2015年版 冷凍パン生地、冷凍パンの市場実態と展望
本調査レポートは、冷凍パン生地と冷凍パンについて、国内のメーカーと輸入商社における取扱状況と、各社の市場戦略について調査し、冷凍パン生地、冷凍パンの市場実態と今後の市場見通しを行うことを目的とする。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象製品:冷凍パン生地(生地玉冷凍、成型冷凍生地、ホイロ後冷凍生地)、冷凍パン(半焼成冷凍、焼成後冷凍〔製品冷凍〕)
調査対象企業:国内の冷凍パン生地と冷凍パンのメーカー、及び輸入商社
調査方法:直接面接調査を実施
調査期間:2015年7月~2015年9月
- 1,600億円の冷凍パン生地・冷凍パン市場
- 製法別、販売チャネル別に市場を分析
- 冷凍パンは高成長が続き200億円市場に
- 前年比プラス成長を見込む菓子パン市場
- 業務用が牽引する食パン・食卓パン市場
- 原価率低減で現場は生地玉を支持
- 保存管理方法からホイロ後冷凍が苦戦
- 市場の主役として成型後冷凍は安定成長
- 半焼成と製品冷凍が新規チャネルを開拓
- 輸入品はアジア、欧州、オセアニアから調達
- 安全対策の強化で中国製品が回復基調に
- アンデルセンと山崎製パンがシェア二強
- セブン&アイ向けがシェア二割超え
- 食品大手の新規参入で市場が活性化
- 大手ホールセールが全方位営業を展開
- 注目20社のビジネスモデルを徹底研究
- 2019年の市場規模、業界マップを大胆に予測
第Ⅰ章 マーケットの現状分析と展望
第Ⅱ章 パン市場の現状分析と展望
第Ⅲ章 有力冷凍パン生地・冷凍パンメーカー、商社の市場戦略分析
第Ⅳ章 注目企業の個別実態調査(20社)
■掲載内容
調査のポイント
1.市場動向
2.企業動向
3.展望と課題
第Ⅰ章 マーケットの現状分析と展望
1.冷凍パン生地、冷凍パンの市場概況
(1)パン市場における冷凍パン生地、冷凍パンの位置付け
(2)参入パターン別の流通動向
(3)冷凍パン生地、冷凍パンの輸入商社動向(海外動向)
(4)ベーカリー製品の輸入推移(2006~2014年)
(5)日本メーカーによる海外冷凍パン生地製造
(6)100円均一ベーカリー
(7)周辺商品の市場動向(冷凍パイ生地、冷凍ケーキ、他)
(8)冷凍パン生地、冷凍パン市場の問題点と課題
(9)冷凍パン生地、冷凍パンの市場拡大要因
(10)冷凍パン生地向け小麦粉使用量推移(2006~2014年)
2.冷凍パン生地、冷凍パンの商品動向、需要動向
(1)製法別 ~生地玉冷凍、成型冷凍生地、ホイロ後冷凍生地、半焼成、成型後冷凍他~
(2)販売チャネル別 ~ベーカリーチェーン、個人ベーカリー、ホテル、外食、事業所給食、他~
(3)コスト構造と企業戦略 ~加工度の二極化進む~
3.冷凍パン生地、冷凍パンの市場規模推移(2010~2014年度)
(1)冷凍パン生地全体 ~2014年度は1,600億円~
(2)食パン、食卓パン ~高加工度な製品シフトで需要は安定~
(3)菓子パン類 ~2014年度は前年比101.7%で着地~
(4)生地玉冷凍 ~原価率低減ニーズが生地玉需要を支える~
(5)成型後冷凍 ~冷凍パン生地の主力市場は微増推移~
(6)ホイロ後冷凍 ~利便性ニーズの拡大から厳しい市場環境~
(7)半焼成冷凍パン、焼成後冷凍パン(冷凍パン)
~冷凍パン生地・冷凍パン市場を牽引、190億円市場に拡大~
(8)外部販売分 ~堅調推移で770億円に~
(9)内部使用分 ~微増推移で830億円に~
(10)輸入冷凍パン生地・冷凍パン ~一時期の勢いは無く成長鈍化~
(11)国産冷凍パン生地・冷凍パン ~市場構造は変化しつつ堅調に推移~
4.冷凍パン生地、冷凍パンのメーカーシェア(2014年度)
(1)全体~トップは僅差で山崎製パン~
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(2)食パン、食卓パン~アンデルセングループとホールセール企業が上位~
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(3)菓子パン類~「セブンイレブンのパン」向け冷凍生地供給企業が高シェア~
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(4)生地玉冷凍
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(5)成型後冷凍
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(6)ホイロ後冷凍
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(7)半焼成冷凍パン、焼成後冷凍パン(冷凍パン)
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(8)外部販売分
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
(9)内部使用分
①メーカーシェア
②売上高ランキング一覧
5.冷凍パン生地、冷凍パンの今後の市場見通し
6.冷凍パン生地、冷凍パンの市場規模予測(2015~2019年度)
(1)冷凍パン生地全体 ~2019年度は1,710億円に~
(2)食パン、食卓パン ~半焼成、製品冷凍が牽引し年率2~3%の伸び~
(3)菓子パン類 ~今後も市場の75%を占める主力マーケット~
(4)生地玉冷凍 ~今後も微増推移~
(5)成型後冷凍 ~メイン商材として安定成長続く~
(6)ホイロ後冷凍 ~需要は根強いものの横ばい推移が続く~
(7)半焼成冷凍パン、焼成後冷凍パン(冷凍パン) ~市場の牽引役として成長~
(8)外部販売分 ~冷生地トレンド通りの微増推移~
(9)内部使用分 ~微増傾向が続く~
(10)輸入冷凍パン生地・冷凍パン ~2019年度の市場規模は203億円に~
(11)国産冷凍パン生地・冷凍パン ~2019年度の市場規模は1,507億円に~
7.冷凍パン生地、冷凍パンの市場規模推移と予測一覧(2010~2019年度)
第Ⅱ章 パン市場の現状分析と展望
1.市場概況 ~プレミアム商品で息吹き返すも、競合環境は依然厳しい~
2.商品動向 ~特徴無いNBが淘汰される中、PBが市場の3割に迫る~
3.企業動向 ~大手との差別化策で、準大手・中堅が定番ラインを育成~
4.チャネル動向 ~チャネル構成比の20年を見る~
5.オリジナルパンの価値向上に取り組むコンビニ本部
6.メーカー、流通が商品開発に鎬をけずる量販店パンコーナー
7.ブランド力でファン層を囲い込む有力ベーカリー
8.様々に展開するベーカリーカフェ、ベーカリーレストラン
9.パンメーカー、ベーカリーの海外展開
10.パンの総市場規模推移(2009~2013年度) ~2013年度は1兆4,042億円~
11.商品別市場構成比(2013年度) ~食パンがシェアアップ、惣菜パンも堅調~
12.末端チャネル別市場構成比(2013年度) ~量販店、その他チャネルが拡大~
13.地域別市場構成比(2013年度) ~関東は38.2%、近畿は19.3%~
14.メーカーシェア(2013年度) ~上位10社で占有率63.6%、更に寡占化~
15.パン市場の拡大要因・阻害要因と2018年展望
16.パンの総市場規模予測(2014~2018年度) ~2018年は1兆4,084億円に~
第Ⅲ章 有力冷凍パン生地・冷凍パンメーカー、商社の市場戦略分析
1.参入経緯、参入方法
2.注力商品の傾向と商品開発動向
3.生産・輸入動向
4.販売動向
5.物流体制、及び対策
6.今後の市場戦略
第Ⅳ章 注目企業の個別実態調査(20社)
(株)アンデルセン・パン生活文化研究所
~焼成後冷凍、特に外販部門が伸長~
(株)イズム
~ホイロ前冷凍、高品質、小ロット生産が強味~
オーランドフーズ(株)
~課題は収益率向上、成型冷凍ドーナツが人気~
(株)オイシス
~10のカテゴリーを磨き、総合商品企業へ~
(株)神戸屋
~食事系パンが伸びる~
(株)サンフレッセ
~利益体質構築へ、構造改革を進める~
敷島製パン(株)
~ベーカリー主力も、外食開拓に注力~
昭和冷凍食品(株)
~インストアベーカリーが主力チャネル~
(株)シンポフーズ
~円安で輸入冷凍パンが減少傾向~
(株)スタイルブレッド
~焼成冷凍パンをウェディング関連から家庭用に拡大~
住友商事(株)
~オーストラリアの冷凍パン生地工場は国内シェア9割~
テーブルマーク(株)
~焼成後冷凍、生協ルートが拡大~
トップトレーディング(株)
~ホイロ後成型が動き始める~
(株)ニチレイフーズ
~ヨーロッパから焼成後冷凍パンを業務用に輸入販売~
日本生活協同組合連合会
~冷凍焼成パンが堅調に推移~
日本リッチ(株)
~たい焼き向けクロワッサン生地が好調~
(株)パントーネ・システム
~外販を強化、焼成後冷凍の販売に参入~
(株)フランソア
~『セブンイレブンのパン』向けが主力、中国にも進出~
ミヨシ油脂(株)
~冷生地は製パン油脂開発のアンテナ、デニッシュ系が伸びる~
山崎製パン(株)
~国内外で冷凍パン生地を活用し事業拡大~
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