ブレーンストーミングを書面で展開する発想法であり、これにより強制的に、参加者へ均等にアイデアを求めることが可能となります。
またブレーンストーミングと比較して、アイデア検討時間を多くとることが可能です。
(他人の意見を聞く時間を割愛できるため)
”6.3.5法”と称されることもあるように、”6人”で、”3アイデア”ずつ、”5分ごと”にアイデアを出すスタイル、方法が有名だが、必ずしもこの限りではありません。
基本的なルールはブレーンストーミングと同様に、①批判厳禁(他人の意見を批判・批評してはいけない)、②自由奔放(突拍子もない意見もあり)、③質より量(アイデア・意見の質・内容は一切不問)、④便乗歓迎(他人の意見・アイデアに乗っかったアイデア・意見を歓迎する)ということを周知徹底することにあります。
また、ブレインストーミングとは異なり、声の大きな参加者や参加者間において地位の高い人の意見が重視・尊重される傾向はやや緩和されます(誰が出したアイデアなのかわからなくさせるような工夫も有効)。
その反面、他人の口頭による発案、意見表明をうかがうことができないため、先のルールの④便乗歓迎においてやや弱い側面もあります。
このリスクをヘッジ、またはより効果を発揮させる方法論としてはブレーンライティングの後に、さらにブレーンストーミングを実行するなどの方法があります。
検討すべきテーマが適度にフォーカスされ、かつ参加者全員がきちんと同じレベルで共有しておかなければ、有効な検討には至らない(本来議論すべき方向性からの逸脱が頻発しやすくなる)ということはブレーンストーミング同様です。
注)主観的な整理であり、必ずしもこれが正しいというものではありません
活用フォーマット (サンプル) |
特になし (マス目の入った用紙を使うのが一般的) |
他の準備物 |
筆記用具 (ブレーンストーミング併用の場合はその準備も必要) |
注)一般的な手順を示したものであり、必ずしもこれに従う必要はありません