【カモつぶ】既存ビジネスと衝突するシェアリングエコノミー
【曜日を選ばす、収集業者を選ぶことができるようになるカモ】ソーシャルネットワークの発達によって、欧米発の“シェアリングエコノミー”が広がりを見せています。
日本でも有名なところでは、宿泊の「Airbnb」や、タクシー配車の「Uber」などがありますね。
これらは既存ビジネスにテクノロジーでイノベーションをもたらす取組みですが、故に様々な法規制や既存業界との衝突がみられます。
例えばUber、米国では“違法サービス(白タク)”であるなどの大義名目で、タクシードライバーが労組を結成して共闘運動するほど社会的に大きな話題となっていますね。
さて、このようなシェアリングエコノミーにおいて、また1つ新しい動きが米国で注目されています。
ゴミ処理といえば、日本をはじめ大半の国では衛生管理の観点などから行政機関が管轄、そのゴミの収集については行政機関から委託を受けた業者が専ら行う事が一般的です。
日本では地方自治体ごとに地域の廃棄物処理業者が担っていますが、米国では大手2社がこれらゴミ収集の多くを担っている模様です。
確かに衛生管理上、ゴミ処理は行政機関が責任を持って管理処分すべきことかとは思いますが、ことゴミの収集運搬については危険物などを除いてその限りではありませんよね。
家庭用の一般廃棄物などは、当り前のように定められた日(曜日)に、定められた場所へ各家庭がゴミ出しを行っていますが、果たして本当にこれが最適なゴミ収集の在り方なのでしょうか?
これらに一石を投じようとしているのが米国のベンチャー企業Rubicon Globalであり、産業廃棄物領域において、廃棄したい法人と、廃棄物を3R(リサイクル、リユース、リデュース)したい業者、そしてそれらを運搬したいローカルな運送業者をつなぐプラットフォームを開発、運営しています。
3R推進や運送業者間の競争により運送料金が下がり、ゴミ処理の量も減少できるようになるとのことです。
また同社では、同様のサービスを家庭ゴミの領域へと広げようとしています。
一般廃棄物領域であるが故に行政機関との衝突なども起こりやすくなりそうですが、人々が出したい時に、収集業者を選んでゴミ収集を依頼できるようになる可能性が出てきます。
日本では、ごみ処理を管轄する地方行政ごとに地域の業者がこれら運送を担っているとは言え、やはり曜日を選び、収集業者は選ぶことができません。
もしかしたら、将来のゴミ捨ては、曜日を選ばす、収集業者を選ぶことができるようになっている“カモ”知れませんね。
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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?