【カモつぶ】電気、燃料電池車の陰で進む空気圧縮車の開発


【気付けば圧縮空気が動力の自動車が主流になるカモ】次世代自動車として、電気自動車、燃料電池自動車の開発が世界中で進められており、気が付けば日産がリーフ、トヨタがMIRAIを発売するなど、既に次世代とは言えない様相となってきました。
世界の名だたる自動車メーカーは、こぞってこれら電気自動車、燃料電池自動車の実用化に関する開発を進めていますが、将来、駆動タイプの主流になるのは電気でしょうか?それとも燃料電池でしょうか?

・・・と思いきや、これらに代わる第3の次世代自動車が駆動タイプの主流になる可能性だってありそうです。
常に話題となる電気自動車、燃料電池自動車とは異なり、メジャーなメディアで取り上げられることが少ないのですが、世界を見渡すと圧縮空気を駆動とする自動車を開発しているメーカーもあります。

圧縮空気自動車メーカーとしては、一時期WEBメディアでは話題となった「AirPod」のMDI社(仏)と、その共同開発者であるインドのTATA MORTORSが有名です。
さらには大手自動車メーカーであるPeugeotでは圧縮空気式エンジン搭載のHybrid Air Carを開発中で、計画では2016年にも発売されるとのことです。
また、日系メーカーでもホンダがHONDA Airをコンセプトカーとして発表したことがあります。

そもそも空気圧で作動する原動機そのものは割と古くから利用されており、とりわけ火気厳禁の場所や、空気そのものが薄い場所などで利用されてきました。
ただ、圧縮空気を活用するが故の出力の限界や、その後の技術発展による電気駆動技術の発展により、近代はあまり使われることがなくなってきたようです。

しかし何と言ってもその魅力は、どこにでも存在する空気をシンプルに圧縮/膨張させるだけなので、例えば化石燃料のような生産、輸送労力、コストは不要、かつ燃焼によるCO2排出などもありません。また電気のように発電設備・装置なども必要ありません。

まだ耐久性や性能などにおいて広く実用に耐えられるところまでは来ていないようですが、時速80kmで、200kmを走行する程度のコンパクトカーは既に市場に登場しています。

2010年以降、日産のリーフの登場をきっかけとして急速にその実用化が現実感を帯びてきた電気自動車、燃料電池自動車ですが、もしかしたら2020年以降は、圧縮空気自動車が次世代自動車として台頭している“カモ”知れませんね。

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kamo4


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