【カモつぶ】デジタル化が進む時代だからこそ必要な視点
【アナログ対策コンサルサービスが流行るカモ】先般、日本年金機構の個人情報流出問題が話題となっていました。
GoogleでIoT向けOS開発が進むなど、情報ネットワーク化が進めば進むほど、このような個人情報等のセキュリティ対策が重要になってきますね。
日々、様々なセキュリティ対策ソフトなどが開発されていますが、結局のところ絶対に破れないセキュリティは存在せず、その実情は攻守のイタチごっこであると言われています。
そのような中、最も現実的なセキュリティ対策の1つとして、他人が予想し難いパスワードを使うことはもちろん、それをできるだけ短時間に変更していくというものがあります。
ただ、理屈はそうであっても、予想し難いパスワードとは、使う側にとっても覚え難いパスワードであり、結局は比較的記憶しやすいパスワードにするか、あるいは電子媒体上のどこかにパスワードを記録しておいたりすることも多いでしょう。
このような課題を、よくあるデジタル上の対策ではなく、アナログ的に対策を行うアイテムがKickStarterに登場しています。
手帳のようなEnigmazeは、ランダムにアルファベットや数字などが蜂の巣状に並んでおり、紫外線照射時にしか確認できないペンでこの蜂の巣を適当に結ぶことで一定のパスワードが完成します。
アナログ的ではありますが、結局のところこのような対策が最も実用的であるということなのでしょうか。
また真偽のほどは定かではありませんが、ある海外メーカーの生産現場での品質管理問題において、面白い逸話があります
800万ドルの投資を行い、コンサルティング会社へ相談、生産ライン上で不良品を発見するとアラートが鳴る装置を導入したのですが、いちいちアラート音を止めに行くのが面倒ということで、現場作業員がその装置を停止、勝手に20ドルの扇風機を購入して、その風で空箱である不良品がラインからとぶようにしたそうです。
従来、我々は日々進歩するITや機械化技術などへ、その都度投資を行うことで、より優れた環境や効率性を獲得しようとし、一定の成果をあげてきました。
ただ、ここにきてその技術が高度になりすぎ、素人にとってはオーバースペック気味になっており、ITなど機械を使うよりも、機械に使われているような状態になりつつあります。
このようなことを考えると、ますますデジタル化が進むこれからの時代こそ、アナログ的な対策が重要になる気がします。
これからはITコンサルならぬ、デジタル化の弊害をアナログ的な発想で正すコンサルティングサービスが流行るようになる“カモ”知れませんね。
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