2003年版 五大汎用樹脂市場の動向と展望
発刊日
2003/05/26
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体裁
A4 / 392頁
資料コード
C45103330
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調査資料詳細データ
リサーチ内容
第一編 ポリプロピレン
第1章:ポリプロピレン市場の展望
第二編 ポリエチレン
第1章:ポリエチレン市場の展望
第三編 ポリスチレン・ABS
第1章:スチレン系樹脂市場の展望
第四編 塩化ビニル
第1章 塩ビ市場の展望
第1章:ポリプロピレン市場の展望
- 日本ポリケム、チッソの統合で合併劇は最終章へ
- 国際競争力を高めた大型プラント新設で海外玉の流入は防げるか
- 勝ち残りへの道をどこに見出す、シェアと利益確保の両立こそ本当の課題
- 日本のPPメーカーは需要創出型の素材メーカーに脱皮せよ
【1】各社の生産体制
【2】需要分野別の動向と展望
- SMPO30万tプラント、出光石化20万tプラント新設
- 大型プラントを立ち上げ、コスト競争力を高める
1.総出荷量 日本ポリケム・チッソ連合とSMPOが100万t規模で2強に【3】PP種類別市場動向
2.国内需要
3.射出分野
(1)自動車 自動車生産は2001年は不振も2002年は輸出が好調4.フィルム分野
PPメーカーはグローバル統合材の供給体制確立が課題
(2)家電 アッセンブリメーカーの海外生産シフトと輸入材の増加が影響
今後も付加価値分野としての位置付けは難しく
(3)日用品・雑貨・その他 大型ヒット商品不在であるものの、付加価値の高い分野での技術開発続く
(1)OPP 大ロット発注によるOPPメーカーのコスト削減策で5.押出分野 食品シートでは発泡PPが伸長傾向、さらに今後も高まる見込み
樹脂メーカーとの系列色が復活傾向
(2)CPP シーラントフィルム向けなど各PPメーカーの特殊グレード出荷量が増加
6.繊維分野 各社不織布に注力し繊維全体出荷量は増加傾向にあるも輸入PPも増加傾向
7.その他の分野
(1)中空
(2)フラットヤーン
(3)輸出
メーカー各社のPP用途別販売動向(1999年実績~2002年実績推定)
【4】PPコンパウンドの動向
- 2001年のPP種類別内訳はホモ約40%、ランダム約20%、ブロック約40%
【5】高機能PPの動向
- コストダウンのためにコンパウンド内製化率は今後も上昇傾向に
1.高溶融張力PP(HMS-PP)
2.ガラス長繊維強化PP
- 各社の多くが2001年以降伸長傾向に
- 食品シートのPSP代替として出荷量が増加
3.重合型(リアクター)TPO
- モジュール化ニーズを汲み取り、動き出したガラス長繊維強化PP
- チッソ「ファンクスター」の2002年出荷量では前年比倍増以上を見込む
4.メタロセンPP
- 自動車コンパウンドの改質材やゴム代替需要として増加
- 日本ポリケム、メタロセン触媒によるランダムPP「ウィンテック」上市
- 世界の先駆けを目指しブロックコポリマーでの開発も進む
- PP輸出入推移(1998~2001年)
第二編 ポリエチレン
第1章:ポリエチレン市場の展望
- 業界再編は一段落もグローバル市場での国内PEメーカーの位置づけは厳しさ増す
- アジア市場で影響力増す欧米メジャー、アジア新興メーカーに対し国内PEメーカーの競争力をどこに見出すか
- PE樹脂メーカーは何を武器に勝ち組目指す
- 三井住友ポリオレフィン本格始動、大規模な能力と技術シナジーで圧倒的な強み見せる
- 迎え撃つ他社はもう一段のアライアンスによる規模と技術の相互補充が必要に
【1】HDPE市場の展望
【2】LDPE市場の展望
- 拡大が期待されたPFT、配水パイプ向け需要は思ったほど伸びず差別化の決定打を欠く状況に
- 生き残りにはもう一段の合理化が必要に
- 主力のフィルム向けは加工品の輸入拡大で需要量、収益ともに減少傾向続く
- 小型ブローでは薄肉化を始めとする開発競争が第二ステージへ
- 国内自動車メーカーのアライアンスでPFTが本格的な立ち上がりの兆し見せる
- パイプ分野ではPE配水管での採用拡大、PE100の次の差別化が課題に
- 旭化成ではメタロセンHDPE、ハイブリッドグレード、HDPEパウダーなど特殊品の投入で差別化図る
- メーカー各社のHDPE用途別販売動向(1999年実績~2001年実績)
- HDPE輸出入推移(1999年~2001年)
【3】EVA、エチレン系コポリマー市場の展望
- フィルム、汎用用途でL-LDPE化の動き進む
- 各社とも収益性が高い特殊品へとシフト、クリーン性活かしたマスキングフィルムが拡大
- 加工紙 2001年はドライラミ化や輸入品流入の影響で縮小
- 電線被覆は日本ユニカーが圧倒的な強さを維持、電線のエコ化でノンハロゲン難燃グレードが拡大
- メーカー各社のLDPE用途別販売動向(1999年実績~2001年実績)
- LDPE輸出入推移(1999年~2001年)
【4】L-LDPE市場の展望
- シーラントフィルムではメタロセンL-LDPEへの代替進むも
- ニーズに対するフレキシビリティの高さでニッチ分野では安定した需要を確保
- メーカー各社のEVA用途別販売動向(1999年実績~2001年実績)
- EVA輸出入推移(1999年~2001年)
【5】V-LDPE(プラストマー)市場の展望
- 三井住友ポリオレフィンの始動に続き、日本ポリケム・JPO統合など
- 国内L-LDPE市場の大型再編大詰めへ
- 主力フィルム分野では各社のメタロセングレードが開発時期を過ぎ本格的な拡大期へ
- 貼合フィルムと一般フィルムの両分野で攻守入り乱れての攻防戦に
- メタロセンL-LDPEの「シェア拡大」「勝ち残り」に向けた競争が激化、収益と供給の安定がポイントに
- メーカー各社のL-LDPE用途別販売動向(1999年実績~2001年実績)
- 開発競争は低密度化へ
- プラストマーの世界でもメタロセン技術による開発競争進む
第三編 ポリスチレン・ABS
第1章:スチレン系樹脂市場の展望
1.現状からの脱皮の鍵は適正化・高機能化・デリバティブ展開第2章:スチレン系樹脂市場の動向
2.環境対応は「企業としての責務」 業界の総力を挙げた取り組みも推進すべき
- 企業価値の拡大と深化こそがスチレンメーカーの課題
- 生産能力の適正や研究開発力の向上のためにもアライアンスは必要
- ユーザーニーズ吸い上げによる「デリバティブ展開」で現状の打破へとつなげる
3.ポリスチレン
- 環境対応はユーザーとの関係強化および拡大に伴う勝ち残りのファクターに
- ノンハロニーズ、マテリアルリサイクルシステムの構築および拡大が課題に
4.ABS
- A&Mスチレン・出光石化が事業統合の方針
- 利益体質への転換のためにも他のPSメーカーは事業の再構築が必要に
- PS各社は国内需要の堅調な包装・建材向けの拡販に注力
- ABSメーカーはABSのポテンシャルを活かした特殊品化率の拡大に注力
- 2002年は国内向けが微減で推移する一方、輸出が好調なことにより、出荷量は約4%増へ
- 収益改善のために商慣行の是正に本格的に取り組むべき
【1】ポリスチレン市場の展望と戦略
【2】ABS市場の展望と戦略
- 内需90万t、輸出10万tのPS販売量100万tレベルへ
- 需給ギャップの圧縮、利益・研究開発費の確保のためにも、もう一段階のアライアンスが必要
- 各社のグレード削減は一段落、今後は生産面における全体最適化に軸足をシフト
- コンパウンド内製は東洋スチレン、出光石化、大日本インキの3社のみが取り組む
- PSメーカーが生き残りを図るためには共重合技術による差別化が重要に
- HIPS需要の高い家電・OA機器メーカーは海外生産にシフト
- 今後PSメーカーは包材・建材・雑貨向けでの展開が主体に
- 包装用ではOPSは増加傾向にあるものの、HIシートやPSPは伸び悩む
- 2004年以後の関税率引き下げにより海外メーカーの国内進出が本格化する傾向に
- メーカー各社のPS用途別販売動向(2000年実績~2002年実績推定)
- PS輸出入推移(1998年~2001年)
- 25万t/年の生産能力超の需給ギャップ改善が課題に
- 日本A&L以外のABSメーカーは汎用ABS以外をすべて特殊品として位置付け、日本A&Lでは自社プレゼンスが確立できるグレードを特殊品として差別化を推進
- 外注コンパウンダーの活用では各ABSメーカーのコンパウンド生産能力で差異
- 今後高機能ABSのニーズの高まりが予想される中国市場でのポジショニングのため関連会社を活用し、現地企業への販路拡大が必要
- 車輌分野におけるPP化の動きも一段落
- PPでは発現できないデザイン性、塗装性で再びABSのニーズが高まる傾向に
- 02年10月にRoHS指令で「Penta-BDE、Octa-BDE」の一部臭素系難燃剤が使用禁止決定
- 難燃規定は大幅に減退するも、ノンハロ・ノンデカニーズも依然底堅いニーズあり
- クローズドリサイクルは今後本格化する方向に
- 建材分野ではPVC代替のピークが過ぎたことで、今後のABS出荷量は安定的に推移
- 透明ABSやASなど透明グレードは汎用品の位置付けに
- 今後は+αの機能付与が勝ち残りのポイントに
- 第三成分にブダジエン以外の各種ゴムを使用した樹脂で付加価値を確保
- 中長期的な視野に立ち本格的な商習慣に取り組むことが必要、モノマーリンク制導入も1つの選択肢
- メーカー各社のABS用途別需要動向(2000年実績~2002年実績推定)
- ABS輸出入推移(1998年~2001年)
第四編 塩化ビニル
第1章 塩ビ市場の展望
【1】塩ビ樹脂は今後も必要な樹脂であるがシュリンクは免れない運命にもある第2章 塩ビ樹脂市場の動向
【2】塩ビコンパウンド
- 塩ビ樹脂メーカーはシュリンクする市場という前提に立った事業戦略の構築が必要
- 塩ビの環境問題はマスコミと消費者における感情論の悪循環の結果
- しかし、一度染み付いたイメージの払拭は困難を要する
- 塩ビ樹脂市場の輸出依存度の高さは今後の足かせに
- 最小コストで最大利益を創出する「徹底的に小さい事業体制」の構築が急務
- 樹脂価格における「対応力」と「形成力」がカギを握る
【3】可塑剤・安定剤
- ユーザーのアライアンスの進展により「淘汰かシェア向上か」の2つの道が突きつけられる
- 樹脂メーカー同様に塩ビコンパウンドメーカーでも硬質向けを重視
- フタル酸エステルメーカーは3社に集約、今後は利益の確保が課題
- 下水用パイプはCa-Zn系やスズ系それぞれにメリット・デメリット
- ユーザーがどのポイントを評価するか、安定剤メーカーとして何を訴求できるかで勝負が決まる
- 塩ビ樹脂市場の動向
- 2002年塩ビ総出荷量が前年を上回るも、輸出比率は33.8%にまで向上
- 2003年3月に排水用再生塩ビ管がグリーン購入法の特定調達品目に指定
- 「塩ビでなければならない用途」でさらに塩ビとのつながりが強化
- 「世論を敵に回したくない」ユーザーの非塩ビ化推進に対し、今まで以上の広報活動が必要に
- 2001年の住宅着工件数がマイナスで推移したため、ペースト塩ビの出荷量も減少に
- 2003年の国内PVC生産能力は240万t弱、内需との需給ギャップは90万tと依然高水準
- メーカー各社の塩ビ樹脂用途別販売動向(2000年実績~2002年実績)
- 塩ビ樹脂輸出入推移(1999年~2002年)
- 塩化ビニルモノマー(VCM)輸出入推移(1999年~2002年)
- ジクロロエタン(EDC)輸出入推移(1999年~2002年)
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