2016年版 口腔ケア関連市場の現状とリハビリ病院での実施状況
口腔ケア関連市場とは、医療・介護分野における口腔ケア製品での国内市場を指す。昨今では、病院や高齢者施設において、歯科衛生士による口腔ケアのマネジメントが実施され、それを看護師や在宅・施設ヘルパーが実行に移すという流れもできつつある。一方、居宅にいる高齢者等に対しては、訪問歯科が実施されており、地域で口腔ケアを実施する体制が整いつつある。リハビリテーション病院では、脳卒中患者等に対して、言語聴覚療法の一つとして、口腔リハビリが実施されている。言語聴覚士(ST)の数も増えつつあり、口腔リハビリに関わる製品開発も求められている。本調査レポートでは、口腔ケア関連製品(機器・用品)において、市場規模および今後の予測、また製品分類別参入企業のシェア、製品開発の動きなど、口腔ケア関連製品の動向と方向性を分析・編集した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:医療・介護分野における口腔ケア関連製品(口腔内の検査・清掃・機能向上を目的とした製品群)、リハビリテーション病院における口腔ケア
調査方法:参入企業への直接面談調査。リハビリテーション病院へのアンケート調査。
調査期間:2016年4月~2016年6月
- 医療・介護分野における口腔ケア関連製品のメーカー出荷ベース市場規模推移(2013年~2020年予測)、同製品の参入企業シェア(2015年度)を分析
- リハビリ病院において、口腔ケア・リハビリに関する現状と製品ニーズに関するアンケート調査を実施
第1章 口腔ケア関連市場の概況
第2章 口腔ケア関連製品の動向分析
第3章 口腔ケア関連検査市場の動向分析
第4章 参考資料:嚥下食・咀嚼困難食市場の概況
第5章 口腔ケア関連の営業ターゲット・製品開発分析
第6章 口腔ケア関連参入企業の動向分析
第7章 リハビリ病院における口腔ケアに関する現状と製品ニーズに関するアンケート調査分析
■掲載内容
調査結果のポイント
第1章 口腔ケア関連市場の概況
1.口腔ケア関連市場の概要
(1)口腔ケア関連の定義と分類
(2)口腔ケアの工程(手順)
2.口腔ケア関連ビジネス市場を取り巻く社会状況
(1)歯科のある病院・歯科クリニックの動向
①歯科のある病院・歯科クリニック数
②歯科衛生士の数
(2)訪問歯科の動向
①訪問歯科の概要
②訪問歯科クリニックの実施動向
③訪問歯科における口腔ケア・口腔リハビリについて
(3)リハビリテーションの市場動向
①言語聴覚士の概要
②言語聴覚士の業務内容
(4)摂食・嚥下障害看護特定看護師の動向
(5)介護予防の動向
(6)高齢者人口の推移
①団塊の世代の動向
②要介護高齢者の動向
(7)口腔ケアの対象者層
3.口腔ケア関連製品の市場規模(2015年度)
4.口腔ケア関連市場の課題・問題点
5.口腔ケア関連市場の今後の方向性
第2章 口腔ケア関連製品の動向分析
1.スポンジブラシ
(1)市場動向と市場規模推移
(2)製品の動向
(3)参入企業シェア
(4)今後の方向性と課題・問題点
2.口腔ケア用ウエットティッシュ
(1)市場動向と市場規模推移
(2)製品の動向
(3)参入企業シェア
(4)今後の方向性と課題・問題点
3.口腔ケア用保湿剤
(1)市場動向と市場規模推移
(2)製品の動向
(3)参入企業シェア
(4)今後の方向性と課題・問題点
4.洗口液
(1)市場動向と市場規模推移
(2)製品の動向
(3)参入企業シェア
(4)今後の方向性と課題・問題点
5.オブラートゼリー
(1)市場動向と市場規模推移
(2)製品の動向
(3)参入企業シェア
(4)今後の方向性と課題・問題点
6.リハビリ訓練・その他の機器・用品
第3章 口腔ケア関連検査市場の動向分析
1.嚥下内視鏡検査(VE)の動向
(1)【ハンディタイプ内視鏡】市場動向と市場規模推移
(2)【ハンディタイプ内視鏡】製品の動向
2.舌圧測定器の動向
3.口腔水分計・細菌カウンタの動向
4.【検査機器・用品】今後の方向性と課題・問題点
第4章 参考資料:嚥下食・咀嚼困難食市場の概況
1.嚥下食・咀嚼困難者食の定義
2.嚥下食・咀嚼困難者食の市場規模推移
(1)嚥下食の市場規模推移(2011~2015年度見込み)
(2)咀嚼困難者食の市場規模推移(2011~2015年度見込み)
3.嚥下食、咀嚼困難者食のメーカーシェア
(1)嚥下食のメーカーシェア(2014年度)
(2)咀嚼困難者食のメーカーシェア(2014年度)
4.嚥下食、咀嚼困難者食、検査食の製品概要
(1)嚥下食
(2)咀嚼困難者食
第5章 口腔ケア関連の営業ターゲット・製品開発分析
1.営業ターゲット
2.製品開発の方向性
第6章 口腔ケア関連参入企業の動向分析
アサヒグループ食品(株)、ウエルテック(株)、川本産業(株)、シーマン(株)、
(株)ジェイ・エム・エス、パナソニックデンタル(株)、モリモト医薬(株)、
(株)モルテン、雪印ビーンスターク(株)、(株)ライフ、(株)龍角散
第7章 リハビリ病院における口腔ケアに関する現状と製品ニーズに関するアンケート調査分析
〔Ⅰ〕アンケート調査の実施状況
1)調査企業、調査期間、調査方法
2)アンケート票の回収結果
〔Ⅱ〕調査の集計結果
1.口腔ケアや口腔内リハビリ(言語聴覚療法の一つとして)の実施状況
2.言語聴覚療法を実施している担当の職種
3.病棟で口腔ケアを実施している担当の職種
4-1.病棟での口腔ケアの実施頻度
4-2.病棟での口腔ケア実施者
5-1.2016年4月のリハビリ総患者数
5-2.2016年4月の口腔ケア患者数
6.口腔ケア・リハビリ患者の疾患別割合
6-1.疾患・脳卒中の割合(%)
6-2.疾患・脳卒中以外の脳疾患の割合(%)
6-3.疾患・神経筋疾患の割合(%)
6-4.疾患・加齢による衰えの割合
6-5.疾患・意識・意欲の低下の割合
6-6.疾患・認知症の割合
6-7.疾患・廃用症候群の割合
7.口腔ケア・リハビリ患者の年齢別割合
7-1.口腔ケア・リハビリ患者の年齢:49歳までの割合
7-2.口腔ケア・リハビリ患者の年齢:50~64歳
7-3.口腔ケア・リハビリ患者の65~74歳までのリハビリ期間
7-4.口腔ケア・リハビリ患者の75~84歳までのリハビリ期間
7-5.85歳以上のリハビリ期間
8-1.口腔ケア・リハビリの新規患者数
9-1.口腔ケア・リハビリ患者のリハビリ期間(74歳まで)
9-2.口腔ケア・リハビリ患者のリハビリ期間(75歳以上)
10.口腔ケア・リハビリ患者の入院・通院の割合
10-1.口腔ケア・リハビリ患者の入院患者の割合
10-2.口腔ケア・リハビリ患者の通院患者の割合
11.口腔ケア患者の人数の変化
12.口腔ケア・リハビリスタッフ数
12-1.言語聴覚士の数
12-2.歯科衛生士の数
12-3.看護師の数
12-4.理学療法士の数
12-5.作業療法士の数
12-6.医師の数
13.口腔ケア・リハビリ患者において、口腔内の機能の衰えている人の割合
13-1.口腔ケア・リハビリ患者において、口腔内の乾燥を訴える人の割合
13-2.口腔ケア・リハビリ患者において、ごっくんできない人の割合
13-3.口腔ケア・リハビリ患者において、うがいできにくい人の割合
13-4.口腔ケア・リハビリ患者において、咳ができない人の割合
13-5.口腔ケア・リハビリ患者において、食事できにくい人の割合
13-6.口腔ケア・リハビリ患者において、咬合訓練が必要な人
13-7.口腔ケア・リハビリ患者において、発声訓練が必要な人
13-8.口腔ケア・リハビリ患者において、舌に筋力増強訓練が必要な人
13-9.口腔ケア・リハビリ患者において、口唇に筋肉増強訓練が必要な人
13-10.口腔ケア・リハビリ患者において、呼吸訓練が必要な人
13-11.口腔ケア・リハビリ患者において、感覚刺激訓練が必要な人
13-12.口腔ケア・リハビリ患者において、義歯を使っている人
14-1.口腔ケア・リハビリ検査・訓練で不便に思うことや困ったこと【検査全般】
14-2.口腔ケア・リハビリ検査・訓練で不便に思うことや困ったこと【発声検査・訓練】
14-3.口腔ケア・リハビリ検査・訓練で不便に思うことや困ったこと【口腔体操】
14-4.口腔ケア・リハビリ検査・訓練で不便に思うことや困ったこと【舌・口唇筋力増強】
14-5.口腔ケア・リハビリ検査・訓練で不便に思うことや困ったこと【呼吸検査・訓練】
14-6.口腔ケア・リハビリ検査・訓練において不便・困りごとを解消する機器のイメージ
15.口腔ケア・リハビリ検査・訓練において、あったらよいと思う製品
16.口腔ケア・口腔リハビリ患者においての課題・問題点
17-1.口腔ケア関係の製品・用品【うがい薬】・購入形態
17-2.口腔ケア関係の製品・用品【スポンジブラシ】購入形態
17-3.口腔ケア関係の製品・用品【口腔用保湿剤】購入形態
17-4.口腔ケア製品【良く購入するもの】購入形態
18-1.口腔ケアに関わる開発製品・用品の価格想定【患者個人】
18-2.口腔ケアに関わる開発製品・用品の価格想定【施設購入】
19.口腔ケア・口腔リハビリに関する自由な意見
◆参考:アンケート調査フォーム
<リハビリ病院のアンケート回答結果>(86件)
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