有力FX企業16社の月間データランキング-2018年4月-
1.調査結果概要
【 預かり残高 】
企業単体集計の2018年4月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,505億円、第2位のDMM.com証券は1,262億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の2,267億円で、第2位はGMOグループ*2の1,683億円となった。2018年4月末の有力FX企業15社*1の預かり残高の合計は、9,570億円であった。4月は本調査対象企業15社中13社（その他企業2社含む）で預かり残高が増加し、前月比169億円増（1.80％増）となった。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はSBIグループ（4.92％増）、次いでトレイダーズ証券（4.34％増）であった。
【 口座数 】
企業単体集計の2018年4月末の口座数の第1位はDMM.com証券で65.9万口座、第2位のGMOクリック証券は53.3万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の107.5万口座で、第2位はGMOグループ*2の71.3万口座であった。2018年4月末の有力FX企業16社*1の口座数の合計は、470万口座であった。4月は前月比2.8万口座増（0.61％増）となった。本調査対象企業16社中14社（その他企業2社含む）で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はヒロセ通商（0.89％増）、次いでSBIグループ（0.88％増）であった。
2.注目トピック
【 月間取引高 】
2018年4月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で60.6兆円（百万通貨を1億円として換算）、第2位はDMM.com証券で53.9兆円（同）であった。2018年4月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で199兆円（同）となった。4月は前月比69.6兆円減（25.86％減）であったが、本調査対象企業12社中1社のみ取引高が増加した。また、前月比で最も高い増加率はFXプライムbyGMO（0.30％増）であった。
調査要綱
2.調査対象： FX業界大手、有力企業のうち社名又は数値の公表を前提として、協力を得られた16社を対象とした。一部の企業で、統計数値や社名について非公開のものもあるため、集計対象が16社にならないものもある。※社名及び数値を非公開とする企業は、集計の際、「その他」としてランキングから除外した。
3.調査方法： 当社専門研究員によるe-mailによるアンケート調査
★ご注意：本ランキングは、情報提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘し、特定企業を推奨するものではありません。
＜市場に含まれる商品・サービス＞
ＦＸ（外国為替証拠金取引）・・・レバレッジをかけて投資元本の25倍までの外国為替の取引（売買）ができる金融商品
お問い合わせ先
本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。
報道目的以外での引用・転載については上記広報チームまでお問い合わせください。
利用目的によっては事前に文章内容を確認させていただく場合がございます。