2016年版 製薬市場の10年展望
本調査レポートでは、製薬市場の現状、そして今後生じることが予想される変化の波について最新の情報分析を掲載した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:行政当局、製薬企業、医薬品卸、医療機関、薬局、学識経験者、業界紙関係者
調査方法:面接調査を基本として実施
調査期間:2015年4月~2016年3月
- 今後、製薬市場において生じるさまざまな変化を予測
- 2025年へ向けて変革が進む医療提供体制をさまざまな視点から解説
- 薬効別医薬品の今後10年を予測
- 医薬品流通市場の構造的変化予測
第1章 変革途上期の医療提供体制
第2章 変革途上期の医薬品流通
第3章 変革途上期の製薬企業
第4章 変革途上期の製薬市場
■掲載内容
調査結果のポイント
第1章 変革途上期の医療提供体制
2025年に向け着実に大きさが増す変革の足音
2016年度診療報酬改定は外枠でネットマイナスに
「社会的インフラ」であるべき医療も厳しい対応を余儀なくされる時代に
2025年の必要病床数
強まる病床削減の圧力
過度の病院依存社会の終焉
迫られる病院病床の再編
2018年を目途に病床機能を明確化
地域医療連携推進法人の効果は限定的
療養病床の再編
地域包括ケアの推進で何が変わるのか
地域医療のあり方が変貌を遂げる
患者の居宅を基本とした医療提供体制の強化
揺れる薬局
時限爆弾がセットされた2016年度調剤報酬改定
「かかりつけ薬剤師」評価のための点数を新設することの意味
「大手門前薬局」の見直し評価の影響
あと何回の改定で医薬分業のあり方が変わるのか
第2章 変革途上期の医薬品流通
C型肝炎治療薬特需で好業績の卸各社
C型肝炎治療薬効果が限定的だったメディパルとアルフレッサ
メーカー物流まで担い好業績となったスズケン
特需が限定的となっている東邦
妥結率の向上と流通改善
約90%に達した妥結率、これは本物か
卸は課題を解決できるのか
2016年度診療報酬改定後の卸
市場の揺れは繰り返す
医薬品依存経営の限界
激変が予想される市場環境下で経営持続の道を見出すことができるのか
調剤報酬改定の卸経営への影響度
安定利益確保から経営を圧迫する要因に
強まる薬価引き下げ圧力
パテントクリフに対応できる経営に
地域包括ケアへの対応は現場から
独自のデータ戦略を活用し、自社の強みを構築する
ユーザーの変化に適応した卸へ
第3章 変革途上期の製薬企業
毎年改定と特例再算定制度
毎年改定はほぼ決まり
経営計画をさらに不透明化する特例再算定
わが国市場の大きな特徴だった長期収載品の存在が消滅する
製薬企業各社はビジネスモデルの変更を迫られている
代わってAGやバイオシミラーの台頭はあるのか
特許切れ即後発医薬品の構図が生まれるのか
強まる業界再編圧力
既発売の医薬品を生まれ変わらせる
オフラベルでの効果を確認し、新薬として生まれ変わらせる
対応部門新設・強化の必要性
どこまで変われるのかMR
営業・宣伝要員としての限界と新たなる可能性
卸と製薬企業との新たな関係を構築
「産業ビジョン2025」を自社の成長と合致させることができるのか
ハードルが高いビジョンの実行性
不透明感増す環境下でリスクと向き合った戦略が実行できるのか
M&Aは成長のキーワードではない
製薬企業はどこまでM&Aを有効活用できるのか
第4章 変革途上期の製薬市場
新薬開発の大転換
特例再算定制度を生み出したC型肝炎治療薬
PPIでも異変が生じている
抗がん剤は世界的規模で開発ラッシュ
患者数は増え続けるが有効な新薬が登場しない
人口高齢化や食生活の変化が生み出した疾患
新薬の宿命パテントクリフ
新たな薬効の新薬として再登場
新たなチャンスを生かす
わが国の医療用医薬品生産高予測(2015年~2023年)
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。