【カモつぶ】自在に変形する液体金属が身近になる
【“T-1000”誕生の第1歩なのカモ】一般的に金属の融点は高温であり、日常生活において常温レベルで液化した金属を我々が目にするのは、温度計で使われる水銀くらいです。
しかしもし、常温程度で液化して自在に変形し、かつその変形を制御できる金属があるとすれば、その使い道、用途としてどのようなもの想定できるのでしょうか?
実際、このような液体金属(リキッドメタル)の制御については大学などで研究が進められており、ノースカロライナ州立大学(米国)では微弱な電圧によって変形、具体的には張力を制御する技術を発見したそうです。
また電気を使わず、化学反応などで自走する液体金属も開発された模様です。
何やら映画「ターミネーター2」に登場する殺人アンドロイド、“T-1000”をイメージさせますが、これらはいずれも融点の低いガリウムの合金(インジウム等含有)によるものです。
もし自在に変形可能な金属があれば、従来、形状別、サイズ別に必要とされる工具類(例えば、ドライバーやスパナなど)は、1本であらゆる形状、サイズにフィットする万能工具に置き換わりそうです。
あるいは、自動車のキズやヘコミも簡単に修理できるようになるでしょう。
さらには大型の工作機器など、様々なタイプを準備しなくても、工程ごとにパーツ等が変形することで、1台だけで製造可能な万能工作機器が誕生する可能性もありますね。
搬出入に多大なるコストや制約への注意が必要な大型の金属製の機械類は、製造してから搬出入するのではなく、現場に材料(リキッドメタル)を搬出入して製造するという時代になっていくのでしょう。
もしかしたら、建設現場において骨組みとなる鉄骨工事すら、コンクリート工事のように現場で型枠に流し込むような施工スタイルが一般的になる“カモ”知れませんね。
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