2020年度 NEDOベンチャービジネスマッチング会
~次世代をリードするエネルギー系実力派企業が集結~
オンライン
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2020年12月23日(水)に「NEDOベンチャービジネスマッチング会」を開催します。
NEDOの支援制度で採択された中小・ベンチャー企業のうち、次世代をリードするエネルギー系の実力派企業が一堂に会し、独自に開発した新技術をご紹介するほか、開発した技術内容に関する展示や個別商談会を行います。
なお、従来このイベントは、リアルイベントで行ってきたのですが、本年度はオンライン(web)で開催いたします。
毎年多くの企業の方にご参加いただき、ご好評いただいております。
皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。
- 9社の有力ベンチャーが出展
- 出展各社が優れた技術・事業構想をプレゼンテーション(チャット機能を使って、質問可能です)
- 関心がある出展企業との個別面談が可能(Web会議ツールを使用したオンライン面談)
※「NEDOベンチャービジネスマッチング会」には、毎回非常に多くの企業様にご参加いただいております。過去の開催概要は、下記をご参照ください。
◆2018年度 NEDOベンチャービジネスマッチング会
◆2017年度 NEDOベンチャービジネスマッチング会
◆2016年度 NEDOベンチャービジネスマッチング会
セミナータイムテーブル
・主催者(NEDO)講演
※留意事項
①オンラインでの開催となりますので、通信が安定しているネットワーク環境(Wi-Fi等)での接続をお勧めいたします。
②各講演の間に、随時の休憩が入ります。
③各講演の終了時間、セミナー終了時間は、前後する可能性があります。
④内容は、一部変更となる場合もございます。
技術紹介予定企業
革新的な技術を持った新エネルギーベンチャー・中小企業が、NEDO事業を通じて開発した技術をプレゼンします。
微細物を非接触で吸引除去する技術
- 本技術は、リチウムイオン電池の製造工程で発生する金属粉を集塵する装置の実用化開発を行ったものである。
- 一般的な集塵方法は、異物をエアーブローで吹き飛ばし吸引ダクトで集塵しているが、エアーブローで吹き飛ばした金属片は吸引ダクトとの隙間から飛散してしまう。
- これに対して本技術は、渦流を発生させ、微細片を渦の巻き込む力で吸引する技術になる。渦面に非接触(面と約10㎜の隙間)な状態で、渦に巻き込みながら吸引するので、異物が飛散しない。
- リチウムイオン電池の製造工程以外でも、微細物を非接触で吸引する用途での活用ができる。
微粒子表面連続ナノ薄膜コーティング技術
- 高速気流の衝突せん断力を利用し、コート前駆物質溶液と混合した微粒子のスラリー液を連続的に高速気流に導入・分散させることにより、被覆率が高く、コート層が薄い、微粒子の連続コーティングを可能にした技術。
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連続薄膜コーティング技術の特徴は、以下の通り。
①処理時間が短い
②シングルμm以下で、膜厚の調整が可能なナノコーティング
③100%に近い被覆が可能
④均一な膜厚でのコーティングが可能
⑤サブミクロン級の微粒子コーティングにも対応
独自構造のグラフェン・CNT複合材を用いた、グラフェンスーパーキャパシタ
- 当社では、グラフェンにCNT(カーボンナノチューブ)を介在させた独自のグラフェン複合材料をコア技術として有しており、その量産製造技術の確立に取り組んでいる。量産技術の確立によりグラフェンの高い比表面積を長期間維持することのできる複合材料を安価に供給することが可能となる。
- 開発したグラフェン複合体の特性を活かした小型のスーパーキャパシタを開発している。従来の活性炭電極よりも電荷保持力が高く、導電性にも優れている。この特徴により、従来の電気二重層キャパシタの3分の1程度の大きさで、かつ約5倍のエネルギー密度を持つグラフェンスーパーキャパシタの研究・開発を進めている。
リチウムイオン電池のリユース技術を活用した、低価格・長寿命な定置用蓄電システム
~ 独自技術の開発で、中古電池でも安心して利用できる体制を構築 ~
- E-モビリティの普及に伴い、車載用バッテリーのリユースが期待されている。しかしながら、「セルバランス」、「性能保証」、「コスト」等の課題がある事から、普及が進んでいない。
- 当社は、テクノロジーとビジネスモデルの組み合わせにより、バッテリー再利用時の課題を解決。LiBのリユースを実現可能にした。
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当社技術の主な特徴は、以下の通り。
①様々なサイズの電池システムの構築が可能(様々なメーカの中古電池の組み合わせが可能)
②中古電池でも長寿命化が可能
③中古電池でも安心して利用できる体制が整備されている
④電池システムを止めることなく、電池パックの交換が可能
エネルギーを支える蓄電池の普及へ
~資源の有効活用によるバナジウムレドックスフロー電池用電解液の製造~
- 産業廃棄物(燃焼煤(EP煤)等)からバナジウムを独自技術で回収し、レドックスフロー電池用のバナジウム電解液を低コストで安定的に製造する方法を確立。
- これまでの実証試験の実施経験から、バナジウムレドックスフロー電池システム全般の知見と技術を有する。また、電解液が電池に与える影響評価や電解液の信頼性評価、及びスペック評価技術も完成している。
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本件技術の主な特徴は、以下の通り。
①産業廃棄物からバナジウムを回収することができる。
②バナジウム含有率が低濃度であっても回収することができる。
③「マーケット変動を受けない電解液」 の提供が可能である。
ペロブスカイト太陽電池
~ 低照度でも高性能。超軽量、低コストな太陽電池 ~
- ペロブスカイト太陽電池は、主に「塗工」プロセスで作成され、「ペロブスカイト層」は、ナノレベルでの均一の成膜が必要となる。
- 当社は、独自のスピンコート技術により、低温プロセス化の2.5㎝角のセル作製において、変換効率19%台をコンスタントに再現できる技術レベルを確立。さらなる変換効率の向上に取り組んでいる。
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ペロブスカイト太陽電池の主な特徴は、以下の通り。
①高性能(室内光下でも相対的に高い発電効率を維持)
②超軽量(「薄く」、「軽く」、「曲がる」太陽電池が実現)
③低コスト。
世界初!「循環型波力揚水発電™」
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日本は海洋国家であり、その沿岸の波力エネルギーは36GWになると想定される。しかし現状、波力発電には三大課題があるため、この資源は有効に活かされていない。
①海洋生物対策(コスト課題)
②台風等高波対策(安全課題)
③漁業との兼ね合い(地域課題) - 「循環型波力揚水発電™」はパスカルの原理を応用した波力発電技術で、この三大課題を一度に解決をすることが可能になる。
- イニシャルコストを4~5年程度で回収できる想定で、太陽光と比較して半分程度の期間で投資回収が可能になる。
圧力膜複合構造を用いた風力発電タワー
- 従来の風力発電タワーは、壁面のみで支える「円筒構造」を用いて製造・建設される。通常の円筒構造では、上部からの荷重を壁面鋼材のみで支えている。
- これに対して、当社が開発した円筒気密構造は、荷重を壁面鋼材と内部に設けた圧力構造で支える構造になっている。これにより、従来よりも低コストで風力発電タワーの建設が可能となる。
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本件技術の主な特徴は、以下の通り。
①発電コストの低減が可能(圧力膜複合構造を用いることで、従来よりも少ない鋼材量で高層物の建築が可能となる)
②従来構造よりも軽量化が可能
③日米中国において特許を取得済み
CSR活動に貢献!廃食用油の引き取りに関するご提案
- 企業のCSR活動に貢献する、使用済み食用油の引き取りに関する提案。(廃食用油を回収し、NEDO事業で取り組んだ次世代燃料の開発に取り組む)
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廃食油の回収に関しては全国で約23,000件の引取実績があり、委託する事によるメリットは以下の通り。
①二酸化炭素削減に貢献
②企業CSR活動に貢献
③食品リサイクル法に貢献
④廃食用油の買取りが可能
⑤廃食用油の引き取りに関して、全国一元管理が可能
⑥一斗缶一つから、定期的な引き取りが可能