定期刊行物
ヤノ・レポート
昭和37年の創刊以来、住宅・建材・不動産ビジネス、紙パルプ・化学分野を中心に幅広い視点と深い分析で、各分野の最新状況をレポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約80ページ
- 商品形態:冊子・オンライン
- 発刊頻度:月2回発刊(年22回)
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販売価格(1ヵ年):
冊子 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
冊子+オンライン 110,000円(税込) 本体価格 100,000円
オンライン 88,000円(税込) 本体価格 80,000円 - 定期刊行物 ヤノ・レポート オンライン購読 サンプル資料はこちら
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最新号
ヤノ・レポート 2016年5月10日号
トピックス
紙・パルプ、印刷、化学
印刷市場の分析
バリアブルDMの市場動向
~近年停滞が続くも、DPS側からのアプローチに光明の兆し~
近年、嗜好の多様化や情報の高度化が進み、マーケティング手法はマスから個へというトレンドが進行している。広告媒体としてマス媒体が減少し、インターネットが増加傾向にあることがこの潮流を表している。発信される情報は個人が受け取る情報を上回るペースで加速度的に増加しており、消費者に選択される情報の質が問われるようになった。その中でCRM戦略やOne to Oneマーケティングの1つの手法としてバリアブル印刷の注目度は高まっている。
本稿では、バリアブル印刷の中でもこのような手法で活用される頻度が高いダイレクトメール(以下DM)に品目を絞って進めていく。ここでいうバリアブルDMは、コンテンツデータだけを受けてバリアブル印刷するものではなく、属性データや購買履歴などのユーザー情報を絡ませたマーケティング戦略手法としてのDMを指す。
2014年のDM広告費は、個人情報の取り扱いなどで慎重な動きが見られたものの、既存顧客に効率的かつ個別にアプローチできる広告媒体として認識され、微増した。また、高齢化社会を見据えた紙媒体でのマーケティング活動が改めて見直され、特に地方においてカタログ販売や通販などで需要が高まった。
近年の推移を見ると大口差出のDMは減少傾向にある。消費マインドの低迷やコスト削減のためのハガキなど単価の低い媒体への移行が主な要因となっている。またWebツールの普及に伴い、インターネット広告が増加傾向にあるところを見ると、大量差出DM自体が選択されにくくなっているということも考えられる。
DMは、その大半がオフセット印刷機で印刷されており、宛名は顧客企業でのシール貼付が主流である。大手流通、通販などのDMの送付数は、1種類につき数万通、数十万通にのぼるため、生産性とコストの問題から考えると当然オフセット印刷の対象になる。しかしDPSの浸透で、宛名に関してはデジタル印刷で印字する、所謂ハイブリット印刷手法が主流となりつつあり、さらに宛名印刷だけに留まらず、内容面についてもデジタル印刷技術の適用が見込まれている。
内容目次
住宅・建材
【注目企業分析】
●「積水ハウス」の動向 (2~28ページ)
~請負型事業の強化に加え、ストック型及び開発型ビジネスにおける
新規事業の拡大を積極的に推進し、新たなビジネスの構築図る~
・事業ドメインを「住」に特化した成長戦略展開 請負型・ストック型・開発型
3つのビジネスモデルにより事業推進
・2016年1月期の連結売上高は前年比2.8%減の1兆8,589億円に
・2016年1月期(個別)は売上高1兆1千4百億円に
・2017年1月期(連結)売上高見通し 前年比6.8%増の1兆9,385億円へ
・2016年1月期は戸数ベースで注文戸建前年比5.8%減に
・戸建住宅では、シャーウッド20周年 記念モデル「グラヴィス・ヴィラ」発売
・賃貸住宅は2階建高級商品や3・4階建商品 高遮音床によりさらなる拡販へ
・ストック型事業も積極的に推進 国際事業は米国・豪州などを中心に展開
・環境学習拠点「エコ・ファースト パーク」開設 オリジナル外壁の採用増加による効率追求
表.積水ハウスの業績推移(連結)
表.積水ハウスのセグメント別 売上高推移(連結)
表.積水ハウスのセグメント別 営業利益推移(連結)
表.積水ハウスのセグメント別 営業利益率推移(連結)
表.積水ハウスの業績推移(個別)
表.積水ハウスの区分別販売戸数(個別)
表.積水ハウスの区分別販売戸数推移(個別)
図.積水ハウス 区分別販売戸数推移(個別)
表.顧客(受注)の特性推移(個別)
表.住宅の傾向(請負住宅/分譲住宅(建売)建物部分/賃貸住宅/土地)
表.販売用土地推移
表.販売用土地(分譲土地・未成分譲土地)用途別内訳
表.分譲建物用途別内訳
表.営業拠点数(積水ハウス/積水ハウスリフォーム)
表.積和不動産借り上げ入居率・管理室数
表.積水ハウスの新商品投入状況(2015年度)
表.積水ハウスの資材調達状況
表.積水ハウス カスタマーズセンター(30センター)一覧
図.積水ハウスグループ
図.積水ハウス 組織図
【注目市場動向】
●ユニットハウス、プレハブ建築、システム建築の市場動向 (29~35ページ)
~労働力不足を背景に、本設需要も含め需要が拡大~
・規格建築としてのユニットハウス、プレハブ建築、システム建築
・システム建築の市場規模動向 およびプレーヤーの特徴
・ユニットハウス、プレハブ建築 市場の動向
図.システム建築の市場規模推移
表.システム建築メーカーの概要
図.ユニットハウスの市場規模推移
図.プレハブ建築の市場規模推移
表.プレハブ建築メーカー・ユニットハウスメーカーの概要
【注目企業分析】
分散型経営で安定と成長を両立する「ラ・アトレ」の経営戦略 (36~45ページ)
・16/12期売上高は54.5%増の71億円(見) V字回復を果たし、新規事業にも進出
・全国初の創エネマンション建築 再生マンションは高級グレードで差別化
・都内集中から地方都市に進出 少数精鋭による効率経営
表.ラ・アトレの業績推移
表.ラ・アトレの部門別売上高・販売戸数推移
図.ラ・アトレの事業系統図
表.ラ・アトレの沿革
図.ラ・アトレの組織概要
紙・パルプ、印刷、化学
【注目市場動向】
●新聞用紙生産は9年度連続の前年割れ、
再編を含めた抜本改革求められる新聞業界・新聞用紙の動向 (46~57ページ)
~③新聞社動向~
・日経を除く主要4紙は減収減益、朝日は誤報問題の影響が尾を引く
・読売新聞社、朝日新聞社、日本経済新聞社、
表.全国紙の朝刊発刊部数の月別推移(1~10月)
【特別連載】
●<注目カテゴリ別のデジタル印刷市場の分析②>
バリアブルDMの市場動向 (58~64ページ)
~近年停滞が続くも、DPS側からのアプローチに光明の兆し~
・バリアブル印刷の活用が期待されるDM Webメディアが優勢で近年は停滞が続く
・実績は徐々に増えるも単発で終了 費用対効果の明示が大きな壁に
・One to Oneマーケティングの機運高まる コミュニケーションデザインの要素不可欠
・バリアブルDM自体の価値向上目指すもコンテンツの少なさが課題
・ファーストアプローチとしての役割が適任 クロスメディア提案での実績作りをDPS側からのアプローチに光明
図表.DM広告費の推移
図.One to Oneマーケティングに必要な機能
図.販売促進領域における参入ポジション簡略図
図.ファーストアプローチとしてのバリアブルDMのフロー図
●バイオプラスチック市場の動向②
豊田通商 (65~70ページ)
~バイオMEGからの一貫生産体制構築、バイオPET飛躍に備える~
・【バイオPET市場の概要】世界市場は過去2年間成長鈍化、原油価格の急落で新規開拓にブレーキ
・本格普及には完全バイオPETが不可欠、バイオパラキシレンの研究開発が進む
・【豊田通商】「サントリー天然水」向けに安定需要、衣料分野の開拓に向け完全バイオ化目指す
図.バイオMEG 生産から販売までの流れ
表.バイオモノエチレングリコール(バイオMEG) 2015年生産量(推定)
図.豊田通商 バイオPET事業の概要
表.豊田通商 「GLOBIO BCB80」製品仕様