2004年度版 LCD関連フィルム・シート市場の動向と展望

発刊日
2005/02/22
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体裁
A4 / 350頁
資料コード
C46117730
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

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第1章:LCD関連フィルム・シート市場の動向と展望

1.偏光板
  中国・台湾で携帯電話のカラー化がSTNで始まる
  拡大する中国市場におけるTN向け偏光板は誰が供給するか
  TFT偏光板は設備投資競争に、主役は日東電工、台湾・力特、住友化学の3社
  韓国、台湾、中国メーカーの偏光板事業概要
  偏光板の開発競争は表面処理と位相差フィルムが鍵握る
2.偏光板材料
  (1)TACフィルム
  富士写真フイルムは生産能力・生産量とも70%強の「独占的」シェアを確保
  TFT向けで供給可能なメーカーは世界的にも富士写真フイルムとコニカの2社のみ
  STN・TN向けは数社が参入
  2003年に話題をさらったLCD偏光板保護用フィルムとしてのノルボルネン系フィルムに
  富士フイルムはTACへの改質で対抗
  (2)PVAフィルム
  日本合成化学も2003年上期より本格販売を開始
  (3)プロテクトフィルム
  1.PET系プロテクトフィルム
  2.PE系プロテクトフィルム
  (4)リリースフィルム(セパレーター)
  偏光板用リリースフィルムは原反も合わせると三菱化学ポリエステルフィルムが
  70%のシェア
3.光学機能フィルム
  (1)視野角拡大フィルム
  TFT大型分野では富士写真フイルム「WV」がスタンダード
  カメラ付き携帯電話の普及と性能アップで小型分野でも視野角拡大ニーズ高まる
  (2)位相差フィルム
  小型STN向けの位相差フィルムも伸びに転じる
  小型分野でも視野角拡大ニーズでVA化の流れ始まる、現状はノルボルネン系に優位性
  LCD-TVを中心とした大型分野での競争は
  材料改質、成膜、延伸、コーティング、設備対応など総合技術力に移る
  (3)反射防止(AR・LR)フィルム・防眩(AG)フィルム
  遅れをとらないためには、市場ニーズの行方を見極めながら次の手を常に用意する
  (1)中小型分野
  凸版印刷はスパッタリング・ Roll to Rollで大幅なコストダウンを図る
  前面プラカバーへの反射防止機能付与のニーズも技術的に高難易度
  コストアップも確実で実現には時期尚早
  (2)大型分野
  大型LCD偏光板の表面処理の開発競争はAG・LR、クリアLRに移る
  2003年度のAG・LRは日東電工が強みみせる、
  2004年度以降は富士フイルムと大日本印刷中心に動く
  TVはAG(・LR)ではなくやっぱりクリア?
  スパッタリングでの反射防止もありうるか
  リビング用大型液晶TVに前面板は必要ないのか
4.プラスチック液晶基板
  市場拡大が期待されてきたプラスチック液晶基板
  STNモノクロ携帯電話の頭打ちが大きく響き市場はストップ
  メーカーの開発意欲は縮小も、
  新日鐵化学が独自開発の新素材でアクティブマトリックスタイプのLCD向けに参入へ
  ユーザーサイドではソニーとシャープが開発に意欲的
5.導光板
  パネルメーカーのバックライト内製化により導光板単体での調達が増加する傾向に
  (1)射出導光板
  価格共同激化の中、パネルメーカーサイドでは「標準化」された導光板に注目集まるも
  最先端・ハイエンド製品ではカスタムグレードが採用される
  ノートPC向けで逆プリズムバックライト対応の導光板の需要が拡大
  バックライトメーカー、導光板専業メーカーとも2003年より本格的に量産を開始
  携帯電話向け小型導光板では部材削減対応と薄肉化に向けた競争が活発化
  (2)平板導光板
  2003年、2004年見込みと市場規模は前年比25~30%の成長を示す
  海外市場を中心に暫くは安定的な成長が見込まれる
  押出板では導光板の多機能化への対応は限界
  シートメーカーの差別化ポイントは輝度向上へとシフト
6.拡散板
  液晶TV、マルチパーパスモニタの拡大で2004年見込みの市場規模は5,500t弱に
  デファクトスタンダードが確立しておらず、素材間・メーカー間の競争も激化
  市場の90%以上を占める押出板では低吸湿タイプのPMMA系投入でPCとの競争激化
  ゼオノアを使用した射出成形品とはサイズやロットにより棲み分け進む
  光学シート機能の取り込みなど拡散板の多機能化に向けた開発も進む
7.反射板・ランプリフレクタ
  金属系反射材料ではノートPC、携帯電話など輝度や画質が重視される用途で採用進む
  ノートPC向けランプリフレクタでは三井化学「シルバーリフレクター」がデファクト化
  金属系反射シート プリズム機能付導光板搭載品の拡大により
  従来主力であった携帯電話用途に加えノートPCなど大型品での採用も拡大
  拡散反射特性を有する白色系フィルムはモニタ向けが中心
  東レの白色PETが圧倒的シェア誇るも液晶TV市場を狙い三井化学が白色PPで攻勢かける
8.光拡散フィルム
  韓国・台湾メーカーの台頭で日本メーカーのシェアが低下


第2章:LCD関連フィルム・シートメーカーの動向と戦略

日東電工
  偏光板世界№1のオールラウンドプレイヤー

サンリッツ
  能力増強により2004年はLCD-TV向けに本格展開図る
  2004年はLCD-TVトップメーカー向けでの展開強化
  カラー携帯電話向けは本格参入果たすも2004年は苦戦を予想
  サンリッツ-力特同盟で2004年の生産能力は5,156万㎡/年に
  ユーザーの要求に対応してあらゆる機能性フィルムを検討

住友化学
  韓国、台湾拠点立ち上がる、2005年には事業規模1,000億円に
  日本、韓国、台湾の3拠点体制が確立し2003年度売上高は500億円
  韓国、台湾ではさらなる増強へ
  携帯電話やデジカメなど小型分野で高シェア、モニター、液晶TV向けの大型も本格展開
  大型分野での位相差フィルムは自社開発の「VAC系フィルム」が主力に

ポラテクノ
  液晶プロジェクターの市場拡大と
  高機能・中小型偏光板への特化で売上高は大幅にアップ
  高耐久偏光板で70%、プロジェクター部材で80%以上のシェア
  無機系偏光板の採用始まる、高温ポリシリコン液晶プロジェクターと
  今後の普及が見込まれるLCOSプロジェクター向けに能力増強
  偏光板はTN、STN、TFTとも中小型のハイエンド用途に特化

力特光電科技股有限公司(OPTIMAX TECHNOLOGY CORPORATION)
  単独世界2位の偏光板メーカー、サンリッツは戦略パートナー
  生産能力は2004年末で3,456万㎡/年、2005年末には5,544万㎡/年、単独でも世界2位

LG Chemical
  大型TFT向けに特化しシェア拡大

ACE DIGITECH
  大型分野をターゲットとした第2ラインが稼動
  モバイル機器向けを中心とした小型TFT、STN用偏光板で強み
  サムスンSDI向けでは80%のシェア

新和オプラ(SHINWHA-OPLA)
  ディスプレイ用光学フィルムに注力
  LCD偏光板の第3ラインの導入では戦略の岐路に立つ

深セン深紡楽凱光電子有限公司
  中国偏光板のパイオニア、2005年には第2ラインが稼動
  STNの開発は済ませTFTも視野に (*)土ヘンに川
  温州市僑業経済開発有限公司 2002年度に本格参入、STNカラーは2004年末にも投入へ

富士写真フイルム
  「FPD材料事業部」が立ち上がる
  LCDを核としてあらゆるFPD部材供給体制の確立を目指す
  2008年度にはFPD材料事業部の売上高2,000億円へ
  プレーンTACで質量とも他を大きく引き離す 2005年度には合計能力は28,000万㎡/年
  「WVフィルム」2005年には6,000万㎡/年体制へ
  コーティング・添加剤・延伸技術を駆使しあらゆるモードに対応する位相差フィルムを投入
  AG・LRで実績築くもクリアLRも含めた本格的な市場創造は今後に期待
  液晶カラーフィルター作製システム「トランサー」も動き出す

コニカミノルタオプト
  プレーンTACは能力アップへ 新製品の「VAタック」も動き出す

クラレ
  LCD偏光板向けPVAフィルムでほぼ100%のシェア
  2005年4月の新設は広幅設備を導入、6,100万㎡/年体制に

JSR
  「アートンフィルム」はLCD-TV用位相差フィルムとしてスタンダード
  今後は高級品から汎用向けまで幅広い展開を図る

日本ゼオン(オプテス)
  「ゼオノアフィルム」はLCD位相差フィルムとして急拡大
  「ゼオノアフィルム」2004年末に1,500万㎡/年体制に

新日本石油
  2005年2月に中国・蘇州の新工場が本格稼動
  能力増強に合わせた新体制の構築も
  「LCフィルム」、2003~2004年度はSTNカラー携帯電話向けで大きく伸びる
  小型TFT向けの「NHフィルム」、携帯電話の視野角拡大ニーズで今後の期待も高まる
  一方、小型分野でのVAモードの視野角拡大ニーズ対応品の開発も始まる

積水化学工業
  加工技術に徹し独自のポジション築く
  位相差フィルム「エスシーナ」キャストと溶融押出が出揃う
  他社にない広幅高精度な延伸技術が差別化のポイントに

帝人化成
  分子設計、樹脂改質、成膜技術のブラッシュアップで
  ノルボルネン系材料に真っ向から挑む
  2003~2004年度はSTN位相差フィルムが伸び示す 2004年度内には大型分野でも採用へ
  液晶プロジェクター向けは独占供給、次世代型光ディスク向けも期待高まる
  ITOフィルムはハイエンドタッチパネル向けで高シェア、今後も拡大傾向へ
  プラスチック液晶基板向けは新規用途開発中

藤森工業
  主力のLCD偏光板向けプロテクトフィルムでさらなるシェア拡大へ
  新製品投入のメドも立つ
  偏光板用プロテクトフィルムで30%超のシェア確保を狙う
  リリースフィルムの外販率は90%にアップ
  プロテクトフィルム用リリースフィルムも外部調達率がアップ

サンエー化研
  2005年春には新工場が稼動
  2006年度にはマスキングフィルムで130~140億円の売上見込む
  光学用マスキングフィルムはPE系、PET系ともに大幅な伸びみせる

積水化学工業(工業テープ事業部)
  光学フィルム用表面保護テープは位相差フィルム向けで高シェア

リンテック
  「機能性粘着」をコンセプトとしたディスプレイ関連フィルム事業

東レ
  光学関連需要が拡大、白色PETフィルムで圧倒的な強み
  光拡散フィルムやリリースフィルムでの採用も拡大

三菱化学ポリエステルフィルム
  ディスプレイ関連では副資材だけでなく光学部材原反としての採用も拡大

帝人デュポンフィルム
  偏光板用リリースフィルムで強み、今後はナノ薄膜コートも

東洋紡績
  主力の「コスモシャイン」が大幅成長、バージョンアップにも取り組む

日本ライツ
  日本、華東、華南で1億台/年を超える生産能力を確保
  最先端からボリュームゾーンまで幅広い市場を押える
  新規顧客、新規需要の獲得で2005年9月期以降の売上高は年間120~130%の成長を見込む
  売上確保のため導光板ではなくユニットの販売を強化
  大型ではパソコンモニタ向けにRGB-LED採用グレードを投入、TVへの応用図る
  中型はカーナビ、ポータブルDVDプレーヤーが好調
  小型は携帯電話の拡大とゲーム機の新規受注で出荷量の大幅成長を期待
  携帯電話向け逆プリズムシート搭載グレードの拡販に注力
  独自の光コントロール技術を駆使し光の反射・屈折を利用した高輝度導光板を開発
  大型・高輝度モニタに対応した反射型導光板「LAN」は海外市場での需要に期待
  最先端からボリュームゾーンまで「全方位」のニーズに対応し勝ち残り図る
  国内外の需要地近辺での安定生産・供給とニーズへの即応体制で差別化

油化電子
  独自の精密設計・成形技術を活かし、機能性の高い製品の開発・投入で差別化図る
  2003年度のバックライト関連事業売上高は100億円に達する
  韓国、台湾の生産拠点立ち上げとアジア地区の旺盛な需要を取り込み暫くは順調な成長見込む
  大型バックライトでは下向きプリズムシート使用の高輝度グレードを他社に先駆けて投入
  2003年末には17インチの射出導光板搭載品も上市
  小型導光板は精密成形部品分野での展開の一つと位置づける
  長年に亘り培った成形技術、樹脂技術と新製品立ち上げのスピードで差別化

富士通化成
  ディスプレイ関連事業はモニタの海外シフトや価格競争激化で苦戦
  PCモニタ向けバックライト生産の海外シフトにより2004年度出荷量は前年比2ケタの減少
  携帯電話のメイン・サブの両面発光させる画期的な新製品投入で巻き返し図る
  フロントライトはゲーム機向け需要が好調で安定した出荷量を維持
  独自に開発したLGPによる光の均一化で差別化

住友ゴム工業
  中国生産拠点の立ち上げで規模の拡大目指す
  国内生産のPCモニタ向けが好調で売上高も順調に拡大
  2005年6月には30万台/月の能力の中国工場が稼動予定
  液晶TV向け直下型バックライトはユニットではなく部材に絞った展開を検討
  エッジライト式では逆プリズムシート使用の高輝度グレード「DBL」の歩留向上が課題に

パイオニア精密
  カラー携帯電話向けバックライトで30%前後のシェアを確保
  中国市場における携帯電話向けバックライト需要の急成長に対応し現地法人での生産を開始
  日本、中国(華東、華南)、フィリピンと広範囲な市場をカバーする供給体制に強み
  金型設計・製造も含めたトータル展開で差別化
  部材削減グレードの開発・投入も積極的に進める

日立化成工業
  カラー、高輝度のハイエンドLCD搭載の携帯電話向けで圧倒的な強み
  価格競争激化、携帯電話需要の鈍化で2004年売上高は横這いを見込む
  独自開発のホログラム導光板は携帯電話のハイエンドゾーンで50%の搭載率誇る
  「中の上クラス」以上に特化した展開で差別化
  下向きプリズムシート1枚使いに対応した新グレードではLED削減効果もアピール
  2005年の出荷構成比は50%まで拡大見込む

黒田電気
  メーカーと商社の2つのポジションを活かした展開で差別化
  デジカメ向け小型バックライトの好調と携帯電話の新規受注で2004年度売上100億を見込む
  中国での小型LCD機器市場の急成長で上海拠点の能力を拡大
  携帯電話向けは海外市場での販売が急増
  ハイエンド品(付加価値)、汎用品(ボリューム)の二兎を追う展開を進める

エンプラスディスプレイデバイス
  高輝度、薄型、省コストなどあらゆるニーズに応える標準導光板「PSP-LGP」の拡販を推進
  導光板への特化戦略が一段落した2003年の売上高は前年比50%を超す伸び率示す
  機能とコストの両面でのメリットをアピールし、LCDメーカーに自社の標準導光板を提案
  ノートPC、デジカメ向けでの採用拡大で導光板出荷量は大きく成長
  「PSP-LGP」の特性がノートPC向け大型分野でユーザーからの高い評価受ける
  小型ではデジカメ向けで高いシェアを確保
  携帯電話の普及に伴う価格競争激化により今後の標準導光板の採用拡大に期待

オプテス
  直下型バックライト向け拡散板の量産を本格化
  高岡工場に拡散板用成形機6台を導入し量産を開始、2004年の出荷量は50万枚を
  超える規模に
  コストや多機能化に対する射出成形品のメリットを積極的にアピール
  導光板 小型はPMMAが主流、カーナビなど中型ではゼオノア、PMMAがほぼ同比率に
  大型導光板ではノートPC向けに集光機能を付与した逆プリズム対応グレードの開発を推進

三井化学
  液晶TV、逆プリズム搭載品などバックライトの進化に対応する
  新製品を続々と投入し差別化と勝ち残り目指す
  豊富な品揃えで幅広いユーザーニーズに対応
  2004年投入の新製品の拡販により2007年の反射材料売上高は100億円を超す規模に
  主力の「シルバーリフレクター」はノートPC向けランプリフレクタで80%を超すシェア確保
  更なる反射率向上を実現した新グレードは動画対応のハイエンド機での採用を狙う
  反射シート 白色PPフィルムは液晶TV向け直下型バックライトでの採用に期待
  逆プリズムタイプのバックライトには「エンハンスター」を提案

麗光
  金銀糸で培ったノウハウとコンバーターとしての技術力が強み
  正反射タイプの反射シート「ルイルミラー」、小型カラーLCD向けに急速に拡大
  マルチパーパスモニタ搭載のノートPCなど大型バックライトでの採用も始まる
  ドライラミネート技術と銀の酸化を抑えるコーティング技術の応用で高い品質と
  信頼性を維持
  特殊コーティングによる高輝度グレードも投入

きもと
  携帯電話、液晶TV向け光拡散フィルムで圧倒的なシェアを確保
  LCD関連市場の拡大に合わせ三重工場の生産体制を拡充
  原反調達からコーティング、後加工までの生産効率化を実現
  光拡散フィルムは「材料」としての完成度がユーザーから高く評価される
  反射フィルム「レフホワイト」では携帯電話向け銀蒸着フィルムで強み見せる

ツジデン
  前加工から後加工までの一貫体制で光拡散フィルムを展開
  個々のニーズに合せたカスタム品、高付加価値品に強み
  中国・昆山に二次加工拠点を設置しLCDメーカーの海外生産シフトに対応

恵和
  新工場の稼動で光拡散フィルム事業の一層の強化を図る
  LCD市場の拡大によりA!tac事業部の売上高は全社の40%を占める規模に成長
  主力の光拡散フィルム「オパルス」は個々のニーズに応える幅広い品揃えに強み
  「オパルス」販売金額は年間15~20%の高い成長率示す
  新工場の稼動で能力拡充に加え生産効率化、品質・技術レベル向上も実現

三菱レイヨン
  連続キャスト法の特性活かし光学関連用途で強み見せる
  2005年5月稼動予定で中国・江蘇省に20,000t/年の工場を建設中
  IT・光学から建築、サニタリーまで現地需要の幅広い取込み目指す
  導光板、LCD前面板の成長で2003年出荷量は前年比20%近い成長示す
  導光板向けシートでは透明板より10%輝度アップした新製品開発で差別化
  直下型バックライト拡散板向けグレードは2005年中の量産目指す

住友化学
  LCD部材向けPMMAシートで高いシェアを確保
  導光板、拡散板市場の海外シフトに伴い中国、韓国に生産拠点を新設
  アジア地区でのLCD部材需要に迅速・確実・柔軟に対応する体制を整える
  平板導光板向けシートでは光の選択透過による高輝度グレードの投入で差別化図る
  直下型バックライト向けに「反らない」拡散板「RM800シリーズ」を投入
  拡散板の多機能化に向けた研究開発も進める

旭化成ケミカルズ
  光学関連需要の海外シフトに合わせ海外拠点の拡充を図る
  2003年11月稼動の韓国拠点はフル稼働、2006年稼動予定でライン増設を予定
  中国地区での拠点設置に向けたFSも進める
  「デラグラス」は導光板、拡散板など光学関連需要の伸びで順調に拡大
  主力の導光板向けでは高輝度グレード「AF」の構成比が30%程度にまで成長
  拡散板向けでは押出板の15~20%、PMMA系板の25~30%のシェアを確保
  ニーズに合せた品質・機能向上を図り板の完成度アップが課題に
 

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