2016年版 OTC市場の展望と戦略

本調査レポートでは、セルフメディケーションの推進で成長が期待されるOTC市場の明日を探る。注目・有望OTC市場の将来を矢野経済研究所が独自に予測、営業・経営戦略の新たな方向性を提言した。

発刊日
2016/09/30
体裁
A4 / 322頁
資料コード
C58108400
PDFサイズ
11.6MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:本書においてはOTC市場の調査を行い、下記を明らかにすることを目的としている。
(1)OTC市場の市場規模
(2)OTC市場の参入企業別シェア、企業別の動向
(3)OTC市場の展望と課題
(4)OTC市場の将来の市場規模予測
調査対象市場
(1)総合感冒薬 (2)ドリンク剤・ミニドリンク剤 (3)ビタミン剤
(4)胃腸薬 (5)整腸薬・止瀉薬 (6)解熱鎮痛剤 (7)目薬
(8)パップ剤・プラスター (9)水虫薬 (10)便秘薬 (11)痔疾用薬
調査対象エリア:日本
調査方法:直接面接取材、郵送式アンケート調査、文献調査その他データ収集
調査期間:2016年6月~2016年9月

資料ポイント
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  • 2015年はインバウンド需要が牽引し市場成長果たす。成長の継続には国内市場の本格的な活性化が不可欠
  • 市場活性化にはスイッチOTC開発の強化と同時に、医薬品に限定しないコンシューマーヘルスケアからの視点が重要
  • 国内市場の低迷でアジアを中心に海外市場に活路見出す企業が増加
  • 2017年のセルフメディケーション税制導入を、セルフメディケーション推進の好機に
  • 主要メーカーの実態と将来戦略を徹底分析-2015年度の概況、OTC部門売上高推移、販売戦略、製品開発動向、新製品投入予定、今後の事業戦略、他
  • 主要・有望薬効の実態と中期予測-市場規模推移と予測、企業別シェア、市場概況、主要企業動向、主要製品動向、他

資料概要
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第1章 OTC市場の展望と戦略
第2章 主要・有望OTC市場の実態と中期予測
第3章 主要メーカーのOTC戦略
第4章 企業別個表

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章 OTC市場の展望と戦略

1.OTC市場の動向
  ・2015年のOTC市場は前年比1.8%増の8,090億円と推測
  【図】OTC市場規模推移と予測(2001年~2019年)
2.OTCメーカーの動向と戦略
  ・大正製薬ホールディングスの2015年度セルフメディケーション事業国内売上高は、
  前年比1.7%増の1,481億円と堅調推移
  ・各社主力品が好調推移しロート製薬、武田薬品工業、
  第一三共ヘルスケアがいずれも大幅増収
  【表】OTC主要11薬効の市場規模推移と予測(2005~2019年)
  ・ゼリア新薬工業、久光製薬、エーザイ、小林製薬も好調推移
  【表】主要企業のOTC関連売上高推移(2010年度~2015年度)
  【表】主要OTC製品売上高推移(2008年度~2015年度)
  ・2016年も主力ブランドの強化に向け、積極的な新製品投入が相次ぐ
  【表】2015年7月以降に発売された主要製品
  ・業容拡大へ健康食品を中心に通信販売事業を強化
  ・国内市場低迷の中、アジア地域を中心に海外展開を強化する企業が相次ぐ
  大正製薬の海外売上高は299億円に増加し、連結売上高の10%を超える
  ・武田薬品は中国で「アリナミン錠」などの販売を計画
  第一三共ヘルスケアは2015年7月から台湾で「新ルルエース」の販売を開始
  ・塩野義製薬に続き、2017年4月に武田薬品もコンシューマーヘルスケア事業を分社化予定。
  機動性を高め環境変化への迅速対応で成長を加速
3.OTC市場の展望
  ・スイッチOTC開発の強化と同時に、
  コンシューマーヘルスケア全般からの視点による取り組みが重要
  ・機能性の特化など製薬企業の視点から、
  効果の高い製品開発でスキンケア分野への参入を目指す企業が増加
  ・スイッチ化の新スキームが動き出す
  排卵日予測検査薬のスイッチOTC化が決定
  ・日本OTC医薬品協会は、
  効き目と安全性に優れたOTC医薬品(検査薬含む)の拡充などで、
  2025年度にOTC医薬品市場(小売ベース)1兆8,000億円の拡大を目指す
  ・2017年1月からセルフメディケーション税制が導入。
  セルフメディケーションの推進とOTC市場の喚起を期待
  ・2015年の成長を維持・拡大するためには、国内市場の本格的な
  活性化が求められる。セルフメディケーションの推進・定着の実現が不可欠
  【表】業態別OTC関連売上高推移(2005年度~2015年度)
  【表】OTC関連売上高ランキング(2015年度)
  【表】OTC業界の主な再編・提携事例
  【表】要指導医薬品一覧

第2章 主要・有望OTC市場の実態と中期予測

1.総合感冒薬
  ・新製品発売と積極的な販促活動を実施するも、市場は低調推移
  市場成長には各社が注力する症状別訴求と連動した店頭での適切な推奨が不可欠
  【図】総合感冒薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】総合感冒薬シェア(2014年、2015年)
2.ドリンク剤・ミニドリンク剤
  ・全体的な飲用頻度の減少でトレンドは微減傾向
  成分や効き目の訴求、飲用シーンに応じた提案による未使用層の開拓が不可欠
  【図】ドリンク剤・ミニドリンク剤市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】ドリンク剤・ミニドリンク剤シェア(2014年、2015年)
3.ビタミン剤
  ・インバウンド需要が牽引し市場成長果たす。好況の維持・拡大には、
  食品との差別化を訴求し国内需要の掘り起こしに向けた販促展開が不可欠
  【図】ビタミン剤市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】ビタミン剤シェア(2014年、2015年)
4.胃腸薬
  ・下げ止まり傾向も需要減退、競合激化でマイナス成長が継続。
  症状別訴求の強化による潜在需要の掘り起しに期待
  【図】胃腸薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】胃腸薬シェア(2014年、2015年)
5.整腸薬・止瀉薬
  ・インバウンド需要で市場は回復傾向も、本格回復には潜在需要の掘り起しが課題
  高齢者層に対する腸内環境改善への店頭提案に期待
  【図】整腸薬・止瀉薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】整腸薬・止瀉薬シェア(2014年、2015年)
6.解熱鎮痛剤
  ・有力ブランドからプレミアム処方で高機能の上位品発売が相次ぐ
  頭痛、生理痛に留まらず多様な痛みに対する訴求で市場成長の可能性
  【図】解熱鎮痛剤市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】解熱鎮痛剤シェア(2014年、2015年)
7.目薬
  ・インバウンド需要の急拡大と高価格帯製品の好調で大幅成長。
  成長継続には引き続き高価格帯製品の需要開拓による国内需要の拡大が不可欠
  【図】目薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】目薬シェア(2014年、2015年)
8.パップ剤・プラスター
  ・2016年度からの医療用湿布薬の処方制限は市場拡大の好機
  OTCへの需要取り込みへ、高齢者に対する情報提供と認知拡大が重要
  【図】パップ剤・プラスター市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】パップ剤・プラスターシェア(2014年、2015年)
9.水虫薬
  ・市場は再びマイナス基調に転じる。市場再成長には症状に適した製品選択の
  訴求、女性需要の掘り起こしに注力し、着実な潜在需要の開拓が不可欠
  【図】水虫薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】水虫薬シェア(2014年、2015年)
10.便秘薬
  ・メーンユーザーの女性層に加え、高齢者増で潜在需要の増加を予測
  潜在需要の開拓には、認知度向上と適切な使い方の提案が不可欠
  【図】便秘薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】便秘薬シェア(2014年、2015年)
11.痔疾用薬
  ・潜在需要の開拓が進まず市場縮小が継続
  注入と塗布の2つの使い方が可能な注入軟膏の成長に期待
  【図】痔疾用薬市場規模推移と予測(2010年~2019年)
  【図】痔疾用薬シェア(2014年、2015年)

第3章 主要メーカーのOTC戦略

1.エーザイ(株)
  ・「チョコラ」「ナボリン」「セルベール、サクロン」ブランドを重点的に強化
  女性のヘルスケアニーズに合致した製品開発とブランド構築を目指す
  【表】業績推移
  【図】薬粧部門売上高推移
  【表・図】薬粧部門売上構成
2.エスエス製薬(株)
  ・コアブランドの強化へ積極的な新製品投入を継続
  2016年末にBIとサノフィの事業交換完了見込みで、サノフィ傘下に移行予定
  【表】業績推移
  【図】コンシューマーヘルスケア部門売上高推移
3.グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン(株)
  ・GSKとノバルティスのコンシューマーヘルスケア事業が統合
  相互補完により品揃えが拡充
4.クラシエ製薬(株)
  ・「漢方かぜシリーズ」「コッコアポ」「漢方セラピー」などの拡販に注力
  漢方薬の認知度向上へ、女性を中心にプロモーションを強化
  【表】業績推移
  【図】OTC関連売上高推移
5.興和新薬(株)
  ・主力品の堅調推移で売上高が400億円台に回復。500億円達成へスイッチ
  OTCなど治療薬の強化に重点を置くと同時に、カテゴリー拡大にも注力
  【表】業績推移
  【図】売上高推移
6.小林製薬(株)
  ・新製品発売やインバウンド需要を背景に好調推移
  成長の柱と期待するスキンケア医薬品と漢方・生薬事業に注力
  【表】業績推移
  【図】OTC部門売上高推移
  【表】OTC部門売上構成
7.佐藤製薬(株)
  ・「ユンケル」「アセス」「ストナ」など主力ブランドの拡大に引き続き注力
  市場拡大やシェア拡大にはスイッチOTCの活用に重点
  【表】業績推移
  【図】OTC関連売上高推移
  【表】広告宣伝費推移(連結)
  【表・図】売上構成
8.参天製薬(株)
  ・インバウンド需要の拡大、高価格品の堅調推移で、
  2015年度は大幅増収で売上高100億円を突破。2016年度も好調を持続
  【表】業績推移
  【図】OTC部門売上高推移
9.シオノギヘルスケア(株)
  ・「痛み」「オーラル」「健康増進」「感染」の4つを重点領域として事業展開
  2020年度に売上高150億円の達成を目指す
  【表】塩野義製薬(株)の業績推移
  【図】塩野義製薬(株)の薬粧部門売上高推移
10.ゼリア新薬工業(株)
  ・「ヘパリーゼ群」はコンビニ向けを中心に成長を継続、売上高100億円に到達
  コンシューマーヘルスケア事業売上高は今期300億円を目標
  【表】業績推移
  【図】コンシューマーヘルスケア部門売上高推移
  【表・図】コンシューマーヘルスケア部門売上構成
11.第一三共ヘルスケア(株)
  ・プレミアムに続き外用薬シリーズの投入で「ロキソニンS」の
  メガブランド化を目指す。通販会社の買収で今期売上高600億円を目標
  【表】業績推移
  【図】売上高推移
  【表・図】売上構成
12.大幸薬品(株)
  ・「正露丸」の海外展開と「クレベリン」など新商品の成長が事業拡大の鍵
  アース製薬との資本業務提携でアジア市場の開拓に期待
  【表】業績推移
  【図】売上高推移
  【表】売上構成
13.大正製薬(株)
  ・2016年度も需要を創造し強いブランドを作る活動をさらに強化
  広告宣伝の強化と同時にマーケティング活動に重点
  【表】業績推移
  【表】事業別売上高
  【図】セルフメディケーション部門売上高推移
  【表・図】セルフメディケーション事業売上構成
  【表】広告宣伝費推移(単体・連結)
  【表】研究開発費推移(連結)
14.大鵬薬品工業(株)
  ・「チオビタ・ソルマック」を主軸とした既存ブランドの拡大と新製品開発に注力
  【表】業績推移
  【図】ヘルスケア部門売上高推移
15.武田薬品工業(株)
  ・2017年4月にコンシューマーヘルスケア事業を分社化予定
  新製品発売や輸出などに注力し、早期に売上高1,000億円の達成目指す
  【表】業績推移
  【図】ヘルスケア部門売上高推移
  【表・図】ヘルスケア部門売上構成
16.田辺三菱製薬(株)
  ・皮膚領域と消化器領域の育成に注力。消化器全体をメンテナンスする
  新タイプの「タナベ胃腸薬ウルソ」で胃腸薬市場の開拓目指す
  【表】業績推移
  【図】ヘルスケア部門売上高推移
  【表・図】ヘルスケア部門売上構成
17.ビオフェルミン製薬(株)
  ・OTC売上高の95%を占める「新ビオフェルミンS」の動向が業績を左右。
  新製品開発は乳酸菌をキーワードに展開
  【表】業績推移
  【図】OTC部門売上高推移
  【表・図】OTC部門売上構成
18.久光製薬(株)
  ・主力の「サロンパス」「フェイタス」が好調推移
  新製品開発は外用消炎鎮痛剤が中心も、新規カテゴリーにも積極的に挑戦
  【表】業績推移
  【図】OTC部門売上高推移
  【表・図】OTC部門売上構成
19.ライオン(株)
  ・「バファリンプレミアム」「スマイル40プレミアム」の
  高価格ラインが好調推移。「バファリンEX」は新たな常備薬として訴求を図る
  【表】業績推移
  【図】薬品部門売上高推移
20.ロート製薬(株)
  ・スキンケア、アイケア、内服・食品関連の各カテゴリーとも好調推移し、
  連結売上高は23期連続の増収達成
  【表】業績推移
  【図】売上高推移
  【表・図】売上構成
  【表】広告宣伝費推移(単体)

第4章 企業別個表

アース製薬、浅田飴、アサヒグループ食品、アスゲン製薬、阿蘇製薬、
甘糟化学産業、天藤製薬、アラクス、有川製薬、アロエ製薬、池田模範堂、
池田薬品工業、イチジク製薬、犬伏製薬、岩城製薬、牛津製薬、ウチダ和漢薬、
宇津救命丸、エール薬品、エムジーファーマ、オーヤラックス、オール薬品工業、
近江兄弟社、大石膏盛堂、大木製薬、大草薬品、大杉製薬、太田胃散、大塚製薬、
大塚製薬工場、大峰堂薬品工業、岡山大鵬薬品、奥田又右衛門膏本舗、
カイゲンファーマ、兼一薬品工業、亀田利三郎薬舗、河合製薬、北日本製薬、
キップ薬品、救急薬品工業、救心製薬、京都薬品工業、共立薬品工業、杏林製薬、
キョーリンリメディオ、協和新薬、キョクトウ、金冠堂、金陽製薬、健栄製薬、
廣貫堂、皇漢堂製薬、廣昌堂、国民製薬、小堺製薬、小太郎漢方製薬、小林化工、
小林薬品工業、米田薬品工業、再春館製薬所、剤盛堂薬品、阪本漢法製薬、笹岡薬品、
佐藤薬品工業、サラヤ、三恵製薬、サンケミファ、三光丸、サンノーバ、三宝製薬、
ジェーピーエス製薬、滋賀県製薬、資生堂、至誠堂製薬、ジャパンメディック、
昭和製薬、白石薬品、清栄薬品、新生薬品工業、伸和製薬、翠松堂製薬、スノーデン、
生晃栄養薬品、ゼネル薬品工業、千寿製薬、全薬工業、ゾンネボード製薬、ダイト、
ダンヘルスケア、第一薬品工業、第一薬品産業、大協薬品工業、大晃生薬、大昭製薬、
大東製薬工業、大同薬品工業、大和製薬、高市製薬、高砂薬業、武田ヘルスケア、
建林松鶴堂、玉川衛材、田村薬品工業、丹平製薬、中央薬品、中外医薬生産、
中新薬業、ツムラ、テイカ製薬、帝國製薬、東亜薬品、東京甲子社、東光薬品工業、
東興薬品工業、同仁医薬化工、東洋カプセル、東洋漢方製薬、東洋薬行、
常盤薬品工業、トクホン、栃本天海堂、内外薬品、長野県製薬、日新製薬(山形)、
日新製薬(滋賀)、日新薬品工業、日水製薬、日東メディック、日東薬品工業、
日邦薬品工業、ニプロパッチ、日本製薬、日本製薬工業、日本臓器製薬、日本薬品、
日本薬品開発、日本薬品工業、パナケイア製薬、万協製薬、パンビー製薬
ビタエックス薬品工業、日野製薬、日野薬品工業、樋屋製薬、福井製薬、福地製薬、
ホーユー、芳香園製薬、報国製薬、ホシエヌ製薬、堀井薬品工業、本草製薬、
前田薬品工業、松田医薬品、松田薬品工業、松本製薬工業、摩耶堂製薬、丸石製薬、
マルホ、萬金薬品工業、御木本製薬、ミヤリサン製薬、ムネ製薬、明治、明治薬品、
メルスモン製薬、森田薬品工業、薬王製薬、ヤクハン製薬、八ツ目製薬、山崎帝国堂、
山善製薬、山本漢方製薬、ユースキン製薬、祐徳薬品工業、雪の元本店、陽進堂、
養命酒製造、吉田薬品工業、米田薬品、リードケミカル、理研化学工業、理研新薬、
リバテープ製薬、龍角散、老舗恵命堂、ワカサ、わかもと製薬、和漢薬研究所、
湧永製薬、和光堂、ワダカルシウム製薬

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