2012年版 中古車流通総覧
本調査レポートでは、中古車関連企業への直接訪問を通じ、中古車買取市場、オークション市場を始めとする中古車関連有力企業の戦略等、中古車関連の各市場を多角的に徹底分析致しました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:本調査レポートは「①中古車流通市場の構造と変化の体系化」「②中古車流通市場の数的規模の把握」「③今後の中古車流通市場の展望」の3点を中心に取りまとめることを目的として実施した。
調査対象:自動車メーカー、自動車ディーラー、オークション・入札会開催業者、中古車販売業者、自動車買取専門業者、自動車ユーザー、等
調査方法:直接面談取材・電話・メール取材・アンケートを併用。過去実施の調査データ、業界団体・官公庁等調査資料からの考察。
調査期間:2012年7月~2012年12月
■本資料のポイント
- 中古車関連企業67社への直接訪問を通じ、多角的視点から中古車流通市場を分析。
- 中古車関連市場の展望と関連事業者の戦略に焦点を当てた必須の一冊。
- 新車購入補助制度で中古車流通台数は増加するものの、流通車両の低年式過走行化が進む中、収益性確保に向けた取り組みを迫られる中古車関連事業者。
- 良質な下取車両の囲い込みを進める新車ディーラー。良質車両の流通量が減少する中、メーカー各社とディーラーの中古車販売戦略を読み解く。
- 買取競争の激化で収益性が悪化する買取専門業者。中古車小売事業への進出をはじめ、新たに展開する収益性確保策。
- 共有在庫システム、即時落札サービスなど、オークション市場のみならず、変化する業販市場の動向と参入企業の取り組みを分析する。
- 車販事業の収益性が低下する中、3極化が進む中古車販売店。各社のプロモーション戦略、仕入・販売戦略、顧客の囲い込み戦略に注目。
- 消費税が増税し、中古車保証サービスが拡大する中、個人間売買の可能性を探る。
■本資料の概要
第1章 車両保有動向、新車販売市場が中古車流通市場へ与える影響
第2章 中古車輸出市場の変化が中古車流通市場に与える影響
第3章 新車ディーラーにおける中古車販売戦略
第4章 中古車買取業者の現状
第5章 オークション流通市場の現状
第6章 中古車小売市場の現状
第7章 中古車流通市場の全体像
第8章 有力中古車関連企業個表
■掲載内容
第1章 車両保有動向、新車販売市場が中古車流通市場へ与える影響
第1節 自動車保有動向
1-1.自動車保有台数の推移
1-2.車両使用年数の長期化と車齢の高齢化
1-3.自動車買い替えサイクルの長期化
第2節 新車販売動向
2-1.新車販売台数の推移
2-2.新車市場と中古車市場の関連性
第3節 中古車登録動向
3-1.中古車登録台数の推移
3-2.中古車小売実態と乖離する中古車登録台数
第2章 中古車輸出市場の変化が中古車流通市場に与える影響
第1節 中古車輸出動向
1-1.中古車輸出台数の推移
1-2.新興国需要を背景に底堅い中古車輸出市場
第2節 中古車輸出市場が国内市場に与える影響
2-1.オークション市場を底支えする中古車輸出業者
2-2.良質車両が減少する中で激しさを増す国内小売業者との車両獲得競争
第3章 新車ディーラーにおける中古車販売戦略
第1節 メーカー各社における中古車販売戦略
1-1.ディーラー中古車事業支援策を拡充する自動車メーカー
1-2.トヨタ自動車の中古車戦略
1-3.日産自動車の中古車戦略
1-4.本田技研工業の中古車戦略
第2節 新車ディーラーにおける中古車戦略
2-1.新車ディーラーにおける中古車事業の位置付け
2-2.新車ディーラーにおける中古車販売台数
2-3.新車ディーラー向けアンケート概要
2-4.良質車両の囲い込みを進める新車ディーラー
2-5.新車ディーラーによる中古車販売の展望
第4章 中古車買取業者の現状
第1節 中古車買取市場の動向
1-1.仕入競争激化と業販価格の低迷に伴い利幅が低下する中古車買取業者
1-2.重要さが増す中古車買取事業の方向性策定
1-3.中古車買取市場規模の推移
第2節 主要買取専門店の戦略分析と市場展望
2-1.主要買取専門店の店舗展開
2-2.主要買取専門店の戦略と方向性
2-2-1.ガリバー(運営:(株)ガリバーインターナショナル)
2-2-2.ラビット(運営:(株)R&W)
2-2-3.アップル(運営:アップルオートネットワーク(株))
2-2-4.カーチス(運営:(株)カーチス)
2-2-5.ユーポス(運営:(株)ユーポス)
2-2-6.カーセブン(運営:(株)カーセブンディベロプメント)
2-3.日本自動車流通研究所の活動
2-4.「特定商取引法の一部を改正する法律」への業界対応
2-5.中古車買取市場の展望
第5章 オークション流通市場の現状
第1節 オークション市場の全体像
1-1.オークション市場の成り立ちと中古車市場での役割
1-2.オークション市場の出品成約台数の推移
1-3.オークション成約車両の状況
1-3-1.車両登録状況の推定
1-3-2.二極化の進む成約単価
1-3-3.台数が減少する低走行車両
1-3-4.低年式化が急激に進むオークション市場
1-3-5.急上昇するリユース車両比率
1-3-6.オークション市場における未使用車取引状況
1-3-7.減少が続く売れ筋車両の成約台数
1-3-8.成約価格が急騰する売れ筋車両
1-3-9.成約車両から見るオークション動向
1-4.スクラップインセンティブの影響を受けたリユースオークション
1-4-1.アンケート概要
1-4-2.リユースオークション開催状況
1-4-3.リユースオークション出品成約台数の推移
1-4-4.リユースオークション市場規模の算出
1-4-5.リユースオークションの展望
1-5.地域・系列別に見たオークション市場
1-5-1.吸引力を持つ大都市圏のオークション市場
1-5-2.系列で見るオークション市場
第2節 オークション関連企業の動向と市場動向
2-1.整理統合段階に入りつつあるオークション会場
2-2.寡占化されたオークション市場
2-3.影響力を増す場外落札システム
2-3-1.オークション開催企業における場外落札システムの展開
2-3-2.提携会場戦略と形態
2-3-3.応札代行システム
2-3-4.場外落札比率の推移
2-3-5.定着した即時落札サービスと急増する共有在庫システム
2-4.車両検査基準の統一に向けたオークション市場の動き
2-5.日本オートオークション協議会の活動
2-6.オークション関連有力企業の方向性
2-6-1.(株)ユー・エス・エス(USS)
2-6-2.(社)日本中古自動車販売協会連合会(JU)
2-6-3.(株)トヨタユーゼック(TAA)
2-6-4.(株)シーエーエー(CAA)
2-6-5.(株)ジェイ・エー・エー(JAA)
2-6-6.荒井商事(株)(アライオートオークション)
2-6-7.(株)オークネット(オークネット)
2-6-8.(株)オートサーバー
2-7.オークション市場の現状と展望
第3節 入札会市場
3-1.リースアップ車両中心に取引される入札会
3-2.リースアップ車両の発生状況
3-3.入札会の動向
3-3-1.入札会出品成約台数の推移
3-3-2.入札会出品車両の特徴
3-4.入札会市場の展望
第6章 中古車小売市場の現状
第1節 中古車販売事業者における販売状況
1-1.中古車販売事業者数の推移
1-2.中古車在庫台数の推移
1-3.低年式過走行化の進む中古車小売市場
1-4.中古車販売事業者向けアンケート概要
1-5.良質車が減少する中、激化する中古車仕入競争
1-6.中古車販売店における中古車小売状況
1-7.重要となる在庫の適正化に向けた取組みとインターネットサイトの活用
1-8.中古車販売店における小売手法とディーラー対抗策
1-8-1.保証商品
1-8-2.車両品質評価
1-8-3.顧客管理システム
1-8-4.新たな収益源の確保
1-9.未使用車市場の動向
1-10.在庫リスク低減に繋がる共有在庫システムの拡大
1-10-1.増加する共有在庫システム
1-10-2.共有在庫システム登録台数と在庫情報共有状況
1-10-3.共有在庫システムの動向と変化
1-11.消費税の増税が中古車市場へ与える影響
1-12.個人間売買と委託販売の可能性
1-13.日本中古自動車販売協会連合会の活動
第2節 中古車購入ユーザーの動向
2-1.ユーザー向けアンケート概要
2-2.新車購入ユーザーと中古車購入ユーザーの比較
2-2-1.購入価格
2-2-2.購入時における比較検討車両と買い替え車両
2-2-3.代替車両の引渡先
2-2-4.代替車両の使用年数
2-2-5.初回車検委託先の意向
2-3.新車購入ユーザーの動向
2-3-1.新車購入理由
2-3-2.購入店舗
2-3-3.購入店舗選定理由
2-4.中古車購入ユーザーの動向
2-4-1.中古車購入理由
2-4-2.購入車両の年式
2-4-3.購入車両の走行距離
2-4-4.購入店舗
2-4-5.購入時の買い回り行動
2-4-6.購入候補車両選定方法
2-4-7.直接訪問店舗選定方法
2-4-8.購入店舗選定理由
2-4-9.購入時における実車確認状況
2-4-10.商品評価の付加状況と購入者における活用状況
2-4-11.商品保証の付加状況
2-4-12.購入時の付加商品
第3節 中古車小売市場の展望
第4節 中古車小売市場規模の推計
第7章 中古車流通市場の全体像
第1節 2011年における中古車流通フロー
第2節 中古車流通市場の展望
2-1.市場別動向予測
2-2.中古車小売市場とオークション市場の需要予測(2020年展望)
第8章 有力中古車関連企業個表
1.オークション・入札会関連有力企業
荒井商事株式会社、株式会社いすゞユーマックス、株式会社オークネット、株式会社オートサーバー、
JU岐阜羽島オートオークション(岐阜県中古自動車販売商工組合)、株式会社シーエーエー、
株式会社ジェイ・エー・エー、システムロケーション株式会社、株式会社ゼロ、株式会社トヨタユーゼック、
株式会社日産ユーズドカーセンター、株式会社ベイオーク、株式会社ホンダユーテック、
株式会社ユー・エス・エス
2.中古車買取業者
アップルオートネットワーク株式会社、株式会社R&W、株式会社オートスピリット、株式会社オートベル、
株式会社カーセブンディベロプメント、株式会社カーチスホールディングス、
株式会社ガリバーインターナショナル、有限会社セドーカージャパン、株式会社日本カーズ・コム、
ビッグウェーブホールディング株式会社
3.中古車販売事業者
株式会社オールフロンティア、株式会社グッドスピード、株式会社ケーユー、株式会社高須自動車、
中部自動車販売株式会社、東京オート株式会社、豊長自動車販売株式会社、
株式会社トラスト(TRUSTCO.,LTD.)、株式会社ハナテン、株式会社ファミリー、
平和オート株式会社(Heiwa Auto Co., Ltd)、株式会社ベネック、株式会社メディアトラスト
4.その他事業者
SBIクレジット株式会社、カーコンビニ倶楽部株式会社、株式会社カービジネス研究所、
株式会社カービュー、ニッポンメンテナンスシステム株式会社、株式会社ファブリカコミュニケーションズ、
株式会社プロトコーポレーション、株式会社ブロードリーフ、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。