定期刊行物
Yano E plus
エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約100~130ページ
- 商品形態:冊子
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円
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最新号
Yano E plus 2012年10月号(No.055)
●●● トピックス ●●●
《半導体シリーズ》
●CMOSイメージセンサ市場 ~スマートフォンの普及により高成長
CMOSイメージセンサとは、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)プロセスを用いて生産された固体撮像素子である。CMOSイメージセンサ市場はデジタルカメラ、ビデオカメラ、あるいはスマートフォンなどの普及により、近年、市場は大きく成長している。
CMOSイメージセンサは同じイメージセンサであるCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)に比べると、低価格で低電力消費である。その一方で、CMOSイメージセンサはCCDに比べて処理速度は速いが画質は劣るというのがこれまでの評価であったが、近年の技術革新により、一概には当てはまらなくなっている。
さらに、CMOSイメージセンサは一般的な半導体生産手法であるCMOSプロセスを使うことから、一つの半導体チップ上で他の機能との統合が可能である。そのようなことから、現在、最もポピュラーなイメージセンサとなっている。
今後もCMOSイメージセンサの高性能化、高機能化は続くとみられることから、CCDを代替していく形で市場を拡大していくことは間違いない。現在、ネット上において画像データ、動画データは飛躍的に増えている。ビジネス用途においても、パソコンに取り付けられたWebカメラによりビデオ会議を行うなどの用途が増えている。今後、あらゆるデジタル機器がネットワーク化され、高精細画像をやり取りする時代となると、CMOSイメージセンサの市場は更に拡大するものとみられる。
今後、更に監視カメラや産業用ロボット、あるいは自動車向けビジョンセンサなど、幅広い分野における普及が期待される。
●●● 内容目次 ●●●
《半導体シリーズ》
●CMOSイメージセンサ市場 (3~10ページ)
~スマートフォンの普及により高成長をとげる~
1.市場概況
2.市場規模の推移とシェア
2-1.市場規模の推移
【表1.CMOSイメージセンサWW市場規模推移(金額:2008年-2012年見込)】
【図1.CMOSイメージセンサWW市場規模推移(金額:2008年-2012年見込)】
2-2.市場シェア(全世界)
【表2.CMOSイメージセンサWW市場のシェア推移(数量:2010年-2012年見込)】
【図2.CMOSイメージセンサWW市場のシェア(数量:2011年、2012年)】
3.製品動向
3-1.高画素化数がすすむ
3-2.裏面照射型
3-3.積層型
4.各社の動向
4-1.オムニ・ビジョン・テクノロジーズ(OmniVisionTechnologies,Inc)
4-2.サムスン電子(SAMSUNG)
4-3.アプティナ(AptinaImagingCorporation)
4-4.ソニー(株)
4-5.(株)東芝
5.今後の見通し
《水処理関連》
●セラミックろ過膜市場 (11~24ページ)
~注目されている水ビジネス ノウハウの中心はろ過膜にあり~
1.セラミックろ過膜の概要
【図1.セラミックろ過膜システムの全体のフロー概略図】
【図2.セラミックろ過膜の模式図】
2.セラミックろ過膜の種類と特徴
2-1.精密ろ過膜
2-2.限外ろ過膜
2-3.ナノろ過膜
2-4.逆浸透膜
【図3.逆浸透膜の模式図】
3.セラミックろ過膜の市場規模推移と予測
【表1.セラミックろ過膜の国内市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)】
【図4.セラミックろ過膜の国内市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)】
【表2.セラミックろ過膜の需要分野別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【図5.セラミックろ過膜の需要分野別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【表3.セラミックろ過膜の需要分野別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
【図6.セラミックろ過膜の需要分野別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
【表4.セラミックろ過膜の種類別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【図7.セラミックろ過膜の種類別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【表5.セラミックろ過膜の種類別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
【図8.セラミックろ過膜の種類別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
4.セラミックろ過膜のメーカーシェア
【表6.セラミックろ過膜の国内市場におけるメーカーシェア(金額:2011年)】
【図9.セラミックろ過膜の国内市場におけるメーカーシェア(金額:2011年)】
5.セラミックろ過膜の主要民間企業の取組動向
5-1.(株)クボタ
5-2.トライテック(株)
5-3.日本ガイシ(株)
5-4.ミクニキカイ(株)
5-5.PallCorporation(米)
6.セラミックろ過膜の今後の見通し
《エネルギー関連シリーズ》
●分散型・グリーン売電市場 (25~34ページ)
~電力システムの改革が進む~
1.小口電力取引市場開設の背景
2.分散型・グリーン売電取引の動向
3.分散型・グリーン売電卸取引の方法
【図1.分散型・グリーン売電卸取引の方法】
4.卸電力取引市場の予測
5.分散型・グリーン売電市場の課題
6.売電市場の動向
7.発電事業者の取組み動向
8.分散型コジェネの動向
9.エネルギー供給の動向
《無線モジュールシリーズ(5)》
●無線モジュール市場(ECHONET/ISA100など) (35~49ページ)
~国産発の国際規格ECHONETと進展する工業無線通信規格~
1.ECHONET
1-1.ECHONETとは
1-2.ECHIONETの概要
【図1.ECHONETの概要】
(1)ECHONETのバージョン
(2)ECHONETの特徴
①ホームネットワークシステムとしてのECHONET
【表1.ECHONETオブジェクトリスト(センサー)】
【表2.ECHONETオブジェクトリスト(装置)】
②センサーの種類とそれぞれの役割
【表3.センサーの種類の例とその機能の内容】
③特定の伝送メディアに依存しない
④異なる伝送メディア特性を整合させる
⑤BluetoothとUDP/IPの導入
⑥国際標準化
⑦エコーネットコンソーシアム
【表4.エコーネットコンソーシアム会員企業一覧】
(3)ECHONETLiteの規格
①ECHONETLiteの規格の策定
【図2.ECHONETとECHONETLiteの比較】
②ECHONETLiteの標準化
1-3.ECHONET、ECHONETLiteの課題
(1)普及状況
(2)今後の課題
【図3.ECHONETとECHONETLiteの想定されるイベント】
2.工業用無線通信
2-1.工業用無線通信とは
(1)具体的な要求項目
(2)2つの工業用無線通信規格
(3)実際の利用形態
【図4.PA用無線通信技術のユースケース】
《リチウムイオン電池副部材シリーズ(1)》
●集電体市場 (50~63ページ)
~高容量化に応えるため薄膜ニーズが高まる強度と薄膜化の両立方法が各社の差別化ポイント~
1.自動車用途が離陸し始めたLiB
2.LiBの構造と使用部材の概要
【図1.LiBの内部構造の模式図】
【図2.LiBの集電体付近の構造の模式図】
3.LiB部材としての集電体の動向
4.集電体の市場規模推移と予測
【表1.集電体の国内市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)】
【図3.集電体の国内市場規模推移(数量・金額:2009年-2014年予測)】
【表2.集電体の種類別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【図4.集電体の種類別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【表3.集電体の種類別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
【図5.集電体の種類別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
【表4.集電体の用途別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【図6.集電体の用途別国内市場規模推移(数量:2009年-2014年予測)】
【表5.集電体の用途別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
【図7.集電体の用途別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)】
5.集電体のメーカーシェア
【表6.集電体(全体)の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【図8.集電体(全体)の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【表7.集電体(負極)の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【図9.集電体(負極)の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【表8.集電体(正極)の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
【図10.集電体(正極)の国内市場における企業シェア(金額:2011年)】
6.集電体の主要民間企業の取組動向
6-1.サン・アルミニウム工業(株)
6-2.日本製箔(株)
6-3.日本電解(株)
6-4.福田金属箔粉工業(株)
6-5.古河スカイ(株)
6-6.古河電気工業(株)
7.集電体の今後の見通し
《次世代二次電池シリーズ(5)》
●次世代二次電池市場(レドックスフロー電池) (64~78ページ)
~2014年頃から本格実用化、海外でも大型プロジェクトが見込まれる~
1.はじめに
1-1.レドックスフロー電池の現状と課題
(1)レドックスフロー電池の構造とメカニズム
【図1.レドックスフロー電池のシステム構成】
(2)レドックスフロー電池の利点
(3)バナジウムとコスト問題
【表1.各種蓄電池の特性・コスト等の比較】
(4)レドックスフロー電池の市場展開
【表2.レドックスフロー電池のWW市場規模予測(金額:2010年-2020年予測)】
【図2.レドックスフロー電池のWW市場規模予測(金額:2010年-2020年予測)】
【表3.レドックスフロー電池の利用分野(2020年:WW市場)】
【図3.レドックスフロー電池の利用分野(2020年:WW市場】
2.注目機関・企業の動向
2-1.住友電気工業(株)
【図4.住友電気工業のMW級大規模蓄発電システム(イメージ図)】
2-2.東洋紡績(株)
【図5.活性炭素繊維の概念図】
2-3.(社)新エネルギー支援機構(株)ギャラキシー
【図6.シールドレドックス電池の構造】
2-4.京都大学大学院工学研究科
【図7.京都大学大学院吉田研究室開発のマイクロリアクター】
《バイオプラスチックシリーズ(2)》
●電機メーカーのバイオプラ採用(2) (79~90ページ)
~(株)リコー:ポリ乳酸の改質に取組みつつ、新規バイオプラも検討へ
富士ゼロックス(株):セルロース系樹脂を開発、ポリ乳酸との2本立~
1.(株)リコー
1-1.環境対策におけるバイオプラスチックの位置づけ
1-2.バイオプラスチック開発の経緯、採用状況
1-3.本格採用に向けて取組んでいるバイオプラスチック
(1)東レと共同開発したポリ乳酸と石油系樹脂とのアロイ
①透明耐熱グレード
②難燃グレード
【表1.リコー 採用バイオマスプラスチックの物性値】
(2)花王との共同開発によるポリ乳酸ベース樹脂
【表2.リコー バイオマス樹脂部品採用機種一覧(2012年8月13日現在)】
1-4.ポリ乳酸の新規重合技術の開発
1-5.ポリ乳酸以外のバイオプラスチックの検討
1-6.今後の展望
2.富士ゼロックス(株)
2-1.環境対策におけるバイオプラスチックの位置づけ
2-2.バイオプラスチック開発の経緯、採用状況
2-3.本格採用に向けて取組んでいるバイオプラスチック
(1)ポリ乳酸ベース
(2)木質資源のセルロース系樹脂
2-4.今後の展望
【表3.富士ゼロックス木質系(セルロース系)非可食バイオプラスチック材料特性】
《韓国進出日系企業事例(1)》
●日本企業の韓国進出“ラッシュ” (91~103ページ)
~韓国進出で六重苦からの脱皮図る~
1.はじめに
2.貿易・投資データ
2-1.日韓貿易状況
【表1.韓国の対日輸入・輸出規模推移(金額:2001年-2011年)】
【図1.韓国の対日輸入・輸出規模推移(金額:2001年-2011年)】
【図2.韓国の対日貿易赤字推移(金額:2001年-2011年)】
2-2.韓国の外国人投資
【表2.韓国への直接投資(金額:2004年~2011年実績)】
【図3.韓国への直接投資(金額ベース:2004年~2011年実績)】
【表3.日系企業の韓国大型投資の最近事例】
3.日系企業の韓国進出背景
3-1.日本側の原因
(1)製造業の六重苦
(2)東日本大震災
【表4.日本の大手企業105社の大地震による生産減少要因】
【図4.日本の大手企業105社の大地震による生産減少要因】
3-2.韓国側の原因
(1)魅力的な政策・インフラ整備
【表5-1.米国・EUとのFTAによる韓国の工業製品関税撤廃状況(2011年)】
【図5-1.米国・EUFTAによる韓国の工業製品関税撤廃進行状況(2011年)】
【表5-2.米国・EUとのFTAによる韓国の工業製品関税撤廃状況(2011年)】
【図5-2.米国・EUとのFTAによる韓国の工業製品関税撤廃状況(2011年)】
【表6.企業の立地条件の日韓比較】
(2)対日依存度の解消
【表7.韓国の国家別部品・素材輸入シェア(金額:2005年、2011年)】
【図6.韓国の国家別部品・素材輸入シェア(金額:2005年、2011年)】
4.今後の展望
《コラム》
●日韓ビジネスマッチング (104~105ページ)