オズボーンのチェックリストをより覚えやすく、使いやすいよう7つの質問、問い掛け(チェックリスト)に集約・整理した発想法で、それぞれのチェックリストの頭文字からSCAMPERと呼ばれています。
発想法としてはオズボーンのチェックリストと全く同様であり、チェックリストの存在によってアイデア検討の視点、着眼点を恣意的に多角化・多様化できる効果が期待できます。
7つのチェックリストとは以下の通りです。
①Substitute ⁄ 代用 | 置き換えたらどうか?代用品はないか?等 |
②Combine ⁄ 結合 | 組合わせられないか?統合できないか?合体できないか?等 |
③Adapt ⁄ 応用 | 他・過去からアイデアを持ってこれないか?近似・類似のものはないか?等 |
④Modify ⁄ 変更 | 色、形、動作、匂い、意味、長さ、大きさ、等々の何か・どこかを変えるのはどうか?等 |
⑤Put other purposes ⁄ 他用途 | 他の使い道はないか?等 |
⑥Eliminate ⁄ 削減 | 余計なものを削れないか?何かを取り除けないか?等 |
⑦Reverse・Rearrange ⁄ 逆転・再編成 | 逆にできないか?入れ替えできないか?配置変更できないか?等 |
それぞれのチェックリストについて、さらに詳細なサブリストを設定しておくのも有効です
(例えば、上記のかっこの中にあるような設問/サブリストを準備しておくイメージ)。
やはり、具体的な”ある何か”に対して、検討視点・着眼点をズラしていく発想法であるため、基点となる”ある何か”が明確、具体的でなければ実行することが難しい発想法です。
このようなことから、比較的、商品・サービスの企画などに適する発想法と言え、ビジネスモデル全体を検討する発想法としてはやや難があります。
(ビジネスモデルのあるパートを対象に検討していくスタイルならば検討可能ですが、基本的にはお勧めしません)。
注)主観的な整理であり、必ずしもこれが正しいというものではありません
活用フォーマット (サンプル) |
ホワイトボード、紙いずれでも良いが、チェックリストが目に入るようなものを準備する (例えば以下サンプルのようなフォーム/枠組みを用意する) |
他の準備物 |
ホワイトボード、マーカー、筆記用具など (ブレーンストーミング併用の場合はその準備も必要) |
注)一般的な手順を示したものであり、必ずしもこれに従う必要はありません