時開催されており、来場者数は単独で37,657名、5展示会合計で116,244名となった。自動車関連展示会では世界一の1,002社が出展した。
期間中は展示会とあわせてコネクテッドカー、MaaS(Mobility as a Service)、自動運転/ADAS、EV/FCV(燃料電池車)といった、自動車業界注目のトピックを扱う専門技術セミナーが全100講演(同時開催展除く)開催された。
内容目次
《次世代電池シリーズ》
●次世代電池シリーズ(4)レドックスフロー二次電池の動向 (3~31ページ)
~世界的な再エネ発電の急増が大きな追い風になり、潜在需要が拡大
優れた開発成果が増えて事業化が始まり、新たなステージへ突入~
1.はじめに
1-1.RF電池の現状と新たな成果
【表1.二次電池の電極反応の違いとRF電池】
(1)電極の表面に電解液を流す
【図1.レドックスフロー電池の構成と反応(充電時)】
【図2.VRF電池の充放電原理(バナジウム電解液の価数の変化)】
(2)RF電池のセルスタックが進化
【表2.RF電池のセルスタックの構成部材とその素材】
(3)電解液の開発も大きく進展
【図・表1.RF電池の製造コスト構造(コスト評価用RF電池による試算:2017年3月)】
【図3.LEシステムのバナジウム回収/電解液製造プロジェクト】
1-2.RF電池と再エネ発電の連動
(1)RF電池特有の機能が多い
【表3.RF電池の主な特長(導入メリット)】
【図4.RF電池の設計の自由度(高出力型~大容量型)】
【表4.主な定置型二次電池の特長比較】
(2)再エネ発電の増加で需要が拡大
【表5.世界の総発電量に占める再エネ発電の比率(数量:2018-2050年予測)】
(3)長時間型蓄電池の必要性が高まる
【表6.再エネの変動電源導入に伴うRF電池の主要用途の変化)】
1-3.レドックスフロー電池の市場見通し
【図・表2.RF電池のWW市場規模推移・予測(金額:2018-2030年予測)】
【図・表3.定置型蓄電池市場に占めるRF電池のWW市場シェア(金額:2018年見込)】
【図・表4.定置型蓄電池市場に占めるRF電池のWW市場シェア(金額:2030年予測)】
【図・表5.RF電池の利用分野別WW市場内訳(金額:2030年予測)】
2.注目企業・研究機関の取り組み
2-1.RF電池関連企業
(1)LEシステム株式会社
【図5.LEシステムの実証用RF電池の事例】
(2)株式会社ギャラキシー
【表7.ギャラキシーの高濃度電解液型VRF電池(実証機)の稼働実績】
【図6.ギャラキシーの可搬型非常用RF電池(右:実証機/左:セルスタック)】
(3)住友電気工業株式会社
【図7.住友電気工業のRF電池】
2-2.RF電池関連研究機関
(1)国立研究開発法人科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター
【表8.試算用RF電池システム(定格出力1MW/定格容量5MWh)の構成機器】
【図8.コスト試算用RF電池のサブセルスタックの構造】
【表9.定格出力1MW、定格容量5MWhのRF電池システムの製造コスト内訳】
(2)国立大学法人大阪大学大学院工学機械科(津島研究室)
【表10.RF電池の技術課題と課題改善による効果】
【図9.RF電池の流路構造と電解液流動)】
《次世代市場トレンド》
●AIチップ動向 (32~63ページ)
~IoT時代におけるエッジコンピューティング実現に必須
2020年以降はワンギアアップの急拡大へ~
1.エッジで考えるAIチップの登場
2.GPUの高速画像処理アクセラレーター処理から始まったAIチップ
3.エッジにおけるIoTとAIの融合
4.AIチップに関する海外動向
4-1.米国
4-2.中国
4-3.日本
5.AIチップの市場規模推移と予測
【図・表1.AIチップのWW市場規模推移と予測(数量・金額:2017-2022年予測)】
【図・表2.AIチップのタイプ別WW市場規模推移と予測(数量:2017-2022年予測)】
6.AIチップのワールドワイド市場における企業シェア
【図・表3.AIチップのWW市場における企業シェア(数量:2018年)】
7.AIチップに関連する企業・研究機関の取組動向
7-1.イーソル株式会社
7-2.株式会社エイシング
【図1.ツリー構造に基づく学習の繰り返しが精度向上に結び付くイメージ】
【表1.ディープラーニングとDBTの比較】
【図2.AiiRチップの実物写真】
7-3.エムテスニューラルネットワークス株式会社(mtesNN)
7-4.国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)
7-5.SOINN株式会社
7-6.株式会社ソシオネクスト
【図3.従来型(左)およびNNA 搭載(右)VPU のブロック図】
7-7.株式会社デバイス&システム・プラットフォーム開発センター(DSPC)
【図4.「Vibnexus」の仕組みと主な構成】
【図5.「Vibnexus」における技術進展ロードマップ】
【図6.DSPCが目指す方向性】
7-8.国立大学法人東京工業大学(東工大)
7-9.学校法人東京理科大学
【図7.全結合イジングマシン方式AIチップの概念と特長】
【図8.従来の2値NN方式(左)と、提案しているスパース3値NN方式(右)】
【図9.通信ネットワークで結ばれたモノ側AIマイコン群(左)と、2つのAIの自発協創の事例(右)】
7-10.株式会社東芝
7-11.日本電気株式会社(NEC)
7-12.Amazon Web Services, Inc.(AWS:米国)
7-13.Google LLC(米国)
7-14.Intel Corporation(米国)
7-15.NVIDIA Corporation (米国)
7-16.Tesla, Inc.(米国)
8.AIチップの将来展望
●スマートヘルスケアにおけるセンシングウェアの市場動向(1) (64~74ページ)
~スマート化が進む医療分野で注目を浴びるIoTデバイス~
1.スマートヘルスケアとは
1-1.スマートヘルスケアに用いられる技術
(1)医療クラウド
【表1.3省4ガイドライン】
【表2.定期健康診断項目(労働安全衛生規則 第 44条に基づく)】
【表3.人間ドックの検査項目(日本人間ドック協会より)】
(2)ビッグデータ
(3)AI(人工知能)
(4)VR・AR(仮想現実・拡張現実)
(5)IoT
1-2.スマートヘルスケアの製品例と参入企業
2.ウエアラブルIoTデバイス
【図1.PHRモデル構築事業】
2-1.Apple Watchの事例
2-2.センシングウェア(スマートウェア)
《注目市場フォーカス》
●パワーデバイス用樹脂の動向 (75~95ページ)
~最先端の高機能パワーエレクトロニクス実現へのカギ
高耐熱性、または高熱伝導性が必須要件~
1.省エネルギーの決め手となるパワーデバイス
2.パワーデバイス用高耐熱樹
3.パワーデバイス用高熱伝導性樹脂
4.パワーデバイス用樹脂の市場規模推移と予測
【図・表1.パワーデバイス用樹脂の国内およびWW市場規模推移と予測
(金額:2017-2022年予測)】(金額:2017-2022年予測)】
【図・表2.パワーデバイス用樹脂の種類別WW市場規模推移と予測
(金額:2017-2022年予測)】
5.パワーデバイス用樹脂の市場シェア
【図・表3.パワーデバイス用樹脂の国内市場における企業シェア(金額:2018年)】
6.パワーデバイス用樹脂に関連する企業・研究機関の取組動向
6-1.株式会社ADEKA
6-2.地方独立行政法人大阪産業技術研究所
6-3.学校法人工学院大学
【表1.さまざまな材料の熱伝導の媒体と熱伝導率】
6-4.JXTGエネルギー株式会社
【表2.JXTG熱硬化性樹脂の特長】
【表3.JXTG熱硬化性樹脂の高熱伝導樹脂への適用例】
【図1.JXTG熱硬化性樹脂の適用例:封止材】
6-5.住友ベークライト株式会社
6-6.DIC株式会社
6-7.東亜合成株式会社
6-8.東レ株式会社
6-9.トーヨーケム株式会社
6-10.日立化成株式会社
6-11.株式会社PBIアドバンストマテリアルズ(PBi-am)
6-12.株式会社富士通研究所
(1)多層CNT成長制御技術
(2)多層CNTシート化技術
6-13.三井化学株式会社
6-14.国立大学法人横浜国立大学
【図2.「KAMOME-PJ」におけるパワーモジュールの実装コンセプトと断面構造】
【図3.「KAMOME A-PJ」における空冷を加味したプラットフォームと信頼性評価】
7.パワーデバイス用樹脂の将来展望
《タイムリーレポート》
●「オートモーティブワールド2019」レポート (96~107ページ)
~自動車を作る会社からモビリティカンパニーへの変貌
MaaSシフトする自動車産業~
1.全体
1-1.開催概要
【写真1.「オートモーティブ ワールド 2019」入口付近で演奏するJAZZバンド】
1-2.トヨタがリードする「MaaS化」
2.各社の展示状況
2-1.Neusoft REACH社、Neusoft社/海外提携先企業とのクラウドサービス
【写真2.Neusoft社の標榜する車載関連クラウドサービス】
2-2.ネクスティ エレクトロニクス/小型EV「リバーストライク」用GPS TUNER
【写真3.ネクスティのEV用走行可能範囲計算ソリューション】
2-3.ARGUS/イスラエルの自動車用サイバーセキュリティ
【写真4.ARGUS「自動車用サイバーセキュリティサービス」】
2-4.NTTドコモ/音声認識利用声からの感情認識サービス
【写真5.NTTドコモ「音声認識利用声からの感情認識サービス」】
3.専門技術セミナー
3-1.モビリティ社会
3-2.デジタルコクピット
3-3.車載ソフトウェア標準化
3-4.MaaSイノベーション
4.最後に
《あとがき》
読者アンケート「興味を持ったレポート」トップ3 予想 (108ページ)