2023 メタバースの市場動向と展望

2021年~2022年は、国内企業がメタバース事業に積極的に資金を投入し、様々な取り組みが行われた。一般企業のみならず自治体や行政もメタバースを活用した取り組みに参加し、多様な分野でメタバースを活用した実証実験やサービスが提供された。
メタバースの認知は穏やかに広がっていたが、去年一気に加速し、メタバースがブームとなった。しかし、2023年は前年に比べて熱狂的なブームが落ち着き、またコロナという特殊な状況もなくなった。このような変化はメタバースの活用を真剣に検討してきた事業者においてはビジネス展開を加速するための環境が整ったと言える。
活用分野では、単なるメタバース空間でのコミュニケーションだけではなく、仮想店舗や企業のDXなど、より生産性が伴う領域でメタバースの活用が増えている。また、UGC(User-Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)によるCtoCを志向し、デジタルコンテンツのマーケットをローンチするプラットフォーマーが増えている。
さらに、メタバースと生成AI、Chat GPT、EC、NFTなどを掛け合わせることで多様なニーズが今後広がる可能性があると予想される。
本レポートでは、メタバースを活用したビジネス事例を各分野別にまとめると共に、国内の参入企業の事業動向および市場の今後を展望する。

発刊日
2023/07/31
体裁
A4 / 293頁
資料コード
C65108400
PDFサイズ
3.4MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:本レポートでは、メタバースを活用したビジネス事例を各分野別にまとめると共に、メタバースサービスや関連技術を提供する国内参入事業者について、市場参入の経緯や事業戦略、サービスの強み、ビジネスモデル、業績動向、課題、今後の取り組みなどを調査し、市場の現状と今後を展望した。
調査対象企業:メタバース関連の技術やサービスを提供する国内事業者
メタバース市場の範囲と市場規模算出
国内市場を対象に参入事業者の売上ベースで市場規模を算出。
調査方法:弊社専門研究員による直接面接取材(オンライン含む)を主体に、一部アンケート調査、文献調査を併用。
調査期間:2023年4月~2023年6月

調査結果サマリー
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メタバースの国内市場動向調査を実施(2023年)
2022年度の国内メタバース市場規模を1,377億円と推計
~法人向け市場の立ち上げ後、コンシューマー向けメタバースのユーザーが本格的に拡大し、2027年度には2兆円を超えると予測~

資料ポイント
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  • メタバースの国内市場規模推移と予測(2021年~2027年)
  • 市場のトピックス(オープンメタバース、AI(生成AIやChatGPT)、EC、NFT等とメタバースとの掛け合わせ)
  • 主要参入事業者のビジネスモデル、業績、顧客動向、今後の戦略等
  • 今後の市場展望(今後成長する分野、市場成長の促進要因、市場の課題)
  • 前回版との違い:参入事業者分類(プラットフォーム、インフラ、メタバース事業支援)別ビジネスモデル・戦略・業績動向、注目すべき市場のトピックス、2027年までの市場予測掲載等

リサーチ内容

調査のポイント

第Ⅰ章 総論

1.メタバースの概要
  1.1 メタバースとは
  1.2 メタバースの歴史と注目の背景
2.メタバースの市場概況
3.主要企業のメタバースへの取り組み
  3.1 Metaのメタバースへの取り組み
    3.1.1 メタバース関連事業の動向
    3.1.2 メタバース関連業績の動向
    3.1.3 今後の取り組み
  3.2 Microsoftのメタバースへの取り組み
  3.3 Googleのメタバースへの取り組み
  3.4 Appleのメタバースへの取り組み
  3.5 ソニーのメタバースへの取り組み
4.メタバースのビジネスモデルとステークホルダー
5.主要メタバースプラットフォーム
6.メタバース関連団体の動向
7.メタバースの国内市場規模予測(2021~2027年度予測)
8.メタバース市場の将来展望
  8.1 メタバースを活用した分野別成長展望
  8.2 市場のトピックス
    8.2.1 AI(ChatGPTや生成AIなど)とメタバース
    8.2.2 オープンメタバース
    8.2.3 メタバースEC
    8.2.4 NFT
    8.2.5 その他
  8.3 市場成長の促進要因
  8.4 市場の課題

第Ⅱ章 メタバースの用途別/分野別活用事例

1.イベント
  1.1 リアル×メタバース ハイブリッドイベント
  1.2 「バーチャル東京ガールズコレクション」メタバースのファッションフェスタ
  1.3 「設計製造・AI・IoT・DX バーチャル展示会」BtoB展示会
2.仮想オフィス
  2.1 「Virbela(バーベラ)」世界中から社員が仮想オフィスに"出社"
  2.2 「NTT XR Lounge」出社時のような気軽な会話が可能なメタバースオフィス
  2.3 「Horizon Workrooms」VRミーティング/リモートでの共同作業
3.トレーニング・訓練
  3.1 「メタバース地震体験」防災訓練
  3.2 建設技能者向けのメタバーストレーニング
4.教育
  4.1 「MEキャンパス」メタバースの学校
  4.2 「メタバース授業」角川ドワンゴ学園N/S高等学校
5.EC/ショッピング
  5.1 「仮想伊勢丹新宿店(REV WORLDS)」スマートフォン向け仮想都市空間プラットフォーム
  5.2 ファッションブランド「DIOR」のメタバース取り組み
6.マーケティングツール
  6.1 「メタバースモデルルーム」による新しいマンションの販売
  6.2 「NISSAN HYPE LAB」メタバースギャラリー、仮想試乗
7.医療
  7.1 「順天堂バーチャルホスピタル」メタバース上の仮想病院
  7.2 「メタバース薬局」メタバースでの服薬指導
8.観光・地域活性化
  8.1 メタバース上で「ふるさと納税」のPR - 焼津市
  8.2 「とくしまバーチャルパビリオン」地域のPR
  8.3 「ANA GranWhale」バーチャルトラベルプラットフォーム
9.行政
  9.1 「さいたまルーム」上での行政サービス運営
10.福祉
  10.1 「障がい者向けメタバース支援」就労が困難な障がい者の新たな訓練

第Ⅲ章 主要メタバース事業者の動向と戦略

1.プラットフォーム事業者
  1.1 市場参入の経緯
  1.2 サービス概要
  1.3 ビジネスモデル/スキーム 料金体系
  1.4 サービスの特徴、強み、差別化のポイント
  1.5 業績動向(顧客単価、売上動向、今後の目標)
  1.6 顧客動向
  1.7 業務提携、コラボレーションなどの状況
  1.8 事業拡大のための取り組み・注力分野
  1.9 課題
  1.10 メタバース市場に対する見解
2.メタバースインフラ提供事業者
  2.1 市場参入の経緯
  2.2 サービス概要
  2.3 ビジネスモデル/スキーム 料金体系
  2.4 サービスの特徴、強み、差別化のポイント
  2.5 業績動向(顧客単価、売上動向、今後の目標)
  2.6 顧客動向
  2.7 業務提携、コラボレーションなどの状況
  2.8 事業拡大のための取り組み・注力分野
  2.9 課題
  2.10 メタバース市場に対する見解
3.メタバース企画・制作・運用事業者
  3.1 市場参入の経緯
  3.2 サービス概要
  3.3 ビジネスモデル/スキーム 料金体系
  3.4 サービスの特徴、強み、差別化のポイント
  3.5 業績動向(顧客単価、売上動向、今後の目標)
  3.6 顧客動向
  3.7 業務提携、コラボレーションなどの状況
  3.8 事業拡大のための取り組み・注力分野
  3.9 課題
  3.10 メタバース市場に対する見解

第Ⅳ章 参考資料

1.XR(VR/AR/MR)の市場動向
  1.1 XRの定義
  1.2 XR機器動向
  1.3 HMD(ヘッドマウントディスプレイ)動向
    1.3.1 HMDの製品カテゴリと参入状況
    1.3.2 主要HMD製品
    1.3.3 HMD(ヘッドマウントディスプレイ)国内市場出荷台数
  1.4 スマートグラス動向
    1.4.1 スマートグラスの製品カテゴリと参入状況
    1.4.2 主要スマートグラス製品
  1.5 国内XR(VR/AR/MR)市場規模予測
  1.6 XR(VR/AR/MR)市場の見通し
2.NFTの市場動向
  2.1 NFTとは
    2.1.1 NFTの概要
    2.1.2 ブロックチェーンについて
    2.1.3 ガス代(手数料)について
  2.2 NFTマーケットプレイスの動向
  2.3 NFT市場のトピックス
  2.4 NFTの可能性

第Ⅴ章 個別企業実態

1.株式会社m-Lab(V-expo)
2.株式会社ガイアリンク(Virbela)
3.クラスター株式会社(cluster)
4.株式会社x garden(RITTAI STORE)
5.KDDI株式会社(αU)
6.株式会社CyberMetaverse Productions(バーチャル店舗)
7.GMO NIKKO株式会社(GMOメタバース ラボ/GMOメタバース for shop)
8.大日本印刷株式会社(PARALLEL SITE/PARALLEL ME)
9.TBT Lab株式会社(PEGASUS WORLD KIT)
10.凸版印刷株式会社(メタパ®)
11.ナレッジワークス株式会社(ROOM)
12.日本アイ・ビー・エム株式会社(IBM Spatial Platform)
13.株式会社パソナグループ
14.株式会社HIKKY(Vket Cloud)

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