定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

※消費税につきましては、法令の改正に則り、適正な税額を申し受けいたします。

年間購読をお申し込みの方へバックナンバー2冊無料プレゼント

年間購読をお申し込みいただきました方に、ご希望のバックナンバー(2008年4月号以降)を2ヶ月分サービスさせていただいております。なお、冊子(紙ベース)の在庫がなくなった場合、PDFでのサービスとさせて頂きます。ご希望がない場合、2008年4月号以降から2ヶ月分お送りさせて頂きます。

Yano E plus に対するご意見

『Yano E plus』へのご意見・ご要望をお聞かせ下さい。
「ご意見」欄に、ご関心のあるテーマ、『Yano E plus』に掲載して欲しいテーマ等、ご記入をお願いいたします。
例)半導体の製造装置(ステッパ市場)に興味がある、ナノインプリント市場がどの程度の市場規模があるのか知りたい、車載向けコネクタ市場の参入メーカを調べたい、等。
ご入力頂きました情報は、テーマ企画策定以外の目的には使用いたしません。
皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2015年10月号(No.091)

 トピックス 

《注目市場フォーカス》
●光ファイバセンシング市場
 ~比較的古くから存在しているが、現在も新しい測定法の開発が続くホットな分野として注目される

光ファイバセンシングとは、光ファイバをセンシングエレメントとして、これに光を入射し、内部で発生する散乱光、あるいは、終端に到達する透過光の特性を分析することによって、光の経路中に発生している状態の変化を検出する技術である。

光ファイバセンサは、センサ部が光学受動部品で構成されているため、電源なしで動作することができるという特徴がある。したがって、電源を引き込みにくい下水道管などの水位、河川の状態監視などの用途に最適なシステムである。

また、センサ部に電子部品を含まないことは、故障しにくいセンサシステムを構築することができることを意味し、モニタリングシステムの導入後にありがちな、故障に伴うメンテナンス・コストを大幅に低減できる。

さらに、センサ信号そのものが、接続した光ファイバを通って遠方まで届くので、付帯設備として情報伝送装置など不要で、数10km 程度のリモートセンサシステムをシンプルかつ低コストで整備することができる。

さらに、光ファイバは、通常の電線のように、電磁誘導の影響を受けないことから、防爆、耐雷、電磁雑音などの問題も皆無である。

こうした点を総合すると、光ファイバセンシングは、小型・軽量、長寿命、低腐食、無給電、防爆、耐雷、耐電磁雑音、広使用温度範囲などの特長を備えた非常に優れた計測システムであることが分かる。

 内容目次 

《EMC・ノイズ対策関連シリーズ》
●磁性シート・ノイズ抑制シートの新展開 (3~35ページ)
  ~高付加価値品の新展開と、高成長性の新用途で新たなステージへ~

  1.はじめに
  1-1.ノイズ抑制用の磁性シートと非磁性シート
  【表1.ノイズ抑制用複合材料型磁性シートの特徴】
  【表2.ノイズ抑制用磁性シートの多機能化と新構造の高機能化】
  1-2.ノイズ抑制シートのメカニズム
  (1)ノイズ吸収用磁性シートの透磁率
  (2)非磁性シートのノイズ吸収機能
  【表3.ノイズ抑制シートの機能・メカニズム】
  1-3.RFID用とワイヤレス給電用磁性シート
  (1)RFIDアンテナ感度向上用磁性シート
  ①複合材料型シート
  ②焼結フェライトシート
  (2)ワイヤレス給電ユニット用磁性シート
  2.ノイズ抑制シートと関連市場の現状と見通し
  2-1.ノイズ抑制シート市場の動向と展望
  【図・表1.ノイズ抑制シートのWW市場規模推移・予測(金額:2014-2020年予測)】
  【図・表2.ノイズ抑制シートのWW市場利用分野(2015年見込)】
  【図・表3.ノイズ抑制シートのWW市場ブランドシェア(2015年見込)】
  【図・表4.NSS市場に占める新型・多機能型製品の比率(2015年見込)】
  【図・表5.NSS市場に占める新型・多機能型製品の比率(2020年予測)】
  2-2.RFID用磁性シート市場の動向と展望
  【図・表6.RFIDアンテナ用磁性シートのWW市場規模推移・予測
  (金額:2014-2020年予測)】
  【図・表7.RFIDアンテナ用磁性シートWW市場に占めるフェライトシートの比率
  (2015年見込)】
  【図・表8.RFIDアンテナ用磁性シートのマーケットシェア(2015年)】
  2-3.ワイヤレス給電用磁性シートの市場動向
  【図・表9.ワイヤレス給電搭載機器のWW市場出荷台数推移・予測
  (数量:2014-2020年予測)】
  【図・表10.ワイヤレス給電用磁性シートのWW市場規模推移・予測
  (金額:2014-2020年予測)】
  3.注目メーカーの最新動向
  3-1.磁性シート有力企業の取り組み
  (1)NECトーキン株式会社
  【表4.ノイズ抑制用「バスタレイド®」の主要製品】
  (2)TDK株式会社
  (3)戸田工業株式会社
  【表5.戸田工業のフレキシブルフェライトシートの仕様】
  3-2.多機能型シートの注目企業
  (1)デクセリアルズ株式会社
  【図1.デクセリアルズのワイヤレス給電用受電コイル】
  (2)パナソニック株式会社
  【図2.電磁ノイズ抑制・熱拡散一体シートの構造】
  3-3.新型(新材料・新構造)シートの注目企業
  (1)有限会社ポーラステクノ
  【図3.Super-Rの18~40GHz帯でのノイズ吸収率(P-loss/P-in)】
  (2)旭化成せんい株式会社
  【表6.パルシャット®のマイクロストリップライン測定の結果】
  (3)株式会社新日本電波吸収体
  【表7.新日本電波吸収体の主要製品(帯域別)】
  【表8.NFC-RFID用磁性シートの主要特性の比較】
  (4)日本モレックス合同会社
  【図4.複層NSS「HOZOXTM」の製品構造】
  【表9.「HOZOXTM」の特長と利点】

《次世代市場トレンド》
●空間認識市場の実態と将来展望(4) (36~48ページ)
  ~ルート案内のビジネスモデルが変化、ARは自動車産業が牽引~

  1.ルート案内
  1-1.物流事業者向けルート案内
  (1)レイヤー構造の利用
  (2)更新情報の取得
  (3)B2CからB2Bへ
  (4)市場規模
  【図・表1.ルート案内の国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】
  1-2.AR(携帯端末、ウエアラブルデバイス向け)
  (1)ARと空間認識
  (2)主として位置情報に基づくAR
  (3)主として取得映像に基づくAR
  (4)求められるAR技術
  (5)ビジネスシーン
  (6)市場規模
  【図・表2.スマホやウエアラブルARの国内市場規模予測(金額:2015-2020年予測)】

●ナノダイヤモンド市場 (49~55ページ)
  ~メディカル系を先陣とし、多様な展開に期待される~

  1.ナノダイヤモンドについて
  2.ナノダイヤモンド業界構造と研究開発動向
  【表1.特許出願動向】
  3.主要参入プレーヤー動向
  3-1.株式会社ダイセル
  【図1.デトネーション法によるナノダイヤモンド】
  【図2.提案する用途】
  3-2.日油株式会社
  4.ナノダイヤモンド研究動向とその課題
  5.今後の市況動向
  【図・表1.今後のナノダイヤモンド国内市場予測(金額:2016年-2025年予測)】

《注目市場フォーカス》
●光ファイバセンシング市場 (56~76ページ)
  ~比較的古くから存在しているが、
   現在も新しい測定法の開発が続くホットな分野として注目される~

  1.光ファイバセンシングとは
  2.光ファイバセンシング技術の代表的な種類
  【表1.光ファイバセンシング技術の種類と主な用途】
  2-1.FBG(Fiber Bragg Gratings)
  2-2.偏光
  2-3.干渉
  2-4.レイリー散乱
  2-5.ラマン散乱
  2-6.ブリルアン散乱
  3.光ファイバセンシングの需要分野別活用事例
  3-1.土木・建設分野
  3-2.プラント・エネルギー分野
  3-3.製造分野
  3-4.バイオメディカル分野
  3-5.航空・宇宙分野
  4.光ファイバセンサの市場規模推移と予測
  【図・表1.光ファイバセンサの国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.光ファイバセンサのタイプ別WW市場規模推移と予測】
  【図・表3.光ファイバセンサの需要分野別WW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  5.光ファイバセンサの企業シェア
  【図・表4.光ファイバセンサの国内における企業シェア(2014年)】
  6.光ファイバセンシング関連の企業および団体等の取組動向
  6-1.NTTアドバンステクノロジ株式会社
  6-2.国立大学法人東京工業大学
  【図1.POFヒューズが伝搬する様子(撮影した写真を1秒おきに重ねて表示)】
  6-3.国立大学法人東京大学
  6-4.飛島建設株式会社
  【図2.FBG光ファイバセンシングシステムを斜面防災監視に適用した事例】
  6-5.古河電気工業株式会社
  【図3.高精度光ファイバ水位計システム】
  6-6.横河電機株式会社
  6-7.国立大学法人横浜国立大学
  【図4.光ファイバ水素センサの動作原理を示した模式図】
  6-8.株式会社渡辺製作所
  【図5.FBG用インタロゲータ「CES/DTR³-100」の外観】
  7.光ファイバセンシングの将来展望

●形状記憶合金(SMA)市場 (77~95ページ)
  ~特異な特性やその話題性の割には地味な存在であったが、
   超弾性を利用した医療用途が急拡大~

  1.形状記憶合金(SMA)とは
  2.SMAの発展経緯
  【表1.系統用大型蓄電池の種類と主要メーカー】
  3.SMAの特徴
  3-1.形状記憶効果
  3-2.超弾性効果
  4.SMAの種類
  4-1.Ti-Ni系合金
  4-2.Cu-Al系合金
  4-3.Fe-Mn-Si系合金
  5.SMAの主な需要分野と用途
  5-1.医療・バイオ分野
  5-2.機械・精密分野
  5-3.自動車分野
  5-4.エレクトロニクス分野
  6.SMAの市場規模推移と予測
  【図・表1.SMAの国内およびWW市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表2.SMAの種類別国内市場規模推移と予測(金額:2012-2017年予測)】
  【図・表3.SMAを用いた製品の国内およびWW市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  【図・表4.SMAを用いた製品の需要分野別国内市場規模推移と予測
  (金額:2012-2017年予測)】
  7.SMAの企業シェア
  【図・表5.SMAの国内における企業シェア(2014年)】
  8.SMA関連の企業および団体等の取組動向
  8-1.株式会社アクトメント
  8-2.NECトーキン株式会社
  8-3.株式会社佐原
  8-4.新日鐵住金株式会社
  8-5.相互発條株式会社
  8-6.国立大学法人筑波大学
  【図1.Ti-Ni系SMA薄膜に形成された板状析出物の高分解能像】
  8-7.国立大学法人東北大学
  8-8.国立大学法人弘前大学
  8-9.国立研究開発法人物質・材料研究機構
  【図2.種々のSMAの実用温度域】
  8-10.株式会社古河テクノマテリアル
  【図3.「NT合金」の応用例(左:ガイドワイヤ、右:チューブ】
  9.SMAにさらなる飛躍はあるか!

《注目企業フォーカス》
●エスペック株式会社 (96~100ページ)
  ~世界初「バッテリー安全認証センター」を開設
   国連規則対応の安全性試験・認証のワンストップサービスの提供~

  1.企業概要
  【表1.エスペック株式会社概要】
  2.事業概要
  【図1.売上高構成比(2014年度)】
  3.バッテリー安全認証センター
  3-1.設立の背景
  【図2.「UN ECE R100-02. PartⅡ」】
  3-2.センター概要
  【図3.「バッテリー安全認証センター」外観、試験設備配置図】
  【図4.バッテリー安全認証センターにおける試験、認可申請の流れ】
  4.今後の展望

《あとがき》
  読者アンケート 「興味を持ったレポート」トップ3予想 (101ページ)