新しいビジネスアイデアの発想において、最大の難所が最初のアイデア発想です
このビジネスアイデアの発想のためには、まずビジネスアイデアの最もベーシックな骨組みとなる4つのアイデア構成要素を理解しておく必要があります。
要素① | 顧客、ユーザーなど、ビジネスの対象とするターゲットのことであり、メインターゲットなど、具体的にフォーカスされたターゲットである方が望ましいと言えます。 |
要素② | ターゲットにおける広義の課題ということであり、ターゲットの認知の有無に係らず、困っていることや不満なことのほか、こうであれば良い等の願望・希望も含みます 。 |
要素③ | 課題についての解決の方向性であり、解決の”方法/手段”とはしません(例;お金に困るという課題への解決の方向性は、”稼ぐ” or ”困らない状況になる”の2つです)。 |
要素④ | 解決内容を実現するための方法やリソースであり、これが直接的あるいは間接的にビジネスにおける商品やサービスのスタイルにつながっていきます。 |
新しいビジネスアイデアの発想を行う時に、前提となっている条件は千差万別です。
しかし、これら前提条件によって、適した発想方法や、使うべきツールなどが異なる可能性については、あまり話題になることがありません。
ここでは、多分に経験値的なところとなりますが、当社では以下の4つのケースに分けて、それぞれに適するアイデア発想方法をご紹介します。
4つの要素すべてが白紙、フリーハンドの状態であり、まずはイメージレベルからのスタートでも良いので、本格的な検討のきっかけ、足がかりとなるアイデアの種を出したいというケース。
完全に白紙、フリーハンドの場合と、何となくでもアイデアの種が存在する場合により、あるいは検討すべき内容によっても、その採用すべき発想法が異なります。
(検討結果によっては、下のケース2~3のプロセスへと移ります)
4つの要素のうち、”誰”というターゲットが確定している場合、これらを起点としてアイデアを検討していくプロセスとなります。
まずは要素②であるターゲットの抱える”課題”にフォーカスしたアイデアの発想がベターです。
(課題確定の後、必要に応じて以下のケース4のプロセスへと移ります)
4つの要素のうち、”方法論・リソース”、すなわちどんな経営資源(技術やノウハウ、スキルなど)や商品・サービスを使うのかということが確定している場合、これらを起点としてアイデアを検討していくプロセスとなります。
この場合もやはり、要素②のどんな”課題”についてアイデアを発想していくのがベターとなります。
ただし、その際には要素①の誰(ターゲット)について、暫定的にでもフォーカスしつつ検討していくことが重要です。
(同じく課題確定の後、必要に応じてケース4のプロセスへと移ります)
4つの要素のうち、”課題”が確定している場合、これらを起点としてアイデアを検討していくプロセスとなります。
この場合、、要素④の”方法・リソース”を踏まえつつ、要素③の”解決の方向性”について、アイデアを発想していきます。
(一般的に課題が確定している段階で、要素①の”誰”は概ね決定しています)
下の「アイデア発想・整理法一覧」をクリックして頂くと、発想法や整理法の一覧が提示されます。
(一覧ではケース1~4の適合度を提示しております)