2015年版 病院グループの将来展望
本調査レポートでは、国公立病院以外の病院グループを取り巻く市場環境が今後どのような変化を遂げるかについて分析を行い、わが国を代表する民間病院グループを取り上げ、その実態などについて紹介する。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:行政当局、医療機関、製薬企業、医薬品卸、学識経験者、業界紙関係者
調査方法:面接調査と自治体などへの情報公開請求を基本として実施
調査期間:2015年4月~2015年9月
- 主要病院グループの事例研究
- 病院の決算書からみた病院グループの実態
- わが国における今後の病院グループの持続形態と発展のポイントについて分析
- 全国の主要病院グループのプロフィール(158グループ)、グループ施設、グループ医療法人収支、等
第1章 2025年以降を見据えた新たな医療提供体制の構築をどのように描くのか
第2章 2012~2013年度決算書から見る病院グループの実態と傾向
第3章 病院グループの事例研究
第4章 関連資料 病院グループ個票
■掲載内容
調査結果のポイント
第1章 2025年以降を見据えた新たな医療提供体制の構築をどのように描くのか
社会保障費の伸びの抑制を盛り込んだ「骨太の方針2015」
3年間で1.5兆円程度の抑制
医療従事者や患者の行動変革の導入を盛り込む
人口減少社会の到来
人口減、過去最大
首都圏に人口集中
個人金融資産の約6割を保有する60代以上の高齢者
2025年の必要病床数の推計
強まる病床削減の圧力
過度の病院依存社会の終焉
迫られる病院再編
「新公立病院改革ガイドライン」の策定
2018年を目途に病床機能を明確化
地域医療連携推進法人の効果は限定的
ヘルスケアリートは病院の新たな資金調達の道を開くのか
国交省が病院等を対象としたリート導入のためガイドラインを策定
メリットとデメリット
病院グループの現状と課題
首都圏を主戦場に競争激化
“事業承継型”M&Aの増加
多様化し急成長する新たな病院グループ
先駆的病院グループは拡大より体制強化
病院自己完結医療から地域連携医療への移行
変容する医療従事者の確保
病院グループの大きな強み事務職員の人材能力開発
タイプ別病院グループの現状
第2章 2012~2013年度決算書から見る病院グループの実態と傾向
1.2013年度決算比較ランキング
(1)事業収益(医業収益・売上)上位100医療法人
(2)事業利益上位100医療法人
(3)経常利益上位100医療法人
(4)総資産上位100医療法人
(5)純資産上位100医療法人
(6)純資産比率の高い100医療法人
(7)グループ内の医療法人事業収益・事業利益・経常利益・総資産・純資産単純合算
2.上位100医療法人2012年度・2013年度推移
(1)事業収益(医業収益・売上)上位100医療法人(単位:百万円)
(2)事業利益上位100医療法人(単位:百万円)
(3)経常利益上位100医療法人(単位:百万円)
(4)総資産上位100医療法人(単位:百万円)
(5)純資産上位100医療法人(単位:百万円)
第3章 病院グループの事例研究
M&Aを積極活用し全国展開を目指す葵会グループ
病院からホテルまで、多様な業態を全国展開
全国展開のためM&Aを積極的に活用
創立50周年を迎え、さらに次の50年に向かって組織の「結束」強化を図る上尾中央医科グループ
50周年事業で旗艦病院上尾中央総合病院を強化
2015年の「挑戦」
グループ内の医療法人集約化
組織運営の特徴はスケールメリット
すべての施設を7つのクラスターに分け、地域でより密接な連携を図る
病院名称変更や機能強化を積極的に実施するなどし、地域に密着した医療・介護を提供するIMS(イムス)グループ
広域での事業展開を積極的に
多くの病院が建て替え時期に
多様な働き方を尊重する風土と職員研修を強化
ベトナムに現地法人を設立
九州・山口の急性期病院を起源とし、近年は関東にてリハビリ病院の急拡大を続けるカマチグループ
九州・山口エリアでは急性期病院、関東エリアではリハビリ病院を中心に展開
2015年4月に原宿リハビリテーション病院を開院、今後も五反田、江東と続く
多数の養成学校を有しセラピスト等を育成、リハビリ病院の平均在宅復帰率は85%超
病院開設コストの抑制を図るため、既存施設のリノベーションを積極活用
地域ニーズにより様々な展開を模索も、当面は関東でのリハビリ病院開設が現実路線
南房総エリアにてローカルとグローバルの2軸をテーマとした展開に注力する亀田グループ
南房総エリアの医療を網羅的に提供、開院当初から診療とともに教育にも注力
過疎化の進む地域にて、若い世代の呼び込みを図り「地域を守る」を実践
医療ツーリズムのほか海外進出も視野に入れ「グローバルでローカルを存続させる」
東京・幕張のクリニックでは人間ドックを展開、東京は収益面での課題も
電子カルテを含めたプラットフォームを開発、情報の流動化も積極的に
過疎地域における医療モデルのあり方を追求、日本型IHNの構築を目指す
北九州市を中心として「高度医療」「救急医療」「高齢者医療」などに取り組む北九州病院グループ
約60年にわたる歴史を有し、西日本有数の病院グループへと拡大
北九州総合病院は救急医療および災害医療に注力、2016年春には新築移転を予定
女性医師就労支援の一環として「福岡県子育て応援宣言」に登録
日本一信頼される医療グループを目指すセコム提携病院グループ
グループの結束強化を進める
首都圏での存在感を強化
インドに病院を建設
着実に成長を持続するセコムのメディカルサービス事業
京都府下においてシームレスな保健・医療・福祉を提供する武田病院グループ
京都市域を中心に施設を集約化
急性期医療から慢性期、回復期、老健や特養までのシームレスな医療提供体制を構築
グループ内外の施設と連携し在宅医療を実施
新たに「みちくさの家」、「鳳凰槇島」を開設し、地域密着型機能の充実を図る
グループ内での人材育成に注力
カスタマーセンター機能を担う「武田病院グループ総合窓口」を開設し、受診者の利便向上を図る
グループ内での情報共有と、診療のシームレスかつ安全をめざし電子カルテシステムを導入
病院・施設の役割の明確化、集中と選択に取り組むことで、地域に根ざした病院グループとなる
救急医療を強みに“断らない医療”を掲げ、国内最大級の病院グループとして拡大を続ける徳洲会グループ
救急医療を強みとして“断らない医療”を実践、離島・へき地医療にも積極姿勢
2014年に6年ぶりの新病院開設、2015年は6病院の新規開院ラッシュ
ダヴィンチの導入病院は13病院に、ダヴィンチ手術の合同勉強会も立ち上げ
外国人患者の受け入れに積極的、JCI認証取得も現状の2病院から更に拡充を図る
離島・へき地医療では人手不足が大きな課題、遠隔教育システムの運用も開始
地域トータル・ヘルスケアの推進強化に取り組む戸田中央医科グループ
一都四県に広がる医療・介護ネットワーク
多様なニーズに対応し、グループの強化を図る
大災害時の医療支援活動にも積極的に取り組む
エイジング・イン・プレイスの実現
福島県内にて時代とともに機能の拡充を図り、先進的施設の開設にも取り組む南東北病院グループ
福島県内を中心とした展開、地域ニーズに合わせて規模や機能を拡充
時代に見合った機能の提供を考慮し、急性期病床の機能転換を図ることも検討
特殊事情も重なり医師不足が深刻化、自前での育成に加え首都圏からの人材融通も
先進的施設の開設により、福島県外や海外からも患者を呼び込む
介護領域の機能充実に注力、事務系スタッフの人材育成にも課題として取り組む
第4章 関連資料 病院グループ個票
IMS(イムス)グループ、戸田中央医科グループ、上尾中央医科グループ、
愛仁会グループ、武田病院グループ、洛和会ヘルスケアシステム、協和会グループ、
国際医療福祉大学・高邦会グループ、渓仁会グループ、徳洲会グループ、
社団法人日本海員掖済会、財団法人東京都保健医療公社、全日本民主医療機関連合会、
厚生院グループ、タナカメディカルグループ、南東北グループ、常仁会グループ、
メディカルシステムグループ、社会福祉法人毛呂病院グループ、
亀田メディカルセンターグループ、医療法人社団誠馨会グループ、葵会グループ、
大坪グループ、慈誠会グループ、翠会ヘルスケアグループ、ふれあいグループ、
友愛病院会グループ、立川メディカルセンターグループ、長岡医療と福祉の里、
浅ノ川グループ、聖隷福祉事業団グループ、藍野グループ、錦秀会グループ、
生長会グループ、ホロニクスグループ、山西会グループ、友紘会グループ、
新仁会グループ、医療法人和同会グループ、平成医療福祉グループ、麻生グループ、
カマチグループ、(医)永寿会・(福)永寿会、北九州病院グループ、
医療法人財団白十字会グループ、藤元メディカルシステム、公益財団法人慈愛会、
明日佳グループ、静和会グループ、禎心会グループ、社会医療法人母恋、
社団医療法人啓愛会、医療法人篠田好生会、財団法人磐城済世会、財団法人大原綜合病院、
財団法人湯浅報恩会、藤和グループ、医療法人社団双愛会、医療法人社団聖仁会、
医療法人社団回心会・青秀会グループ、医療法人財団河北総合病院、医療法人杏林会、
健育会グループ、苑田病院グループ、医療法人社団和風会、
ジャパンメディカルアライアンスグループ、医療法人新光会、医療法人社団鵬友会、
医療介護グループひかり会、医療法人真仁会、医療法人社団城南会、加納岩グループ、
財団法人山梨厚生会グループ、社会医療法人城西医療財団グループ、
社会医療法人厚生会グループ、医療法人誠広会グループ、医療法人社団綾和会、
すずかけグループ、財団法人復康会グループ、医療法人社団八洲会、偕行会グループ、
杏嶺会グループ、医療法人純正会・橘会グループ、医療法人福友会、医聖会グループ、
青山メディカルグループ、きつこう会グループ、医療法人弘道会グループ、信愛会グループ、
東朋グループ、医療法人篤友会、ひかりメディカルグループ、医療法人宝山会、
伯鳳会グループ、敬愛会グループ、一般財団法人甲南会、順心会グループ、
医療法人尚生会グループ、スミレ会グループ、社会医療法人仁厚会、社会福祉法人旭川荘、
医療法人里仁会、仁生会グループ、医療法人十全会、青洲会グループ、医療法人洗心会、
医療法人済世会、和仁会グループ、財団法人杏仁会、医療法人仁心会、医療法人碩済会、
社会医療法人延山会、社会医療法人孝仁会、翔嶺館グループ、北武グループ、
医療法人社団嬉泉会、社会福祉法人聖テレジア会、望星第一グループ、医療法人大生会、
良秀会グループ、くじらグループ、ケイメイグループ、医療法人仁愛会、豊田会グループ、
相生会グループ、医療法人澄心会、医療法人財団仁医会、医療法人社団純正会、
医療法人宝美会・浜名会グループ、医療法人藤井会、田岡グループ、
社会医療法人峰和会グループ、社会福祉法人三篠会、聖光会グループ、医療法人康和会、
(医)聖十字会・(医)緑水会・(医)ちゅうざん会、医療法人社団生和会、
愛正会グループ、横浜メディカルグループ、(医)健仁会・(医)踏青会・
(医)つくば健仁会・(医)積愛会、(社)慈恵会・(福)敬仁会、新富士病院グループ、
(医)正志会・(医)直和会、福島病院グループ、(医)寿人会・(医)寿人堂、
医療法人若葉会グループ、(医)朝日野会・(医)蘇春堂、(医)宮本会・(医)藤民病院・
(医)宮本病院、(医)新都市医療研究会「君津」会・(医)新都市医療研究会[関越]会、
(医)明徳会、(医)翠十字・(医)翠十字会、(医)生生会・(医)親和会、
(医)友志会・(医)駿仁会・(福)延寿会、(医)成晴会・(医)成雅会・(医)成康会・
(福)つつみ会、医療法人社団美誠会、とちぎメディカルセンター、緑山会グループ、
公益財団法人正光会
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