「車載用リチウムイオン電池世界市場に関する調査を実施(2023年)」に関する矢野経済研究所のマーケットデータをご紹介します。

マーケットレポート
2023年版 車載用リチウムイオン電池市場の現状と将来展望

価格(税込):198,000円(本体価格 180,000円)
「2023年版 車載用リチウムイオン電池市場の現状と将来展望」に関するマーケットデータを詳細にまとめた資料です。
市場動向、企業動向など、詳細なデータ・解説など、事業戦略の強力な武器となる情報が満載の書籍です。

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調査結果のポイント

第1章 車載用リチウムイオン電池市場の展望

「PHEV見直し」の向きから見える、EVの政策依存性
大衆車ゾーンEV化実現への壁
求められるは「フレキシビリティ」、「調整力」

第2章 xEV市場の現状と将来展望

1. 地域別xEV関連政策動向(規制/優遇政策動向)
    (表)主要各国の乗用車燃費規制
    (表)主要国における排ガス規制の導入状況(乗用車)
    (表)各国のICE販売禁止の発表・宣言状況
  1-1.欧州
    ①環境政策/環境規制動向
    (表)欧州グリーンディール(European Green Deal)における政策分野
    ②燃費規制/排ガス規制動向
    (表)欧州の燃費規制の概要
    (表)欧州の排出ガス規制
    (表)欧州の排出ガス規制(小型商用車:GVW1.7~3.5t)
    (表)次世代排ガス規制「EURO7」の提案値
    (図)EURO7によるコスト増に対する
    欧州自動車工業会(ACEA)と欧州委員会(EC)の展望
    ③次世代車に対する優遇政策
    (表)ドイツの補助金縮小推移
    (表)フランスのEV補助金制度改正案におけるCO2排出係数
    (表)EUにおける電動乗用車の優遇政策まとめ(2023年時点)
  1-2.中国
    ①燃費規制・NEV規制動向/排ガス規制
    (表)中国の自動車技術発展目標(主に燃費等の部分について)
    (表)第1~第5段階の燃費目標値及び規制値の国家標準
    (表)中国の乗用車に対する燃費規制と目標値(第4 段階及び第5段階)
    (表)評価方法の調整
    (表)企業平均燃費年度要求
    (表)スーパークレジット
    (表)中国のNEV制度の概要
    (表)ガソリン/ディーゼル車における中国の排出ガス規制の概要
    ②次世代車に対する優遇政策
    (表)乗用車の純電動航続距離に対する中国・中央政府の補助金支給額(1台当たり)
  1-3. 日本
    ①燃費規制/排ガス規制動向
    (表)日本の燃費規制の概要
    (表)燃費改善技術及び燃費改善率(乗用車&小型商用車)
    (表)日本の排出ガス規制値
    (表)排出ガス規制に基づく車種・運行規制
    ②次世代車に対する優遇政策
    (表)2020~2030年の乗用車車種別普及目標(政府目標)
    (表)日本の電動車導入補助について
  1-4. 米国
    ①燃費規制・ZEV規制/排ガス規制動向
    (表)米国のCO2排出基準(gCO2/km)
    (表)米国の燃費基準(km/L)
    (表)2027MY以降の企業平均燃費(CAFE)規制案
    (表)燃費規制未達のペナルティ/低CO2排出車に対する優遇措置
    (表)2018年改定のZEV定義と規制対象の自動車メーカー一覧
    (表)LVMおよびIVMに要求されるZEVクレジット
    (表)ZEV規制で義務付けられる販売台数におけるZEVの割合
    (表)ZEV販売100%に賛同する主な州のGHG削減目標
    (表)ガソリン・ディーゼル車における排出ガス規制の概要
    ②次世代車に対する優遇政策
    (表)米国におけるxEV優遇政策
    (表)IRAのクリーン車税額控除の概要
    (表)2025年目標達成に向けた具体的処置
  1-5. その他地域(インド、ASEAN、ブラジル、ロシア、アフリカ諸国)
    【インド】
    (表)インドの環境規制の概要
    (表)BS6以降の排ガス規制案
    (表)FAME-Indiaの概要
    (表)インド FAMEⅡ BEV購入に関する補助金
    (表)インド 州ごとのBEV補助金制度
    (表)インド 充電ステーションに関する資本補助金
    【ASEAN】
    (表)ASEAN諸国の環境規制の状況とxEV普及施策
    (表)販売台数上位国の規制動向
  1-6. 各国の充電インフラ動向
    (表)EV充電器の定義
    (図・表)2022年充電インフラ国別シェア(上)と5地域の整備状況比較(下)
  1-7. 充電規格動向
    (図・表)エリア別公共充電インフラの比較
    (図)NASC充電回路の概要
    (図)世界のCHAdeMO設置状況
2. 地域別xEV関連LiB研究・開発、政策動向
  2-1. 欧州
    バッテリーを戦略的物資と位置付けての取り組みを推進
    (図)Battery2030+の全体的なアプローチテーマ
    欧州電池規則が施行へ、電池ライフサイクル全体を対象化
    (表)EU電池規則による回収対象材料別再生目標
    (表)欧州電池規則案におけるリサイクル材関連の要求項目
  2-2. 中国
    「新エネルギー車産業発展計画」と「省エネ・NEV技術ロードマップ2.0」で
    2035年に向けた方向性を提示
    (表)重点分野技術ロードマップ 動力電池
    (表)省エネ・NEV技術ロードマップ2.0における乗用車普及目標
    川上と川下の業界不均衡是正に向けた通達を公表
    (表)リチウムイオン電池業界規範条件(一部抜粋)
  2-3. 日本
    「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」プロジェクトを実施
    (図)NEDO自動車用二次電池ロードマップ
    (表)プロジェクト 社会実装の想定スケジュール
    (表)NEDO及びJSTの蓄電池関連事業
  2-4. 米国
    LiBリサイクルの確立を中長期目標に設定
    高性能でありながらも低コストを実現するベクトルを目指す研究開発テーマが多数
    (表)2023年の先進研究プロジェクト局‐エネルギー(ARPA-E)プロジェクト一覧
  2-5. カーボンニュートラルとLCA
    (表)世界のネットゼロ達成に向けた2050年までのロードマップ
    (図)国境炭素調整
    主要各国で再生可能エネルギーの導入拡大の向き
    (表)主要国の再生可能エネルギーへの目標
    (表)気候保護プログラム2030(KSP)の数値目標
    (表)エネルギー多年度計画(PPE)
    LCAと電動車の関係性と課題
    (図)CO2排出基準の対象範囲
    (図)地域の電力における再エネ率(2030年見込み)
    (表)カーボンニュートラル政策と予算の財源
3. 世界xEV市場動向
  3-1. 世界自動車市場動向
    世界自動車生産台数は引き続き回復基調も、ピーク水準到達は2025年以降
    母数引下げでPHEV、EV比率は2022年に10%超え
    (表)地域別自動車生産台数推移
    (ICE車含む全体 CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)世界自動車生産台数(ICE車含む)対 xEV生産台数
    (Aggressive:政策ベース予測、Conservative:市場ベース予測)
    構成比推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
  3-2. 世界xEV市場を取り巻く環境
    EU2035年目標はe-fuelを含む形で着地
    イギリスはICE新車販売禁止時期を2035年に後ろ倒し
    (表)世界各国の電動車普及計画・目標(2025年、2030年、2035年以降)
    電動化戦略の加速感に変化の兆し、今後、ゴールポスト調整の可能性
    (表)主要自動車メーカーの電動化計画、2022年時の電動車販売状況
  3-3. 世界xEV市場動向
    (表)xEV市場規模の算出条件
    (表)乗用EVの搭載電池容量区分(電池パック基準)
    2022年~2023年にかけ、xEV市場の成長率は鈍化傾向
    xEV市場 Consevative:市場ベース予測:欧州、米国、共に高い政策依存度
    (表)Conservative(市場ベース)予測 :
    世界xEVタイプ別生産台数推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Conservative(市場ベース)予測: 
    地域別xEV生産台数推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)Conservative 市場ベース予測:
    欧州地域におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (図)Conservative 市場ベース予測:
    北米におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (図)Conservative:市場ベース予測:
    日本におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (図)Conservative 市場ベース予測:
    中国におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (表)Conservative(市場ベース)予測 :
    欧州地域におけるxEVタイプ別生産台数推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Conservative(市場ベース)予測 :
    北米におけるxEVタイプ別生産台数推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Conservative(市場ベース)予測 :
    日本におけるxEVタイプ別生産台数推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Conservative(市場ベース)予測 :
    中国におけるxEVタイプ別生産台数推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    xEV市場 Aggressive(政策ベース)予測:2030年5,000万台規模、
    2035年7,000万台規模を予測
    (表)Aggressive(政策ベース)予測 : 世界xEVタイプ別生産台数推移
    (CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Aggressive(政策ベース)予測: 地域別xEV生産台数推移
    (CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)Aggressive 政策ベース予測:
    欧州地域におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (図)Aggressive 政策ベース予測:北米におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (図)Aggressive 政策ベース予測:日本におけるxEVタイプ別生産台数予測(CY2030)
    (図)Aggressive 政策ベース予測:中国におけるxEVタイプ別生産台数予測
    (表)Aggressive(政策ベース)予測 : 欧州地域におけるxEVタイプ別生産台数推移
    (CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Aggressive(政策ベース)予測 : 北米におけるxEVタイプ別生産台数推移
    (CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Aggressive(政策ベース)予測 : 日本におけるxEVタイプ別生産台数推移
    (CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (表)Aggressive(政策ベース)予測 : 中国におけるxEVタイプ別生産台数推移
    (CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)

第3章 車載用リチウムイオン電池市場の現状と将来展望

1. 世界車載用電池市場動向
  1-1. 車載用電池(LiB、Ni-MH)市場動向
    (図・表)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
    (Conservative:市場予測 容量ベース:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移 構成比
    (市場予測 容量ベース:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
    (Conservative:市場予測 金額ベース:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移 構成比
    (市場予測 金額ベース:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
  1-2. xEVタイプ別車載用LiB市場動向
    2022年、車載用LiB市場は前年比168%で推移、2023年は120%台推移の見込み
    車載用LiB市場 Consevative(市場ベース)予測:2025年1TWh前後が視野圏内に
    (図・表)Conservative(市場べース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    (容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)Conservative(市場べース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    構成比(容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)Conservative(市場べース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    (金額:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)Conservative(市場べース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    構成比(金額:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    車載用LiB市場 Aggressive(政策ベース予測):2035年で3TWhを予測
    (図・表)Aggressive(政策ベース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    (容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    構成比(容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)Aggressive(政策ベース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    (金額:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:xEVタイプ別世界車載用LiB市場規模推移
    構成比(金額:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
  1-3. 地域別車載用電池(LiB・Ni-MH)市場動向(欧・米・日・中、その他)
    車載用電池 Consevative(市場ベース)予測:米国では補助政策が追い風もコスト実態に課題
    (図)Conservative(市場べース)予測:車載用電池(LiB・Ni-MH)市場の地域別構成比
    (CY2025、CY2030)
    (図)Conservative(市場べース)予測:
    欧州地域におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Conservative(市場べース)予測:
    北米におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Conservative(市場べース)予測:
    日本におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Conservative(市場べース)予測:
    中国におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Conservative(市場べース)予測:
    その他地域におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (表)Conservative(市場べース)予測:地域別xEVタイプ別車載用電池
    (LiB・Ni-MH)の市場規模推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    車載用電池 Aggressive(政策ベース)予測:2030年、
    中国に次いで北米が2割以上まで拡大
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:
    車載用電池(LiB・Ni-MH)市場の地域別構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:
    欧州地域におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:
    北米におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:
    日本におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:
    中国におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (図)Aggressive(政策ベース)予測:
    その他地域におけるxEVタイプ別車載用電池の市場構成比(CY2025、CY2030)
    (表)Aggressive(政策ベース)予測:地域別xEVタイプ別車載用電池
    (LiB・Ni-MH)の市場規模推移(CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
  1-4. 電池形状別車載用LiB市場動向
    円筒形はTeslaに加え、BMWが新たに採用の方針
    角形、ラミネート形はLiBメーカーと自動車OEMとの合弁で生産拡大の向き
    (表)主要自動車メーカー別リチウムイオン電池調達状況(電池形状別)
    (図・表)Conservative(市場べース)予測:世界車載用LiB形状別(円筒形・角形・
    ラミネート形)市場規模推移(容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    構成比(容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)Conservative(市場べース)予測:世界載用LiB形状別市場規模推移
    (円筒形、容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    構成比(円筒形、容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)Conservative(市場べース)予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    (角形、容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    構成比(角形、容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図・表)Conservative(市場べース)予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    (ラミネート形、容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
    (図)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移 構成比
    (ラミネート形、容量:CY2018~CY2025、CY2030、CY2035)
  1-5. 世界車載用LiB市場メーカーシェア動向
    BYDがシェア2位へ上昇見込み
    Top1、2は中国LiBメーカーに
    (表)世界車載用LiB市場メーカーシェア推移(CY2020~CY2023見込)
    (図)世界車載用LiB市場メーカーシェア(CY2023見込)
2. サプライチェーン動向
  自動車OEMによるLiBの合弁設立・内製化の取り組みが北米を中心に活発化
  一方で、計画見直しや撤回の動きも
    (表)自動車メーカーのxEVタイプ別リチウムイオン電池調達状況
    (表)自動車メーカーのリチウムイオン電池調達状況(2023年11月時点)
  資源サプライチェーン強化要因に政策対応が追加
    (表)主要電池メーカー・自動車メーカーの原材料に関する取り組み状況
  2023年ではLiBメーカー上位3社合計で年間1TWh超えの能力に
  欧州地場の新規LiBメーカーに苦戦の様相
  北米は韓国LiBメーカー中心の自動車OEM合弁体制構築へ
    (表)中国におけるLiBメーカーの生産拠点・生産能力推移
    (CY2020~CY2023計画)
    (表)北米におけるLiBメーカーの生産拠点・生産能力推移
    (CY2020~CY2023計画)
    (表)韓国におけるLiBメーカーの生産拠点・生産能力推移
    (CY2020~CY2023計画)
    (表)日本におけるLiBメーカーの生産拠点・生産能力推移
    (CY2020~CY2023計画)
    (表)欧州におけるLiBメーカーの生産拠点・生産能力推移
    (CY2020~CY2023計画)
3. 電池部材動向
  正極材:LFP、LFMPは日韓勢も開発を推進
  一方、地政学リスクを踏まえた鉄系以外の最適正極開発も継続
    (表)主要LiBメーカー LiBセルタイプ、正極材・負極材 採用・開発動向
  負極材:サプライチェーン課題を抱える黒鉛系負極
  電解液・電解質:LiPF6は中国で再び下落トレンドへ、新たに北米で生産開始の動きも
  セパレーター:欧米エリアでの動きも徐々に活発化
4. LiBリユース・リサイクル動向
  リユース:中国にて拡大基調も、資源相場異存の側面有り
    (図)リチウムイオン電池 リユース市場規模(2023年見込)
  リサイクル:工程内スクラップ、R&D使用品がリサイクル源
  中国ではブラックマス専業の動きも
    (図)リチウムイオン電池 リサイクル市場規模(2023年見込)

第4章 主要自動車メーカーの動向と戦略

トヨタ自動車株式会社
  全方位・マルチパスウェイ戦略、電動化も従来スタンスを堅持
  1.xEV事業動向
  (表)トヨタ自動車 主要xEVラインナップ
  HEV含む電動車比率は約3割まで上昇
  (表)トヨタ自動車 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年見込)
  2026年、EV150万台販売を目指す
  (表)トヨタ自動車 電動化戦略のアップデート状況(2015~2023年)
  Prius、Lexusに続くPHEVモデル、拡充傾向
  EVモデルはbZシリーズ、Lexus RZにランドクルーザーを追加
  高級車、大型車から小型までの選択肢を準備
  FCVでは中国乗用車メーカーにシステムを初供給
  中国では2024年に「bZ」シリーズ2車種を新たに発売予定
  欧州、東南アジアでのxEV生産を推進、米国は2025年予定
  インド、ブラジルではフレックス燃料HEV展開を準備
  2.車載用電池採用動向
  PEVE、PPESにTBMNCが加わり、LiB生産体制を強化
  外部調達先には北米向けでLGESを追加
  (表)トヨタ自動車 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)トヨタ自動車 車載用LiB 合弁・出資提携先
  バイポーラ型をNiMHからLiBにまで拡大
  全固体電池では耐久性課題克服に向けた技術を開発
  (表)トヨタ自動車 次世代バッテリー 3グレード
  リユース課題には劣化状態を問わず、異種電池混在でも運用可能なシステムを開発
 
Volkswagen AG
  突き進む電動化の取り組みに、内部・外部環境で変化の兆し
  1.xEV事業動向
  2023年上期の中国市場苦戦を受け、全体販売台数は見通しを引下げ
  (表)2023年上期の中国市場苦戦を受け、全体販売台数は見通しを引下げ
  (表)VWグループ 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年見込)
  新CEOによる「10ポイントプラン」にてSSP PFの計画変更を発表
  (表)Volkswagenグループ 電動化関連の主な発表内容(2016年~2022年)
  (表)Volkswagenグループ 電動車専用プラットフォーム
  IDシリーズのコンパクトEVコンセプト「ID.2 all」を発表
  (表)Volkswagenブランドにおける 電動車販売目標/製品ラインナップ・今後の計画
  (表)Audi、Porscheブランドにおける 電動車販売目標/製品ラインナップ・今後の計画
  (表)Skoda、SEATブランドにおける 電動車販売目標/製品ラインナップ・今後の計画
  注目される合成燃料(e-fuel)の今後の位置付け
  IRA法を踏まえ、米国2カ所目となるEV生産拠点新設を発表
  2025年までに世界4万5,000カ所の急速充電ポイントの設置を目指す
  2.車載用電池採用動向
  PowerCoの欧米3拠点は2025年以降、稼働開始を予定
  (表)VWグループ 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)VWグループ 車載用LiB出資先、内製拠点
  (表)VWグループによる電池システム・パッケージング生産拠点
  バッテリーコスト低減に向け、ドライコーティング技術開発を推進
  資源確保の取り組みは中欧から米・インドネシアへ拡大
 
現代自動車グループ(Hyundai Motor Group)
  全方位で電動化パートナーシップを強化
  生産効率化によるコスト削減も推進
  1.xEV事業動向
  2030年、グループで364万台のEV販売を目指す
  (表)現代自動車グループのxEVラインナップ
  (表)現代自動車グループ 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  中長期戦略「HUNDAI MOTOR WAY」を新たに発表
  (表)現代自動車のEV専用第2世代プラットフォームの概要
  主力のSUVを中心にHEV、PHEVを追加
  次世代ハイブリッド駆動システムを開発
  水素事業のすそ野を広げるための取り組みを世界各国で推進
  HTWO燃料電池システムを販売開始
  中国で苦戦する一方、中東や東南アジアへ事業展開を加速化
  米ジョージア州でのHMGMA設立計画は1年前倒しに
  2.車載用電池採用動向
  Kiaの韓国発売EVでCATL製LFPセルを採用
  2026年からはSDIからの調達開始も予定
  (表)現代自動車グループ 車載用LiBの主な外部調達先
  米国でLGES、SK onと合弁でセル生産拠点を設立
  (表)現代自動車グループ 車載用LiB 合併・出資提携先
 
General Motors Company
  2035年目標に向け、バッテリー周りの取り組みを広範囲に推進
  1.xEV事業動向
  2023年上期は前年同期比プラス推移、EVは中国Wulingに減速感
  2025年にEV事業黒字化を目指す
  (表)GMグループのxEV主要ラインナップ
  (表)GMグループ 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  2025年に北米EV生産能力100万台、世界では200万台を計画
  不調続く中国SAIC-GMは電動化での挽回を推進
  今後は欧州・日韓等でもEVを展開
  独自展開の「Ultium Charges」に加え、Tesla充電設備への対応を発表
  2.車載用電池採用動向
  北米で2024年に計135GWh/年体制を構築予定
  2026年には165GWh/年体制まで拡大の可能性
  (表)GMグループ 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)GM 車載用LiB 合弁・出資提携先
  原材料資源からLiB部材まで、サプライ確保を広範囲に推進
 
日産自動車株式会社
  EV、e-POWER共に、領域の拡大を推進
  1.xEV事業動向
  2030年度に向け、EVラインナップを更に強化の方針
  (表)日産自動車のxEVラインナップ
  (表)日産自動車 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  軽EV「SAKURA」の生産は計画2割増
  「e-POWER」専用エンジンを新開発、今後は北米での発売も予定
  中国市場向けにPHEVを投入、米国では既存拠点をEV用に改修
  2.車載用電池採用動向
  VEJを新たに連結子会社化
  中国ではe-POWERモデル向けにSunwadaから調達
  (表)日産自動車 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)日産自動車 車載用LiB 合弁・出資提携先
 
Renault Group
  今後のxEV事業に向け、最良体制の構築を推進
  1.xEV事業動向
  ロシア事業撤退で販売台数減も、製品構成の最適化で1台あたりの売上は増加
  EVではDacia Spring、Meganeが好調、HEV販売も増加
  (表)Renaultグループ xEVラインナップ
  (表)Renaultグループ 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  営業利益増に向け、今後は「5つの重点領域」に注力
  EV領域では新会社Ampereを設立
  (表)Renaultグループ 5つの重点領域
  (表)Renault・日産・三菱アライアンス体制における連携強化戦略(2020年、2022年発表)
  Renaultでは2030年に欧州乗用車販売の100%EV化を
  Daciaでは2035年での100%EV化を目指す
  仏3工場の統合で「Renault ElectriCity」を設立
  2025年までにEV生産体制40万台規模、2031年に向け100万台体制を目指す
  独自技術E-TECHハイブリッド搭載車を拡充
  HEV、PHEV用PTを手掛けるHorse社には中国Geelyが出資
  中国合弁先にてDacia、Mobilize向けEVを生産
  「Mobilize」ではライドへリング市場向け等の複数サービス事業を展開
  2.車載用電池採用動向
  AESCとの提携、Verkorへの出資で仏でのLiB内製を推進
  (表)Renaultグループ 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)Renaultグループ 車載用LiB 合弁・出資提携先
  「Re-FACTORY」ではドイツ新興企業との提携でリユースLiB製品の生産を開始
 
三菱自動車工業株式会社
  自社の強みを踏まえ、エリア毎の最適戦略を推進
  1.xEV事業動向
  PHEV販売が拡大傾向、EVは特定ターゲットに注力
  東南アジア向け含むHEV強化も新たに推進
  (表)三菱自動車のxEVラインナップ
  (表)三菱自動車 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  電動車の東南アジア生産を徐々に拡大予定
  中国生産は撤退へ
  2.車載用電池採用動向
  リユースLiB事業化に向けた新たな実証も開始
  (表)三菱自動車 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)三菱自動車 車載用LiB 合弁・出資提携先
 
Stellantis (PSA/FCA)
  エリアに応じた電動化戦略・バッテリーサプライ構築を推進
  1.xEV事業動向
  2023年上期、販売台数は好調に推移
  (表)Stellantis 主要xEVラインナップ
  (表)Stellantis 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  Jeep PHEVが好調な北米市場にはRam EVを24年投入予定
  (表)Stellantis 主要ブランドにおけるEVブランドへの移行時期
  C/Dセグメント対象のEV専用プラットフォーム「STLA Medium」を発表
  (表)Stellantisの次期プラットフォーム別主要BEV投入計画
  2014年以降の既存製品を対象とする合成燃料(e-fuel)適用テスト着手を発表
  販売不振続く中国・広汽FCA、
  北米は2030年に向けEVラインナップ拡充を推進
  2.車載用電池採用動向
  欧州は地場企業、北米は韓国LiBメーカーをパートナーに
  バッテリー内製化を推進
  (表)Stellantis 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)Stellantis 車載用LiB 合弁・出資提携先
  LFPセルの採用も検討
  原材料調達はLiに加え、Ni、Mnも対象に提携拡大を推進
  (表)Stellantisのバッテリー戦略概要
  次世代電池では全固体電池に続き、リチウム硫黄電池ベンチャーへの出資を発表
 
本田技研工業株式会社
  2040年に掲げる「脱ICE」に向け、多面的な電動化アプローチを継続
  1.xEV事業動向
  世界販売台数はマイナス推移続く、一方、HEV含むxEV販売台数は成長継続
  (表)本田技研工業のxEVラインナップ
  (表)本田技研工業 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  EV事業(四輪以外含む)の営業利益率目標値を2031年3月期に5%以上で設定
  (表)本田技研工業 販売エリア別のEV・FCV目標比率
  「e:HEV」専用エンジンを新規開発
  日本では2024年以降、軽商用EVを始めとする小型EV車種を展開予定
  中国:EVブランドe:Nシリーズのラインナップを拡充
  LiB調達体制の効率化、CATLとの連携強化を推進
  北米:2024年はGMプラネットフォーム、2026年以降は自社プラネットフォームで展開
  2027年以降の量販価格帯EVに関してはGMとの共同開発を中止
  欧州:e:Nシリーズの欧州モデルが登場
  タイ、インドでの今後のEV展開を見据えた動きも
  2.車載用電池採用動向
  新たな合弁設立を含め、エリア毎にLiB調達体制の最適化を推進
  (表)本田技研工業 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)本田技研工業 車載用LiB 合弁・出資提携先
 
Ford Motor Company
  北米を中心に電動化体制の整備を推進
  1.xEV事業動向
  2023年上期は販売台数プラス推移も、EV事業は通年で赤字幅拡大の見通し
  (表)FordのxEVラインナップ
  (表)Ford 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  (表)Fordの組織改編:6ビジネスユニット
  EV販売を牽引する「Mustang Mach-E」、「F-150」の値下げを実施
  VW「MEBプラットフォーム」採用車両を生産予定の欧州では
  拠点再編、人員整理を発表
  カナダの既存工場を改修、2025年よりEV生産を開始予定
  独自整備の充電インフラに加え、2024年からのTesla充電設備への対応を発表
  2.車載用電池採用動向
  2025年以降、北米バッテリー拠点が稼働開始予定
  LGESとのタッグ、単独出資工場は見直し
  (表)Ford 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)Ford 車載用LiB 合弁・出資提携先
  リチウム関連の提携を急ピッチで推進
 
BMW AG
  手堅い電動化戦略を2025年以降の第2ステップへ向け引き続き推進
  1.xEV事業動向
  ICE車販売を維持しつつ、電動化50%は目標の2030年より前倒し達成の勢い
  (表)BMWグループのxEVラインナップ
  (表)BMWグループ 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  今後、米国、メキシコでのEV生産を計画
  2.車載用電池採用動向
  既存2社に加え、今後、3社が新たにサプライチェーン入り予定
  (表)BMWグループ 車載用LiBセルの主な外部調達先
  (表)BMWグループ 車載用LiBのモジュール、パック生産拠点
  バッテリーの原材料調達で中米豪などの企業と契約
  次世代電池開発ではSolid Powerとの契約期間延長を発表
 
吉利汽車/Volvo(Geely Auto Group)
  HEV、PHEV、EVを対象に新たな取り組みを推進
  1.xEV事業動向
  交換式バッテリーのEVブランド「睿藍汽車」に続き、
  百度との協業ブランド「極越(JIYUE)」を新たに立ち上げ
  (表)吉利汽車のxEVラインナップ
  HEV、PHEV向けに第2世代「雷神ハイブリッド8848システム」を開発
  2.車載用電池採用動向
 
Mercedes-Benz AG
  電動化の歩みに向け、世界的な体制構築を推進
  1.xEV事業動向
  2023年上期は乗用車・バン共に販売増
  xEVではBEV台数がPHEVを上回る
  (表)Mercedes-Benz Gr.のxEVラインナップ
  (表)Mercedes-Benz AG 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  中国ではBBACがNEVラインナップの更なる拡充を予定
  米リヴィアンとは商用EVの欧州での共同生産を発表
  Tesla急速充電規格への対応は24年北米から、25年には欧州でも
  別途、自動車OEM連合による北米での急速充電インフラ整備も推進
  2.車載用電池採用動向
  欧米におけるLiB調達先拡充を推進
  (表)Mercedes-Benz Gr 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)Mercedes-Benz 車載用LiB 合弁・出資提携先
  セグメントに応じたLFPセル採用拡大を検討
  次世代電池では全固体(ポリマー系、酸化物系)へ出資
 
Tesla, Inc.
  次の成長フェーズ・成長エリアを見据え、原材料~製品~サービスを更に前進
  1.xEV事業動
  2023年目標台数は180万台もQ3の成長率は鈍化傾向
  補助金活用を視野に入れた廉価版投入等でテコ入れを図る
  (表)TeslaのxEVラインナップ
  (表)Tesla 世界販売台数推移(2021~2022年、2023年1-6月)
  Cybertruckは2023年末の納車開始予定
  Roadster2は2024年生産開始予定
  中国生産メインから北米生産メインへシフトの向き
  東南アジア地域での今後の拡販に向けた動きも
  (表)Tesla 拠点別生産車種 生産能力
  2024年以降、複数の自動車OEMがTesla急速充電規格対応を発表
  2.車載用電池採用動向
  米国で4680セルの内製を開始、今後、欧米で各100GWh規模の体制構築を目指す
  (表)Tesla 車載用LiBの主な外部調達先
  (表)Tesla 車載用LiB(内製)生産拠点
  米国にて自社のリチウム精錬所の建設を推進

第5章 主要車載用リチウムイオン電池メーカーの動向と戦略

寧徳時代新能源科技股份有限公司(Contemporary Amperex Technology Ltd.)
  トップ独走を維持しつつ、次なる一手に向け多面的アプローチを展開
  1. 出荷動向
  前年を上回る出荷量での推移続くも、成長率は鈍化傾向
  (表)寧徳時代新能源科技 車載用LiB 出荷量推移
  (表)寧徳時代新能源科技 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  (表)寧徳時代新能源科技 車載用LiBの受注及び引き合い状況(外資系OEM)
  2. 生産拠点/生産能力推移
  2023年で生産能力は400GWh超えを計画
  2025年には670GWh以上へ
  (表)寧徳時代新能源科技 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  CTP第3世代「Qilin(麒麟)電池」では冷却性能を向上
  「M3P電池」、「Condensed Battery」も新たに発表
  (表)CATL LiB開発ロードマップ
  LiB部材では新たに集電箔関連企業との戦略的提携を推進
  (表)CATL LiB部材関連の取り組み状況
  (表)CATL LiB部材原料(Co、Li)関連の取り組み状況
  電池交換サービス事業は乗用車に続き、商用向けでも展開
 
比亜迪股份有限公司(BYD Company Limited)
  垂直統合の強みを活かしたバッテリー戦略を軸に、躍進続く
  1. 出荷動向
  2021年以降、前年比200%成長を維持
  (表)比亜迪 車載用LiB 出荷量推移
  (表)比亜迪のLiB採用xEVラインナップ
  PHEV、EV共に新プラットフォームを発表
  (表)BYD EV、PHEV向けプラットフォーム
  2. 生産拠点/生産能力推移
  2023年で500GWh/年体制を計画、2025年には600GWh/年までの引上げを予定
  (表)比亜迪/弗迪電池 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  ブレードバッテリーは第二世代でエネ密向上を実現
  (図・表)弗迪電池(FinDream Battery)「ブレードバッテリー(刀片電池)」
  (表)NCM(EV向け)開発ロードマップ
  (表)弗迪電池(FinDream Battery) 48V Pac
  (表)弗迪電池(FinDream Battery) HEV Pack
 
株式会社LGエナジーソリューション(LG Energy Solutions, Ltd.)
  製品・生産体制・SCMの強化で市況変化に対する余力維持を目指す
  1. 出荷動向
  世界の自動車メーカー上位10社のうち、9社と供給契約を締結
  (表)LGES 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  (表)LGES 車載用LiB 出荷量推移
  2. 生産拠点/生産能力推移
  JV工場を含む2025年生産能力は500GWh超えに
  (表)LGES 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  (表)LGES 自動車OEM(GM、Stellantis、現代自動車)との合弁による生産拠点計画
  3. 研究開発動向/材料動向
  次世代円筒形セル46シリーズは2024年末に量産開始予定
  ラミネート形セルベースCTPも準備
  ハイエンド向けはNCMA、ミドルエンド向けはミドルニッケルNCM、
  ローエンド向けはLFP・LMFPを採用
  正極材を中心にグローバルSCM強化戦略を推進
  LG化学は中国・華友との協力体制強化を推進
  (表)LGES・LG化学の原材料調達に関する契約状況一覧(契約企業国籍別)
 
パナソニック エナジー株式会社 / プラムプラネットエナジー&ソリューション株式会社
  成長フェーズの変化を見据えた戦略を推進
  1. 出荷動向
  日欧米での供給先拡大を推進
  (表)パナソニックエナジー/PPES 車載用LiB 出荷量推移
  (表)パナソニックエナジー 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  (表)PPES 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  パナソニック エナジーは円筒形2170、4680を軸に2030年度200GWh体制へ
  (表)パナソニックエナジー 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  PPESでは新たにEV向けLiB生産ラインが2024年より稼働予定
  開発・生産効率向上等でコスト競争力を強化
  (表)PPES 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  2030年までに1,000Wh/Lの円筒形セルを目指す
  米国ではリサイクル材を含む部材の現地調達を推進
  カナダ鉱床由来のニッケル活用プロジェクトに関する覚書を締結
 
サムスンSDI株式会社(Samsung SDI Co., Ltd.)
  プレミアム製品の追求を維持しつつ、多様化するEV需要への対応を推進
  1. 出荷動向
  車載用LiB売上高は全体の4割強へ
  (表)Samsung SDI 車載用LiB 出荷量推移
  (表)Samsung SDI 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  韓国・蔚山工場でLFPセル生産に向けた増強を推進
  米国ではStellantisに続き、GMともJV設立を発表
  (表)Samsung SDI 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  (表)Samsung SDI 自動車OEM(Stellantis、GM)との合弁による生産拠点計画
  3. 研究開発動向/材料動向
  「Gen.6」からはNi91%のNCA採用がメイン
  今後に向け、フレキシビリティを有するフォームファクタ構築も推進
  正極材では新たにPOSCOが加わり、韓国メーカーからの調達が拡大
  北米工場向けは負極を含め調達準備を推進
 
SK on株式会社(SK on Co, Ltd.)
  北米市場、合弁工場を今後の戦略の柱に
  1. 出荷動向
  2022年の出荷量は前年比120%で推移
  (表)SK on 車載用LiB 出荷量推移
  (表)SK on 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  2025年に最大で280GWh体制を計画
  欧米で増強ラッシュ、韓国のマザー工場も増強推進
  (表)SK on 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  (表)SK on 自動車OEM(Ford、現代自動車、EVE等)との合弁による生産拠点計画
  (図)SK onにおける子会社状況
  3. 研究開発動向/材料動向
  NCM9、SF(Super-Fast)Battery、LFPセルの開発を推進
  材料の安定調達に向け、JV設立の動きも活発化
 
合肥国軒高科動力能源有限公司(Hefei Guoxuan High-tech Power Energy Co., Ltd.)
  川上側の体制強化、川下側では海外展開を推進
  1. 出荷動向
  2021年~2022年は宏光MINIのヒットを牽引役に大幅成長
  (表)国軒高科 車載用LiB 出荷量推移
  (表)国軒高科 車載用LiB 受注プロジェクト一覧(中国)
  2. 生産拠点/生産能力推移
  中国国内の能力増強、欧米での生産体制構築を推進
  (表)国軒高科 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  正極材ではBASFと戦略的提携を締結
  原材料確保に向けLiプロジェクトを推進
  新型LFMP系電池を発表、2024年からの量産を計画
 
株式会社AESCグループ(AESC Group Ltd.)
  今後のxEV市場ニーズ動向を見据え、供給・生産・開発を多面的に展開
  1. 出荷動向
  自動車OEM・xEVタイプの供給対象拡大で出荷増を継続
  (表)AESC 車載用LiB 出荷量推移
  (表)AESC 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  世界6か国で新工場建設を推進、2022年比20倍の拡張を目指す
  (表)AESC 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  次世代セルは市場ニーズに応じて材料、形状を含めパラレルに対応
  (表)AESC Gen.4~Gen.7/Post LiB 技術ロードマップ
 
株式会社GSユアサ(株式会社リチウムエナジージャパン/株式会社ブルーエナジー)
  「Vision2035」に向け、バッテリーソリューション強化を推進
  1. 出荷動向
  HEV用LiBを牽引役に2023年は前年を上回る出荷見込み
  (表)GSユアサ 車載用LiB 出荷量推移
  (表)GSユアサ 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  BE生産能力は2025年に2022年比1.4倍へ増強
  2027年にはホンダとの合弁によるEV生産ラインを稼働予定
  (表)GSユアサ 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  PHEV用セルは高容量化、EV用セルでは高容量・軽量化の次世代品を開発中
  (表)LEJ 車載用LiBセル 製品ラインナップ
  (表)BE 車載用LiBセルの特長
  (表)GSユアサ 次世代電池関連 開発動向(2018~2023年)
 
プライムアースEVエナジー株式会社
  Ni-MHを軸に据えつつ、LiBへのシフトを推進
  1. 出荷動向
  HEV向けLiBの供給対象車種が拡大
  (表)PEVE 車載用LiB 出荷量推移
  (表)PEVE 車載用LiB 受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  2023年、2024年とHEV用LiB生産能力を順次増強
  2026年からはEV用LiBの生産ラインも稼働開始予定
  (表)PEVE 車載用電池 生産拠点・生産能力推移
 
ビークルエナジージャパン株式会社
  HEV向けを軸に着実な成長を継続
  1. 出荷動向
  2022年より日産自動車連結子会社に
  供給車種は欧州向けを含め拡大
  (表)ビークルエナジージャパン 車載用LiB 出荷量推移
  (表)ビークルエナジージャパン 車載用LiB 主要受注プロジェクト一覧
  2. 生産拠点/生産能力推移
  国内3拠点目の稼働を開始
  (表)ビークルエナジージャパン 車載用LiB 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/材料動向
  第5世代セルの改良版を採用した48Vパックを2023年より供給
  第6世代セルは2024年以降を予定
  (表)ビークルエナジージャパン 車載用LiB 製品ラインナップ
  (表)ビークルエナジージャパン 車載用LiB 48V電池パック

ショートレポート
「2023年版 車載用リチウムイオン電池市場の現状と将来展望」の概要版

価格(税込):1,100円(本体価格 1,000円)
「2023年版 車載用リチウムイオン電池市場の現状と将来展望(2023年発刊、税込198,000円」の一部の内容についての概要をまとめたリーズナブルな資料です。 右記マーケットレポートの入門的な情報としてご活用ください。

掲載内容

全8ページ
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OPEN ▼
1.市場概要 ※1

2.セグメント別動向
 車載用LiB市場動向
 xEV市場動向

3.注目トピック
  電動車普及計画や目標の加速感に変化の兆し ※1
  Affordable Battery の実現に向けた材料の模索が活発化
  自動車OEMで推進される垂直統合の動きとリユースリサイクルの長期展望が今後の焦点の1つに


4.将来展望 ※2

掲載図表
  • Conservative(市場ベース)予測:xEVタイプ別車載用LiB世界市場規模推移・予測 ※1
  •  ※データ掲載年:2018~2022年実績、2023年見込、2025年予測、2030年予測、2035年予測
  • Aggressive(政策ベース)予測:車載用LiB世界市場規模予測 ※1
  •  ※データ掲載年:2023年見込、2024~2025年、2030年、2035年予測
  • Conservative(市場ベース)予測:xEVタイプ別世界生産台数推移
  •  ※データ掲載年:2018~2022年実績、2023年見込、2025年予測、2030年予測、2035年予測

※本レポートは、2023年発刊の「2023年版 車載用リチウムイオン電池市場の現状と将来展望」を元に作成しています。

※1…プレスリリースにて無料公開中です
※2…プレスリリースにて一部無料公開中です