2014年版 医療関連ビジネス実態調査
本調査レポートでは、医療周辺アウトソーシングサービスに加え、患者アメニティ・利便性向上関連の新ビジネス、医療国際化、郵送検診・セルフチェックサービス等の最新動向を調査いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:医療関連サービスの主要企業・注目企業・業界団体
調査方法:主要企業・注目企業等への直接面接取材。電話調査、各種文献調査。
調査期間:2014年1月~2014年3月
- 医療周辺アウトソーシング等の市場実態、企業動向、事業者リスト充実
- 簡易型検査である郵送検診、セルフチェックサービスの展望
- デジタルサイネージ型院内情報サービス、外来患者呼出システムなどの新展開
- 病院自らメディカルツーリズムのコーディネートなどに着手。先端医療サービスの啓蒙普及と国際化の一端を担う主要医療機関等をリスト化
- 院内アメニティは普遍テーマ。コンビニエンスストアおよびコーヒーチェーンの過去約15年間の院内出店推移と導入病院名を明示
第1章 医療関連ビジネスの展望と戦略
第2章 医療周辺アウトソーシングビジネスの展望
第3章 患者アメニティ向上関連ビジネスの展望
第4章 注目医療関連ビジネスの展望
第5章 関連資料
■掲載内容
第1章 医療関連ビジネスの展望と戦略
院内業務のアウトソーシング成長は鈍化、患者視点などが必要に
(図)医療関連アウトソーシングビジネス 要求内容の変遷
(図)主要医療関連サービスの市場規模推移
(表)株式公開している主要医療関連サービス企業の売上推移と概要
ワタキューセイモアの連結売上は約4,700億円に
(表)主要総合商社における医療関連事業の取り組み動向
「予防医療」ではセルフチェックサービスが新たな局面に
(図)医療関連ビジネスのトレンド
(表)主な病院関連PFI事業と落札企業
国際医療交流はインバウンドとアウトバウンドの両輪が必要
患者保有の携帯端末・スマホなどを活用するサービスも誕生
(図)患者アメニティを高めている新商品、新サービス群
人材ビジネス、設計・施工関連などまでの広がりを意識
(表)医療関連ビジネスの事業分野分類、展開企業など
(図)医療関連サービス委託率の推移
(図)病院100床あたりの科目費用推移
(図)室料差額収入、医療相談収入等の推移
第2章 医療周辺アウトソーシングビジネスの展望
(1)医療事務代行ビジネス
日本医療事務センターはソラストに社名変更、ブランド力向上狙う
(図)医療事務代行の市場規模推移
ニチイ学館はグローバルな医療人材の育成なども意識
(2)滅菌代行ビジネス
滅菌センターは上位3社が広域に展開
(図)滅菌代行の市場規模推移
(表)滅菌代行サービスに関する企業動向
(表)主な滅菌センターの所在地および企業系列
各種サービス業ほか滅菌機関連企業なども院内業務を展開
(表)日本滅菌業協議会正会員名簿
(3)医療廃棄物処理ビジネス
村田機械は関連企業で収集運搬業のほか容器販売事業に参画
(図)医療廃棄物処理(収集)の市場規模推移
乱立する処理事業者を束ねる方向なども予想
決め手に欠いた院内処理装置
(表)医療廃棄物を受け入れている主要中間処理施設リスト
(4)病院・福祉施設給食ビジネス
主要6社で50%以上の市場を占有、福祉施設系で伸長
(図)日本メディカル給食協会 会員会社の給食受託状況
(図)病院・福祉施設給食受託の市場規模推移
病院系事業者によるCK活用、開設事例増加
(表)病院、福祉施設向けなどへの食事提供を行っている主なCK
(表)日本メディカル給食協会 正会員名簿
(5)臨床検査ビジネス
遺伝子検査、感染症検査などの需要が拡大
(図)受託臨床検査事業の売上上位ランキングおよびシェア(2012年度)
(図)受託臨床検査の市場規模推移
海外展開にも目を向ける状況に
(表)受託臨床検査を実施する主要事業者リスト
第3章 患者アメニティ向上関連ビジネスの展望
(1)診療予約システム
Web方式で進化発展、東邦薬品の初診受付予約は新需要つかむ
(表)診療予約システムの主な参入企業、導入件数など
中小規模企業を中心に約30社が参入
オンライン販売などで対応するメーカーも登場
導入稼動数ではトップ2社が肉薄、市場は持続的に成長
(図)診療予約システムの基本概念、他システムとの拡張、関連性
医療機関側のCRM視点、異業種参入の観点からも要注目
(2)院内情報サービス
販売型では先行2社が実績、歯科医院向けなども展開
一部の診療予約システム企業も本範疇に
(表)院内情報サービスの主な参入企業
広告ターゲッティングとして一定の成果
医療情報基盤は医療従事者向けデジタルサイネージを積極展開
医療従事者向け情報サービスが全体市場を活性化する可能性も
(3)ベッドサイド情報端末
進化発展を続ける注目ビジネス
本システムのさきがけは東大病院、静岡がんセンターなど
(表)ベッドサイド情報端末に関連する企業の取組み、論点など
タブレットはまず産婦人科分野に浸透
テレビ+タブレットのパッケージが台頭機運
(図)各種関係者の意向のもとに成立するベッドサイド情報端末市場
ロケーション会社の立ち位置からはやや慎重論も
(表)病院向けテレビレンタル事業を行う主な企業
アメニティのみであれば患者保有端末の活用も焦点
(表)ベッドサイド情報端末の導入状況
(4)外来患者呼出システム
パナソニックヘルスケア、日本テクニカル・サービスなどが先行
(表)患者案内表示システムおよび外来患者呼出システム参入状況
富士通、NECグループなどが参入、患者保有携帯の活用方向性も
(表)外来患者呼出システム等の主な導入状況
(5)院内におけるコンビニエンスストア開設
コンビニエンスストアの院内開設は引き続き堅調
(図)主要コンビニエンスストアの病院内開設店舗数(1998年~2013年)
(図)主要コンビニエンスストア病院内店舗数シェア(2013年12月末)
売店ではワタキュー、シダックスアイ、山崎製パン、光洋などが大手
(表)病院売店運営の主な企業
(表)主要コンビニエンスストアの病院内店舗開設状況
(6)院内におけるコーヒーチェーン開設
ドトール、タリーズ、スタバ、カフェ・ド・クリエを集計
4社院内出店は計170店舗に、大学病院等が主要マーケット
(図)主要コーヒーチェーンの病院内開設店舗数推移(1999年~2013年)
(図)主要コーヒーチェーン病院内店舗数シェア(2013年12月末)
(表)主要コーヒーチェーンの病院内開設状況
第4章 注目医療関連ビジネスの展望
(1)メディカルツーリズム・国際化
良質な医療等を求め世界的に成長。アジアではタイなどが牽引
(表)メディカルツーリズムを選択する主な理由と渡航先エリア
(図)メディカルツーリズムにおける人の移動(概念図)
(表)メディカルツーリズムに取り組んでいる主な国と得意医療分野
世界的にJCI認証施設増加。日本では計9施設が取得
(表)JCI認定の地域別・国別取得医療機関数
(図)JCIの初認定取得年別の医療機関数推移
がん治療分野での受け入れ増加
実務支援を行うコーディネート事業者も複数登場
(表)日本における主な国際医療コーディネーター
取組医療機関、想定施設の建設など増える
日本の重粒子線治療、がん免疫療法などへの期待度高い
新生MEJでは日本医療の国際展開に注力
(表)一般社団法人 Medical Excellence JAPAN正会員
(表)海外向け医療サービスに取り組む主な日本企業、医療機関
(表)メディカルツーリズムの取り組みを開始もしくは検討している国内の主な医療機関、法人
(2)郵送検診・セルフチェックサービス
郵送検診市場は一旦収縮後、回復成長軌道に
(表)郵送検診事業を展開する主要企業・機関
性感染症分野が安定推移、胃がん、前立腺がん分野も需要増
(表)主要郵送検診企業における主な検査アイテムの状況
生保加入時検査、薬局店舗での取り扱いなどに期待
性感染症分野検査に重点をおいた企業の存在感高まる
街角検診のケアプロはすでに累計22万人以上にサービスを提供
三菱ケミカルグループは薬局拠点のセルフチェックサービスを展開
2009年頃から保険証不要の簡易検診を進める医療機関が増加
(表)医療機関等における簡易検診取り組み動向の一例
予防医療分野のビジネスチャンス一端と認識
第5章 関連資料
(表)人間ドック・健診施設 機能評価認定施設 一覧および概要
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