【カモつぶ】自動運転の普及がもたらす変化


【運転免許不要の代わりに緊急対応講習が必要になるカモ】今年、大手自動車メーカーのクライスラー社が行ったセキュリティ実験の結果が世界的に話題となりました。
実験の結果、ハッカーが遠隔操作で自動車をコントロールできるというもので、結局のところ大きなリコール対応を迫られることになったようです。

現在の自動車もかなりの領域でITが活用されていますが、実現が視野に入ってきた自動運転技術が当たり前のことになると、このようなハッキングリスクは現在の比ではないかと思います。

自動運転技術と言えばタクシー領域での先行が注目され、タクシーと言えば近年世界的に注目されるUberがすぐに思い浮かびます。
そしてUber社でも自動運転技術の開発に関連してこのようなハッキング問題には力を入れているようであり、冒頭のクライスラー社のハッキングテストを行った技術者を引き抜いたと、つい先日もニュースになっていました。

さて、自動運転技術がタクシーはもちろん、一般的にも普及した世界はどのようなものになるでしょうか。
おそらく運転を人が行う必要がなくなるため、自動車事故のリスクが大幅に低下、いずれ現在のような運転免許が必要なくなる可能性があります。

反面、先のようなハッキングリスクが大幅に高まり、これら対策が重要になるでしょう。
これはもちろん自動車や自動車の運転を制御するサプライヤー側において最重要な対策課題となりますが、自動車に乗車する一般の人にとっても対策が求められるのではないでしょうか。

もしハッキング、もしくは他の理由により自動車の運転が制御できない事態が生じた場合を考えてみます。
例えば、自動運転から手動運転に切り替えることを対策の前提とするならば、現在と同様の運転免許が自動運転車への乗車でも義務付けられるでしょう。
あるいは運転そのものを物理的に遮断するような仕組みを前提とする場合、その遮断方法の適切な方法などの講習が義務付けられることになるのではないでしょうか。

もしかしたら未来の自動車への乗車には、運転免許の代わりに緊急時対応講習が必要になっている“カモ”知れませんね。

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kamo4


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