サービス化する製造業の実態調査 ~機器・装置メーカーにおけるビジネスモデルの変革~
企画趣旨
近年、製造業においてビジネスモデルの変革が起きている。従来の機器販売モデルから、サポートや維持・管理なども含めたサービス提供モデル(サブスクリプションモデル)へのシフトが始まっている。この背景には、IoT/M2Mやクラウド、センサーシステム、無線通信技術などの普及・浸透があり、いわゆる「デジタル工場化/つながる工場化」の進展が、背景にある。
サービス提供モデルの代表例としては、MFP(複合複写機)によるカウンターチャージモデルがあったが、今後は生産設備・機器、建機・重機、ユティリティ設備・機器、エンジン、タービン、産業用ロボットなどへの適用拡大が見込まれる。しかし一方で、実際にどの設備・機器でサービス提供モデルのポテンシャルが大きいかはわからない。さらには、サービス提供モデルのポテンシャルがどの程度あるかも定かではない。
本調査企画では、サービス化する製造業の事業実態と将来展望を行うにあたり、産業機器メーカーとITベンダーでの取り組み、さらにはユーザ調査(意識調査)を併用することで、そのニーズを構造的に把握することを目指すものである。尚、調査目的を要約すると以下の4点がポイントになる。
◇サービス提供モデルの実態・事例(具体的な製品、サービスモデルなど)
◇機器メーカー・装置メーカー・ITベンダーにおける取り組み
◇ユーザ(製造業・工場)におけるサービス提供モデルに対する評価
◇今後のサービス提供モデルのポテンシャル評価と市場規模予測
調査対象
・機器・装置メーカー:製造機器・装置、ユティリティ機器・装置、重機・建機、エンジン、タービン、FA機器・産業用ロボットなど5社(直接面接調査)
・ITベンダーなど:ITベンダー、SIer、通信/ネットワークベンダーなど5社(直接面接調査)
・ユーザ事業者(製造業・工場):繊維、アパレル、紙パルプ、化学、石油化学、鉄鋼、非鉄金属、金属加工、輸送機器、電子部品・デバイス、電気機械・器具、精密機器・光学機器、一般機械・器具など120社(電話調査)/5社(直接面接調査)
※本調査企画では、IoTやクラウドを活用した仕組みを調査対象とする。
調査方法
1.機器・装置メーカー調査:弊社専門研究員による直接面接取材を行う
2.ITベンダー調査:弊社専門研究員による直接面接取材を行う
3.ユーザ調査(製造業・工場):電話調査を主体に、一部ユーザでは直接面接調査を行う
調査期間
2020年11月~2021年2月
報告書内容予定
1.機器・装置メーカー調査
・機器・装置メーカーにおけるサービス提供モデルへの取り組み
・具体的なサービス事例/ビジネスモデル/外部連携の状況
・メーカー機能変化への評価/今後の取り組み
2.ITベンダー調査
・ITベンダーにおけるサービス提供モデルへの取り組み
・具体的なサービス事例/ビジネスモデル
・機器・装置メーカーとの連携状況
・製造分野におけるビジネスモデル変化への対応/今後の取り組み
3.ユーザ調査(製造業・工場)
・ユーザ企業におけるサービス提供モデルの導入状況/評価
・導入している場合の具体事例/導入していない場合の導入意向の有無
・メーカー機能変化への対応/導入したい機器・装置
募集要項概要
参加募集期限:2020/12/29
調査報告書納品予定:2021年3月下旬
参加費用:800,000円(税別)
詳細・お申込みはホームページよりお問い合わせください。
注1)調査企画名、参加募集期限は変更する場合がございます。
注2)調査報告書納品予定は募集状況、調査状況その他により遅れる場合がございます。