2002年版 LCD関連フィルム・シート市場の動向と展望
発刊日
2002/11/28
※納期はお問合せください。
※納期はお問合せください。
体裁
A4 / 234頁
資料コード
C44109730
PDFサイズ
PDFの基本仕様
「Adobe Reader 7.0以上」、「印刷不可」・「検索不可」、「編集・加工及びテキスト・図(グラフ)の抽出等不可」、「しおり機能無し」。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
カテゴリ
本資料はPDFにて販売いたします。但し、ご注文いただいてからご提供までに数日いただいております。予めご了承ください。
YDB会員の皆様へ
2010年7月以前に発刊した資料はYDBサービス対象外です。2010年8月以降に発刊した資料のご利用をご検討ください。
調査資料詳細データ
リサーチ内容
第1章:LCD関連フィルム市場の動向と展望
1.偏光板市場の動向
第2章:LCD関連フィルム・シートメーカーの動向と戦略
1.偏光板市場の動向
2001年度の偏光板市場規模は約1,400億円、2.偏光板材料市場の動向
2002年度は前年比30%アップの1,800億円弱に
韓国、台湾、中国メーカーが偏光板市場に新規参入
厳しいコストダウン要求の中で、いかに高機能偏光板を投入していけるかが差別化の決め手
自社あるいは協力メーカーと共同で高機能光学フィルムを開発できるかがポイント
【1】TACフィルム3.光学機能フィルム
富士写真フイルム、2003年春には5,000万㎡増強し、合計能力は15,000万㎡/年【2】PVAフィルム
コニカはTACフィルム事業化3年目、57μm、40μmの薄肉グレードが戦略商品に
今後も高品質が要求される分野で供給可能なメーカーは
世界的にも富士写真フイルムとコニカの2社のみ
クラレの1社独占体制崩れる、日本合成化学は高重合度PVAフィルムで差別化図る【3】プロテクトフィルム(PET系、PE系)
【4】リリースフィルム(セパレーター)
偏光板メーカーへのサプライヤーは先発の3社に加え、東洋メタライジング、藤森工業も参入
偏光板用セパレーターでは原反も合わせると三菱化学ポリエステルフィルムが70%のシェア
【1】視野角拡大フィルム
1.富士写真フイルム
「WVフィルム」は大幅増強、2003年秋には3,600万㎡/年体制へ2.新日本石油
下方からの視野角拡大タイプ、動画対応タイプなど第3世代型の開発も急ぐ
カメラ付携帯電話の市場拡大により小型TFT向けに「NHフィルム」の市場拡大のチャンス3.住友化学
「new VACフィルム」、VA、OCB、IPSモードなどの液晶テレビ向けで優位性【2】位相差フィルム
1.鐘淵化学
2.帝人
次世代型広帯域位相差フィルム(WRF)が実績を拡大3.JSR
反射型カラーTFT用位相差フィルムとして2000年半ばより需要が立ち上がる4.積水化学
2002年度より本格参入、大幅な薄肉化がメリット5.新日本石油
6.ポラテクノ(DEJIMA)
【3】反射防止フィルム・防眩(AG)フィルム(LCD分野)
性能面でスパッタリング・蒸着タイプも残るも【4】半透過反射フィルム
コスト面でウェットコーティングタイプにシフトの動き
反射防止性能のほかに求められる防汚性、耐擦傷性
バッチ式スパッタリングタイプは性能も価格も最高水準
凸版印刷の蒸着Roll to Rollはどこまで戦えるか
ソニーケミカルもRoll to Rollによるスパッタリングで新規参入へ
反射防止フィルムの市場拡大でAGタイプは縮小が予想されるもAG・LRで確実に残る
2002~2003年度は富士写真フイルムと大日本印刷の本格参入で業界マップは塗り変わる
【5】輝度上昇フィルム
1.住友スリーエム
2.日東電工
3.メルク・ジャパン
4.バックライト周辺フィルム
【1】光拡散フィルム5.プラスチック液晶基板
【2】高反射フィルム
【3】ランプリフレクター
【4】その他
市場は徐々に拡大も市場規模は25億円程度にとどまる6.導光板
コストの高さを背景として、ページャから携帯電話への急激な切り替え、
携帯電話のカラー化とTFT化がプラスチック液晶基板の市場拡大の阻害要因に
パソコンモニターの液晶化、LCD画面の大型化で押出シートによる平板導光板が成長
ノートPC用14~15インチ導光板は韓国・台湾メーカーの内製化で市場縮小
バックライトの機能を左右する導光板の差別化に向けた開発競争活発化
液晶テレビ、13インチクラスは導光板式バックライト使用も、18インチクラスは直下型中心
小型分野でのフロントライトは踊り場に
バックライト部材・材料の動向、部材は削減の方向へ
第2章:LCD関連フィルム・シートメーカーの動向と戦略
- 日東電工 偏光板世界№1のオールラウンドプレイヤー
- 偏光板まわりの光学機能フィルムも自社開発品で続々投入
- カラーLCD用プラスチック液晶基板にも参入、2001年夏より量産開始
- サンリッツ LCD偏光板のパイオニア、世界トップも視野に
- 2001年度は厳しい状況の中で売上・シェアともに拡大
- 2003年には偏光板供給能力は台湾・力特合わせて年産2,880万㎡、世界トップシェアも視野に
- 自社開発はコア技術に集中し副資材メーカーとの強固な協力体制を構築
- 新規開発のフラット・スペクトラム・ポラライザーをベースとし
- WRF、輝度上昇フィルムの組み合わせにより中小型分野に攻勢かける
- 住友化学工業 韓国、台湾、中国で偏光板設備大幅増強
- 2005年に世界偏光板市場のシェア25~30%、売上高500億円を目指す
- 韓国、台湾では2003年より偏光板からの一貫生産体制に、世界能力は1,500万㎡/年へ
- 偏光板は各種の光学機能性フィルムとの貼合で様々なグレードをラインナップ
- 中でも小型反射型カラー用に強みをみせる
- ポラテクノ 高耐久偏光板で70%、プロジェクター部材で80%以上のシェア
- 中小型LCD向け、特殊偏光板、高耐久偏光板に特化
- リアプロジェクションTV向けにワイヤー格子型極超高耐久偏光板を重点展開
- 光学機能性フィルムは自社開発も
- 日本合成化学 光学用PVAフィルムを外販へ、偏光板は中国で生産
- 中国偏光板製造合弁会社は事業内容を重視、中耐久タイプ、STN向けも投入へ
- 偏光板他社へのPVAフィルムの外販はやや遅れるも
- 特許と特殊品ラインナップを背景に勝算見込む
- ACE DIGITECH ベンチャー・キャピタルを主たる株主とした韓国独立系偏光板メーカー
- モバイル機器向けを中心とした小型TFT、STN用偏光板に注力
- 富士写真フイルム LCD分野で益々高まるポジショニング
- 2005年3月期にはディスプレイ関連売上高1,000億円超へ
- TACフィルムは世界最高の品質水準
- 2003年春には5,000万㎡増強し、合計能力は15,000万㎡
- 「WVフィルム」は大幅増強、2003年秋には3,600万㎡/年体制へ
- 下方からの視野角拡大タイプ、動画対応タイプなど第3世代型の開発も急ぐ
- 反射防止フィルムは2002年度後半から本格攻勢かける
- TACフィルム有する強みに材料開発・生産技術でも数歩抜き出る
- 液晶カラーフィルター作製システム「トランサー」は現状維持
- コニカ 2002年夏にはTACフィルム年産6,000万㎡に拡大へ
- 事業化3年目は57μm、40μmの薄肉グレードが戦略商品に
- 課題は付加価値の高い光学機能フィルムの開発と早期の投入
- クラレ 偏光板向けPVAフィルムでこれまでは100%のシェア
- PVA樹脂は世界能力199,750t/年に拡大
- リンテック 粘着・コーティング技術で各種分野に展開する2次加工フィルムトップメーカー
- 光学関連事業の売上高2001年度で125億円、
- 2002年度は170億円、2003年度には200億円事業を目指す
- 電気・電子分野のウェイトが高い剥離フィルム事業
- 競争激化で同分野を死守しながら他分野への展開強化へ
- 帝 人 流延法PCフィルム「ピュアエース」は4大用途を核とした展開 164
- STNおよびTFTの中小型向け位相差フィルム、プラセル基板で実績高まる
- TFT大型向け位相差フィルムと次世代光ディスクカバーレイヤーも今後の柱に
- 次世代型広帯域位相差フィルム(WRF)が実績を拡大
- プラスチック液晶基板とタッチパネルは原料から2次加工までの一貫生産で強み
- 新日本石油 STN向け位相差フィルム「LCフィルム」に加え
- 小型TFT向けの「NHフィルム」も拡大期に入る
- 積水化学工業 延伸技術を駆使したノルボルネン系位相差フィルム「エスシーナ」は
- 小型から大型向けまで対応可能
- 2002年度より本格市場参入、大幅な薄肉化がメリット
- 住友ベークライト プラスチック液晶基板は5インチ以下は全てターゲット
- TFTカラー向けは2003年の採用を目指す
- PESをベース材としてウェットコーティングからスパッタリングまでの一貫生産
- きもと ハイレベルのコーティング技術とクリーンコーターで新製品比率アップへ
- LCD関連フィルムは今後も戦略育成製品
- 反射防止フィルムは現状はコンシューマー向けで展開も今後は製品向けでの展開へ、
- ハードコートフィルム供給という選択肢も
- 藤森工業 「ハイクリーン」を背景にフィルム二次加工技術で勝負かける
- 偏光板用マスキングフィルムはブラッシュアップした新製品でシェアアップ狙う
- 幅広い分野で展開するセパレーターの販売量は年間2,500万㎡
- 偏光板向けセパレーターも本格販売開始
- サンエー化研 粘着剤、精密塗工、異物管理、クリーン環境を活かし
- LCDマスキングフィルムで高い実績
- LCD分野におけるマスキングフィルムはPE系ではほぼ独占
- PET系はユーザーニーズに細かく迅速な対応で拡大図る
- 日本製紙 高精度コーティング技術を武器にエレクトロニクス分野に注力
- LCD関連フィルムは防眩フィルムで高い実績、反射防止フィルムでの展開も
- 三菱化学ポリエステルフィルム シリコーンコート剥離フィルム、
- 20数年にわたり培った技術・ノウハウで圧倒的な強み見せる
- 主力のシリコーンコートによる剥離フィルムが大きく減少
- 帝人デュポンフィルム 2002年には光学フィルム向け新製品で市場攻勢かける
- 東洋紡績 高透明・易滑フィルム「コスモシャイン」で工業用フィルムの需要拡大に取組む
- 工業用PETフィルム出荷量に占める「コスモシャイン」の比率は2001年40%程度に
- 液晶関連やタッチパネル向け導電フィルムなど引き続き堅調な需要見込まれる
- 東レ LCD・IT関連市場の落ち込みにより2001年の出荷量は大幅に減少 2002年の巻き返し図る
- LCDバックライト周辺で使用される白色PETフィルムは独占状態
- 三菱レイヨン ノートPC向けのプリズムシートで2005年にシェア30%を狙う
- 本格事業化再スタート、1枚使い、下拡散フィルム不要で大きなメリット
- 日本ライツ LCD導光板式バックライトのパイオニア
- 「光」に関わるコア技術の蓄積で他社に無い製品を開発
- バックライトトータルでの技術力と新製品開発力で強み
- 独自の微小光学素子の設計・形成技術により高効率の光学導光板(印刷レス)を実現
- 「OPI方式」を技術の核とした「KA2」、「KBS」等新製品が売上拡大
- オーツタイヤ 非タイヤのバックライト事業でも地歩を固める
- 表面にレンズを形成し指向性を持たせた高輝度導光板と
- 液晶テレビ、大型モニター向け直下型バックライトに注力
- 富士通化成 バックライトユニットは国内トップシェア
- ディスプレイ事業はさらなる技術の複合化で差別化図る
- バックライトは韓国・台湾メーカーの自国内調達で減少傾向もフロントライトでカバーする
- 国内対応では大型液晶TVとモバイル機器等小型向けへシフト
- コストダウンと薄型・軽量化を目指しバックライト部材は削減の方向へ
- フロントライトでは新技術や設備の導入でさらに加工度を高める
- 日本ゼオン(オプテス) COP事業はコア事業
- 「ゼオネックスフィルム」は光学フィルム分野で全方位展開へ
- 大型導光板で「ゼオノア」は優位、将来的には30インチクラスまで対応
- 「ゼオノアフィルム」での事業展開は光学分野での市場展開における第2ステップ
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。
この資料を見た人は、こんな資料も見ています
資料コード
資 料 名
C44107200
C47117130
C44112030
C48101400
C48107800