【カモつぶ】本業での技術・ノウハウを他の領域に活かす


【衝突回避システム搭載の自転車が登場するカモ】先日話題になっていたアイテムに、安全性に配慮した自転車用ヘルメットがあります。
話題になった理由としては、ITを駆使した“スマート”ヘルメットであったこともさることながら、このアイテムを開発したのが自動車メーカーのボルボであったためです。

当然ながらボルボは世界的な自動車メーカーであるにも関わらず、なぜ自転車用ヘルメットなのか?
その解は、安全性、すなわち自動車と自転車の衝突等の事故を回避するという点に集約されるかと思います。

普通に考えると、自転車の安全性については自転車や自転車用ヘルメットを製造している会社が、自動車の安全性は自動車を製造している会社が、それぞれ検討することとなるでしょう。
そして、当然ボルボも自転車ほかとの衝突事故を回避するための様々な安全策を考え、工夫しています。

しかしながら衝突事故は相手があってこそのものなので、一歩踏み込んで、相手の領域についてできるだけ安全策を考えた結果が、このようなヘルメット製品だと思われます。

さらに、ここには自動車開発において培われたナビゲーションシステムにおける位置情報に関する技術が採用されており、これは自転車メーカーでは実現が難しい仕組みでしょう。
すなわち、自動車メーカーであるが故に実現できた自転車の安全システムアイテムと言えますね。

このように自らの得意領域をその周辺領域に広げるという視点は、新しいビジネスを考える1つの重要な視点となります。
自分たちにはあって、相手にはないもの・・・これをしっかり考えることは、ビジネスアイデアを考える基本中の基本です。

皆さんが本業で培ってきた技術、ノウハウにはどんなものがあり、そしてそれらを他のビジネス領域において活用できることはありませんか?
あるいは自動車メーカーの持つ技術やノウハウなどが活きる領域は他に何かあるでしょうか?

もしかしたら、次はブレーキアシスト、衝突回避システムを搭載した自転車を開発する自動車メーカーが現れる“カモ”知れませんね。

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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?

kamo4


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