【カモつぶ】孤独な高齢者と子供つなぐサービス
【子供の夏休みは家族行事より地域行事が主体になるカモ】2012年ごろ、欧米を中心にソーシャルダイニングという食事をテーマとする出会い、交流サービスが広がりを見せ、日本でもいくつかのサービスがローンチしました。
これらは主として飲食店からの広告フィーから成立するビジネスであり、当時はこれからのSNSサービスとして期待が大きいものでした。
しかしながら、通常のSNSサービスとの違いを今一つ見出すことができなかったためか、現在では多くのサービスが閉鎖されている模様です。
一方、昨今は同じく食事をテーマとするものの、出会いというよりも、地域社会の交流によって孤食問題を緩和しようというサービスが登場してきています。
1つには高齢者の孤食問題に対するサービスであり、過去の“カモつぶ”でも少しご紹介したように、独居高齢者と独り暮らしの学生を結び付けるサービスがルーマニアで登場しています。
(まだご覧になっていない方はコチラからどうぞ)
日本でも独居高齢者による孤食化は社会問題視されてはいますが、一部の地方自治体が対策に乗り出している程度で、未だ目立った対応サービスは登場していないようです。
また子供(小学生くらいの児童)についても夏休み時などの長期休暇時のお昼の孤食化が社会問題化してきています。
“共働き世帯”、“核家族化”、“一人っ子”、そして“貧困世帯”が増加したことによるものと言えるでしょう。
学童保育などで子供を預けることができる場合は良いのですが、そうでない場合、夏休みなどの平日の日中は自宅で1人となり、当然ながらお昼も独りで食することになります。
この問題を少しでも改善しようとしているのが地域のNPO法人であり、食材の寄付やボランティアなどを活用することで、地域の子供たちが好きな時に集まって低額で昼食を摂ることができる食堂(こども食堂など)を運営しています。
これらボランティアには地域の独居高齢者の方が参加している場合もあり、単なるボランティアというよりも、地域の子供たちと一緒に食事ができることがとても良い時間になっているようです。
高齢者もさることながら、未来の社会を担う子供たちの健全な育成、良質な情操教育という観点から考えると、このような孤食以外のサービスがあっても良い気がします。
例えば、海・プールへ行くことや、虫取りをすること、花火をすること、自由研究など、本来親子で行うようなことを、地域の元気な独居高齢者たちと子供たちで行うようになる“カモ”知れませんね。
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