2024年版給食市場の展望と戦略

調査目的：当調査は、給食市場（事業所対面給食、弁当給食〔高齢者向け在宅配食サービス含む〕、病院給食、高齢者施設給食等、学校給食、幼稚園・保育所給食）における、市場の現状と方向性、及び参入企業の事業戦略を調査・分析することで、2028年の給食市場を展望することを目的として実施した。
調査対象市場：
※日本国内の給食6市場
・事業所対面給食
・弁当給食（事業所弁当給食、在宅配食サービス）
・病院給食（病院、診療所）
・高齢者施設給食（特養、老健、有料老人ホーム）
・学校給食（小学校、中学校など）
・幼稚園・保育所等給食（幼稚園、保育所、認定こども園など）
調査対象企業：給食サービス企業 29社（詳細は目次参照）
調査項目：後記目次参照
調査方法：弊社専門研究員による面接調査と電話等による間接調査及び、各種統計資料、各種協会・団体資料の収集、分析
調査期間：2024年4月～2024年6月

資料ポイント

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給食市場は4兆8,000億円。高齢者増加と人手不足が市場拡大の追い風
新しいカタチに進化する事業所対面給食
弁当給食企業が在宅配食に事業シフト
病院給食の価格改定で受託単価上昇
有料老人ホームが高齢者施設給食を牽引
学校、幼稚園・保育所で民間委託が進行
人手不足が完調品、ＣＫ、新調理を後押し
給食サービス有力29社の詳細研究＆企業名鑑402社掲載

リサーチ内容

第Ⅰ章　注目業界動向

１．変貌する4兆8,000億円の給食市場

２．給食施設数の増減傾向と市場背景

３．原材料費・人件費高騰で相次ぐ価格改定

４．需要高まる食事コーチングサービス

５．社食の新しいカタチ～コミュニケーションスペースにキッチンレス社食を提案～

６．注目集める在宅配食サービス

７．入院時食事療養費の改定

８．CKと新調理で食の安心・安全が向上

９．人手不足で「完全調理メニュー」が普及

１０．喫食者の高齢化と「フレイル健診」の開始

１１．食のパーソナライズと3Dフードプリンター

１２．介護施設におけるBCPの策定義務化

１３．委託化進む学校給食、幼稚園・保育所給食

第Ⅱ章　マーケットの現状分析と展望

１．全体市場（2019～2023年度）～事業所対面給食が回復、全分野で前年を上回る

　　１）給食の総市場規模推移（2019～2023年度）～前年比103.9％の4兆7,915億円

　　２）給食の分野別市場構成比（2023年度）～事業所とメディカル給食が市場を二分

　　３）給食の地域別市場構成比（2023年度）～関東が32.0％で最大

　　４）給食サービス企業シェア（2023年度）～上位20社で26.3％

　　５）給食市場の拡大要因と阻害要因～外部環境は厳しさを増すもピンチをチャンスに

　　６）今後の市場見通し～コロナ禍以降、給食サービスも多様化

　　７）給食の総市場規模予測(2024～2028年度) ～2026年度に5兆円を突破

２．事業所対面給食～ニーズが多様化しコロナ前の水準に回復

　　１）市場動向

　　２）参入企業動向

　　３）市場規模推移（2019～2023年度）

　　４）現状の問題点と課題

　　５）今後の市場見通し

　　６）市場規模予測（2024～2028年度）

３．弁当給食～在宅配食が安定成長

　　１）市場動向

　　２）参入企業動向

　　３）市場規模推移（2019～2023度）

　　４）現状の問題点と課題

　　５）今後の市場見通し

　　６）市場規模予測（2024～2028年度）

４．病院給食～約30年振りに入院時食事療養費が改定

　　１）市場動向

　　２）参入企業動向

　　３）市場規模推移（2019～2023年度）

　　４）現状の問題点と課題

　　５）今後の市場見通し

　　６）市場規模予測（2024～2028年度）

５．高齢者施設給食～高齢者の増加で着実に市場は拡大

　　１）市場動向

　　２）参入企業動向

　　３）市場規模推移（2019～2023年度）

　　４）現状の問題点と課題

　　５）今後の市場見通し

　　６）市場規模予測（2024～2028年度）

６．学校給食～民間委託の進展に期待

　　１）市場動向

　　２）参入企業動向

　　３）市場規模推移（2019～2023年度）

　　４）現状の問題点と課題

　　５）今後の市場見通し

　　６）市場規模予測（2024～2028年度）

７．幼稚園・保育所等給食～幼稚園から認定こども園等への移行が加速

　　１）市場動向

　　２）参入企業動向

　　３）市場規模推移（2019～2023年度）

　　４）現状の問題点と課題

　　５）今後の市場見通し

　　６）市場規模予測（2024～2028年度）

第Ⅲ章　有力給食サービス企業の市場戦略分析

１．調理加工方法（新調理、CK、完調品の導入など）

２．栄養管理とメニュー開発

３．食材調達（購買システム）、物流対策

４．営業状況（新規営業、注力地域・ユーザーなど）

５．鮮度維持・安全管理対策

６．人材の採用と育成

７．今後の市場戦略

第Ⅳ章　有力給食サービス企業の個別実態（29社）

○アイサービス

～メディカル給食の人手不足を完調品で解決～

○あおもりコープフーズ

～給食も配食も前年比プラス、供給量は安定成長～

○一冨士フードサービス

～SDGs推進プロセスは「STEP4 経営へ統合する」の段階へ～

○イフスコヘルスケア

～障がい者福祉施設、保育所給食が好調に推移～

○魚国総本社

～主力の事業所対面と幼稚園・保育所が業績牽引～

○エームサービス

～社会に貢献する “ホスピタリティサービス・カンパニー”～

○クックデリ

～新規開拓が堅調、今期も二桁成長～

○グリーンハウス

～ウェルネス＆サステナブルな取り組みを推進～

○コンパスグループ・ジャパン

～トータルバリューを提案、国内企業と差別化図る～

○シニアライフクリエイト

～「食」を通じて、高齢者の健康寿命の延伸と地域活性化を両立～

○シルバーライフ

～配食＆冷凍弁当で売上拡大　内製化で利益回復を目指す～

○SOMPOケアフーズ

～引き続き『デリパック』の外販が好調～

○玉子屋

～コロナ禍から復調　オンラインショップもオープン～

○東洋食品

～PFI事業推進、2024年9月に3センターがオープン予定～

○トラスティフード

～幼稚園・保育所給食の受託に注力～

○日米クック

～CPU・CKを再編、生産効率を高める～

○ニッコクトラスト

～新規受託と価格交渉で増収続く～

○日清医療食品

～食事を通して、医療福祉サービスの質の向上に貢献～

○日本ゼネラルフード

～主力の事業所対面給食が堅調～

○ノンピ

～キッチンレス社食を提案するフードコミュニケーションカンパニー～

○フジ産業

～人手不足を背景に『クックパック』が販売好調～

○富士産業

～メディカル給食のパイオニア　地域密着型サービス展開で成長持続～

○PECOFREE

～スマホで選べるスクールランチを全国へ拡大～

○ミールケア

～コンサルティング事業と幼稚園・保育所給食が業績牽引～

○メーキュー

～6つの委員会を立ち上げ社員の参加意識を醸成～

○メフォス

～学校・幼稚園・保育所給食に強み～

○幼稚園給食

～園内調理が増加傾向、保育所12ヶ所、幼稚園・認定こども園30ヶ所を受託～

○LEOC

～美味しくサステナブルな食事提供に向けて、人財教育・育成を強化～

○レパスト

～事業所給食が堅調、売上がコロナ禍前を超える～

第Ⅴ章　全国給食サービス企業名鑑（402社）

企業簡易個表

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