No.2164
2019/06/04
住宅リフォーム市場に関する調査を実施 ~ 2019年 第1四半期 ~
2019年第1四半期の住宅リフォーム市場規模は約1.3兆円と平均的な規模のスタートに
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査を実施し、2019年第1四半期の市場規模(速報値)を公表する。
図1. 住宅リフォーム市場の四半期別の市場トレンド推移
1.市場概況
2019年第1四半期(1~3月)の住宅リフォーム市場規模は1兆2,716億円(速報値)、前年同期比で5.8%増と推計する。
消費税増税前の駆け込み需要により大幅増となった2014年第1四半期以降の4年間の平均値とほぼ同規模であることから、順調なスタートといえる。
2.注目トピック
2018年度の住宅リフォーム市場は 6.3兆円 前年度比1.6%増
住宅リフォーム市場規模を年度ベースで算出すると、2018年度(2018年4月~2019年3月)は、6兆2,865億円(速報値)、前年度比で1.6%増と推計する。
上期は2017年度後半より低調な推移であったが、下期は比較的好調に推移した。
3.将来展望
2019年の市場トレンドは、消費税率引上げが2019年10月に予定されていることから、それに向けて住宅リフォームの駆け込み需要がある程度見込まれるが、税率引上げ後の対策として国土交通省の実施する「次世代住宅ポイント制度」があること、また景気全体がやや低調気味であることを考慮すると、概して増税前に起こる需要の集中はある程度回避されるものと考える。
調査要綱
1.調査期間: 2019年1月~3月(2019年 第1四半期)
2.調査対象: 各種統計データ及び住宅リフォーム事業者
3.調査方法: 当社専門研究員による市場規模算出、及び文献調査
2.調査対象: 各種統計データ及び住宅リフォーム事業者
3.調査方法: 当社専門研究員による市場規模算出、及び文献調査
<住宅リフォーム市場とは>
本調査における住宅リフォーム市場とは、「10 m2超の増改築工事」・「10 m2以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関連」・「家具・インテリア等」の4分野をさす。
なお、市場規模は国土交通省「建築着工統計」、総務省「家計調査年報」、総務省「住民基本台帳」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」をもとに推計した。
<市場に含まれる商品・サービス>
住宅の躯体・設備等の修理・修繕・改装に関わる工事等
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本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。
報道目的以外での引用・転載については上記広報チームまでお問い合わせください。
利用目的によっては事前に文章内容を確認させていただく場合がございます。
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