2019 PLM市場の実態と展望
製造業においては、IoTやビッグデータアナリティクスを応用した設計・解析など、新しいエンジニアリングの手法が確実に成果をあげつつある。PLM(Product Lifecycle Management、製品ライフサイクル管理)は、従来型のCAD/CAM/CAE、PDMだけでなく、新しい領域を取り入れ発展が見込まれる。変化しつつあるPLMは、注目すべき市場となっている。
調査資料詳細データ
調査目的:製造業における製品管理の概念にPLM(Product Lifecycle Management)がある。本レポートは、それを実現するPLMソフトウェア市場の実態を明らかにすることを目的とする。
調査対象:本書において調査の対象とした市場とその対象
・PLM(PLM(Product Lifecycle Management)とは、開発・生産からメインテナンス、あるいはリサイクルにいたるまでの製品のライフサイクル全般にわたり管理しようという概念。それを実現するためのツールとして、CAD/CAM/CAE、PDM、デジタルファクトリー、DMUの各ツールがあると本書ではとらえている。)
・CAD/CAM/CAE(コンピュータを用いて設計を行うためのツール。本書では、2次元CAD、3次元CAD、金型設計用CAD/CAM、機械系CAEを対象としている。)
・PDM(製品の開発工程において、設計・開発に関わるすべての情報を一元化して管理し、工程の効率化や期間の短縮をはかる情報システム。)
・デジタルファクトリー(製造計画プロセスにおけるプランニングを行うシステム。具体的には、工程レイアウト、工程設計、工程シミュレーション、工程検証、製造実行、ロボットシミュレーションなどのツールを含む。)
・ビューワ/DMU(ビューワは3次元データファイルの内容を表示するためのツール。DMUは製品の外見、内部構成などを比較、検討するためのシミュレーションツールである。)
調査対象企業:PLMメーカー20社
調査方法:直接面接取材。文献調査その他データ収集
調査期間:2019年1月~2019年5月
PLM市場に関する調査を実施(2019年)
2018年の国内PLM市場規模は2,675億円で前年比6.0%増
~好調な製造業の設備投資を受けて堅調に推移~
- PLM市場概況と中期予測を掲載(全世界および日本国内)
- アプリケーション別売上高予測(CAD/CAM/CAE、PDM、デジタルファクトリー、ビューワー)
- 主要ベンダーの戦略展望で業界動向を網羅
Ⅰ.総論
Ⅱ.データ編
Ⅲ.主要ベンダーの戦略展望
Ⅳ.個別企業編
調査結果のポイント
Ⅰ.総論
1.PLM市場概況
1.1.2018年の全世界PLM市場は大きく回復
1.2.日本国内のPLM市場も復調
1.3.2019年以降は減速を予測
1.4.民間企業設備の回復が大きく影響
1.5.米中貿易摩擦により電機・電子部品メーカーが打撃
1.6.システム設計への展開が課題に
1.7.VR、ARの普及によりDMUは高成長が期待
1.8.ものづくりプラットフォームとPLM
2.PLM市場中期予測
2-1.PLM関連売上高予測(全世界/2016-2022予測)
2-2.地域別売上高予測(全世界/2016-2022予測)
2-3.アプリケーション別売上高予測(全世界/2016-2022予測)
2-4.PLM関連売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-5.アプリケーション別売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-5-1.CAD/CAM/CAE売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-5-2.PDM売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-5-3.デジタルファクトリー売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-5-4.ビューワ/DMU売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6.業種別売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6-1.電気・電子機械業界に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6-2.精密機械業界に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6-3.産業機械業界に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6-4.自動車・輸送機械業界に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6-5.エネルギー・プロセス業界に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-6-6.その他業界に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-7.年商別売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-7-1.大手企業に対する売上高予測 (日本国内/2016-2022予測)
2-7-2.中小・中堅企業に対する売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-8.ライセンス、サービス別売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-8-1.ライセンス売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
2-8-2.サポート・保守・サービス売上高予測(日本国内/2016-2022予測)
Ⅱ.データ編
1.PLMの出荷状況(全世界)
1-1.PLM売上高推移(全世界)
1-2.PLM売上高シェア(全世界)
1-3.地域別売上高の推移(全世界)
1-4.アプリケーション別売上高の推移(全世界)
1-4-1.CAD/CAM/CAE売上高の推移(全世界)
1-4-2.CAD/CAM/CAE売上高シェア(全世界)
1-4-3.PDM売上高推移(全世界)
1-4-4.PDM売上高シェア(全世界)
1-4-5.デジタルファクトリー売上高の推移(全世界)
1-4-6.デジタルファクトリー売上高シェア(全世界)
1-4-7.ビューワ/DMU売上高の推移(全世界)
1-4-8.ビューワ/DMU売上高シェア(全世界)
2.PLMの出荷状況(日本国内)
2-1.PLM売上高推移(日本国内)
2-2.PLM売上高シェア(日本国内)
2-3.アプリケーション別売上高推移(日本国内)
2-3-1.CAD/CAM/CAE売上高の推移(日本国内)
2-3-2.CAD/CAM/CAE売上高シェア(日本国内)
2-3-3.PDM売上高の推移(日本国内)
2-3-4.PDM売上高シェア(日本国内)
2-3-5.デジタルファクトリー売上高の推移(日本国内)
2-3-6.デジタルファクトリー売上高シェア(日本国内)
2-3-7.ビューワ/DMU売上高の推移(日本国内)
2-3-8.ビューワ/DMU売上高シェア(日本国内)
2-4.業種別売上高の推移(日本国内)
2-4-1.電気・電子機械業界に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-4-2.電気・電子機械業界に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-4-3.精密機械業界に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-4-4.精密機械業界に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-4-5.産業機械業界に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-4-6.産業機械業界に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-4-7.自動車・輸送機械業界に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-4-8.自動車・輸送機械業界に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-4-9.エネルギー・プロセス産業業界に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-4-10.エネルギー・プロセス産業業界に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-4-11.その他業界に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-4-12.その他業界に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-5.顧客企業年商別売上高の推移(日本国内)
2-5-1.中小・中堅企業(年商500億円以下)に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-5-2.中堅・中小企業(年商500億円以下)に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-5-3.大企業(年商501億円以上)に対するPLM売上高の推移(日本国内)
2-5-4.大企業(年商501億円以上)に対するPLM売上高シェア(日本国内)
2-6.ライセンス、サービス別売上高の推移(日本国内)
2-6-1.ライセンス売上高の推移(日本国内)
2-6-2.ライセンス売上高シェア(日本国内)
2-6-3.サポート・保守・サービス売上高の推移(日本国内)
2-6-4.サポート・保守・サービス売上高シェア(日本国内)
Ⅲ.主要ベンダーの戦略展望
アラスジャパン
PLMの領域を拡大
オートデスク
サブスクリプションへの移行が完了
シーメンスPLMソフトウェア
シーメンスと一体となりIndustry4.0を実現
図研
世界のものづくり企業の成功を支援
ダッソー・システムズ
3DEXPERIENCEプラットフォーム活用のさらなる進化をめざす
PTCジャパン
アンシス、ロックウェルなどと戦略的パートナーシップを強化
富士通
日本発ものづくりICTを実現
ラティス・テクノロジー
XVLによる業務効率化製品群&ソリューションを提唱
Ⅳ.個別企業編
アンシス
NTTデータエンジニアリングシステムズ
MSCソフトウェア
オートデスク
シーメンスPLMソフトウェア
C&Gシステムズ
図研
ダッソー・システムズ
ESIグループ
NEC(日本電気)
日本ユニシス
PTC
富士通
ラティス・テクノロジー
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