【カモつぶ】ウイルス、菌、抗体をスマホで発見する時代がくる
【虫歯で苦しむことが無くなるカモ】病院に行かなければいけないのは分かっているのに、なかなか時間がとれなくて先延ばしにしている方は多いのではないでしょうか。
コロンビア大学のSamuel K. Sia准教授が率いる研究チームが、POCT(ポイントオブケアテスティング)を行えるスマートフォンアクセサリを開発しました。
POCTとは、病院で大規模に行われる検査とは対照的に、ベッドサイドや自宅など比較的患者の近くで行われる検査のこと。低コストで簡易な仕組みとして注目されているようです。
このチームが開発したスマートフォンアクセサリを使えば、指先からの採血により、HIV抗体などに対するELISA(抗体を使った免疫測定法)が15分で可能とのことです。
さて、このデバイスの特徴は、検査に必要な電力をスマートフォンから得られることです。
病院や電力エネルギーが常に身近にない場所であっても、スマートフォンとこのデバイスさえあればHIVをはじめとする感染症の検査・診断を迅速に行うことができます。
このように、スマートフォンを活用することで簡易に感染症が発見できるデバイスもあれば、治療までできてしまうデバイスも開発されつつあります。
昨年、Sunday in The New England Journal of Medicineにおいて、スマートフォンを活用した糖尿病治療用デバイスについての研究が発表されました。
これは、糖尿病治療の中でも持続皮下インスリン注入療法(CSII)を進化させようとするものです。
現在は注入するインスリン量を自らが意識的に計算・コントロールしなければならないですが、このデバイスではスマホ連動で各種ホルモンの必要な量とタイミングを管理することができるようです。
まだ開発中ですが、実現すれば患者さんの利便性が向上しますね。
ところで、歯科検診もついつい先延ばしにしてしまう検査の一つではないでしょうか。
急に身近な話題になってしまいましたが、定期的に歯科検診のあった学生時代に比べてめっきり検査の機会が減った今、手持ちのデバイスで簡易に歯科検診ができたらなあ、と思います。
最近ではガジェット系の卒業記念品が選ばれることも少なくないと聞きますが、近い将来、卒業記念品の候補の一つとして、スマホとつなげる虫歯チェッカーがラインナップされる“カモ”しれませんね。
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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?
出所:
1.Smartphone, Finger Prick, 15 Minutes, Diagnosis—Done!(Columbia University)
2.Bionic pancreas helps control diabetes, study says(USA TODAY)