定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2024年3月号(No.192)

≪次世代市場トレンド≫
次世代AI・コンピューティング技術(4)~脳型AIモデル~ (3~35ページ)
~デジタルニューロンが情報を演算・蓄積する能力を有しており、
 情報を並列処理する非ノイマン型計算システム~

1.脳型AIモデルとは
2.脳型AIモデルの進展
3.ノイマン型コンピューターの限界とそれを打ち破る非ノイマン型コンピューターとしての脳型AIモデル
4.脳型AIモデルに関する市場規模
【図・表1.脳型AIモデルの国内およびWW市場規模予測(金額:2025-2050年予測)】
5.脳型AIモデルに関連する企業・研究機関の取組動向
5-1.国立大学法人金沢大学
(1)超高速・並列AI処理に向けて、光の波動でAI計算を実現
【図1.スペックルパターンを用いた高速予測処理のイメージ】
【図2.2つの独立した非線形・ノイズ通信路から得られた別々の受信信号を
1つのスペックル生成器を用いて同時に復元推定した結果】
(2)小脳を模した光ニューラルネット回路で、超高速・省電力の光リザバー計算チップを実現
【図3. (a)リザバー計算の基本モデル、 (b)本研究提案の光リザバー計算回路の概念図、(c)高密度光ニューロン実装モデル】
【図4.本研究で作製した光リザバー計算回路チップ】
【図5.カオス的な複雑信号の1ステップ先を予測した結果、(a)入力カオス信号。毎秒12.5ギガサンプルの速度で光位相を変調し計算回路チップへ入力、 (b)光リザバー計算回路チップで生成した光ニューロン場の応答。この時空間応答から1ステップ先を予測するように学習した、(c)はその結果】
5-2.国立大学法人九州工業大学
(1)ロボットオペレーティングシステム(ROS)
①ロボットハンドの触覚情報とリザバーコンピューティングによる物体認識
【図6.ROSに用いた触覚センサー】
【図7.ロボットハンドの触覚情報とリザバーコンピューティングによる物体認識】
②マテリアルリザバーによる音声認識
【図8.マテリアルリザバーによる音声認識】
(2) NEDOプロジェクト:「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発/研究開発項目②:次世代コンピューティング技術:ニューロモルフィックダイナミクスに基づく超低電力エッジAIチップの研究開発とその応用展開」
【図9.リザバーチップの社会実装に挑むNEDOプロジェクト】
(3) RCハードウェアROSパッケージの事例
①リザバーFPGA実装による打音検査システム
【図10.リザバーFPGA実装による打音検査システム】
②海馬・扁桃体・前頭前野3部位融合モデル
【図11.海馬・扁桃体・前頭前野3部位融合モデル】
5-3.国立大学法人静岡大学
(1)運動感覚の依存ネットワークによる筋骨格アームの運動学習
【図12.人工筋肉をもつロボットアームの制御に関する模式図】
【図13.感覚間の依存関係を推定するネットワーク。
位置制御則の生成のケース(左)、力制御則の生成のケース(右)。
チェーン生成の様子(上)、成功したチェーンでの制御の様子(下)[1]】
(2)上肢運動学習における部分的因果関係の変換推定のための適応的格子配置方法の検討
【図14.部分的な情報の再利用を行なう運動学習モデル[1]】
【図15.部分ダイナミクスの再利用による運動機能損傷からの回復モデル[2]】
5-4.国立大学法人東京大学(1)
(1)神経の確率的スパイク発火による秩序生成機能の発見:神経発火の不規則性・インパルス性が適応的な運動生成能力に寄与
【図16.スパイキングニューロンによる秩序生成能力のイメージ図】
5-5.国立大学法人東京大学(2)
(1)脳互換AIとは
【図17.SiNNの模式図】
【図18.情報処理のための構成要素におけるSiNN(左下)と人工NN(右下)の違い】
(2)脳互換AIの課題
【図19.脳のシステム構築と比較したSiNN(左)と人工NN(右)の違い】
(3)マイクロサーキットの情報処理原理の解析
①解析的アプローチ
②ボトムアップ構築的アプローチ
5-6.学校法人龍谷大学
(1)ニューロモルフィックシステムの研究
(2)薄膜デバイスを用いたデバイスの研究
【図20.ニューロモルフィックシステムの回路図】
(3)人工生命とは
6.脳型AIモデルの将来展望

希少資源(レアメタル・レアアース)代替材料 (36~67ページ)
~高機能製品において必須材料であるレアメタル・レアアースなどの
 希少資源は地政学的な制約も多く代替材料の開発が急務~

1.希少資源(レアメタル・レアアース)をめぐる情勢
2.代表的な希少資源(レアメタル・レアアース)の状況
2-1.銅(Cu)
2-2.ニッケル(Ni)
2-3.バナジウム(V)
2-4.コバルト(Co)
2-5.モリブデン(Mo)
2-6.プラチナ(Pt)
2-7.リチウム(Li)
2-8.タングステン(W)
2-9.インジウム(In)
2-10.レアアース
3.希少資源代替材料に関する国家戦略
4.都市鉱山という新たな宝の山
5.希少資源代替材料に関する市場規模
【図・表1.代表的な希少資源(レアメタル・レアアース)の国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2023-2028年予測)】
【図・表2.代表的な希少資源(レアメタル・レアアース)の種類別WW市場規模推移と予測(金額:2023-2028年予測)】
【図・表3.エレクトロニクス関連スクラップのWW市場規模推移と予測(数量、金額:2023-2028年予測)】
6.希少資源(レアメタル・レアアース)代替材料に関連する企業・研究機関の取組動向
6-1.株式会社エンビプロ・ホールディングス(エンビプロ)
(1)資源循環事業
【図1.エンビプロの事業戦略=サーキュラーエコノミー(CE)】
【図2.モノづくりを支えるCEのモデル】
【図3.資源循環事業の処理・加工フロー】
(2) LiBリサイクル事業
【図4.LiBリサイクルフローと共同開発領域】
【図5.LiBに関するビジネスフロー】
(3)焼却灰からの金銀滓回収
【図6.焼却灰等からの金銀滓回収戦略】
6-2.国立大学法人東北大学大学院工学研究科 附属超臨界溶媒工学研究センター
(1)レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センター(RaMGI)
(2) LiBの完全循環に向けた技術開発および地域ネットワークの構築
【図7.LiB完全循環技術および地域ネットワーク研究の概観】
(3) LiB正極材活物質の水熱酸浸出法の開発
(4)地域ネットワークの構築
6-3.東レ株式会社
【図8.ジルコニアボール(ビーズ)の使用方法・目的】
【図9.ジルコニアーイットリア系相図】
【図10.ジルコニアの結晶構造変化】
【図11.水熱処理後の脆弱結晶(単斜晶)の発生率】
【図12.新ジルコニアボール(ビーズ)による摩耗量改善効果】
【図13.ジルコニアボール(ビーズ)のリサイクルイメージ】
6-4.株式会社浜屋
【図14.浜屋のビジネス】
(1)浜屋のE-スクラップ事業(他社との違い)
【図15.E-スクラップの主な品目】
【図16.E-スクラップの解体・選別作業】
【図17.E-スクラップから取り出した基板例】
(2) E-スクラップ市場の趨勢と浜屋の取組
6-5.株式会社 プロテリアル
(1)希土類磁石
①省エネルギー・省資源を実現する磁性材料
②「M拡散™」技術の開発
(2)フェライト磁石
①xEV駆動モーター用高性能フェライト磁石の提案
【図18.xEV駆動用モーターの設計例】
②BEVやPHEVの駆動モーターに適用可能な100kW超の出力をフェライト磁石モーターの実機で確認
【図19.フェライト磁石を搭載したローターの写真】
7.希少材料(レアメタル・レアアース)の代替材料の将来展望

《次世代電池シリーズ》
次世代電池シリーズ(5)有機二次電池の動向 (68~81ページ)
~「資源・環境課題への対応」、「軽量」等を強みにポスト
 リチウムイオン電池として航空・宇宙系特殊用途での用途展開が有望~

1.はじめに
1-1.有機活物質の充放電メカニズム
【図1.ラジカルポリマー(TEMPO置換)正極のロッキングチェア型電池】
1-2.有機活物質は高分子系と低分子系に大別される
(1)高分子系
【図2.TEMPOの構造式と充放電反応モデル】
(2)低分子系
【図3.DS-MOFの構造】
1-3.有機二次電池の市場見通し
【図・表1.有機二次電池のWW市場化見通し(金額ベース:2022-2030年予測)】
2.注目企業・研究機関の取り組み
2-1.国立研究開発法人産業技術総合研究所 分子応用エネルギーデバイス研究グループ
【図4.(左)ナフタザリンLi塩 (右)縮合されたナフタザリン二量体Li塩】
【図5.AQアミドトリマーが加水分解で低分子化する反応式と、質量分析計による解析】
2-2.関西学院大学 ナノ蓄電エネルギー材料科学研究室
【図6.CPL-4正極におけるナトリウムイオン電池の模式図】
2-3.愛知工業大学 工学部応用化学科
【図7.(左) H3TOTの分子構造 (右) H3TOT一次元カラム構造】

≪注目市場フォーカス≫
自動車分野のAI利用動向(2) (82~96ページ)
~工場のAI利用は実用化段階、いよいよ設計・開発分野が動き出す~

1.前回のまとめ
2.特許出願からみた自動車分野のAIの取り組み状況
2-1.自動車会社の特許
【表1.“AI×自動車”検索結果(2023、2024年)】
【表2.“AI×自動車”検索結果(2022年)】
【表3.“AI×自動車”検索結果(2021年)】
2-2.自動車会社各社の特許分析
(1)トヨタ自動車株式会社の特許・実用新案一覧
【表4.“AI×トヨタ”検索結果(2007-2024年)】
【表5.“AI×トヨタ”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
【図1.“AI×トヨタ”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
(2)トヨタ自動車株式会社以外の特許・実用新案一覧
①日産自動車株式会社
【表6.“AI×日産”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
【図2.“AI×日産”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
②本田技研工業株式会社
【表7.“AI×ホンダ”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
【図3.“AI×ホンダ”検索結果の3区分推移(数量:2018-2023年)】
③マツダ株式会社
【表8.“AI×マツダ”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
【図4.“AI×ホンダ”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
④株式会社SUBARU
【表9.“AI×スバル”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
【図5.“AI×スバル”検索結果の3区分(数量:2018-2023年)】
(3)国内自動車会社5社の特許・実用新案状況
【図6.OEM各社のAI関連の特許・実用新案出願状況(数量:2018-2023年)】
【図7.OEM各社のAI関連の特許・実用新案の3分類と詳細区分
(数量:2018-2023年)】
3.まとめ
3-1.過去から現在まで
3-2.今後の動き
3-3.自動車分野のAI市場

自動車車室内センシング市場性探索(9) ~2035年の自動車産業とDMS進化~ (97~118ページ)
~Lv4/5自動運転社会への変化とアップルカー投入に、
 遅れないよう対応進む国内DMS(車室内センシング)~

1.はじめに~2030年代モビリティ社会とレベル4自動運転カー普及の特徴~
1-1.自動運転社会の実現と自動車産業の変革
【表1.自動運転レベルの定義概要】
【図1.2030年代に向けた自動車産業の変革】
1-2.世界の地域タイプ別自動運転カー普及の特徴
【表2.2030年代の世界地域別モビリティ社会と車室内センシング市場の特徴】
2.レベル3自動運転までの車室内センシング
2-1.レベル3までは必須の車室内センシング
2-2.欧州レベル3自動運転カーにおける車室内センシング
3.世界のレベル4自動運転カーの普及ストーリー
3-1.国内のレベル4自動運転カー2020年代普及ストーリー
【表3.2030年代までの国内レベル4自動運転カー普及時期と特徴】
3-2.海外のレベル4自動運転カー2030年までの普及ストーリー
(1)既存自動車産業の動き
(2)IT産業からの参入の動き ―アップルカー(Apple Car)参入模索・撤退・将来は?―
4.法規制と無人自動運転サービスと車室内センシング
4-1.道路交通法で「レベル4」自動運転が解禁(車室内センシング関連は太文字)
【図2.東海理化「遠隔操作用/車内操作用コントロールユニット」】
4-2.無人の自動運転サービスにおける車室内センシングの役割
【図3.東海理化「車内監視システムにおける乗客の動作画像解析」】
【図4.東海理化「車内監視システム『乗車状態識別』」】
【図5.東海理化「車内監視システム『骨格検知』」】
5.レベル4自動運転カーの2035年予測
5-1.世界のレベル4自動運転普及予測
【表4.自動運転システム(Lv1~4)の世界市場に関する調査】
5-2.レベル4自動運転普及の日・米比較
【図6.本田技研工業「Honda SENSING Elite」】
5-3.国内 レベル4自動運転カー市場2035年予測
【図・表1.国内自動運転MaaSカー市場規模推移予測(数量:2022-2035年予測)】
5-4.レベル4自動運転市場の参入企業動向と2020年代ストーリー
【図7.ホンダ・GM・クルーズのLv4自動運転車両「クルーズ・オリジン」】
5-5.アップルカーにおける「車室内とはエンタメ&ビジネス空間」
5-6.レベル4自動運転普及に必要なセンサー開発

≪タイムリーコンパクトレポート≫
世界AGV/AMR市場 (119~127ページ)
~AGVの多様化やAMRの登場で選択肢が広がる
 「カスタマイズ」と「マルチ誘導式」は成長への神器~

1.AGV/AMR市場とは
2.市場概況
3.セグメント別動向
3-1.日本市場~設備投資需要が高まりコロナ以前の水準に、海外勢の参入も本格化
3-2.中国市場~政府の財政支援の下、高技術力や低コストを実現し最大市場として成長
3-3.韓国市場~23年と24年が成長の元年、ローカル企業4社のシェアが6割以上
3-4.米州市場~製造業の投資拡大、求人難により自動搬送ニーズは年々増加傾向
3-5.欧州市場~財政支援などの優遇政策は無いものの、自動化・少人化ニーズが市場を牽引
4.注目トピック
4-1.製造業向けが約8割で主要需要先に、EC市場の拡大により物流向けも成長基調
4-2.人手不足や人件費の上昇で、少人化・無人化の需要が拡大
4-3.製品仕様の改良・改善が進み、短期的には製品価格はやや上昇する見込み
5.将来展望
【図1.AGV/AMR世界市場規模推移・予測(金額:2021-2026年予測)】

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